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エンダー街へようこそ
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1
夜中から朝までドライブしまくっているのだが、朝は気持ちが実に晴れやかだ。なにより知っている道を走るのはとても安心感があって、勇気がわいてくる。
しかし最後の中継地点になかなか着かない。こらもまた手慣れた街なので、それだけが不安だった。
「街が引っ越し?いやそれはない」
それでも街に到着し、街をグルっと回ってから、門を見つけ入って行く。門番はさすがにAAA(トリプルエー)の存在は知っていたようで、
「お仕事お疲れさまであります!」
と丁寧な口調で敬意をはらっているような言動に身震いする。
戦争用パンであるレーションとミサイルを買い込んで、最後に好物の新鮮なトマトにかぶりついた。
ファストドローがあるなぁ。とにかくここらでケリをつけたいようだった。ネコパンチがたおれたら気象強行士も、もう追っかけては来ないだろう。
せっかくなので1泊しようと、宿を探してから敢えて外食はぜず、宿の料理人にオムライスを注文し、最後の戦いのため蹴りやパンチ、一本背負い投げなどの特訓しているとさすがに汗が頬をつたう。
腕に自信のあるヤツは、ホワイトハウスの直前で待機してるのだ。
ベルボーイがオムライスと炭酸水を持ってやってきた。ベルボーイにチップを渡し、ドアを閉めた。
そしてこの炭酸水はガスを使って人口的につくられた炭酸ではなく、山脈から取れる自然の炭酸水である。当然値段もやや高い。
おいしいオムライスを食べながら、これから起きる事を心の頭の中で整理を整理する。
ホワイトハウスの周辺には、手練れの強盗団や単独異能者が多く現れる。ここで見張っていれば手紙をもった郵便屋が往復してるのが分かり、手紙を奪い取りやすいわけだ。なので大統領に手紙を渡すまでは耐えきるしかない。
だから銃も新たに買った。最後のヤマである。
心が重いのは、18:00からのファストドローだ。毎日待ってるらしいので、今日はさすがにいかねばならない。
それより眠いのがまずいので、タイマー付きの時計を借り、17:30とセットし、郵便屋はまた二度寝をした。
17:30
時計の音がうるさいので速攻で止める。そうかファストドローなのか。リボルバーだけで事は済むだろう。
スピードローダーを2つポケットに入れる。
風がとても冷たい。ただテッドのコートは暖かいので、まだ耐えられる範疇(はんちゅう)だった。
徒歩でも、時計台までそれほどかからないので、歩くことにする。
この街の名所は大きな白い時計台である。さすがに地元の人は、さほど気にはとめてないだろう。
18:00ちょうどに時計台前まで行くと、2人の影が見えた。例の女性とネコパンチである。
「やっと来たにゃ?」
テッドは言葉を選んで、語りかけた。
「ネコパンチ。君はすごいガンさばきだ。僕が今まで出会った中での刺客としても1番強いガンナーだ。でもファストドローは僕が1番得意としてきたものだから。命をムゲに捨てることはない。」
「それはこっちのセリフにゃ。気候も風もない正常な場所で、どれだけ早いかわかってるのかにゃ?」
ネコパンチは銃を取りクルクルと回しながらほたホルスターに収める。そしてヨーコは叫んだ。
「ルールを言う。時計台が音を立てて6:44分をさしたら、私が合図する。そして時計台が1分後の6;45分に針が移動した瞬間にホルスターから抜いて撃つこと。フライングしたら私が銃でしとめる。ネコパンチもそうだぞ?」
「はい了解」
「承知したにゃ」
しかし今は6:32分。目的の6:44分まで時間がたっぷりある。郵便屋はその場であぐらをかいて、銃をホルスターから抜き、銃を手になじませるようにゆっくりホルスターに収める。
ネコパンチも座り、目をつむってそのまま全く微動だにしなかった。ヨーコは焦りを隠すようにタバコに火をつける。闇に赤い点が浮き上がる。
「開始1分前!」
ヨーコが叫ぶと2人はスックと立ち上がった。手をホルスターぎりぎりの所まで持ってくる。長い時間に思えた。僕はもう体にガタが来ていたが、それを見透かされたら闇に向かう。
ネコパンチもホルスターの手前で銃を掴もうとしていた。猫には以前、5発ほど鉛玉を受けている。あなどれない。僕が死んだら手紙は闇市で高額で埋もれてしまう。
これは命のやりとりである。時計台の音に完全集中する。
時計台がギイィと音が鳴った瞬間、バン!という銃声が外に手短に伝わった。
