2人の男に狙われてます

焦らし

目の前に火花が散って、自身の先端からは精液が垂れ流しになる。

｢お゛っ、あへ...ッ｣

放心状態の私を無視して、先程よりも早く腰を打付け始めた彼の手を掴む。

｢あひっ、待っれ...ぇ！あっ、あ゛っ、イったばっか、で、んぁあッ｣

前立腺を捏ねられ、ぱちゅぱちゅと水音を立てながら彼の自身がアナルの奥を突くと、ついには四つん這いの体勢が崩れてしまった。

｢あ゛っ、あ゛ぁん...だめぇッい、ひぅ...うっ｣

ただひたすらに気持ちがいい。
ギリギリまで引き抜かれる度に身体がゾクゾクして、その穴を埋めるかの如く、みっちりと自身を押し込まれれば堪らなく興奮する。

シーツに自分の自身が擦れることにすら感じては、アナルを締め付け、より貪欲に快楽を貪ろうとした。

｢っ、は...このままだと出そ...｣

余裕なさげな彼の呟きに、思わずはっとする。

｢はっ、あひ、ぃんっ、やッ...あっ！｣

｢嫌？どうして...？｣

腰を掴み、獣のように腰を振る彼は私の項にキスを落とした。

どうしてって

｢そ、んなの...っ｣

｢っ、は、妊娠、するから？｣

その言葉を聞いた瞬間、妊娠しないことを分かっていたが、少しドキリとした。
男だから妊娠するはずがない。
入れられている所もお尻の穴であって、子宮は存在しない。

だから、妊娠なんて...。

そう思っていても、私は怖かったのだ。

なんていったって、男とのセックスは彼がはじめてなのだからーーー。


｢貴方のここは完全におま〇こなので、僕の精子がおま〇こに着床したら、妊娠しちゃいますね...？｣

｢！！や、...だめっ、ひ、ぁぅ、ッん妊娠らめ、ぇ...ッ！｣

彼の自身が大きくなることが分かり、言葉とは裏腹にギュッと締め付ける。

背後で色っぽい吐息を零し、前髪を掻きあげるとまた容赦なく腰を打ち付けてきた。

パンパンと肉同士がぶつかり合う音。

前立腺をしつこく突かれ、アナルだけで達しそうになっていると｢勝手にイくなよ｣と低い声で囁かれた。

｢もっ、く、ひぃッ、んッイきたっ...イく、イぐ...ぅッ！｣

もうイく、そう思った時に彼は呆気なく自身を抜いてしまったのだ。

｢ふ、ぇ...あっ、若王子く...は、ぁ酷っ...｣

先程まであんなにも身体が高揚していたにも関わらず、突然快楽を奪われたことによりオーガズムはパタリと去ってしまった。

｢ぽっかり穴開けて...ローションと貴方の腸液がおま〇こから垂れてますよ...。自分で開いて、もっとよく見せて｣