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しおりを挟む「寝と...?姫神先生のことも寝とったのか...?」
「え?」
なんで知ってるんですか、みたいな顔してるけど。
「なんで僕が主任とお付き合いしていることを知ってるんですか?」
......。
「ずび...っ、言っておくけど、見てたらわかるぞ」
「......。黒田先生がダメになったからって、主任のこと狙わないでくださいね。僕が大事に大事に調教してるんですから」
「あ?調教...?つーか、誰がネコを狙うんだよ。俺もネコなんだが」
俺の発言が信じられないのか、若王子は頬杖をつきながらジト目でこちらを見やった。
「たまに主任のこといやらしい目で見てますよね」
「見てない!断じて見てない...!なんつー言いがかりだてめぇ」
「主任はこの世の中で1番可愛くて綺麗なので、貴方のネコと一緒にしないで貰えますか。現に僕は貴方が下になっている姿を想像しても、ピクリとも反応しません」
失礼だろ。
兄の親友的ポジションの俺にチンピクされても困るが、きっと奴のは壊死してるに違いない。
「もうそれはいいよ...。実は今変わり種プレイを探してて...、なんか燃えたプレイがあれば教えて欲しい」
「...貴方大人しそうな顔しておきながら凄いこと言いますね。そうだな...強いて言えば、尿道...?」
「にょっ...」
アブノーマルなプレイに噎せ返る。
「あと僕挿入れる時はオネダリさせるのが好きなんです。尻だけ高く突き上げて、自分の両手で穴開かせて...「おち〇ぽ挿入れてください」って言わせるの...堪らなく興奮します」
にっこり
効果音がでてしまいそうな程の笑顔に加え、ドン引きで言葉が出ない。
それに、あまりにもナチュラルにおち〇ぽって言うもんだから気にしてなかったけど
こいつ今おち〇ぽって言ったぞ。
「にょ、...尿道って...気持ちいいのか...?」
「僕は分からないですけど、興味あるんです?黒田先生とのセックスに満足してない?」
「や...そ、じゃなくて...こうなったのもマンネリ...だったのかなって...」
煙草を咥えた彼だったが、咥えたはずの煙草がぽろ、と口から落ちる。
「......あまりにも早くない?」
「っ、だから...!なんか普段しないようなプレイを探してて...、候補はごっこプレイと...裸、エプロンなんだけど...」
「ごっこプレイ...裸エプロン...」
おい、姫神で想像してんじゃねぇぞスケベ。
「そう言うプレイをするより、想いを伝える方が先だろうが」
間違いない。
「お医者さんごっこと亭主関白ごっこなら、どっちがいい?」
「お医者さんごっこです」
即答である。
「僕、日頃のセックスが亭主関白っぽいところありますから」
最低だ。
モラハラだ、男女差別だと騒がれる世の中で、こんなに堂々としてていいものだろうか。
「姫神先生かわいそ...」
「でも、黒田先生は亭主関白とは真逆なタイプじゃないですか。亭主関白な黒田先生って気になりますね」
「ああ...そうだな」
いつも優しいし、労わってくれるから...俺様でオラオラしてる黒田を微塵も想像できない。
............酷く扱われたい、絶対に興奮する。
「でも女と一緒に歩いてた...!!」
「わかったわかった」
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