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新メンバー、決まる
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「やっぱりおかしいよあんなの…」
忍者アリンと僕は、ギルド1階のバーカウンターにいた。
「何年くらいの付き合いだったの?」
「…約4年くらいかな」
「それは厳しいですね…」
と、ギルドの1角がざわついてきた。ハイエルフ盗賊ナターシャが皆にとり囲まれている。
「皆さ~ん今ソロの侍さんいたら、うちに入って下さらないかしら~?高レベル歓迎~‼」
何人かが手を上げた。
「あらあら数人いらっしゃいますね。ではレベル高い方にスカウトさせて頂きます~」
ギルドの一角は未だ興奮冷めやらぬ感じだ。
「本当、あのハイエルフは何かがおかしいわよ」
そう言って忍者アリンがビールを飲み干す。
「いや、僕は最深階で培った者ゆえの『現実』を知ってる人に見えます。情など1片も持っちゃいけません」
意外という顔でアリンはエットを見つめる。
「1人死んで態勢が崩れたら全滅してしまうシビアな世界を知ってるんだと思うんです。」
「そう…」
アリンは2杯目のビールに口をつけた。僕はコーラを飲んでいた。
「だから深層に行くまでになるには、ナターシャみたいな人間になってるでしょう」
「でも…分かってるけどさ!どうしてもそう割り切れないのよ。皆で戦ってきた仲間じゃない!」
「…エリンは地上で活躍したほうがいいかも知れないね」
忍者アリンは一気にビールを飲み干した。
盗賊ナターシャが侍を連れてきた。
「今から加入する、経験豊富な侍さんですよー」
「へへ…ども。モンドっていいます。20代ですけどよろしくっす」
「最高何階まで潜れる?」
「自分としては8階。パーティーにもよるんで」
8階か…こっちは5階で死人がでてる状態。
「とにかくよろしく!ちょっとビールもってきます」
妖艶なハイエルフが侍を獲得。席はあっさり埋まったが、明日何階を攻略するかは「カッティングエッジ団」のリーダー、私が決めさせていただきますよ!
忍者アリンと僕は、ギルド1階のバーカウンターにいた。
「何年くらいの付き合いだったの?」
「…約4年くらいかな」
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ギルドの一角は未だ興奮冷めやらぬ感じだ。
「本当、あのハイエルフは何かがおかしいわよ」
そう言って忍者アリンがビールを飲み干す。
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意外という顔でアリンはエットを見つめる。
「1人死んで態勢が崩れたら全滅してしまうシビアな世界を知ってるんだと思うんです。」
「そう…」
アリンは2杯目のビールに口をつけた。僕はコーラを飲んでいた。
「だから深層に行くまでになるには、ナターシャみたいな人間になってるでしょう」
「でも…分かってるけどさ!どうしてもそう割り切れないのよ。皆で戦ってきた仲間じゃない!」
「…エリンは地上で活躍したほうがいいかも知れないね」
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「今から加入する、経験豊富な侍さんですよー」
「へへ…ども。モンドっていいます。20代ですけどよろしくっす」
「最高何階まで潜れる?」
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8階か…こっちは5階で死人がでてる状態。
「とにかくよろしく!ちょっとビールもってきます」
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