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変態だっー‼
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刹那。
発射2発銃声1。
何が起きたのかわからないような表情で悪党は仰向けで倒れた。
ホルスターに銃を収めた主人公、テッドはやれやれと言わんばかりに、またカウンター席に戻っていった。
「悪党はせいぜい殺しは4、5人くらいだろう。でも僕は一万以上も退治してきた。経験と格が違うんだよ。それがプロなんだ」
つぶやきながらカウンターに座り直す。
シチューを運んできた女性店員はシチューを両手にシチューを持ったまま、その場に立ち尽くしていた。
「お!食事できた?早く頂戴頂戴」カウンターに大盛のシチューが置かれ、テッドは至福の表情でかっくらう。
恰幅のよい定員は、おそるおそるテッドに語りかけた。
「大統領からの手紙なのかい…?」
テッドはスプーンを口にくわえながら
「うーん…内緒」残りのシチューを食べ終えるとテッドは店を出て車に乗りかけたが、嫌な予感がしてドアノブに手を掛けたままピクリともしない。
10秒はたっただろうか。実際はもっと短かったろう。
テッドに向けられた弾丸が飛んできた。すんでにステップで下がったものの、車の影に隠れたテッドは何年かぶりの畏怖を感じた。
「ただもんじゃない。」雨降る中、恐る恐る向こう側をのぞいた。姿は雨のせいもあって全く見えない。
「誰だ…久しぶりに手練れな強盗だなぁ」そうこう考えてるうちに2発目が飛んできた。その弾丸は頭を命中した。
焦ったテッドだったが帽子の上を貫通しただけで、少し違えば脳みそが吹っ飛ぶ1発だ。
理不尽なもどかしさを感じている時、「吹雪!」という女性の声が町に響いた。たちまち町には吹雪が吹き荒れる。
「気象強行士だな?」とつぶやいた。「でも拳銃打ちは別の奴だ」
このままずっと車の裏に隠れるようにはいかない。
「しかし敵を見つけないと…」
悩んでいると、道の横から信じらない光景が現れた。
バイクなのだが、サイドカーの部分が改良してピアノを取りつけ、引き続けている2人組がこちらにやってきたのだ
テッドは思わず叫んだ
「変態だーっ!」
「手紙は頂くぜぇ!」
運転手はショットガンを取り出し、片手でリロードし郵便屋の車に何発かぶちかました。
ピアノ弾きは一心不乱にピアノをはじいている。
変態強盗2組がこちらに近づいてくるとピアノの音量が大きくなり頭に激痛が走った。
「なんだこりゃあ!」
テッドはたまらず耳をふさいだ。しかし敵は見えている。テッドが銃を放つと、ピアノ弾きはあっさりと雪の地面に倒れ絶命した。
しかし至近距離からやってくるショットガン男はたまらない。「貴様相棒を殺して…ゆるさねえ!」
テッドが銃を充填してる時、ショットガン男は車からRPGを取り出した。
「死ねぇっ!」男は興奮のあまり感覚を開けず発射した。テッドは即対応し、1発発射。
RPGはテッドの一発で破壊されRPGを撃った男は相当焦ったのだろう、そのまま棒立ちで立ちすくんでいる。
当然テッドのヘッドショットで男は倒された。
強盗団は手紙の取り合いをするので、強盗団同士の争いが起こることは珍しくない。
しかし最初に現れた気象強行士と銃使いは争いもせず、どこかに行ってしまったようだ。どうもテッドの脳裏にはそのことで
眉間が痛くなるほどだった。気象を変えて有利な戦いをする2人組といったところだろうか。
「長居は禁物だな」
誰に言う訳でもなくポツリとつぶやき、自家用車でとりあえず1泊できる店を探しに行くのだった。
その姿もまた、吹雪ですぐに見えなくなった。
発射2発銃声1。
何が起きたのかわからないような表情で悪党は仰向けで倒れた。
ホルスターに銃を収めた主人公、テッドはやれやれと言わんばかりに、またカウンター席に戻っていった。
「悪党はせいぜい殺しは4、5人くらいだろう。でも僕は一万以上も退治してきた。経験と格が違うんだよ。それがプロなんだ」
つぶやきながらカウンターに座り直す。
シチューを運んできた女性店員はシチューを両手にシチューを持ったまま、その場に立ち尽くしていた。
「お!食事できた?早く頂戴頂戴」カウンターに大盛のシチューが置かれ、テッドは至福の表情でかっくらう。
恰幅のよい定員は、おそるおそるテッドに語りかけた。
「大統領からの手紙なのかい…?」
テッドはスプーンを口にくわえながら
「うーん…内緒」残りのシチューを食べ終えるとテッドは店を出て車に乗りかけたが、嫌な予感がしてドアノブに手を掛けたままピクリともしない。
10秒はたっただろうか。実際はもっと短かったろう。
テッドに向けられた弾丸が飛んできた。すんでにステップで下がったものの、車の影に隠れたテッドは何年かぶりの畏怖を感じた。
「ただもんじゃない。」雨降る中、恐る恐る向こう側をのぞいた。姿は雨のせいもあって全く見えない。
「誰だ…久しぶりに手練れな強盗だなぁ」そうこう考えてるうちに2発目が飛んできた。その弾丸は頭を命中した。
焦ったテッドだったが帽子の上を貫通しただけで、少し違えば脳みそが吹っ飛ぶ1発だ。
理不尽なもどかしさを感じている時、「吹雪!」という女性の声が町に響いた。たちまち町には吹雪が吹き荒れる。
「気象強行士だな?」とつぶやいた。「でも拳銃打ちは別の奴だ」
このままずっと車の裏に隠れるようにはいかない。
「しかし敵を見つけないと…」
悩んでいると、道の横から信じらない光景が現れた。
バイクなのだが、サイドカーの部分が改良してピアノを取りつけ、引き続けている2人組がこちらにやってきたのだ
テッドは思わず叫んだ
「変態だーっ!」
「手紙は頂くぜぇ!」
運転手はショットガンを取り出し、片手でリロードし郵便屋の車に何発かぶちかました。
ピアノ弾きは一心不乱にピアノをはじいている。
変態強盗2組がこちらに近づいてくるとピアノの音量が大きくなり頭に激痛が走った。
「なんだこりゃあ!」
テッドはたまらず耳をふさいだ。しかし敵は見えている。テッドが銃を放つと、ピアノ弾きはあっさりと雪の地面に倒れ絶命した。
しかし至近距離からやってくるショットガン男はたまらない。「貴様相棒を殺して…ゆるさねえ!」
テッドが銃を充填してる時、ショットガン男は車からRPGを取り出した。
「死ねぇっ!」男は興奮のあまり感覚を開けず発射した。テッドは即対応し、1発発射。
RPGはテッドの一発で破壊されRPGを撃った男は相当焦ったのだろう、そのまま棒立ちで立ちすくんでいる。
当然テッドのヘッドショットで男は倒された。
強盗団は手紙の取り合いをするので、強盗団同士の争いが起こることは珍しくない。
しかし最初に現れた気象強行士と銃使いは争いもせず、どこかに行ってしまったようだ。どうもテッドの脳裏にはそのことで
眉間が痛くなるほどだった。気象を変えて有利な戦いをする2人組といったところだろうか。
「長居は禁物だな」
誰に言う訳でもなくポツリとつぶやき、自家用車でとりあえず1泊できる店を探しに行くのだった。
その姿もまた、吹雪ですぐに見えなくなった。
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