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第3章・白蛇団
第45話 戟と弩
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五月に入って十日ほども過ぎたある日、王昇とその家族が唐津を訪れた。
いや、「訪れた」というのは正確ではない。
八郎に言われた通り暫く博多を逃れたはいいが、どこか安全な所に身を隠すどころか、一時のこととはいえ選りによって唐津に移り住もうというのである。
戦に備えて砦を強化する槌音や兵士の訓練の掛け声が響く中、広間にて王昇夫妻の話を聞くなり八郎は言った。
「しかし、ここはもうすぐ戦場になりますぞ」
これに傷の癒えかけた王昇が答える。しっかりとした声である。
いまだ全癒とはいかないが、他の者に支えられずとも一人で歩いたり、身の回りの事々が自分で出来るまでにはなっている。
「だからこそです。どうせあの宗頼殿には私と義親様の懇意の程は知れております。私共が何処に隠れようと探し出し、戦の前にまずは血祭りに上げようとなさいますでしょう。ならばいっそ松浦党の本拠地・唐津に居た方が却って安心というものでございます。事ここに至れば義親様、八郎様と一蓮托生というものです」
大宰府での一件を踏まえて言っているのである。
八郎が宗頼を恥辱に塗れさせたことで確かにその目は松浦党に向いたが、同時にまた、義親と極めて近い関係にある王昇への敵意も増し、執拗に狙うだろうというのだ。
十分にあり得ることと思われた。
「それに、昨今に稀な大戦が始まろうというのですから。これを我が目で見物しなければ、それこそ一生の悔いが残るというもので」
これを聞いて、それまで黙っていた義親がさも愉快そうに大声で笑い出した。
「わはは! 実に王昇らしいわ。そこまで軽口が叩ければ、もう傷の心配は要らぬようだな」
義親の懸念は王昇の傷の具合だけであった。
戦場の喧騒と混乱が傷に障るようであれば唐津に受け入れる訳にはいかない。
だが、回復が順調と知った今、一家を拒絶する理由はない。
当の王昇は義親の反応に僅かに微笑んだだけであった。予想通りだったのだろう。
「それに、ここから他の商人仲間と連絡を取り、いろいろと義親様、八郎様の手助けも出来ましょう。まずは手始めに八郎様にと面白い物を持って参りました」
と、妻・咲に目で合図を送り、促す。
咲は隣室に控える侍女を呼び、用意の物を持ってくるように命じる。
侍女が二人して重たげに運んできたそれは武器のようであった。
「これは?」
自分へと名指しされた八郎が尋ねる。
鉾のようでもあり、槍のようでもあるが、そのいずれとも違う。今までに目にしたことのない長大な武器である。
「宗渡りの武器で、戟というものでございます。ここ暫くの間に現れた得物で、その威力から、あちらでは大層な流行になっているそうな。騎馬で戦うには太刀よりも役に立つかと。長さも十分。馬上から刺すも斬るも自在でしょう」
柄の先端には槍のような鋭い穂先がついており、そのすぐ下には三日月形の巨大な刃が二枚、左右に突き出している。
しかも柄には敵の斬撃にも耐え得るように薄金が巻いてあり、その表面にはうっすらと精緻な彫り物が施してあった。
優美だが、いかにも重量級の得物である。
長さも十分どころではない。二間半は楽に超える。
太刀など及びもつかぬ間合いから相手を葬り去るだろう。
ここで王昇が尋ねた。
「八郎様は何故ゆえ薙刀をお使いにならないので? その体格と膂力であれば、馬上から切り結ぶには太刀よりも長柄の武器の方が使い勝手がよろしいでしょうに」
八郎は決まり悪げに答える。
「いや、あれは弁慶の得意とする武器なので、人真似をするようで、どうも使う気になれぬのです」
「ははは、そんな事ではないかと思っておりました。それゆえ咲とも相談して戟を、しかも八郎様にぴったりの逸品中の逸品を急ぎ見繕ってきた次第で。博多で家族を守って頂いたことに対して、心ばかりの礼でございます」
