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しおりを挟む「んぅ、っ...は...待っ、」
両手で左右の尻肉を揉み、割り開こうとする彼の股間が少しだけ硬くなっていると分かれば、慌てて身を捩った。
「あんまり動かない方がいい..。回るスピードが早くなるし、鏡夜の匂いがたつ...」
低い声を漏らした彼に、ビクリと身体が反応する。
「...、...光悦...っ、?」
あれ...?なんか、俺の身体...
「この匂い...ほんと、厄介だな...」
首筋に顔を寄せた彼が、そこに歯を突き立て、そのまま皮膚を軽く吸い上げれば自身の先端からどぷりと愛液が滲んだ。
「あっ...ぁ、!まって、...立ってられな...」
快楽で今にも座り込んでしまいそうな俺を彼の腕が支え、無理矢理脚の間に膝が割り込めば、自然と頭を擡げた自身に擦れてしまう。
「んぁっ...」
「...このままだと、僕の頭がトんじまう...」
息を乱す光悦が、どれだけ興奮しているのかが目に見えて分かる。
整った顔で理性を保つのに必死な姿に目を奪われたが、ブンブンと頭を横に振った。
「っ、光悦...さっきから....一体なにを言ってんだよ...」
「こんなにえろい匂いさせて、僕に犯されたくて堪んないって顔して...、本当にいいよな...君みたいな子」
「は...!?」
「イジメ甲斐がありそうで...」
「おいっ、...なんか変だって...」
「黙って口開けろ...、口の中から犯してやる...」
顎を強く捕まれ、光悦の唇と重なろうとした、その時
ゴンッ
と鈍い音が頭上から鳴った。
「ごめんね、鏡夜。考えごとしてたら、はぐれちゃってた...」
その辺に落ちていた太い木の棒で容赦なく光悦の頭を殴る黒田が、額の汗を拭う。
「せ、せんせ...」
息をきらせて肩で呼吸をする黒田に、慌てて飛び付く。
怒っているような感じもしないし、この様子だと必死に俺を探してくれたのだろう。
飛び付いた瞬間、自分の身体が妙な熱を持ったこと、黒田の呼吸が変則的になったことには、まるで気が付かなかった。
「......光悦、説明しろ」
「いてて...説明も何も...」
「昔お前が使った薬と同じ匂いがする。お前が盛ったのか?」
「...は、馬鹿なことを言うな。鏡夜が水を飲んでからだ...あの水から薬の匂いがしてんだよ」
「......」
薬?匂い?
さっきから本当に何を...
ドンッ
息を乱す2人の間に大きな花火が打ち上がった。
パチパチと火花が散る音、色鮮やかな花が次々と空に打ち上がり、辺り一面の草木を彩る。
「...ぁ...!、う...」
確かに花火は綺麗だった。
ただ、それよりも
音の大きさで、少しだけ射精してしまったことに驚きを隠せない。
加えてアナルの奥まで切なく疼きだした。
「、先生...なんか...身体おかしい...、お尻がキュンキュンする...はぁ、っ助けて...」
「「...」」
はぁ、はぁ...と息を漏らし浴衣の布が擦れる感触や、花火の打ち上がる音に身体をビクつかせる姿は、肉食動物の男2人には嫌に艶めかしく写った。
「光悦、...車出して」
「...それはいいけど、1人で相手するつもりか?お前精巣ごと搾り取られて頭馬鹿になるぞ」
「だからと言って鏡夜を他の人間に好き勝手させたくない...、お前に触らせんのとか本当に無理...」
「そんなこと言ってる場合じゃない。このままだと3人ともとち狂うの、お前も分かってんだろ...?」
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