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第26章 決戦
第209話 ケリーの家族捜索3
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突然聖なる短剣が光だし、また森の少し奥の方も突然光だしてその事にベアーズだけが気付いたのだった。
そのためベアーズは「ガウ! ガウ! ガウガウ!」と懸命に吠えて僕の注意を向けさせた。
それに気付いて「どうした? ベアーズ」と尋ねてベアーズは僕の腰辺りに視線を送った。
そこでようやく僕も聖なる短剣が光っているのに気付き、「こ、これは······」と思っていると今度は光が見えた方を見てベアーズが再び吠えたのでそちらを見て僕も光に気付いたのだった。
そのため僕はケリーを泣き止ませて一緒にそちらに向かった。光の方に歩いて行ったら目の前に大きな倒木を見掛けた。
「これは、えらく太い木だなぁ」と僕が呟くと、「こ、このき······」「ケリー?」ケリーがじっとその倒木を見て「······お、おもい、だした」と呟いたのだった。
「思い出したって?」「あのひ、まものがむらをおそってきて、みんなでもりのなかにあるどうくつにひなんしようとしたら······」
ケリーが両親に手を引かれて森の中を走っていると、途中でケリーが転んでしまった。慌てて両親もケリーの下に戻ろうとしたら、すぐ近くの木が倒れてきてしまった。
その直後ケリーが前を向くと倒れてきた木だけが見え、両親の姿が見当たらなかった。そしてケリーは両親に呼び掛けたが返事がなく、洞窟に行きたくても木が邪魔で向かえなかった。
仕方なくケリーは村に引き返す事にして村に着き、自分の家の所まで来たところで倒れてしまったとの事だった······。
「そうだったのか。それじゃあ、この木がその時倒れてきた木なのかい?」「······うん」「じゃあ、もしかしたらこの下にケリーの両親が······」
そう思ったが、問題はこの木をどうするかだ。(流石にこれを退かすのは無理だろうし、聖なる短剣で斬るにしても、もし本当に木の下にケリーの両親がいたとしたら、その人達まで木と一緒に斬ってしまう事になるかもしれないし······)そう考えながら大木の周りを調べだした。
(それに、斬るにしても一体どこを斬れば······)と思ったその時、······キラーン!(えっ!?)突然目の前の大木部分に光の縦線が見えたのだった。
(い、今のは······)光自体は今まで感じていたものと同じで間違いないが、これまでは点として見えていたのが今回は初めて線として見えたことに驚いた。
しかしすぐに気持ちを切り替え(もしかして、ここを斬れって事?)と思い、念の為その木の下を確認したがやはり何も見えなかったので(ここは、この剣を信じよう!)と決め 「ケリー、ちょっと離れてて」とケリーに離れるように伝えてから聖なる短剣を構え直した。
そして先ほど光の縦線が見えた部分を切り裂くように聖なる短剣を振り下ろした。
すると、メシッ! メシメシメシッ! バコーン!! 聖なる短剣を振り下ろした部分に切れ目が現れ、そこから木が真っ二つに割れたのだった。
一瞬呆然と立ち尽くしてしまったが、気を取り直して木の割れた部分を覗いてみたら(っ!!)すぐにあるモノを発見し、「ケリー! こっちに来て!!」とケリーを呼び寄せた。
ケリーが近寄ってきたところでその発見したモノを見せた途端、「っ! あ······パ、パパーッ! ママーッ!」と泣き叫びながらケリーはその発見した······男の人と女の人に向かった。
その2人の顔はまさにロケットペンダントに入っていたケリーの家族写真の2人とそっくりであった。つまり······ケリーの両親だとすぐに気付いたのだ。
(やっぱりこの木が倒れてきた時下敷きとなってそのまま亡くなったんだろう)と思った。とにもかくにもようやくケリーの両親を見つける事が出来た。
しかも、両親が倒れていた所は先ほど聖なる短剣で斬り込んだ場所のすぐ真下だったにも関わらず、両親の体どころかその下の地面にすら斬り込まれた跡が見受けられなかったのだ。