王昇と咲は顔を見合わせ頷き合う。
その咲が言った。
「古より、英傑にはその名と並び称される得物が付き物でございます。これを振るって存分に暴れなさいませ」
「礼など不要だが、俺には何よりの贈り物じゃ。有難く頂戴するとしよう」
意外だが、この頃の日本において槍は一般的な武器ではない。
古代においては鉾が多く使われたが、武士が現れてからは騎射が戦いの主流となり、接近戦においては太刀か薙刀で斬り合うのが普通だったのだ。
槍が現れるのはもっと後代、南北朝期からであり、馬上の武者が槍を持つのは更に時代が下ってのことである。
八郎たちの時代において、刺突と斬撃の両方を薙刀よりも強力にこなせるこの武器は、敵にとって思いもよらぬ脅威となるであろう。
だが、王昇たちがもたらしたのは戟だけではなかった。
「そしてこれも」
咲がまた隣室に声を掛けて侍女を呼ぶ。
新たに運んでこられたのは今度は一抱え程の大きさの包みであった。
華やかな模様の布を解くと、そこには半弓よりも更に小ぶりな異様な形の弓があった。
木製の台座に横倒しにしたような格好で弓が取り付けられ、台座の上部には矢を置き発射する所とおぼしき溝がある。
弓の部分は小型ながらもいかにも頑強そうで、速度、飛距離、貫通力に優れた矢を打ち出せそうである。
長い取っ手のようなものは、弦を張るために梃子の役割を果たす仕掛けであろうか。
これを見て義親が驚きの声を上げ、王昇もそれに応じる。
「弩ではないか!」
「はい。我が国では何故か廃れた武器ですが、宋や他の国々では今でも主力の飛び道具でございます。これは最新の型でして、梃子の操作で簡単に弦を張ることができまする。今回の戦では特に、使い様によっては役に立つかと」
王昇はそう言いながら弩を構え、引き金を引く格好をしてみせた。
車に積み、なんと二百あまりを運んできたという。
旧知の商人たちにも声を掛け、可能な限りを集めたのであろう。
弩は古くに大陸から渡来し、我が国でも奈良期、次いで平安初期まではそれなりに用いられたが、弓に比べて構造が複雑かつ高価であるため個人で所有・管理することが難しく、国家の軍が廃されるとともに姿を消した。
その後に武士が現れてからも、重量があり過ぎるために馬上で用いるには適さず、加えて速射力に欠けることが嫌われて、和弓に取って変わることはなかったのである。
本来、大軍を動かす際に徒歩の兵が持つ武器であり、この時代の我が国の戦いは殆どが数十人程度の騎馬武者中心のものであったから、弩が顧みられることがなかったのは当然であったと言える。
だが、目前に迫った大宰府との戦いにおいてはどうであろうか。
まず戦の規模が違う。敵方は数千の軍勢を集めてくるであろうし、義親もそれ相応の数を揃える覚悟である。弩を装備した歩兵が活躍する場面は少なくないと思われた。
また、相手を迎え撃つ戦いであるからには、防壁に隠れながら彼方を狙い打つことができ、速射力の欠如も大きな問題とはならない。弱点改善のため、梃子の原理を利用した絡繰りが施されているとなれば尚更であろう。
大きな張力によって打ち出される矢の威力は勿論だが、誰が扱っても威力や命中率が変化しないのも魅力である。和弓のように高い個人的技能を必要としないのだ。
そこまで考えて王昇は多数の弩を持ち込んだのである。
とても商人とは思えぬ戦術眼であった。
そしてまた、戟と弩という新たな武器を得たことは、これまでにない戦の可能性を天啓のように八郎にもたらした。
武器の集団運用という概念と、そこから当然に導かれる分捕切捨《ぶんどりきりすて》である。
一人ひとりがばらばらに相手に当たるのではない。
同じ武器を持って集団で組織的に敵軍にかかるのだ。
そうすれば、倍や三倍の軍勢であろうと殲滅することができるであろう。
倒した敵の首など打ち捨てて、すぐさま皆と共に次の敵にかかるべし。
隊長や朋輩に戦の後で手柄を証言してもらえば、恩賞や名誉は保証される。
首などという重い荷物を腰にぶら下げて新たな敵と戦う必要はない。そんな時代は終わったのだ。
