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しおりを挟む弄られすぎた乳首は、少しの刺激でも多少の痛みを伴う。
ヒリヒリして、優しく撫でられた衝撃だけで下唇を噛み、眉を顰めた。
それなのに
「、い...の...っ」
「...ん?」
「強ぃ...の、...キュッって摘んで、コリコリして...ほし、ぃ...っ」
それなのに強い方がいいなんて、自分でもどうにかしていると思う。
「そっか...」
「ひ、あっ...、くう...ぅん...っ♡」
彼は俺の懇願通り、ぬるぬると滑る乳首をキュッと摘んで強弱をつけて揉みこんだ。
乳首を虐められる度に、下半身に甘い痺れが走る。
どうしても下への刺激が欲しくて、目を瞑りながら自分の手をそろりと伸ばした。
「...こら、自分だけ気持ちよくなろうとしてるの...?」
「あっ!、ひ...んん♡」
耳の裏をべろりと舐めた黒田が、より強く乳首を摘む。
「ほら、目瞑らないで...ちゃんと乳首がコリコリされてるところ見なきゃ...」
股を広げて、勃起させて、乳首だけ弄られて...死にそうなくらい恥ずかしい中、羞恥に顔を赤らめる俺を見た黒田は口角を吊り上げた。
「...向かい合わせの方がいいかな...」
「えっ、...!、ぅあ、...やめ......っ」
無理矢理体勢を変えられれば、彼の身体を押し返す。
男らしい身体は光沢のせいでよりエロく見えた。
掌に吸い付く彼の肌、胸を押し返した時の柔らかさに、ドキドキする。
「ぅ...、せんせ...恥ずかし...、見ないで...」
さっきまでは黒田の顔が見えていなかったからまだ良かったものを、対面になってしまったら隠すことも目を瞑ることも、出来なくなってしまう。
厚い胸板とか、綺麗に割れた腹筋とか、がっしりした肩とか、太い血管の走る男らしい腕とか...その、小さい乳首とか...
「...はぁ...」
呆れたように、長い前髪を掻き上げて露になった端正な顔、全部に見惚れた。
「いつもいつも美味そうだよな...お前」
温和な彼が、獣になる時。
目をギラつかせながら、手を頭上で一纏めにされた俺は、拒絶する間もなく、乳首を口に含まれた。
「お゛っ、はァ、ああ...♡」
「ん、...このローション、味ついてる...」
バスタブの淵に座らされ、脚を開くように施されれば、隠すすべもなく勃起した自身を晒す。
「腕、このままにしといて...、」
小さな声を漏らしながらまたしても乳首を口に含まれる。
「ふぁ、あ...♡」
ねっとりとした熱い口腔に包まれたかと思えば、舌先で突つかれ、ぐりぐりと中へ押し込まれた。
「ひぃん、っやぁ...ぁ、押し...っむな、ぁ...」
彼の手が今まで触れられることがなかった、俺自身に纏わりつく。
ローションでぬるぬるになっているのにも関わらず、これからされることへの期待と乳首への愛部でだらしなく愛液を零す姿を、彼は薄ら笑いを浮かべながら見つめている。
「ぁ゛はあ...っ♡んっ、ひく、ぅ゛...っ待、れ...ぇ♡いっしょ、は...、あ゛...~~~っ...♡」
指で輪っかを作り、カリ首から亀頭部分をゆっくり、じっくり擦られれば、大きく腰が跳ね上がった。
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