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第15章 成長
第89話 合同授業2~素材収集~
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翌日集合時間に全員が集まって先生に送ってもらった後、「じゃあジャック、アリス。そっちはよろしく」「分かった」「そっちもよろしくね、レックス、マーシュ」「うん」二手に別れた。
アリス達と別れてから僕達はひと言も話さず、それどころかマーシュに至っては終始ムスッとした顔で北の洞窟に向かった。そして洞窟前に着き中へ入った。
流石に洞窟に入ってからもムスッとした顔をし続けていたので、「······なぁマーシュ、何でそんな顔をしてるんだ?」僕は聞いた。しかしマーシュは何も答えなかった。
(ったく)と思って歩き出そうとしたら、「レックスさん」「ん?」「あなたは、アリスの事をどう思っているんですか?」「えっ?」突然マーシュがそう聞いてきた。
「どうって······」「正直、僕は本気でアリスを愛しています!」「っ!?」マーシュからの突然の告白に僕は驚いた。
「今年Cクラスから僕だけしか昇格せず、初日に1人で教室にいた時、最初にしかも唯一話し掛けてくれたのが彼女でした」
確かに、村にいた時も医者であるジョーおじさんの影響からか、独りきりになっていた子によく話し掛けたりしてたなぁ。
「それからもよく彼女は話し掛けたりしてくれて、その事で他のクラスメイトとも話せるようになった事もあって彼女を意識しだしました。けど、アリスはよく廊下などであなたを見掛ける度に他の人以上に親しく話していたり、食事も一緒に食べたりしていたのでクラスの子に聞いてみたら、あなたが同じ村出身の子であり幼馴染みだと聞かされました」と言ったところで僕を睨んできた。
「それで最初の合同授業の時、あなたとアリスがハイオークの事で仲良く話しているのを見て勝てないなぁと思いました。だけどアリスはその後も僕に親しく話し掛けてきてくれたんです。だからこそ聞きたいんです! あなたは、アリスの事をどう思っているのかを······」
(そうだったのか)恐らく前世でもマーシュはアリスの事を好きになり、そのアリスと僕が仲良くしていたことが気に入らなくなり、結果としてあの事態となったのかもしれない。だったらハッキリ伝えてやらないとな。
「確かに、去年"ある事"があって以来、アリスを友達や幼馴染み以上に思っていた事もあったよ」そう、合同授業でのロックサイの一件以降は······。
「っ! やっぱり······」「でも、アリスが本気で好きになった人、もしくはアリスを本気で好きに思う人が現れたら、きっぱりと身を引くつもりでいるし、アリスにもその事は伝えてあるから」「えっ!?」
洞窟のクリスタル運搬の頼み事の時、似た感じでアリスに伝えているのも事実だ。
「だから、マーシュが本気でアリスが好きなら付き合えば良いし、今回もそれを示すのに利用すれば良いだろうし」「利用って?」
「昨日帰ってから図書室で調べたら、確かに海鉱石を手に入れるのはかなり注意が必要みたいなんだ。だからこそそれを今日にでも手に入れて、しかもその方法を君が調べ上げていた事にすればアリスとより親しくなれるきっかけとなるだろ?」そこまで僕が本心で言っている事を理解して、「分かりました。そうさせてもらいますよ、レックスさん」マーシュはそう答えた。
僕もそれを聞いて再び進もうとした時、不意に前方に何かいる気配を感じ、マーシュの歩みも止めた。
そして前方を確認したらシーゴブリンの大群を見掛け、「ここにいて」とマーシュに伝えてシーゴブリンの大群に向かい、ズバッ! ズバッ! グサッ! その場にいたシーゴブリンを全滅させた。
全員倒せたと油断していたら、「危ない! 後ろっ!」マーシュが叫んだので振り返ったら、1匹シーゴブリンが残ってて僕を襲おうとしていたので、咄嗟に前方へ避けすぐに短剣を投げてシーゴブリンを倒した。
落ち着いたところでマーシュに「ありがとう」とお礼を述べて僕達は再び洞窟の奥を目指した。
そして、「「うわぁ!」」辺り一面青く輝きを放っている海鉱石がたくさん壁や地面に埋まっている部屋に辿り着いた。
