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第2章 球技を扱う冒険者編
第17話 期待の新星ハスラー
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一方キングはカウンターでダーテが戻ってくるのを大人しく待っていた。とは言えボールが時折構って欲しそうにするので撫でたりはしているが。
しかし、その間も隣からの視線は感じていた。あまり見ないようにはしていたが、どうにも睨まれ続けている気がしてならない。
勿論、隣の少年との間に面識はない。だから一体なぜそこまで興味というのか敵意というのかそういったものを向けられているのかキングには理解できなかった。
「はい、これで手続きは以上です」
「結構掛かったね」
「え? あは、すみませんまだ慣れて無くて。あ、こちらが報酬になります」
「ありがとう」
どうやら隣も何らかの手続きが終了したようで。特に気にしていたわけでもないが、自然と耳に入ってくる声から採取系の依頼を達成したのだろうとキングは判断する。
「その、それで良かったら、今度お食事とか如何ですか?」
「はは、そうだね。ダーテさんも一緒なら」
「えぇ~むぅ~でも、わかりました。先輩にも聞いてみますね」
そう言ってレナは席を立ち、そして今度はキングの席へやってきて頭を下げた。
「さっきは失礼な態度をとってしまってすみませんでした」
「うん? いやいや何も失礼だなんて思っていないよ。気にしないでくれ」
「あは、そう言ってもらえると」
キングが安心させるような笑みを浮かべると、神妙な面立ちだったレナもすぐに笑顔に戻り、かと思えばボールに視線が落とされた。
「あの、私も触ってみていいですか?」
「う、うむ、いいぞ」
「キュ~」
するとレナがそんなことを言ってきたので、キングは少し緊張した面持ちで胸板を強調させたわけだが。
「わぁ~本当だプニプニしててそれにひんやりして気持ちいい~」
「キュッ~♪」
「…………」
レナはボールを撫で回し嬉しそうにはしゃいだ。一方キングは罰が悪そうに強調していた胸板を引っ込めたわけだが。
「スライムが友だちだなんて珍しいよね」
するとふと、キングに投げられた声。見ると少年が立ち上がり、キングの横にやってきた。
「やぁ僕はハスラー。B級冒険者だ」
「あぁ、これは初めまして。俺はキング、こっちがボールだ」
「はは、驚いたな。僕のほうがずっと年下だと思うけど、随分と腰が低いんだね。そんなことで舐められないのかな?」
キングは冒険者の世界では確かに比較的物腰は柔らかいほうだ。初めて接する相手に対しては特にそうであり、自分より年下だからと態度を変えることもない。寧ろ初対面だからこそ相手に敬意を払っていると言うべきか。
「いやいや、冒険者は実力が物を言う世界だしな。しかし、君は確かにまだ若そうだが、それなのにB級冒険者だなんて大したものだ」
キングは実際そう思っていた。通常冒険者のランクは上に行けば行くほど上がりにくくなる。昇格の条件は当然上の方が厳しいものになるからだ。
B級に関して言えば一生かかっても上がれない者もいる。少なくても10代という若さでそこまで上り詰める逸材は数えられるほどしかいないことだろう。
「ハスラーくんは凄いんですよ。若干16歳でB級まで昇格したのはここ10年では全く見られないことだったので期待の新星とも言われています」
「ほう、それは凄い。しかし私は1年前まではこの町にいたが、聞いたことはなかったな」
「僕は半年前までは別の都市を拠点としていたからね。だけどまぁ色々合ってこの町に移動してきたんだ」
ハスラーはスラスラと述べていくが、珍しいことだなとキングは思った。勿論16歳でB級にまで昇格したのは十分称賛されるべき話だが、町から都市と呼ばれる大きな町に向かうことはあっても逆はなかなかない。依頼の関係で一時的に来ているならともかく、彼の口ぶりだと完全にこの町に拠点を移したような感じだ。
勿論中には都市での生活に疲れ、小さな町に移動するという場合もありえないことではないが、彼はあまりに若い。
「ハスラーくんはうちのギルドマスターも随分と期待しているんです。既に多くの冒険者からも一目置かれてるし受付嬢からの人気も……」
「レナ! お喋りもそこまでにして、早く仕事を再開しなさい。書類整理も溜まってるんでしょ?」
「あ、いっけない。はは、怒られちゃいました。それじゃあ、ハスラーくん、キングさん、それにボールちゃん待たね」
他の受付嬢からお叱りを受け、レナは席から離れていった。その場にはキングとハスラーの二人とボールだけといった状況に。
「受付嬢も色々と忙しそうだよね」
「そうみたいだな」
「ところで、あんたはレベルいくつ?」
「32だ」
ハスラーはキングの呼び方と言い、敢えて舐めた態度を取っているようだがキングに気にする様子はなかった。無頓着というわけでもなく、子どもの独りよがりに付き合わないと言った余裕から出ている態度である。