(どうして······)と思った時、以前ハウル様からこの聖なる短剣を返してもらった際ーー事あるごとにこの短剣を用いて悪しきモノ達を倒しておったのじゃ~~その短剣を用いていた時にはまさにあらゆるモノを一発で仕留めたりしていた~~まるでどこを斬れば良いのかが分かっているかの如くになーーと言っていた事を思い出した。
(悪しきモノを······それじゃあ、今回ケリーの両親を下敷きにしていた大木"だけ"を悪しきモノと判断したってこと?)そうなのかどうか実際のところは分からないが、とにかく聖なる短剣のお陰でケリーの両親を傷付ける事なく見つけられたのは確かだ。
そのため(ありがとう、ホーリー······っ!?)聖なる短剣へお礼を伝えようと見たら、何と聖なる短剣の色の濃さが明らかに薄くなっており、元々の持ち主だった代々騎士団団長を務めていた人の家系の紋様も良く見えるようになったのだった······。
(こ、これは一体······)と考えていたら、ハウル様から受け取る時にーー本来のこの短剣は聖なる短剣と呼ばれる白く光輝いた短剣だった~~ある代の当主が邪な理由から自分にとって邪魔となり得る者達をこの短剣で次々と暗殺しおったのじゃ~~それを境にこの短剣は徐々に色が黒く変化しだしてしまい、またこの短剣を所有した当主が次々と不慮の死を遂げだした~~とにかくその短剣が良き物となるか悪しき物となるかはお主次第ーーとも言われた事を思い出していた。
(まさか、僕の今までの行動によって本来の姿に戻りだしてきているって事なのか?)と思ったのだった。
取り敢えずこの事は落ち着いてから考える事にし、ひとまずケリーが落ち着いたところでケリーやベアーズにも手伝ってもらいながらケリーの両親を村へ運んだ。
そしてすぐに王都の本部に戻り団長室へ向かった。「団長!」「っ! どうしたんだい、レックス君。そんなに慌てて」「ケリーの両親を発見しました!」「何だって!?」今日の森での出来事を団長に報告した。
僕の報告を聞いた団長はすぐに直属の部下を召集して僕らと村へ飛んでケリーの両親を発見した場所へ向かった。その後部下らに周囲の捜索をさせて他の村人を捜しだした。
暫くして洞窟までの道中で数人。洞窟の中やその周りで残りの村人の死体を全員発見したのであった。
こうして、ケリーの両親と村人の捜索活動は終わりを告げた。取り敢えず他の村人も村へ運び、明日ジニー神父様に頼んで葬儀を行う事にして僕達は本部に帰った。
本部に帰った後僕はケリーを送った際ジェシーへ両親を発見し、明日葬儀を行う事を伝えた。
今回もまずジェシーは自分事のように喜んだが、亡くなっていたと知るとケリーを哀れみケリーを抱き締めた。しかしケリーは「だいじょうぶだよ、おねえちゃん」と答え、それにはジェシーも驚いていたのだった。
そして本部に戻り兄ちゃんやジャック達、アリスにも両親が見つかった事と葬儀の事を伝え、皆参加すると答えた。そして翌日······。
ケリーの村にて僕らが見守るなか神父様によってケリーの両親や村人達の葬儀が執り行われた。
ケリーもジェシーに付き添われて葬儀を見守っていたが、最後まで一切泣く事は無かったのだった。その首にはあのロケットペンダントをぶら下げて······。こうして葬儀も無事に終える事が出来た。
葬儀を終えた後、突然ケリーがジェシーに「これからはこじいんですごす」と言ってきたとの事だ。
ジェシーが理由を聞くと、「······うまれかわったきもちでいきていきたいから」と答えたそうだ。ジェシーには何の事か分からなかったが、ケリーの気持ちを尊重してやる事にし、僕と神父様に相談してきて、僕らもそれが良いだろうと結論付け、明日神父様が迎えに行く事に決めた。
そして、翌日······。
「バイバイ、おねえちゃん」「うん。バイバイ」神父様に手を引かれてケリーは孤児院に向かった。その首にはあのロケットペンダントがぶら下げられて······。
それを僕とジェシーは見届けながら「また会おうと思えば何時でも会いに行けるんだからさ」「うん。でも、本当に良かったわ。昨日の夜、久しぶりに本当に穏やかな様子で眠ってる姿を見られたから」
