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第19章 最終学年
第115話 初クエスト
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王都の入口に近い区画に設立されているギルドに足を踏み込んだら、中には冒険者と思しき人達と養成学校の生徒と思しき者がたくさん存在し、特にクエストボードの周りには人で溢れていた。
僕もその人達の合間を抜けてボードの前に着いた。ボードには色々なクエストが貼られていて今まで見て来た書面と同じような内容がずらりと並んでいた。
それらを見てどれを選ぼうか悩んでいたら、ベアーズが腕の中でそわそわしだし、あるクエストを求めているように見えた。
そのためベアーズを各クエストの前にかざしてみたら、あるクエストに手を付いたのでそれを取ってその場を離れた。
改めてクエストを見たら、海人族からのクエストであった。ただし、Cランクの······。
(Cランクかぁ······まぁいっか。なぜかコイツが気になったモノだし)と思いながらベアーズを見た。
そしてそのクエストを持って受付に向かい、ちょうど空いた窓口の女性にクエストと学校IDを提出して「こちらをお願いします」と言った。
「はい。養成学校の生徒さんですね?」と言って女性も2つを受け取りそれぞれを確認した。
すると、「······あぁ、君がレックス・アーノルド君ね?」「はい、そうですが?」「分かりました。ではこちらのクエストお願いします」と言われて返却された。
どうやら僕が海人族の人と親しい事はギルド関係者にも周知されていたようだ。だからAクラスの僕が海人族からのCランクのクエストを受けたのも納得され、受理されたみたいだ。
それはともかくギルドを出て早速移動の羽でマリンタウンへ飛び依頼人の所へ向かった。
依頼事態はさほど難しくないマリンタウン近くの森へ薬草の採集だったため、あっさりと終わってしまった(途中魔物が何体か現れたが、難なく倒せた)。
そのためギルドに戻ってきて他に何か無いか見に来たけど、特に海人族絡みのもすぐに終われそうなAランクのも無かったので、その日はクエスト受諾を諦め頼み事を引き受ける事にしようと学校に戻った。
翌日になってまたギルドに足を運び、クエストボードを見にきたら海人族からのクエストがあったので、それを取った。
ちょうどその時後ろから「よぉ、レックス。何かクエスト受けるのか?」と声を掛けられたので振り返ったらジャックがいた。
「やぁジャック。うん、これをね」と言って今取ったクエストを見せた。
「へぇー······ん? おいちょっと待て。お前、これ······」「じゃあね!」何か言おうとしたジャックを無視するかのようにその場をさっさと抜け出し、受付のレナさん(昨日多くの人がそう読んでいたので覚えてしまった)に受理してもらい、ギルドを出た。
残されたジャックはその一連の動きを黙って見続けていた。
そして僕がギルドを出た後で、「いや、お前それ······Dランクのクエストだろ」と呟いたのだった······。
僕もその人達の合間を抜けてボードの前に着いた。ボードには色々なクエストが貼られていて今まで見て来た書面と同じような内容がずらりと並んでいた。
それらを見てどれを選ぼうか悩んでいたら、ベアーズが腕の中でそわそわしだし、あるクエストを求めているように見えた。
そのためベアーズを各クエストの前にかざしてみたら、あるクエストに手を付いたのでそれを取ってその場を離れた。
改めてクエストを見たら、海人族からのクエストであった。ただし、Cランクの······。
(Cランクかぁ······まぁいっか。なぜかコイツが気になったモノだし)と思いながらベアーズを見た。
そしてそのクエストを持って受付に向かい、ちょうど空いた窓口の女性にクエストと学校IDを提出して「こちらをお願いします」と言った。
「はい。養成学校の生徒さんですね?」と言って女性も2つを受け取りそれぞれを確認した。
すると、「······あぁ、君がレックス・アーノルド君ね?」「はい、そうですが?」「分かりました。ではこちらのクエストお願いします」と言われて返却された。
どうやら僕が海人族の人と親しい事はギルド関係者にも周知されていたようだ。だからAクラスの僕が海人族からのCランクのクエストを受けたのも納得され、受理されたみたいだ。
それはともかくギルドを出て早速移動の羽でマリンタウンへ飛び依頼人の所へ向かった。
依頼事態はさほど難しくないマリンタウン近くの森へ薬草の採集だったため、あっさりと終わってしまった(途中魔物が何体か現れたが、難なく倒せた)。
そのためギルドに戻ってきて他に何か無いか見に来たけど、特に海人族絡みのもすぐに終われそうなAランクのも無かったので、その日はクエスト受諾を諦め頼み事を引き受ける事にしようと学校に戻った。
翌日になってまたギルドに足を運び、クエストボードを見にきたら海人族からのクエストがあったので、それを取った。
ちょうどその時後ろから「よぉ、レックス。何かクエスト受けるのか?」と声を掛けられたので振り返ったらジャックがいた。
「やぁジャック。うん、これをね」と言って今取ったクエストを見せた。
「へぇー······ん? おいちょっと待て。お前、これ······」「じゃあね!」何か言おうとしたジャックを無視するかのようにその場をさっさと抜け出し、受付のレナさん(昨日多くの人がそう読んでいたので覚えてしまった)に受理してもらい、ギルドを出た。
残されたジャックはその一連の動きを黙って見続けていた。
そして僕がギルドを出た後で、「いや、お前それ······Dランクのクエストだろ」と呟いたのだった······。
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