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しおりを挟む「うぁ...あ゛...っ♡」
絞り出したかのように先端から流れ落ちる精子は、透明色に近い。
「またイったの...?」
「も...中の、抜い...ぇ...♡」
黒田に縋り付き、必死に懇願する。
こんな小さい機械でここまで乱れまくった俺を鼻で笑い、優しく額にキスを落としたかと思えば髪を梳きながら低く囁いた。
「自分で出していいよ」
え?
いい、のか...?
なんだ、それなら早く抜いて欲しいと言えばよかった。
ずっと挿入れられっぱなしだったから違和感すらも感じなくなった内壁は、それでも尚快楽欲しさに蠢いてしまう。
ただ、このまま機械にイかされ続けることは御免だった。
後ろのコードに手を伸ばそうとした瞬間、Tシャツを脱いだ彼がベッドヘッドにもたれ掛かり、腹の上を跨ぐように指示を出す。
「尻こっちに向けて。出すところ見ててあげる...」
その言葉が彼の口から発せられると、身体が一気に熱くなった。
「但し、手は使わないように...」
そんな恥ずかしいこと出来る訳がない。
だったら中に挿入れてた方がマシなんじゃないのか...。
「出来な...」
「今のお前に拒否権なんてないけど?」
...そう、ですよね。
良心なのか、ローターのスイッチを切った黒田の上に跨ると、おずおずと彼に向かって尻を突き出した。
「っ、ん......」
は、恥ずかしい...。
少し力を入れると中に挿入っていたローターが、少しずつ出口を目掛けて移動することが分かり嫌でも鼻にかかった声が漏れる。
こんなところ、見ないで欲しい...っ。
「見てくださいって、お願いして?」
「っ...!!」
彼は、俺の羞恥心をこれでもかと言うほどに煽り、メンタルを容赦なく削っていく。
ただでさえこの格好が恥ずかしいのに、オネダリまでさせて、自力で中に挿入されたローターを出せと強要するのだ。
ダラりと溢れた愛液が、彼の腹筋を汚した。
「ぁ...う...、そん...な...っ」
「こっちに顔向けて、精一杯お願いして見せろって」
それは彼からのお願いではない。
命令だったーーー。
いつも優しくて温厚な彼は、セックスの時だって1番に俺のことを考えてくれていた。
優しく、真綿で包み込むような抱擁を受け、沢山の愛を囁かれながらするセックスはとてと幸せで、心の底から満たされる。
それでも
「つばき...さ...♡」
彼を怒らせた時の口調や態度、冷たい美しさには毎度ながらドキドキしてしまう。
尻を何度も叩かれた日のように、とことん虐められたいとさえ感じるのは...
「っ、♡自分れ、出すとこ...♡見ててくらさ...お願い、します...ッ♡」
自分が根っからのマゾヒストだからなのだろうか。
「いい子、可愛いね...鏡夜」
微笑を浮かべながら口にした、先程とは違う甘くて優しい声が身体に染み渡る。
いい子だ、可愛いと言われたことがただただ嬉しい。
もっと褒めてもらいたい。
もっとかわいがって貰いたい。
お腹に力を入れて、中に挿入る異物に意識を集中する。
彼の目の前で四つん這いになって、ち○ぽから愛液滴らせて、身体ビクビク痙攣させて...
酷い格好なことは分かっている。
「あっ、ぁ...♡出、...んんっ...♡」
「凄いな...、襞が盛り上がってきてる...」
「でる、出...っ♡見な、...見なぃれ...ぇ、ぁあ゛っ...♡」
音を立てて抜け落ちたそれは彼の硬い腹筋を叩き、腸液で卑猥に輝いた。
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