Postman AAA

オーバエージ

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おかわり

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数日が過ぎ、休息を終えたテッドはミニミサイルを買いに小さなガンショップを訪れた。
何しろ小さいし、建物自体古びている。郵便屋はダメ元で入店する。
「あるよ、ミニミサイル」
あっさり店主は期待に応えてくれた。
「ちょっと待ってな。これをどけて…と」
店内は沢山の段ボールで埋まっている。店主は段ボールを1つ1つ置き換えながらお目当ての箱を探していた。
「おおこれだ!段ボールに値札がねぇなあ。まあいいやいくつ欲しい?」
テッドは安価で10本購入し、自分の車に詰め込んだ。ミサイルの爆風は大抵裏切らない。特例を除いては。
(あの時ミニミサイルを撃ってたら猫族を倒せたんだけどなぁ…)
数日前の死闘を振り替えながら、ダイナーでフィッシュ&チップスにポン酢をドバドバとかける。
チップスをワシワシ食べながらテッドは地図を開く。
「まだ半分しか進んでいないのか…この遅れはまずいな」
今後襲ってくる盗賊団はいくつあるのだろうか。考えただけで頭痛が止まらない。
例の2人組はまだ滞在してるのだろうか。それとも次の街に向かっているのだろうか。こいつらだけは一番しつこい。
そう思いながら郵便屋は店の店主におかわりを頼んだ。



「次は雷雨でいくか!」
運転中の女性が威勢良く叫ぶ。
「雷に当たったらいやだにゃ」
猫族の末裔は愚痴をこぼす。
「郵便屋にだけ当たるようにするから大丈夫…ちょっとこのタバコに火をつけて?」
ネコパンチはライターの火をタバコに近づける。
「雨なら吹雪よりは、まだマシにゃ」
「いい?次でケリをつけるわよ?」
「いっつもそのセリフばっかりなんだにゃ…」
ヨーコは無視して、タバコを味わっている。
「次の街は…えーと、フィフタ。漁港がある街だにゃ」
「あいつを倒したら、魚いっぱいあげるから気合いれろ!」
そういうと、自然に起こった夕立ちが降り注ぎ、溜息をつく2人だった。
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