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第26章 決戦
第217話 遺恨解消と短剣復活
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「(レックスよ。聞きたい事がある)」「何? ファイアードラゴン」「(先ほどお主が振るったその剣の衝撃波が地上にまで及び、地上にいた魔物も真っ二つに裂かれたのだ)」「そうなの!?」「(ところが、その魔物の真下にいたお主の仲間は何故か無傷だったのだ)」「えっ!?」「(それは一体何故なのだ?)」
ファイアードラゴンにそう聞かれ、ケリーの両親を助けた時の事を思い出しファイアードラゴンに「多分それは、本来この短剣で斬る事の出来るのが悪しきモノ、つまりこの短剣が悪だと判断したモノだけだからだと思うよ」
「(その剣が、悪だと判断したモノ?)」「うん。この決戦の少し前にある子供の両親が大きな木の下敷きになっていて、この短剣でその木を斬った時、下敷きになっていた両親や地面には一切傷が付いていなかったんだ。それに、この短剣の事を調べてもらっていた人から、昔この短剣を所有していた人はこれで悪しきモノ達を倒していたって聞いているし」
「っ!」それを聞いてファイアードラゴンは同族が皆殺しにあった時の事を思い出していた。そして「(ならば、あの時我以外の同族は皆その剣からは悪しき者だと判断されたのか)」と聞かれたので、「······きっと、そうだったのかもしれない」と答えた。
「(······そうか)」そうファイアードラゴンが呟いた直後、そのファイアードラゴンから聞いた話を思い返し、ある仮説が浮かんだのだ。
「ひょっとすると、この短剣を持っていた人はその事を理解していたのかもしれない」「(その事?)」「君を殺せなかったのはまだ君が悪しき者になってないからだと。そして、今後そうならないように君にあんな事を言って君の復讐心を自分だけに向けさせたのかもしれない」
(ハッ!)確かにあの時あの男はーー恐らく君は我々を許せないと思っているだろう。もし大きくなってもその気持ちを持ち続けていたら、私が相手をするよ。例えその時私が死んでいたなら、この事を子供達にも伝え続け、相手をするようにするよーーと自分の復讐心を自らにだけ向けさせようとし、自分もその言葉を胸に秘めて生きていた。
そして、剣を所有した者が手放したのを見届けたところで既に我の心の中にも復讐心は抱いてなかった事もあり、火山の住み処に戻って後は静かに暮らそうと決意した。
そう考えればレックスの言っている事はその通りだと認めざるを得なかった。そして、あの湖のほとりで対話した時レックスからーー僕がこの剣を持つ事になったのは、あなたのその持ち続けている恨みの気持ちを晴らさせるように神様が僕に与えた試練のためだと思うんだーーと言われた事も思い出し、その通りだったのかもなと思った。
そして「(······フッ。フフフフフッ)」「ファイアードラゴン?」「(レックスよ。確かにあの時そなたが言った通りかもしれぬな)」「えっ?」「(神がそなたにその剣を所持させるに至ったのは、我が永年持ち続けていた気持ちを晴らすためだったのかもしれぬな)」「······えっ?」
突然ファイアードラゴンからそう告げられ呆気にとられいたら、「(レックスよ。あの湖でそなたと交わした約束は無しにしよう)」と言われたので「えっ······そ、それって?」と聞き返したら、ファイアードラゴンはこちらを向いて笑みを浮かべたのであった。それを見て僕も理解した。
「(さて。では改めて、目の前のあ奴らを退治しに行くとしよう)」「······うん!」そうお互い受け答えをしてギガントもどきの集団へ再び向かった。
それからは正真正銘僕とファイアードラゴンは一体化したかのような動きを見せた。
あるギガントもどきが拳を振るって来たらファイアードラゴンがヒラリと避けつつレックスが短剣を振るって腕を切り落とした後に額を攻撃して倒し、また別のギガントもどきとはファイアードラゴンが相手の攻撃を押さえ込んだ隙にレックスがギガントもどきの頭に飛び移り、そのまま額を攻撃して倒したのだった。
またあるギガントもどきがレックス達を攻撃しようとしているのに気付くのが遅れ、避けきれなくなった時何処かからか無数の矢がギガントもどきの手に向かって放たれ、ギガントもどきがその矢に気を取られている隙にギガントもどきから離れ、すぐに短剣を振るって腕を切り落とした後に額を攻撃して倒せたのだった。
落ち着いたところで先ほど矢が飛んできた方を見てみたら、そこにはロースやヨートス様を始めとした多くのエルフ族とダークエルフ族がいた。
(そうか。さっきの矢はロース達が······)そう思って見ていると、ロースがこちらに向かって手を振ってくれていたので僕も手を振り返した。
