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しおりを挟む「勝手にイったらダメでしょ」
彼の身体の上でへばり、自身の先端からだらしなく愛液を垂らす。
それでも黒田は、未だにビクンビクンと震える身体に鞭を滑らせ、「早く尻をあげろ」と言うのだ。
「も、無理...っ、お尻叩くの...ゃめて...」
「鏡夜」
優しい声。
温かな手が俺の腰を撫でる。
その声音と体温に安心しては、アイマスク越しに涙を零した。
「やめたらお仕置きにならないよね?」
鞭が空気を切る音が聞こえた時には、もう遅かった。
尻を強く叩いた鞭に背中を仰け反らせ、彼の腹筋に自身が擦れた瞬間、また達する。
「勝手にイくなって」
パシッ!
「ひあ゛っ、待っ...イったばっか...!」
バチィンッ!
「!痛、ぅう゛、...っ」
パァンッ!!
「くぅ、うん゛っ...!!あっ...ッ...ぁ、え...っ♡」
死ぬ。
イき死ぬ。
前立腺を刺激し続けるエネマグラをギュッと締め付け、絶え間ない絶頂に身体を痙攣させた。
「またイったね、ごめんなさいは?」
「ひ、♡...ごめ...なしゃ...っ、ごめ...」
バチィンッ!
「きゃぅ、ん゛...っ!」
イくの、止まんな...
ずっとお尻が気持ちよくて、射精が出来ないのが辛い。
「は、ぅ...♡...せんせっ、ごめなさ...。ぐすっ...も、イきたくな...ぃ、許して...」
30にもなって誰がスパンキングを経験すると思ったのか。
この悪趣味な鞭だって、俺に叩かれたいマゾな男がプレゼントしてきた物であって、少なくとも自分に使われるとは思ってもいなかった。
「ぐす...っ、ぅ...う...」
叩かれた箇所が熱くて、中が気持ちよくて蕩けてしまいそうだ。
肩を震わせながら泣いていると、絶頂の波が遠のいたタイミングで、彼の手がじんじんと熱を持つ尻を撫でる。
「んっ、ぁ...?」
「そんなにしゃぶりたいならしゃぶらせてあげるよ...」
その言葉に反応し、すり、と完勃ちしているであろう彼自身に頬を寄せて、太い血管の走る幹に口付けを落とした。
屈強な自身の先端には愛液が滲んでいる雄々しい姿を想像すれば、アイマスクの下で恍惚としてしまう。
よくよく考えれば、こんな至近距離で男根を感じたのははじめてだ。
舐めてみたらどんな味がしてどんな舌触りなんだろう。
ボディーソープの香りに混じって彼の匂いがすることにドキドキし、許可が出るまでひたすらに待つ。
鼻を寄せ、頬擦りし、男の男根に媚び諂う姿を見た黒田はゾクリと身体を震わせた。
「...君は本当に男のコレが好きなんだね。欲しい?」
「っ...」
叩かれて赤くなった尻を淫らに揺らめかせながら、コックリングがハメられた黒田自身を両手で掴んでいるのだ。
そう問い掛けられても仕方がない。
「ん...っ、うん...♡先生のおち〇ぽ、欲し...ご奉仕させて...っ」
「じゃあベッドから下りて」
「!うん...っ」
彼に支えられながら床に両手と膝を付き、手探りで脚の間に身体を割り込ませる。
距離感が掴めずどうしたものかと悩んでいると、唇に彼自身が触れた。
「フェラの経験は?」
「んむっ、ないよ...俺が男のなんざ舐めるわけないだろ...」
「そう。じゃあ...あーんして」
小さな口を精一杯開けて、彼の亀頭をぱくっと咥え込んだ。
ちゅ、ちゅ、と音をたてながら吸ったり尿道に舌を差し込んでみたり、夢中になって奉仕する。
「、...ぁ...ッ、歯立てんなよ...?」
気持ち良さそうな声がすげぇエロい。
頭を撫でる手が心地よくて、彼自身の先端から溢れ出る愛液を必死に吸い、根元から先端までを舐めあげれば腰がぶるりと震えた。
「はぁ...っ」
俺の口で感じてくれてる...顔見たい...。
「...お尻、ハート型の痕ついてるね...今叩いたらどうなるかな」
「っ...!ゃ、ら...もう、叩くのは...」
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