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しおりを挟む「ん...っ、ちゅっ...は...ぁ」
「...」
「は、ふ...っ...ん、...ぅ」
「...?、.........」
ガバッ
勢いよく捲り上げられた毛布の中、蒸れた熱気が空気中に混ざる。
まだ朝焼けの空の下、寝癖をつけた黒田はこの状況を理解出来ていないらしい。
「先生...、お寝坊さんだな...?」
下着の中でそそり立つ肉棒に頬を擦り寄せ、目を細めて笑う俺を、寝ぼけ眼でただじっと見つめている。
「おはよ......まだ5時半だけど、なにしてんの」
「何って、見りゃ分かんだろ...?朝から元気な黒田先生にご奉仕...」
ちゅっ、と音を立てながら黒田自身にキスを落とせば彼の内腿が微かに震える。
「おっきくて...ん、っ全部は口に入らないけど...」
悶々としたまま眠りにつき、アラームよりも早く起きた俺は忍び足で黒田のベッドに潜り込んだ。
見るだけ、見るだけとスボンを下げたのはいいものの、結果我慢出来ずに口に含んでしまう始末。
今まで男のモノなんて絶対口にしたくないと思っていたが、黒田のは綺麗でいい匂いがするし、何より美味しそうに見えるから困る。
サラサラとした下着の生地は俺の唾液で濡れているが、お構い無しにまた舌を這わせた。
「ん...っ...」
問答無用で叩き起された黒田は嫌がる素振りすら見せず、浅い呼吸を繰り返すばかり。
「ぁ...きょ、...や...っ」
えろい声...。
彼の大きな手が頭を撫でると、あまりの気持ち良さにうっとりした。
「なぁ...直で舐めて欲しい...?」
ずしりと重い玉を掌で弄びながら、裏筋を舌先で舐める。
「先っぽから、...っ...しょっぱいの溢れてきてるよ...せんせ...♡」
淫らに腰を揺らしながら、彼のTシャツの中に片手を忍び込ませる。
割れた腹筋を撫で、つつ、と上へと滑らせれば、彼の綺麗な顔が少しだけ強ばった。
「っ、...参ったな...」
自ら下着をずらし中から自身を取り出すと、俺の唇にそれを押しあてる。
「舌出して...」
黒田の自身を目の前に大人しく舌を出した俺を見て、彼は鼻で笑った。
「ん、む...っ♡」
「人の寝込み襲って、そんなに嬉しそうに咥えて...ほんと、オレのち〇ぽ大好きなんだね...」
きゅうっ、とアナルが疼く。
拙い舌使いで一生懸命彼自身を舐めたり吸ったりする姿に、黒田は被虐心を揺さぶられたのだろう。
息を荒くし、喉奥に腰を押し付けようとしてくる。
その腰使いさえもいやらしく見えて、もっと気持ちよくさせたいと言う気持ちがフツフツと湧き上がった。
すりっ
「っ...こら」
「はっ...♡、せんせ...乳首きもち...?」
Tシャツの中に差し込んだ手で彼の乳首を刺激してやれば、ピクンと反応する。
そんなところまで、愛おしい。
「ん...っ、気持ちいいから触っちゃダメ...」
はらりと目にかかる前髪。
少しばかり上気した頬。
呼吸する度に動く腹筋。
快楽に歪む綺麗な顔に、甘い吐息と声。
ああ...本当、カッコイイ...。
ちゅぱ、じゅるるっ...
「っ、...く...!」
勢いよく吸い上げた拍子に口腔へ熱を放たれれば、俺はそれを彼の目の前で飲み込んで見せた。
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