その直後、ロース達に僕もファイアードラゴンも気を取られてしまったため最後の一体が繰り出してきた拳に気付くのが遅れ、目前に迫ってきたところで気付いたのだった。
((っ!?))流石にそれは避ける事が出来ず、僕が短剣で受け止めるのが精一杯だった。そしてそのまま地面に押し潰そうと拳に力を込めてきたので僕達は踏ん張ることしか出来なかった。
「レックス!」「そ、そんな」ロースや他の皆がそんな僕達の様子を見て心配や不安な声を漏らし、「そ、そんな······嘘、だろ。レ、レックスーッ!!」兄ちゃんも僕達の様子を見て僕の名前を叫んだのだった。
(く、くそぅ······)短剣で何とか抑え込んでいるが、徐々に地面へ押さえ付けられていた······。
「こ、こんな、所で」(折角死の運命を回避させられたのに)「殺られて」(死んで)「た、たまるかぁーーっ!」と叫んだ直後、突然聖なる短剣が激しく輝きだしたのだった。
流石にその光は戦場にいる者達だけでなく、魔法部隊や森の司令部ならびに救護所にいた支援部隊まで確認出来たのだった。
当然すぐ近くにいるギガントもどきはそのあまりの眩しさに耐えきれず、押さえ付けていた手の力を緩めてしまった。
その機を逃さなかったファイアードラゴンと僕は押さえ付けている手を強引に押し退けてギガントもどきの頭上を目指し、そして「うぉーーーっ!」その勢いのまま額を貫いたのだった。
額を貫かれた際に顔の半分も失くなった最後のギガントもどきは、そのまま絶命して地面に倒れたのだった。
その一連の動きを確認した連合軍の面々は、「「······や、や、やったーーーっ!」」魔物と対峙していたり近くにいる者達も含めて全員が大喜びしたのだった。
逆に魔物達は意気消沈した事もあってそんな連合軍の者達を襲う奴はいなかった。
僕も最後のギガントもどきを倒した事で奴らを全滅させれた事に想いを馳せ、そして聖なる短剣を見据えた。その聖なる短剣はまだ白く光輝き続けていた。
そんなレックスに「(その今の姿が、その剣の本来の姿だ」とファイアードラゴンが語りかけた。
「これが、聖なる短剣の本来の姿······」改めて聖なる短剣を見据えた。そこでようやく地上にいる人達の歓喜の声が耳に入ってきて地上を見下ろした。
多くの人が喜んでいるのを確認して、(良かったぁ)と思い皆のところに戻ろうと思ったが、昨夜見た予知夢の事を不意に思い出したため、「ファイアードラゴン、頼みがあるんだ」「(何だ? レックス)」「このまま、魔王城に向かって欲しいんだ」「(何故だ?)」「ある事をどうしてもこの目で確かめたいんだ!」「(······良いだろう)」
そう答えてファイアードラゴンは魔王城の方へ飛んで行ってくれのだった······。
ファイアードラゴンにそう聞かれ、ケリーの両親を助けた時の事を思い出しファイアードラゴンに「多分それは、本来この短剣で斬る事の出来るのが悪しきモノ、つまりこの短剣が悪だと判断したモノだけだからだと思うよ」
「(その剣が、悪だと判断したモノ?)」「うん。この決戦の少し前にある子供の両親が大きな木の下敷きになっていて、この短剣でその木を斬った時、下敷きになっていた両親や地面には一切傷が付いていなかったんだ。それに、この短剣の事を調べてもらっていた人から、昔この短剣を所有していた人はこれで悪しきモノ達を倒していたって聞いているし」
「っ!」それを聞いてファイアードラゴンは同族が皆殺しにあった時の事を思い出していた。そして「(ならば、あの時我以外の同族は皆その剣からは悪しき者だと判断されたのか)」と聞かれたので、「······きっと、そうだったのかもしれない」と答えた。
「(······そうか)」そうファイアードラゴンが呟いた直後、そのファイアードラゴンから聞いた話を思い返し、ある仮説が浮かんだのだ。
「ひょっとすると、この短剣を持っていた人はその事を理解していたのかもしれない」「(その事?)」「君を殺せなかったのはまだ君が悪しき者になってないからだと。そして、今後そうならないように君にあんな事を言って君の復讐心を自分だけに向けさせたのかもしれない」
(ハッ!)確かにあの時あの男はーー恐らく君は我々を許せないと思っているだろう。もし大きくなってもその気持ちを持ち続けていたら、私が相手をするよ。例えその時私が死んでいたなら、この事を子供達にも伝え続け、相手をするようにするよーーと自分の復讐心を自らにだけ向けさせようとし、自分もその言葉を胸に秘めて生きていた。
そして、剣を所有した者が手放したのを見届けたところで既に我の心の中にも復讐心は抱いてなかった事もあり、火山の住み処に戻って後は静かに暮らそうと決意した。
そう考えればレックスの言っている事はその通りだと認めざるを得なかった。そして、あの湖のほとりで対話した時レックスからーー僕がこの剣を持つ事になったのは、あなたのその持ち続けている恨みの気持ちを晴らさせるように神様が僕に与えた試練のためだと思うんだーーと言われた事も思い出し、その通りだったのかもなと思った。