「へぇ~~! レベル32なんて凄いね! ちなみに年齢は?」
「今年で33歳になったところだが」
「そうなんだ。30超えか~どうりでなんだかくたびれた感じがするわけだねぇ」
「そうかな? ふむ、そう見えるならまだまだ精進が足りんのかもしれん」
「キュッキュッ!」
顎に手を添えそう答えるキング。一方ボールはどこか不機嫌そうにポンポンと上下に弾んだ。
「折角だから僕のことも教えるよ。冒険者ランクについてはもう知ってると思うけど、僕は今年16歳になったばかりだけどレベルは32。年はあんたの方が倍近く上だけど、レベルはあんたと一緒だねぇ」
「はは、そうだな」
挑発的な笑みを浮かべてそう口にするハスラーだが、言外にはあんたとは出来が違うんだという自信が感じられた。確かに単純なレベルだけみれば、キングの半分程度の年齢で同レベルなのだから成長度で言えばハスラーが上だと勘違いしてもおかしくないかも知れない。
「随分と余裕だね。少しは焦ったり苛ついたりすると思ったのに」
「うん? 何故かな?」
「だってあんたより遥かに年下の僕が、あんたと同じレベル32なんだからさ。つまり冒険者としては僕の方が上なわけだし」
「ふむ、その上というのがランクで語っているなら確かにその通りなんだろうな」
「……まるでランクを除けばそうではないみたいな口ぶりじゃないか」
「うむ、ランクが関係ないとなると、精神的な未熟さなどは考慮しないといけないであろう? 若いとどうしてもそのあたりの甘さが出てしまう」
「……言ってくれるじゃん」
少年の吊り上がり気味な瞳がより鋭くなった。キングは特に悪気もなく実は一般論として語ったつもりだったが、ハスラーはそう捉えていないらしい。
「正直言うと、僕はあんたのこと気に入らないんだ」
「ふむ、はて? 君になにかしたかな?」
「……とぼけるなよ。あんた、ダーテの何なのさ?」
険のある目つきでそう問いかけてくるハスラーだが、キングにはその意味がさっぱり理解できなかった。
「……ギルドの受付嬢?」
そして出た答えがこれだった。
へ~、とハスラーが渇いた笑みを浮かべる。キングは気にしていないが、周囲の冒険者は色めきだった。剣呑な空気が周囲にだだ漏れだったからだ。
「おいおい、こいつから聞いて下りてきたら、何してやがんだお前ら」
「こいつって言わないでください!」
そんな緊張感のある(尤もハスラーだけが敵意を剥き出しにしている形だが)二人を止めるように発したのはギルドマスターのマラドナであり、その隣にはどことなく不機嫌そうなダーテが立っていたわけだが――
しかし、その間も隣からの視線は感じていた。あまり見ないようにはしていたが、どうにも睨まれ続けている気がしてならない。
勿論、隣の少年との間に面識はない。だから一体なぜそこまで興味というのか敵意というのかそういったものを向けられているのかキングには理解できなかった。
「はい、これで手続きは以上です」
「結構掛かったね」
「え? あは、すみませんまだ慣れて無くて。あ、こちらが報酬になります」
「ありがとう」
どうやら隣も何らかの手続きが終了したようで。特に気にしていたわけでもないが、自然と耳に入ってくる声から採取系の依頼を達成したのだろうとキングは判断する。
「その、それで良かったら、今度お食事とか如何ですか?」
「はは、そうだね。ダーテさんも一緒なら」
「えぇ~むぅ~でも、わかりました。先輩にも聞いてみますね」
そう言ってレナは席を立ち、そして今度はキングの席へやってきて頭を下げた。
「さっきは失礼な態度をとってしまってすみませんでした」
「うん? いやいや何も失礼だなんて思っていないよ。気にしないでくれ」
「あは、そう言ってもらえると」
キングが安心させるような笑みを浮かべると、神妙な面立ちだったレナもすぐに笑顔に戻り、かと思えばボールに視線が落とされた。
「あの、私も触ってみていいですか?」
「う、うむ、いいぞ」
「キュ~」
するとレナがそんなことを言ってきたので、キングは少し緊張した面持ちで胸板を強調させたわけだが。
「わぁ~本当だプニプニしててそれにひんやりして気持ちいい~」
「キュッ~♪」
「…………」
レナはボールを撫で回し嬉しそうにはしゃいだ。一方キングは罰が悪そうに強調していた胸板を引っ込めたわけだが。
「スライムが友だちだなんて珍しいよね」
するとふと、キングに投げられた声。見ると少年が立ち上がり、キングの横にやってきた。
「やぁ僕はハスラー。B級冒険者だ」
「あぁ、これは初めまして。俺はキング、こっちがボールだ」
「はは、驚いたな。僕のほうがずっと年下だと思うけど、随分と腰が低いんだね。そんなことで舐められないのかな?」
キングは冒険者の世界では確かに比較的物腰は柔らかいほうだ。初めて接する相手に対しては特にそうであり、自分より年下だからと態度を変えることもない。寧ろ初対面だからこそ相手に敬意を払っていると言うべきか。