2発ではなく、1発の銃声に思えた。
「痛えええぇぇぇ‼」
あしのももを押さえてポストマンが先に倒れた。ネコパンチは仁王立ちしている。
(ポストマンに勝った‼)
そう思いながらネコパンチに向かう。
「やったね猫!」
そうして近づいてみると、ハートブレイクを食らっていたネコパンチは喋ることさえ出来ず、そのままうつ伏せに倒れた。
「ネコパンチ‼」
ヨーコはくわえていたタバコを落としてしまう。テッドは言った。
「君はもう故郷に戻るんだ…故郷はみんなあるはずだろ…?」
ヨーコはポストマンに銃を向けた。
「ホローポイント弾をまた浴びたいのかい?」
ヨーコは次第に銃を構えるのをやめ、涙を隠そうともせず猫族を抱えた。ヨーコが人生の中で泣いたのは、故郷に火を付けられて以来だった。
「それでいい。君に恨みもない。だから僕をは医者まで車で届けてくれないか?お願いだ」
ヨーコはネコパンチを殺した人間を車に入れるのをためらったが、天才的なガンナーのネコパンチを倒した人間である。
「この子の墓を手伝ってくれたら、乗せるよ」
「…もちろんいいとも…痛た…」
そう言って2人は和解し、一緒に車で医者の緊急外来へと急いだ。
2
医者は郵便屋のももから銃弾を取り出してから、言った。
「前の医者からも言われなかったかね?もう体中が限界にきていることを」
「そうですね…言われましたね…」
麻酔が効いてるので痛みはほとんどなかった。テッドは話を続ける。
「ホワイトハウスの周辺が一番強盗団、刺客が多いんです。死にかけてでもホワイトハウスに入らないと…」
「ふうん…」
医者は困惑していた。
部屋の開いたドアの入り口にヨーコもいた。タバコを切らしてしたので中毒性からの貧乏ゆすりが止まらない。
医者は困りかけた様子で、天井を眺めていたが、何とか医師は口を開いた。
「君は世界で数人しかなれないトリプルエーなんだ。体を傷つけずに何とか戦い、そしてホワイトハウスまで行ってくれないか」
「…そのつもりです。もう僕はこりごりなんですよ。麻酔が収まったら、すぐにでも出発します。それから君の名前は?」
「私?ヨーコだけど」
「ホワイトハウスまでの道中だけでいいので、助けてくれないか」
「まぁ…いいけど」
急な依頼にとまどいを隠せないヨーコは貧乏ゆすりをピタと止めた。
「充分に気を引き締めて行ってきなよ」
そう言うと医者は部屋から出て言った。
夜中から朝までドライブしまくっているのだが、朝は気持ちが実に晴れやかだ。なにより知っている道を走るのはとても安心感があって、勇気がわいてくる。
しかし最後の中継地点になかなか着かない。こらもまた手慣れた街なので、それだけが不安だった。
「街が引っ越し?いやそれはない」
それでも街に到着し、街をグルっと回ってから、門を見つけ入って行く。門番はさすがにAAA(トリプルエー)の存在は知っていたようで、
「お仕事お疲れさまであります!」
と丁寧な口調で敬意をはらっているような言動に身震いする。
戦争用パンであるレーションとミサイルを買い込んで、最後に好物の新鮮なトマトにかぶりついた。
ファストドローがあるなぁ。とにかくここらでケリをつけたいようだった。ネコパンチがたおれたら気象強行士も、もう追っかけては来ないだろう。
せっかくなので1泊しようと、宿を探してから敢えて外食はぜず、宿の料理人にオムライスを注文し、最後の戦いのため蹴りやパンチ、一本背負い投げなどの特訓しているとさすがに汗が頬をつたう。
腕に自信のあるヤツは、ホワイトハウスの直前で待機してるのだ。
ベルボーイがオムライスと炭酸水を持ってやってきた。ベルボーイにチップを渡し、ドアを閉めた。
そしてこの炭酸水はガスを使って人口的につくられた炭酸ではなく、山脈から取れる自然の炭酸水である。当然値段もやや高い。
おいしいオムライスを食べながら、これから起きる事を心の頭の中で整理を整理する。
ホワイトハウスの周辺には、手練れの強盗団や単独異能者が多く現れる。ここで見張っていれば手紙をもった郵便屋が往復してるのが分かり、手紙を奪い取りやすいわけだ。なので大統領に手紙を渡すまでは耐えきるしかない。
だから銃も新たに買った。最後のヤマである。
心が重いのは、18:00からのファストドローだ。毎日待ってるらしいので、今日はさすがにいかねばならない。
それより眠いのがまずいので、タイマー付きの時計を借り、17:30とセットし、郵便屋はまた二度寝をした。
17:30
時計の音がうるさいので速攻で止める。そうかファストドローなのか。リボルバーだけで事は済むだろう。
スピードローダーを2つポケットに入れる。