はや翌朝から、新戦術の準備と徹底、兵の練磨に励む八郎の姿が見られた。
極めて奇妙な依頼が舞い込んだのはそんな最中、月もなかばを過ぎた頃であった。
いや、「訪れた」というのは正確ではない。
八郎に言われた通り暫く博多を逃れたはいいが、どこか安全な所に身を隠すどころか、一時のこととはいえ選りによって唐津に移り住もうというのである。
戦に備えて砦を強化する槌音や兵士の訓練の掛け声が響く中、広間にて王昇夫妻の話を聞くなり八郎は言った。
「しかし、ここはもうすぐ戦場になりますぞ」
これに傷の癒えかけた王昇が答える。しっかりとした声である。
いまだ全癒とはいかないが、他の者に支えられずとも一人で歩いたり、身の回りの事々が自分で出来るまでにはなっている。
「だからこそです。どうせあの宗頼殿には私と義親様の懇意の程は知れております。私共が何処に隠れようと探し出し、戦の前にまずは血祭りに上げようとなさいますでしょう。ならばいっそ松浦党の本拠地・唐津に居た方が却って安心というものでございます。事ここに至れば義親様、八郎様と一蓮托生というものです」
大宰府での一件を踏まえて言っているのである。
八郎が宗頼を恥辱に塗れさせたことで確かにその目は松浦党に向いたが、同時にまた、義親と極めて近い関係にある王昇への敵意も増し、執拗に狙うだろうというのだ。
十分にあり得ることと思われた。
「それに、昨今に稀な大戦が始まろうというのですから。これを我が目で見物しなければ、それこそ一生の悔いが残るというもので」
これを聞いて、それまで黙っていた義親がさも愉快そうに大声で笑い出した。
「わはは! 実に王昇らしいわ。そこまで軽口が叩ければ、もう傷の心配は要らぬようだな」
義親の懸念は王昇の傷の具合だけであった。
戦場の喧騒と混乱が傷に障るようであれば唐津に受け入れる訳にはいかない。
だが、回復が順調と知った今、一家を拒絶する理由はない。
当の王昇は義親の反応に僅かに微笑んだだけであった。予想通りだったのだろう。
「それに、ここから他の商人仲間と連絡を取り、いろいろと義親様、八郎様の手助けも出来ましょう。まずは手始めに八郎様にと面白い物を持って参りました」
と、妻・咲に目で合図を送り、促す。
咲は隣室に控える侍女を呼び、用意の物を持ってくるように命じる。
侍女が二人して重たげに運んできたそれは武器のようであった。
「これは?」
自分へと名指しされた八郎が尋ねる。
鉾のようでもあり、槍のようでもあるが、そのいずれとも違う。今までに目にしたことのない長大な武器である。
「宗渡りの武器で、戟というものでございます。ここ暫くの間に現れた得物で、その威力から、あちらでは大層な流行になっているそうな。騎馬で戦うには太刀よりも役に立つかと。長さも十分。馬上から刺すも斬るも自在でしょう」
柄の先端には槍のような鋭い穂先がついており、そのすぐ下には三日月形の巨大な刃が二枚、左右に突き出している。
しかも柄には敵の斬撃にも耐え得るように薄金が巻いてあり、その表面にはうっすらと精緻な彫り物が施してあった。
優美だが、いかにも重量級の得物である。
長さも十分どころではない。二間半は楽に超える。
太刀など及びもつかぬ間合いから相手を葬り去るだろう。
ここで王昇が尋ねた。
「八郎様は何故ゆえ薙刀をお使いにならないので? その体格と膂力であれば、馬上から切り結ぶには太刀よりも長柄の武器の方が使い勝手がよろしいでしょうに」
八郎は決まり悪げに答える。
「いや、あれは弁慶の得意とする武器なので、人真似をするようで、どうも使う気になれぬのです」
「ははは、そんな事ではないかと思っておりました。それゆえ咲とも相談して戟を、しかも八郎様にぴったりの逸品中の逸品を急ぎ見繕ってきた次第で。博多で家族を守って頂いたことに対して、心ばかりの礼でございます」
王昇と咲は顔を見合わせ頷き合う。
その咲が言った。
「古より、英傑にはその名と並び称される得物が付き物でございます。これを振るって存分に暴れなさいませ」