「いやいや、冒険者は実力が物を言う世界だしな。しかし、君は確かにまだ若そうだが、それなのにB級冒険者だなんて大したものだ」
キングは実際そう思っていた。通常冒険者のランクは上に行けば行くほど上がりにくくなる。昇格の条件は当然上の方が厳しいものになるからだ。
B級に関して言えば一生かかっても上がれない者もいる。少なくても10代という若さでそこまで上り詰める逸材は数えられるほどしかいないことだろう。
「ハスラーくんは凄いんですよ。若干16歳でB級まで昇格したのはここ10年では全く見られないことだったので期待の新星とも言われています」
「ほう、それは凄い。しかし私は1年前まではこの町にいたが、聞いたことはなかったな」
「僕は半年前までは別の都市を拠点としていたからね。だけどまぁ色々合ってこの町に移動してきたんだ」
ハスラーはスラスラと述べていくが、珍しいことだなとキングは思った。勿論16歳でB級にまで昇格したのは十分称賛されるべき話だが、町から都市と呼ばれる大きな町に向かうことはあっても逆はなかなかない。依頼の関係で一時的に来ているならともかく、彼の口ぶりだと完全にこの町に拠点を移したような感じだ。
勿論中には都市での生活に疲れ、小さな町に移動するという場合もありえないことではないが、彼はあまりに若い。
「ハスラーくんはうちのギルドマスターも随分と期待しているんです。既に多くの冒険者からも一目置かれてるし受付嬢からの人気も……」
「レナ! お喋りもそこまでにして、早く仕事を再開しなさい。書類整理も溜まってるんでしょ?」
「あ、いっけない。はは、怒られちゃいました。それじゃあ、ハスラーくん、キングさん、それにボールちゃん待たね」
他の受付嬢からお叱りを受け、レナは席から離れていった。その場にはキングとハスラーの二人とボールだけといった状況に。
「受付嬢も色々と忙しそうだよね」
「そうみたいだな」
「ところで、あんたはレベルいくつ?」
「32だ」
ハスラーはキングの呼び方と言い、敢えて舐めた態度を取っているようだがキングに気にする様子はなかった。無頓着というわけでもなく、子どもの独りよがりに付き合わないと言った余裕から出ている態度である。
「へぇ~~! レベル32なんて凄いね! ちなみに年齢は?」
「今年で33歳になったところだが」
「そうなんだ。30超えか~どうりでなんだかくたびれた感じがするわけだねぇ」
「そうかな? ふむ、そう見えるならまだまだ精進が足りんのかもしれん」
「キュッキュッ!」
顎に手を添えそう答えるキング。一方ボールはどこか不機嫌そうにポンポンと上下に弾んだ。
「折角だから僕のことも教えるよ。冒険者ランクについてはもう知ってると思うけど、僕は今年16歳になったばかりだけどレベルは32。年はあんたの方が倍近く上だけど、レベルはあんたと一緒だねぇ」
「はは、そうだな」
挑発的な笑みを浮かべてそう口にするハスラーだが、言外にはあんたとは出来が違うんだという自信が感じられた。確かに単純なレベルだけみれば、キングの半分程度の年齢で同レベルなのだから成長度で言えばハスラーが上だと勘違いしてもおかしくないかも知れない。
「随分と余裕だね。少しは焦ったり苛ついたりすると思ったのに」
「うん? 何故かな?」
「だってあんたより遥かに年下の僕が、あんたと同じレベル32なんだからさ。つまり冒険者としては僕の方が上なわけだし」
「ふむ、その上というのがランクで語っているなら確かにその通りなんだろうな」
「……まるでランクを除けばそうではないみたいな口ぶりじゃないか」
「うむ、ランクが関係ないとなると、精神的な未熟さなどは考慮しないといけないであろう? 若いとどうしてもそのあたりの甘さが出てしまう」
「……言ってくれるじゃん」
少年の吊り上がり気味な瞳がより鋭くなった。キングは特に悪気もなく実は一般論として語ったつもりだったが、ハスラーはそう捉えていないらしい。
「正直言うと、僕はあんたのこと気に入らないんだ」
「ふむ、はて? 君になにかしたかな?」
「……とぼけるなよ。あんた、ダーテの何なのさ?」
険のある目つきでそう問いかけてくるハスラーだが、キングにはその意味がさっぱり理解できなかった。
「……ギルドの受付嬢?」
そして出た答えがこれだった。
へ~、とハスラーが渇いた笑みを浮かべる。キングは気にしていないが、周囲の冒険者は色めきだった。剣呑な空気が周囲にだだ漏れだったからだ。
「おいおい、こいつから聞いて下りてきたら、何してやがんだお前ら」
「こいつって言わないでください!」
そんな緊張感のある(尤もハスラーだけが敵意を剥き出しにしている形だが)二人を止めるように発したのはギルドマスターのマラドナであり、その隣にはどことなく不機嫌そうなダーテが立っていたわけだが――
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