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独占欲
しおりを挟むイラマチオ...?
聞き慣れない単語だからなのか、嫌な予感しかしない。
それでも口を離さず、彼の勃起した昂りを甲斐甲斐しく口淫する姿に、若王子は微笑んだ。
「腰、動いてますよ...踏まれるの嬉しい?」
「んっ、ん...じゅるる、っ」
彼の足の下にある自身を強めに踏まれ、眉間にシワを刻めば、中に溜まっていた愛液がどぷ、と溢れ出す。
私は無意識のうちに腰をゆらゆらと揺らしながら彼を口にしていたようだ。
そんな浅ましい自分の姿を想像するだけで、後ろの穴がキュンキュンと疼いてしまう。
「どんどん僕好みの変態になっていきますね...」
頭を優しく撫でたかと思えば、顎を持ち上げられ、またしても私の口から飛び出た彼自身が目の前で大きく震える。
「あっ...はあ、若王子くん...」
「口開けて」
依然として踏まれた状態の自身は解放されることなく、私は床に座り込んだまま口を開けた。
「口ん中とろとろ...」
彼の長い指が口腔に入り、上顎をそっと撫でる。
「んんっ...!」
擽ったいような、気持ちいいような感覚が全身を襲い、思わず身震いした。
「イラマした時、上顎だけで脳イキできるように躾してあげる......おいで」
手を引かれて、硬い床からベッドの上に移動する。
彼の膝の上に乗せられれば自然と自身同士が擦れてしまい、声が漏れそうになるのを咄嗟に堪えた。
うわ...なにこれ、こんなの恥ずかしい...。
目眩がする程の卑猥な光景。
彼の盛り上がった腹筋の下からそそり立つ大きな自身に喉を鳴らしては、恥ずかしさからそっと腰を引く。
先程まで愛液を垂れ流していたせいで、少しでも動くと糸を引き、余計にいやらしい。
「なに...兜合わせもしたいの?変態だな...」
「っ、兜合わせ...?」
逃げられないように腰を抱き寄せられれば、お互いの昂りが擦れ合う。
愛液の滑りを借りて、亀頭同士がくちゅくちゅと擦れると堪らず声が漏れた。
「あっ♡やっ...これ、やだ...っ♡」
「自分で腰振ってるし、全然嫌そうじゃないんだけど...」
彼のビキビキと反り返った大きな自身に、私のが何度も擦り寄り、愛液が幹を伝う。
「えろ...まだお漏らししてんの...?栓する...?」
「んっ、ぁ...しな、ぃい...っ♡」
首筋を舐め、甘噛みし、鎖骨を強く噛んでは、肩を吸う。
その度に熱い吐息を零し、淫らに腰を揺らした。
「ずっと...噛みたかった...んっ」
「ふあ、あ...っ!」
先程舐めた首筋を一際強く噛まれ背中を仰け反らせる。
「噛み心地も、肌の滑らかさも...香りも...全部僕好み...」
血が滲んでいることには気付かず、ただ彼の腕の中で与えられる快楽を受け入れた。
「僕以外の誰かが貴方を傷付けるなんて、絶対に許さない...誰であろうと、絶対...」
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