「礼など不要だが、俺には何よりの贈り物じゃ。有難く頂戴するとしよう」
意外だが、この頃の日本において槍は一般的な武器ではない。
古代においては鉾が多く使われたが、武士が現れてからは騎射が戦いの主流となり、接近戦においては太刀か薙刀で斬り合うのが普通だったのだ。
槍が現れるのはもっと後代、南北朝期からであり、馬上の武者が槍を持つのは更に時代が下ってのことである。
八郎たちの時代において、刺突と斬撃の両方を薙刀よりも強力にこなせるこの武器は、敵にとって思いもよらぬ脅威となるであろう。
だが、王昇たちがもたらしたのは戟だけではなかった。
「そしてこれも」
咲がまた隣室に声を掛けて侍女を呼ぶ。
新たに運んでこられたのは今度は一抱え程の大きさの包みであった。
華やかな模様の布を解くと、そこには半弓よりも更に小ぶりな異様な形の弓があった。
木製の台座に横倒しにしたような格好で弓が取り付けられ、台座の上部には矢を置き発射する所とおぼしき溝がある。
弓の部分は小型ながらもいかにも頑強そうで、速度、飛距離、貫通力に優れた矢を打ち出せそうである。
長い取っ手のようなものは、弦を張るために梃子の役割を果たす仕掛けであろうか。
これを見て義親が驚きの声を上げ、王昇もそれに応じる。
「弩ではないか!」
「はい。我が国では何故か廃れた武器ですが、宋や他の国々では今でも主力の飛び道具でございます。これは最新の型でして、梃子の操作で簡単に弦を張ることができまする。今回の戦では特に、使い様によっては役に立つかと」
王昇はそう言いながら弩を構え、引き金を引く格好をしてみせた。
車に積み、なんと二百あまりを運んできたという。
旧知の商人たちにも声を掛け、可能な限りを集めたのであろう。
弩は古くに大陸から渡来し、我が国でも奈良期、次いで平安初期まではそれなりに用いられたが、弓に比べて構造が複雑かつ高価であるため個人で所有・管理することが難しく、国家の軍が廃されるとともに姿を消した。
その後に武士が現れてからも、重量があり過ぎるために馬上で用いるには適さず、加えて速射力に欠けることが嫌われて、和弓に取って変わることはなかったのである。
本来、大軍を動かす際に徒歩の兵が持つ武器であり、この時代の我が国の戦いは殆どが数十人程度の騎馬武者中心のものであったから、弩が顧みられることがなかったのは当然であったと言える。
だが、目前に迫った大宰府との戦いにおいてはどうであろうか。
まず戦の規模が違う。敵方は数千の軍勢を集めてくるであろうし、義親もそれ相応の数を揃える覚悟である。弩を装備した歩兵が活躍する場面は少なくないと思われた。
また、相手を迎え撃つ戦いであるからには、防壁に隠れながら彼方を狙い打つことができ、速射力の欠如も大きな問題とはならない。弱点改善のため、梃子の原理を利用した絡繰りが施されているとなれば尚更であろう。
大きな張力によって打ち出される矢の威力は勿論だが、誰が扱っても威力や命中率が変化しないのも魅力である。和弓のように高い個人的技能を必要としないのだ。
そこまで考えて王昇は多数の弩を持ち込んだのである。
とても商人とは思えぬ戦術眼であった。
そしてまた、戟と弩という新たな武器を得たことは、これまでにない戦の可能性を天啓のように八郎にもたらした。
武器の集団運用という概念と、そこから当然に導かれる分捕切捨《ぶんどりきりすて》である。
一人ひとりがばらばらに相手に当たるのではない。
同じ武器を持って集団で組織的に敵軍にかかるのだ。
そうすれば、倍や三倍の軍勢であろうと殲滅することができるであろう。
倒した敵の首など打ち捨てて、すぐさま皆と共に次の敵にかかるべし。
隊長や朋輩に戦の後で手柄を証言してもらえば、恩賞や名誉は保証される。
首などという重い荷物を腰にぶら下げて新たな敵と戦う必要はない。そんな時代は終わったのだ。
はや翌朝から、新戦術の準備と徹底、兵の練磨に励む八郎の姿が見られた。
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