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第九章
マジックプリセットの悲しみ(間の話)
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俺は自分の力に過信していた。
周りの気持ちなんて見てなかった。
全部自分で出来ると思っていた。
誰にも頼らないと思っていた。
けれど違かった。
俺は仲間を、大切な人をずっと探していた。
才能とかそんなので区別する奴じゃなくて、俺を俺として見てくれる人だ。
そのために頑張って力を付けた。
だけど力なんてのは才能で区別させるのと同じようなものだ。
そんなのは分かっていた。
それでも大切な人は見つからなかった。
「何やってんだろうな・・・すぐ側にいたのに・・・」
そうだ、近くにはいたんだよ。
リン、ジル、ガルド先生、メリィ、シロ。
俺は恵まれていた。
けれどそれを見つけられなかった。
それを・・・それをシロが教えてくれたんだ・・・
「とりあえず、イフリート倒すか・・・」
でも魔力は五十分の一・・・
仕方ない・・・剣技で倒すか・・・
シャル・カシエルどうしようか、助けるの少し難しいぞ?
何せ人質になっているのだから・・・
「シャルーーー!うおおおおお!!アフン」
・・・助けよう・・・
俺は足に身体強化を使った。
「貴様ら!抵抗するようであればコイツを殺す!」
あー、イフリート君そういう事言っちゃダメなんだよ~
俺は身体強化した足で軽くイフリートに向かって走ろうとすると、身体強化をしすぎたのか、一秒もせずにイフリートの元に着いた。
周りから見たら突然目の前に出てきたように見えるだろう。
「へ?」
イフリートは突然俺が現れたので戸惑っている。
俺はチャンスと思い、剣で斬った。
ザクッ
「がああああああああ!!」
え?弱くね?
これで終わり?
するとイフリートを遠くから見ていたシード・カシエル(魔人)笑い声を上げている。
「ハッハッハ!貴様は知らんのか?魔王が死んだとき意識が後継者に回される仕組みになってることをな!」
え、えぇ・・・じゃあシード・カシエルが魔王?
ありえねー
ってか後継者に選ばれてたのか・・・
「しかし、この体もまだ馴染んでいない・・・ここは一時撤退とするか・・・転移!」
魔王は転移を唱えて何処かへ消えた。
まぁ、倒せたんだけど・・・
魔力の消費は嫌だし・・・
とりあえず勝ったな。
シャル・カシエルも生きてるみたいだし。
さて、疲れたので帰るか・・・
シロは結界のまま移動させよう。
◆◇◆◇◆数日後◆◇◆◇◆
今日は以前壊してしまったマジックプリセットを修理頼みに行くか・・・
シロも永遠にシロだと成長が出来ないし・・・
成長が出来ないというのは、俺の魔法に原因がある。
俺の魔法は、細胞を変化させる魔法だが欠点がある・・・
それは俺が作り出した細胞だから、特殊なんだ・・・
俺はどうせ一時期だけと思い、成長しないように細胞を作った……
つまり・・・シロは永遠に小さな女の子です・・・
いや、治すことは出来る。
細胞が成長する奴に作り直せばできることは出来るのだが、成長はしない。
少し言葉が矛盾してるが、そのままの意味だ。
細胞は成長するが、人間としての身体の成長ができない。
何故なら、イメージが無いからだ。
本来の体なら、成長するだろう。
しかし作った体なので、成長のイメージが出来ない。
つまり将来、この小さい女の子の体で生涯を終えるのだ。
だとすると、周りから怪しまれる、「なんで昔から変わらないんだろ?」と。
ここで二つ方法がある。
一つは学園長のように「不老になりました~」と誤魔化す。
学園長は不老の実験の末にあの姿になったと言う。
もしかしたらいけるかもしれないが、不老の実験は凄く難しいらしいので学生に出来たの?と聞かれる恐れがある。
なのでもう一つの方法はマジックプリセットというわけだ。
◆◇◆◇◆マジックアイテム修理店◆◇◆◇◆
「あー、これ無理だね」
店主に衝撃の一言を言われた。
「え!何で!?」
「これ、直せるけどデータの部分が破損してるよ~、データの復元は無理だね」
「そこを何とか!」
「いやいやいや、何とかじゃなくて無理なの」
ヤバい・・・シロ永遠に小さな女の子だ・・・
・・・シロに何て伝えよう・・・
周りの気持ちなんて見てなかった。
全部自分で出来ると思っていた。
誰にも頼らないと思っていた。
けれど違かった。
俺は仲間を、大切な人をずっと探していた。
才能とかそんなので区別する奴じゃなくて、俺を俺として見てくれる人だ。
そのために頑張って力を付けた。
だけど力なんてのは才能で区別させるのと同じようなものだ。
そんなのは分かっていた。
それでも大切な人は見つからなかった。
「何やってんだろうな・・・すぐ側にいたのに・・・」
そうだ、近くにはいたんだよ。
リン、ジル、ガルド先生、メリィ、シロ。
俺は恵まれていた。
けれどそれを見つけられなかった。
それを・・・それをシロが教えてくれたんだ・・・
「とりあえず、イフリート倒すか・・・」
でも魔力は五十分の一・・・
仕方ない・・・剣技で倒すか・・・
シャル・カシエルどうしようか、助けるの少し難しいぞ?