「ならきっと本当にもう大丈夫みたいだね」「うん!」と久しぶりにジェシーの心からの笑顔を見て、改めて孤児院に向かうケリーを見送ったのだった······。
そのためベアーズは「ガウ! ガウ! ガウガウ!」と懸命に吠えて僕の注意を向けさせた。
それに気付いて「どうした? ベアーズ」と尋ねてベアーズは僕の腰辺りに視線を送った。
そこでようやく僕も聖なる短剣が光っているのに気付き、「こ、これは······」と思っていると今度は光が見えた方を見てベアーズが再び吠えたのでそちらを見て僕も光に気付いたのだった。
そのため僕はケリーを泣き止ませて一緒にそちらに向かった。光の方に歩いて行ったら目の前に大きな倒木を見掛けた。
「これは、えらく太い木だなぁ」と僕が呟くと、「こ、このき······」「ケリー?」ケリーがじっとその倒木を見て「······お、おもい、だした」と呟いたのだった。
「思い出したって?」「あのひ、まものがむらをおそってきて、みんなでもりのなかにあるどうくつにひなんしようとしたら······」
ケリーが両親に手を引かれて森の中を走っていると、途中でケリーが転んでしまった。慌てて両親もケリーの下に戻ろうとしたら、すぐ近くの木が倒れてきてしまった。
その直後ケリーが前を向くと倒れてきた木だけが見え、両親の姿が見当たらなかった。そしてケリーは両親に呼び掛けたが返事がなく、洞窟に行きたくても木が邪魔で向かえなかった。
仕方なくケリーは村に引き返す事にして村に着き、自分の家の所まで来たところで倒れてしまったとの事だった······。
「そうだったのか。それじゃあ、この木がその時倒れてきた木なのかい?」「······うん」「じゃあ、もしかしたらこの下にケリーの両親が······」
そう思ったが、問題はこの木をどうするかだ。(流石にこれを退かすのは無理だろうし、聖なる短剣で斬るにしても、もし本当に木の下にケリーの両親がいたとしたら、その人達まで木と一緒に斬ってしまう事になるかもしれないし······)そう考えながら大木の周りを調べだした。
(それに、斬るにしても一体どこを斬れば······)と思ったその時、······キラーン!(えっ!?)突然目の前の大木部分に光の縦線が見えたのだった。
(い、今のは······)光自体は今まで感じていたものと同じで間違いないが、これまでは点として見えていたのが今回は初めて線として見えたことに驚いた。
しかしすぐに気持ちを切り替え(もしかして、ここを斬れって事?)と思い、念の為その木の下を確認したがやはり何も見えなかったので(ここは、この剣を信じよう!)と決め 「ケリー、ちょっと離れてて」とケリーに離れるように伝えてから聖なる短剣を構え直した。
そして先ほど光の縦線が見えた部分を切り裂くように聖なる短剣を振り下ろした。
すると、メシッ! メシメシメシッ! バコーン!! 聖なる短剣を振り下ろした部分に切れ目が現れ、そこから木が真っ二つに割れたのだった。
一瞬呆然と立ち尽くしてしまったが、気を取り直して木の割れた部分を覗いてみたら(っ!!)すぐにあるモノを発見し、「ケリー! こっちに来て!!」とケリーを呼び寄せた。
ケリーが近寄ってきたところでその発見したモノを見せた途端、「っ! あ······パ、パパーッ! ママーッ!」と泣き叫びながらケリーはその発見した······男の人と女の人に向かった。
その2人の顔はまさにロケットペンダントに入っていたケリーの家族写真の2人とそっくりであった。つまり······ケリーの両親だとすぐに気付いたのだ。
(やっぱりこの木が倒れてきた時下敷きとなってそのまま亡くなったんだろう)と思った。とにもかくにもようやくケリーの両親を見つける事が出来た。
しかも、両親が倒れていた所は先ほど聖なる短剣で斬り込んだ場所のすぐ真下だったにも関わらず、両親の体どころかその下の地面にすら斬り込まれた跡が見受けられなかったのだ。
(どうして······)と思った時、以前ハウル様からこの聖なる短剣を返してもらった際ーー事あるごとにこの短剣を用いて悪しきモノ達を倒しておったのじゃ~~その短剣を用いていた時にはまさにあらゆるモノを一発で仕留めたりしていた~~まるでどこを斬れば良いのかが分かっているかの如くになーーと言っていた事を思い出した。