そして「(······フッ。フフフフフッ)」「ファイアードラゴン?」「(レックスよ。確かにあの時そなたが言った通りかもしれぬな)」「えっ?」「(神がそなたにその剣を所持させるに至ったのは、我が永年持ち続けていた気持ちを晴らすためだったのかもしれぬな)」「······えっ?」
突然ファイアードラゴンからそう告げられ呆気にとられいたら、「(レックスよ。あの湖でそなたと交わした約束は無しにしよう)」と言われたので「えっ······そ、それって?」と聞き返したら、ファイアードラゴンはこちらを向いて笑みを浮かべたのであった。それを見て僕も理解した。
「(さて。では改めて、目の前のあ奴らを退治しに行くとしよう)」「······うん!」そうお互い受け答えをしてギガントもどきの集団へ再び向かった。
それからは正真正銘僕とファイアードラゴンは一体化したかのような動きを見せた。
あるギガントもどきが拳を振るって来たらファイアードラゴンがヒラリと避けつつレックスが短剣を振るって腕を切り落とした後に額を攻撃して倒し、また別のギガントもどきとはファイアードラゴンが相手の攻撃を押さえ込んだ隙にレックスがギガントもどきの頭に飛び移り、そのまま額を攻撃して倒したのだった。
またあるギガントもどきがレックス達を攻撃しようとしているのに気付くのが遅れ、避けきれなくなった時何処かからか無数の矢がギガントもどきの手に向かって放たれ、ギガントもどきがその矢に気を取られている隙にギガントもどきから離れ、すぐに短剣を振るって腕を切り落とした後に額を攻撃して倒せたのだった。
落ち着いたところで先ほど矢が飛んできた方を見てみたら、そこにはロースやヨートス様を始めとした多くのエルフ族とダークエルフ族がいた。
(そうか。さっきの矢はロース達が······)そう思って見ていると、ロースがこちらに向かって手を振ってくれていたので僕も手を振り返した。
その直後、ロース達に僕もファイアードラゴンも気を取られてしまったため最後の一体が繰り出してきた拳に気付くのが遅れ、目前に迫ってきたところで気付いたのだった。
((っ!?))流石にそれは避ける事が出来ず、僕が短剣で受け止めるのが精一杯だった。そしてそのまま地面に押し潰そうと拳に力を込めてきたので僕達は踏ん張ることしか出来なかった。
「レックス!」「そ、そんな」ロースや他の皆がそんな僕達の様子を見て心配や不安な声を漏らし、「そ、そんな······嘘、だろ。レ、レックスーッ!!」兄ちゃんも僕達の様子を見て僕の名前を叫んだのだった。
(く、くそぅ······)短剣で何とか抑え込んでいるが、徐々に地面へ押さえ付けられていた······。
「こ、こんな、所で」(折角死の運命を回避させられたのに)「殺られて」(死んで)「た、たまるかぁーーっ!」と叫んだ直後、突然聖なる短剣が激しく輝きだしたのだった。
流石にその光は戦場にいる者達だけでなく、魔法部隊や森の司令部ならびに救護所にいた支援部隊まで確認出来たのだった。
当然すぐ近くにいるギガントもどきはそのあまりの眩しさに耐えきれず、押さえ付けていた手の力を緩めてしまった。
その機を逃さなかったファイアードラゴンと僕は押さえ付けている手を強引に押し退けてギガントもどきの頭上を目指し、そして「うぉーーーっ!」その勢いのまま額を貫いたのだった。
額を貫かれた際に顔の半分も失くなった最後のギガントもどきは、そのまま絶命して地面に倒れたのだった。
その一連の動きを確認した連合軍の面々は、「「······や、や、やったーーーっ!」」魔物と対峙していたり近くにいる者達も含めて全員が大喜びしたのだった。
逆に魔物達は意気消沈した事もあってそんな連合軍の者達を襲う奴はいなかった。
僕も最後のギガントもどきを倒した事で奴らを全滅させれた事に想いを馳せ、そして聖なる短剣を見据えた。その聖なる短剣はまだ白く光輝き続けていた。
そんなレックスに「(その今の姿が、その剣の本来の姿だ」とファイアードラゴンが語りかけた。
「これが、聖なる短剣の本来の姿······」改めて聖なる短剣を見据えた。そこでようやく地上にいる人達の歓喜の声が耳に入ってきて地上を見下ろした。
多くの人が喜んでいるのを確認して、(良かったぁ)と思い皆のところに戻ろうと思ったが、昨夜見た予知夢の事を不意に思い出したため、「ファイアードラゴン、頼みがあるんだ」「(何だ? レックス)」「このまま、魔王城に向かって欲しいんだ」「(何故だ?)」「ある事をどうしてもこの目で確かめたいんだ!」「(······良いだろう)」
そう答えてファイアードラゴンは魔王城の方へ飛んで行ってくれのだった······。
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