何せ人質になっているのだから・・・
「シャルーーー!うおおおおお!!アフン」
・・・助けよう・・・
俺は足に身体強化を使った。
「貴様ら!抵抗するようであればコイツを殺す!」
あー、イフリート君そういう事言っちゃダメなんだよ~
俺は身体強化した足で軽くイフリートに向かって走ろうとすると、身体強化をしすぎたのか、一秒もせずにイフリートの元に着いた。
周りから見たら突然目の前に出てきたように見えるだろう。
「へ?」
イフリートは突然俺が現れたので戸惑っている。
俺はチャンスと思い、剣で斬った。
ザクッ
「がああああああああ!!」
え?弱くね?
これで終わり?
するとイフリートを遠くから見ていたシード・カシエル(魔人)笑い声を上げている。
「ハッハッハ!貴様は知らんのか?魔王が死んだとき意識が後継者に回される仕組みになってることをな!」
え、えぇ・・・じゃあシード・カシエルが魔王?
ありえねー
ってか後継者に選ばれてたのか・・・
「しかし、この体もまだ馴染んでいない・・・ここは一時撤退とするか・・・転移!」
魔王は転移を唱えて何処かへ消えた。
まぁ、倒せたんだけど・・・
魔力の消費は嫌だし・・・
とりあえず勝ったな。
シャル・カシエルも生きてるみたいだし。
さて、疲れたので帰るか・・・
シロは結界のまま移動させよう。
◆◇◆◇◆数日後◆◇◆◇◆
今日は以前壊してしまったマジックプリセットを修理頼みに行くか・・・
シロも永遠にシロだと成長が出来ないし・・・
成長が出来ないというのは、俺の魔法に原因がある。
俺の魔法は、細胞を変化させる魔法だが欠点がある・・・
それは俺が作り出した細胞だから、特殊なんだ・・・
俺はどうせ一時期だけと思い、成長しないように細胞を作った……
つまり・・・シロは永遠に小さな女の子です・・・
いや、治すことは出来る。
細胞が成長する奴に作り直せばできることは出来るのだが、成長はしない。
少し言葉が矛盾してるが、そのままの意味だ。
細胞は成長するが、人間としての身体の成長ができない。
何故なら、イメージが無いからだ。
本来の体なら、成長するだろう。
しかし作った体なので、成長のイメージが出来ない。
つまり将来、この小さい女の子の体で生涯を終えるのだ。
だとすると、周りから怪しまれる、「なんで昔から変わらないんだろ?」と。
ここで二つ方法がある。
一つは学園長のように「不老になりました~」と誤魔化す。
学園長は不老の実験の末にあの姿になったと言う。
もしかしたらいけるかもしれないが、不老の実験は凄く難しいらしいので学生に出来たの?と聞かれる恐れがある。
なのでもう一つの方法はマジックプリセットというわけだ。
◆◇◆◇◆マジックアイテム修理店◆◇◆◇◆
「あー、これ無理だね」
店主に衝撃の一言を言われた。
「え!何で!?」
「これ、直せるけどデータの部分が破損してるよ~、データの復元は無理だね」
「そこを何とか!」
「いやいやいや、何とかじゃなくて無理なの」
ヤバい・・・シロ永遠に小さな女の子だ・・・
・・・シロに何て伝えよう・・・
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