秘めやかな色欲

おもち

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「黒田...せんせ...?」

目を伏せる彼の頬に指を滑らせる。
月明かりに照らされた彼の髪は生糸のように煌めき、端正な顔に陰りを落とした。

「自分の獲物に手を出されて、黙って静観できる動物なんかいない...」

滑らせた指に、彼の指が絡まる。

その艶めかしさに、嫌にドキリとした。

「...こんなに嫉妬するのも、執着するのも鏡夜が初めてだから、オレも戸惑ってるんだ...」

きゅん

「っ...、ほんとごめん...、もう...しない...」

ああ、やっぱり嫉妬してる黒田って少し可愛いな。

乳首を覆うドーム型のシリコンを外しながら、彼が俺の胸にすり、と頬を寄せる。
感覚がなくなった乳首は空気に触れたことにより小さく震えた。

「へっ...ぇ...?」

一瞬目を疑う。

今まで自分の乳首が外に出ていたことなんて1度もなかった。

それなのに

「...鏡夜の乳首、こんなにいやらしい色してたんだね。小さくてビンビンに勃起してるのに、乳頭の先がまだへこんでる...」

無理にでも引っ張り出された乳首は薄桃色に熟れ、ツンと上を向いているではないか。

「なん、...で...」

「ねぇ、舐めていい...?」

「や...だめ...っ」

左右に頭を振りながら、弱々しく彼の厚い胸板を押し返す。
が、案の定ビクともしない。

皮膚を軽く吸うように乳輪周りに口付け、乳首を避けながら肌を舐める。

官能的なワンシーンに中が疼けば、無意識に腰が揺れた。

「だめ...?オレが鏡夜の乳首を舌で押し潰して甘噛みして、乳頭も吸い出してあげるよ...?」

「っ、ん...ぁ、言わない、で...」

想像するだけで、また中が締まる。
前立腺を刺激するエネマグラの存在が恨めしい。

はぁ、はぁ、と肩で息をする俺の右の乳首を親指と人差し指が挟むと、全身に電流が流れた。

「あっ、ひ...♡待って...怖...ぃ♡」

「乳首舐めながら指マンして鳴かせたい...」

「らめ、らって...っ♡ちくび、は...♡」

乳輪に触れる唇が、くすぐったい。
卑猥な言葉を並べられるだけで、アナルがキュンキュンして堪らない。

「...くそ、かわいいな...」

「ぇ...っ?」

「その顔、凄くかわいい」

何、なに、いきなり可愛いなんて。
親指と人差し指に挟まれた乳首を軽く擦りながら、光悦に付けられたキスマークを上書きするかの如くキツく皮膚を吸いあげる。

「鏡夜...かわいいね」

「ひあっ...!あ、ぁ゛...っ待、またイく、イく...ぅん゛っ♡」

彼の色っぽい視線、微弱な乳首への刺激に内壁が動き全身が大きく波打った。

......


あ、やべ...一瞬意識飛ん...で...。
 

彼の上で身体を痙攣させていると、エネマグラを撫でながら、さっきまで1度も触れてこなかった左の乳首を唐突に

「ふぁあ...っ♡」

口に含まれた。

くちゅ、くちゅ、と器用に舌を動かし舌先で乳首を嬲る。

「ひぃんっ、んっ...気持ち、...っだめ、だめ...ぇ♡」

なんだこれ、気持ち良すぎだろ...胸蕩けそう...。
尻肉に触れる黒田自身の熱さに身体を震わせながら喉を鳴らす。

ち〇ぽ欲し...、もう精子出さないとおかしくなる...。

「ぁ、ぅ...ッしぇ、んしぇ...っ精子、らしたぃ...♡中挿入れて欲し...♡」

「...流石に苦しそうだね、上手にオネダリできる?」

「んっ、ふ...あ、あ...♡」

エネマグラに手をかけ、ゆっくりと引き抜かれるそれを、離したくないと肉が勝手に絡み付く。

「できない?出来ないならオレのはあげれないよ、ずっとこのまま」

「ッ、れきりゅ...、ぅ...♡」

ズルリと 引き抜かれたエネマグラは粘液でぬらぬらと光り輝いている。
ぽっかりと穴のあいた中がヒクヒク蠢くのが辛くて、双丘の間にそそり立つ黒田の肉棒にわざとらしくアナルを押し付けては、いやらしい腰付きで動いて見せた。

「っ、...は...えろくて、見てるだけでイきそう...」

中が寂しくて、中の気持ちいいところをコリコリして欲しくて、浅ましく強請ることしか考えられない。

「ん...ぁ...イくなら、俺の中でイって...っ♡」

俺の言葉にビクン、と震えた黒田自身の大きさにうっとりとしては彼の首に腕を回した。
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