異世界球技無双~最強すぎる必殺シュートで伝説のドラゴンや魔王も全てふっ飛ばす!~

空地大乃

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第1章 球技とボール編

おまけ ドッジだっぺ!(あくまでおまけです本編と直接は関係ありません)

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ラストドッジ
さらばドッジ!明日はドッジだ!

「おのれ地球人どもめ! 何がドッジだ! こうなったら我が宇宙帝が誇る大宇宙帝艦隊五万隻からの惑星破壊砲を一斉掃射だ!」
「しかし宇宙帝、それでは地球が消し飛びますが?」
「構わん! 撃て!」
「「「「「はッッッッッッ!」」」」」×10000

「大変だドッジくん!奴ら宇宙からの一斉掃射で地球を消し飛ばすつもりだ!」
「そんな政府はさっさと白旗をあげたのに!」
「それがいけなかったのよ!」
「もうダメだおしまいだぁああ!」
「諦めるのはまだ早いだっぺ! そもそも政府がだらしないだっぺ! ここはおらたちが、そうおらたちドッジ戦士だけが地球を救えるんだっぺ!」
「だがドッジ、どうするというのだ? いくらなんでもドッジボールで地球は救えないだろう?」
「そんなことはないんだっぺ! よく考えるだっぺ! 地球は丸いんだっぺ!」
「いや、そんなの当たり前だろ。それがどうしたってんだ!」
「いや違う! ドッジはこう言いたいんだな! 地球は丸い、つまり地球こそがドッジ! ドッジボールだと!」
「そうだっぺ! そしておらたちにはこれまで鍛えてきたドッジ力があるんだっぺ! 限界まで燃やして地球を守るんだッペ!」
「でも、一体どうしろというんだ。ドッジ力でどうにかなるのか?」
「諦めたらそこでドッジは終了だっぺ! さぁ皆地球に手を当てるんだっぺ!」
「地球に手を当ててどうするんだ?」
「決まってるんだっぺ! ドッジの基本は避けることにあるっぺ! 地球はドッジボールの球と同じ! みんなで地球を掴み動かして敵の攻撃を避けるっぺ!」
「な、そんなこと出来るのか?」
「出来るのかじゃない、やるんだっぺ! おらたちならきっと出来るんだっぺ!」
「そ、そうだな……いまこそ俺たちのドッジ力を結集するときだ!」
「よし俺はやるぜ!」
「俺も」
「私も!」
「「「「「「「「「「うぉおぉおおおぉおおおぉおおおお」」」」」」」」」」

「宇宙帝、大変です! 地球が、地球がなんと我々の砲撃を、躱しています!」
「な、なんだと、まさか、そうか奴らドッジの技術を地球にむぅ小癪な連中だ」
「いかが致しましょうか?」
「構わん! 砲撃を続けろ! いくら避けていようとそればかりではいずれ音を上げる!」
「「「「「はッッッッッッ!」」」」」×10000

「やった! 宇宙帝軍の攻撃を避けているわ!」
「だがドッジ、避けてばかりではジリ貧だぞ?」
「……わかっているんだっぺ、ここからはおらの出番だっぺ。やるっぺ、いまこそワンショットオールブレイクで決着をつけるっぺ!」
「いや、でもこっからボールを投げたって届かないだろう?」
「普通のボールなら確かにそうだっぺ。でも今やってみせただっぺ。地球はドッジボールだっぺ!」
「ま、まさか、お前、地球を?」
「おらはコクリと頷くんだっぺ」
「駄目よドッジくん! 私知っているの! ドッジくんの両腕はもうボロボロだって! 本当はボールを持つのだって厳しいのに、そんな状態で地球なんて投げたら両腕が千切れてドッジくんもうドッジボールができなくなっちゃう!」
「ドッジ! それは本当なのか?」
「ボールちゃんの言っていることは本当だっぺ。でも、もし地球が今日なくなったらおらたちはもう二度と一緒にドッジボールが出来なくなるっぺ。そんなのいやだっぺ! だから、おらの腕が例え今日砕けたとしてもおらは、おらはこの球(地球)に全てをかけるッペ!」
「ドッジ、わかった俺たちはもう何も言わない。お前がドッジ界のナンバーワンだ!」
「だけど、それに俺たちも協力させてくれ!」
「そうだ俺たちだってお前の仲間、ドッジ戦士だ!」
「全員のドッジ力をお前に託すぜ!」
「みんな、ありがとうだっぺ! 気持ちは受け取ったっぺ!」
「さぁ、決めてやれ! お前の最後の闘球を!」
「やるッペ! みんなのドッジ力がおらのハートを熱くさせたんだっぺ! 決めるッペ、これがおらの最後のワンショットオールブレイクアースだっぺぇえええぇえええ!」

「な! 大変です宇宙帝! 奴らがあろうことが地球を投げてきて、艦隊が次々破壊されていっています!」
「……そうか、ドッジの奴め、地球をドッジボールの球に見立てて……ふっ、なるほどこれがあいつが培ってきたドッジボールのパワーか見事なドッジ力だ、最後にお前の勇姿が見れてよかったぞ、さらばだ――我が最愛の息子よ!」

――ドゴオォオオオオォオオォオオオン!

「やったわ、みて! 宇宙帝軍の艦隊が爆発していく!」
「へ、きたねー花火だぜ」
「はは、やった、おらたち勝ったんだッペ、これでもうおらは満足だッペ、でもごめん、おらもう燃え尽き、た――」
「え? ドッジくん?」
「ドッジ!」
「ドッジィ!」
「「「「「「ドッジっぃいいいいぃいいいいいいいィイイ!」」」」」」

 こうして一人の少年の手によって地球は宇宙帝の危機から逃れる事ができた。だが忘れてはいけないこの困難を乗り越えられ勝利出来たのはドッジ戦士たちの熱い友情と努力があったからだということを……ありがとうドッジ! ありがとうドッジ戦士! ありがとう地球! そして、ありがとう、ドッジボール――
ドッジだっぺ! 完
空地の次回作にご期待ください。
作者の空地に是非熱い応援を!お気に入りや感想をくれるとすっごく嬉しいんだっぺ!
ドッジだっぺ!「おっとまだ物語本編はおわらないんだっぺ、まだ結構続くんだっぺ」
ボール「キュッキュ~♪」
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