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しおりを挟む「っ...」
一段と進の頬が赤くなったような気がする。
図星だったのだろうか。
進は下唇を噛みながら、瞳に涙を浮かべた。
「腰揺れてるけど...、もしかして今もケツ穴に僕のち〇ぽハメられて、スケベなことされる妄想してんの...?だとしたらマジで引くわ」
あいた手で進の尻を叩く光悦の頬も、軽く上気しているように見える。
「ひっ、!申し訳、...っ...ませ...、俺は...ぁ、光悦さまにシャセー管理されて...ッ、毎日チクニーを、しろと...命令して頂いてから...四六時中光悦さまからご褒美をいただくことしか、ぁ...っ考えられなくて...」
ガクガクと震える脚を必死に地につけ、畳の上に愛液を滴らせるその姿は、艶かしいことこの上ない。
「...変態で、っ...もうしわけ、ございません...でも...」
大きく広げられた脚の間でそ反り立つソレは、先程出したばかりにも関わらず天を仰ぎ貪欲に快楽を欲していることが遠目でも分かった。
「触れて、頂きたいです...っ、光悦さま...」
「...触って欲しいって?はは...笑わせんな。
お前は頭ん中で僕に犯されることだけを想像して、勝手にイってろ」
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てながら耳を食み、低い声でそう囁く光悦は、照明が入り込む目を細めた。
「ほら、想像して...?お前がこの1ヶ月間、毎日いじり倒した乳首をコリコリしてあげる...。親指と人差し指で摘んで、指の腹で優しく擦ったり、上下にシコシコして...」
「あ゛っ、ぁぁ...♡や、乳首...ちくびっ、気持ち...ッ♡」
触られてもいないのに、進の先端はまたしてもとぷりと愛液を滴らせる。
「軽く引っ張ったり、爪先でカリカリされると堪らないよね...?」
「んぅ、やだ...っ♡や、...♡」
「強く押し潰すと、シンくんの乳首...僕の指に反発してぷっくり押し上げようとしてくる...。美味しそうに腫らして...、舌でしつこいくらい舐めしゃぶって吸ったらさ」
言葉巧みに責め立てられた進の身体は、どこもかしこもビンビンで光悦に少しでも触れられたら爆発してしまいそうだった。
それに、乳首や乳輪は俺のものよりも一回り大きく、筋肉質な身体には妙に不似合いなのに...
「本当に母乳が出ちゃいそうだよ...?こんな雌みたいな身体で情けなくないの?僕だったら情けなさ過ぎて人間辞めたくなるけど」
男性らしからぬ胸が逆に卑猥に見えた。
「っ、ふ...ぅ...う゛♡」
「ああでも...、僕の許可が無いとオナニーすることも、女とセックスすることも出来ないなんて」
「ぁ゛、あ...待っ、待ってくらさ...っ♡」
「人間以下...だったね?」
耳に当たる吐息と甘い声、進の手を後ろで掴んだままの光悦はゾクリと身体を震わせた。
「~~~っ、♡...ぁ、...ぁぅ...♡」
声にもならない声を漏らしたまま、自分の意思とは無関係に溢れ出た精子に、進は目に溜めていた涙をついに流す。
「おい...」
す、すげぇイき方してた...。
「足に精子かかったんだけど...どうしてくれんの」
「ず、みませ...っそうじ、させて...いたらきます...っ」
力が抜けた身体をどしゃりと床に倒れさせ、畳の上に飛び散った白濁とした液に舌を這わせようとした進だったが、はっ、とした様子で咄嗟に光悦の足元に顔を寄せる。
「はぁ...しつれ、い...します...♡」
「なんだ覚えてたか...。この前は僕より先に床を綺麗にして、鞭でお仕置きされちゃったんだもんね...?」
「んっ、...んは...♡ちゅる、ちゅ...ぁ...ン...っ♡」
無我夢中で光悦の足に舌を絡めるその男には、もう主人の声は届いていないようだった。
「好き...っ、すきです...光悦さま...っ...♡」
頬を染め、常に土下座に近しいポーズをとっているのは、光悦からの命令なのか、自らが望んでしているのかは定かではない。
それでもこの光景が異様なことぐらは、傍観者の自分でもよく分かった。
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