風がとても冷たい。ただテッドのコートは暖かいので、まだ耐えられる範疇(はんちゅう)だった。
徒歩でも、時計台までそれほどかからないので、歩くことにする。
この街の名所は大きな白い時計台である。さすがに地元の人は、さほど気にはとめてないだろう。
18:00ちょうどに時計台前まで行くと、2人の影が見えた。例の女性とネコパンチである。
「やっと来たにゃ?」
テッドは言葉を選んで、語りかけた。
「ネコパンチ。君はすごいガンさばきだ。僕が今まで出会った中での刺客としても1番強いガンナーだ。でもファストドローは僕が1番得意としてきたものだから。命をムゲに捨てることはない。」
「それはこっちのセリフにゃ。気候も風もない正常な場所で、どれだけ早いかわかってるのかにゃ?」
ネコパンチは銃を取りクルクルと回しながらほたホルスターに収める。そしてヨーコは叫んだ。
「ルールを言う。時計台が音を立てて6:44分をさしたら、私が合図する。そして時計台が1分後の6;45分に針が移動した瞬間にホルスターから抜いて撃つこと。フライングしたら私が銃でしとめる。ネコパンチもそうだぞ?」
「はい了解」
「承知したにゃ」
しかし今は6:32分。目的の6:44分まで時間がたっぷりある。郵便屋はその場であぐらをかいて、銃をホルスターから抜き、銃を手になじませるようにゆっくりホルスターに収める。
ネコパンチも座り、目をつむってそのまま全く微動だにしなかった。ヨーコは焦りを隠すようにタバコに火をつける。闇に赤い点が浮き上がる。
「開始1分前!」
ヨーコが叫ぶと2人はスックと立ち上がった。手をホルスターぎりぎりの所まで持ってくる。長い時間に思えた。僕はもう体にガタが来ていたが、それを見透かされたら闇に向かう。
ネコパンチもホルスターの手前で銃を掴もうとしていた。猫には以前、5発ほど鉛玉を受けている。あなどれない。僕が死んだら手紙は闇市で高額で埋もれてしまう。
これは命のやりとりである。時計台の音に完全集中する。
時計台がギイィと音が鳴った瞬間、バン!という銃声が外に手短に伝わった。
2発ではなく、1発の銃声に思えた。
「痛えええぇぇぇ‼」
あしのももを押さえてポストマンが先に倒れた。ネコパンチは仁王立ちしている。
(ポストマンに勝った‼)
そう思いながらネコパンチに向かう。
「やったね猫!」
そうして近づいてみると、ハートブレイクを食らっていたネコパンチは喋ることさえ出来ず、そのままうつ伏せに倒れた。
「ネコパンチ‼」
ヨーコはくわえていたタバコを落としてしまう。テッドは言った。
「君はもう故郷に戻るんだ…故郷はみんなあるはずだろ…?」
ヨーコはポストマンに銃を向けた。
「ホローポイント弾をまた浴びたいのかい?」
ヨーコは次第に銃を構えるのをやめ、涙を隠そうともせず猫族を抱えた。ヨーコが人生の中で泣いたのは、故郷に火を付けられて以来だった。
「それでいい。君に恨みもない。だから僕をは医者まで車で届けてくれないか?お願いだ」
ヨーコはネコパンチを殺した人間を車に入れるのをためらったが、天才的なガンナーのネコパンチを倒した人間である。
「この子の墓を手伝ってくれたら、乗せるよ」
「…もちろんいいとも…痛た…」
そう言って2人は和解し、一緒に車で医者の緊急外来へと急いだ。
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医者は郵便屋のももから銃弾を取り出してから、言った。
「前の医者からも言われなかったかね?もう体中が限界にきていることを」
「そうですね…言われましたね…」
麻酔が効いてるので痛みはほとんどなかった。テッドは話を続ける。
「ホワイトハウスの周辺が一番強盗団、刺客が多いんです。死にかけてでもホワイトハウスに入らないと…」
「ふうん…」
医者は困惑していた。
部屋の開いたドアの入り口にヨーコもいた。タバコを切らしてしたので中毒性からの貧乏ゆすりが止まらない。
医者は困りかけた様子で、天井を眺めていたが、何とか医師は口を開いた。
「君は世界で数人しかなれないトリプルエーなんだ。体を傷つけずに何とか戦い、そしてホワイトハウスまで行ってくれないか」
「…そのつもりです。もう僕はこりごりなんですよ。麻酔が収まったら、すぐにでも出発します。それから君の名前は?」
「私?ヨーコだけど」
「ホワイトハウスまでの道中だけでいいので、助けてくれないか」
「まぁ…いいけど」
急な依頼にとまどいを隠せないヨーコは貧乏ゆすりをピタと止めた。
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