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しおりを挟む「ふあ...っ♡あ゛...ぁ...♡」
聞いてた話と違う。
彼は中に指を挿入し、これでもかと言うほどじっくり慣らした。
内壁を撫で回し、時折細かく手を振動させる。
前立腺を捏ね回しながらキスを施されれば、彼の言う通り後ろはとろっとろに解れてしまった。
「もう挿入れても良さそうだな...」
「はぁ...、っはぁ...♡解放して、くれるって...言ったのに...ぃ...♡」
虫の息の如く呼吸を繰り返し、必死に絞り出した声で口にすると彼は薄く笑う。
「どうせムラムラして眠れないんだから...いっぱい気持ちよくなろ...?」
押し当てられた自身の切っ先に、身体がゾワリと震える。
駄目だ。
こんなのを挿入れられたら絶対に声が漏れてしまう。
中を突かれ、弱い所を重点的に責められたら...
「だ、だめ...っだめ...、椿さん...このままじゃ、っち〇ぽ挿入っちゃう......♡」
絶対に光悦と進にセックスしていることがバレる。
ぐぷ、ぐぷと音を立てながら、亀頭がアナルを出たり入ったりする度に一気に奥まで突いて欲しくて堪らない。
カリ首が引っ掛かると身体中に甘い震えが走って、すぐにでも屈服したくなる。
「ゃ、ぁん...っ」
「鏡夜のおま〇こにハメハメして欲しかったんじゃなかった...?」
いや!そうだけど!!!!
「っ、う...、ぁ゛...♡」
覆い被さる彼からふわりと香る匂いに、キツく締めていた後ろが一瞬緩んでしまった。
「あ、...~~っ♡♡」
その隙にアナルを突っついていた彼自身が、ゆっくりと中に挿入り込む。
「あっ...、ん...だめって言ってたのに、真ん中ぐらいまで挿入っちゃったよ...?」
彼の吐息が甘い。
「んん゛っ、だめ抜い、て......♡」
内壁が彼の肉に絡み付く感覚。
奥まで誘おうとヒクヒク蠢き、腰まで動いてしまいそうになる。
「気持ち、の...キちゃう、っ♡...、お願い...ち〇ぽ、しないで...椿さ...♡」
「寧ろそれ、煽ってるだろ...っ」
ずちゅっ!
「っ...、っは......!」
奥に挿入された瞬間、息が止まった。
中を圧迫する異物感と苦しさに目から涙が伝い、装着されたゴムの中に少量の精子を吐き出す。
四肢が震え、彼の脚に自ら脚を絡ませると黒田は俺の唇にキスを落とした。
「だめだめ言っておきながら...、中はオレのことみっちり包んで離そうとしない...鏡夜の嘘つき」
「、ちが...!」
「しー...大きい声出すとあいつらが起きるから、静かに...ね?」
黒田が身体を倒し、上から布団を被る。
こんな布団1枚で声が抑えられるかと言われればそんなことは無いだろうが...
「これなら少し声がでても大丈夫だよ...」
2人の匂いと吐息、熱さが布団の中にこもるこの状況に少なからず興奮していることは確かだった。
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