(悪しきモノを······それじゃあ、今回ケリーの両親を下敷きにしていた大木"だけ"を悪しきモノと判断したってこと?)そうなのかどうか実際のところは分からないが、とにかく聖なる短剣のお陰でケリーの両親を傷付ける事なく見つけられたのは確かだ。
そのため(ありがとう、ホーリー······っ!?)聖なる短剣へお礼を伝えようと見たら、何と聖なる短剣の色の濃さが明らかに薄くなっており、元々の持ち主だった代々騎士団団長を務めていた人の家系の紋様も良く見えるようになったのだった······。
(こ、これは一体······)と考えていたら、ハウル様から受け取る時にーー本来のこの短剣は聖なる短剣と呼ばれる白く光輝いた短剣だった~~ある代の当主が邪な理由から自分にとって邪魔となり得る者達をこの短剣で次々と暗殺しおったのじゃ~~それを境にこの短剣は徐々に色が黒く変化しだしてしまい、またこの短剣を所有した当主が次々と不慮の死を遂げだした~~とにかくその短剣が良き物となるか悪しき物となるかはお主次第ーーとも言われた事を思い出していた。
(まさか、僕の今までの行動によって本来の姿に戻りだしてきているって事なのか?)と思ったのだった。
取り敢えずこの事は落ち着いてから考える事にし、ひとまずケリーが落ち着いたところでケリーやベアーズにも手伝ってもらいながらケリーの両親を村へ運んだ。
そしてすぐに王都の本部に戻り団長室へ向かった。「団長!」「っ! どうしたんだい、レックス君。そんなに慌てて」「ケリーの両親を発見しました!」「何だって!?」今日の森での出来事を団長に報告した。
僕の報告を聞いた団長はすぐに直属の部下を召集して僕らと村へ飛んでケリーの両親を発見した場所へ向かった。その後部下らに周囲の捜索をさせて他の村人を捜しだした。
暫くして洞窟までの道中で数人。洞窟の中やその周りで残りの村人の死体を全員発見したのであった。
こうして、ケリーの両親と村人の捜索活動は終わりを告げた。取り敢えず他の村人も村へ運び、明日ジニー神父様に頼んで葬儀を行う事にして僕達は本部に帰った。
本部に帰った後僕はケリーを送った際ジェシーへ両親を発見し、明日葬儀を行う事を伝えた。
今回もまずジェシーは自分事のように喜んだが、亡くなっていたと知るとケリーを哀れみケリーを抱き締めた。しかしケリーは「だいじょうぶだよ、おねえちゃん」と答え、それにはジェシーも驚いていたのだった。
そして本部に戻り兄ちゃんやジャック達、アリスにも両親が見つかった事と葬儀の事を伝え、皆参加すると答えた。そして翌日······。
ケリーの村にて僕らが見守るなか神父様によってケリーの両親や村人達の葬儀が執り行われた。
ケリーもジェシーに付き添われて葬儀を見守っていたが、最後まで一切泣く事は無かったのだった。その首にはあのロケットペンダントをぶら下げて······。こうして葬儀も無事に終える事が出来た。
葬儀を終えた後、突然ケリーがジェシーに「これからはこじいんですごす」と言ってきたとの事だ。
ジェシーが理由を聞くと、「······うまれかわったきもちでいきていきたいから」と答えたそうだ。ジェシーには何の事か分からなかったが、ケリーの気持ちを尊重してやる事にし、僕と神父様に相談してきて、僕らもそれが良いだろうと結論付け、明日神父様が迎えに行く事に決めた。
そして、翌日······。
「バイバイ、おねえちゃん」「うん。バイバイ」神父様に手を引かれてケリーは孤児院に向かった。その首にはあのロケットペンダントがぶら下げられて······。
それを僕とジェシーは見届けながら「また会おうと思えば何時でも会いに行けるんだからさ」「うん。でも、本当に良かったわ。昨日の夜、久しぶりに本当に穏やかな様子で眠ってる姿を見られたから」
「ならきっと本当にもう大丈夫みたいだね」「うん!」と久しぶりにジェシーの心からの笑顔を見て、改めて孤児院に向かうケリーを見送ったのだった······。
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