「これがみんな」「うん、海鉱石だよ」と言った後、近くにあったそこそこの大きさの海鉱石に目星をつけ、採り方をマーシュに説明した後慎重に作業をして······「と、採れたぁ!」無事海鉱石を採れたのだった。
「や、やった!」「やったね、マーシュ」「ああ!」と喜んだ後2人で手を握り合ったのだ。そしてそのまま洞窟を抜けアリス達との待ち合わせ場所に向かった。
その道中アリスの事を色々 (去年の事や村にいた頃の事、更には誕生日等といった基本的な情報など)と話し、マーシュとの関係をより深めたのだった······。
待ち合わせ場所に近付いたところでアリス達を見つけたので、海鉱石をポケットに閉まって向かった。
「アリス、ジャック!」「あ、レックス、マーシュ!」「クジラの骨は見つかった?」「それが、崖の場所は分かったんだけど骨は見つけられなかったよ」
「そっか」「そっちの海鉱石は?」「こっちは······」と言ったところで僕とマーシュは顔を合わせ、マーシュがポケットから出し「じゃんっ!」2人に見せた。
「見つけたの!」「凄いじゃない!」「何とかね。採り方もマーシュが事前に調べてくれてたから何とか採集出来たしね」「そうだったんだ。凄いじゃない、マーシュ!」「うん。ありがとう、アリス」洞窟で言った通り事前に調べていた事をマーシュの手柄にしたのだった。
そのため明日は全員でクジラの骨を探しに行く事にし、集合時間を決めて先生の所に向かった。
先生の所に着いて海鉱石の事を報告し、それを提出して学校へ帰った。
翌日も集合して先生に送ってもらい、全員でクジラの骨を探しに行った。
昨日の時点で判明していた崖の場所へジャックに案内してもらい4人で周辺を採掘しだした。
しばらく採掘していたら、「······あ、あったぁ!」マーシュが叫び、そこへ集まると確かに事前に渡されていた資料の骨の絵とそっくりな骨が見えていた。
「やったぁ!」「これで2つ目も手に入った!」「やったね、マーシュ!」「ああ!」と4人で喜び、皆で協力してクジラの骨を掘り出した。
それからすぐに先生の所へ戻りクジラの骨も提出した。その後先生から2日後の夕方にグラウンドへ集合するよう言われ、それまでは自由時間となったのだ。
先生に学校へ送ってもらって僕達は解散した。
僕は久しぶりにベアーズと学校で過ごそうとスペースに向かっていたら、「終わったみたいじゃな、レックス」ハウル様が話し掛けてきた。
「ハウル様。びっくりしましたよ、突然いらっしゃるんですから。しかもあんな堂々と······」「ホッホッホッ。実は数日前にバーミリアンが儂の家を訪れてのぉ、今回の事を相談しに来たのじゃ」「バーミリアン先生が? というかジルコニー校長以外にバーミリアン先生とも顔見知りだったんですね?」「まぁあの2人とはな。しかし、課題が終わった事以外にも何か良い事があったようじゃな」「あ、実は······」今回の一件でマーシュと関係を深める事が出来た事をハウル様に話した。
「そうか。水晶玉に映された真ん中の男とのぉ」「はい。ですのでこのまま大きな動きを起こさなければ恐らく······」と言ったところで、アリスとマーシュが仲良く喋りながら歩いている姿を見掛けた。
その光景を見ながら「恐らくあの未来を回避出来ると思います」「そうか。つまりお主もまた一歩成長出来たという事かもしれんのぉ」「はい!」と言ってまた2人を見続けた。
そして2日後の夕方、全員が集まったところで今回は唯一3日目に完了させた僕達のチームがトップだったと発表され、4人で大喜びしたのだった。
アリス達と別れてから僕達はひと言も話さず、それどころかマーシュに至っては終始ムスッとした顔で北の洞窟に向かった。そして洞窟前に着き中へ入った。
流石に洞窟に入ってからもムスッとした顔をし続けていたので、「······なぁマーシュ、何でそんな顔をしてるんだ?」僕は聞いた。しかしマーシュは何も答えなかった。
(ったく)と思って歩き出そうとしたら、「レックスさん」「ん?」「あなたは、アリスの事をどう思っているんですか?」「えっ?」突然マーシュがそう聞いてきた。
「どうって······」「正直、僕は本気でアリスを愛しています!」「っ!?」マーシュからの突然の告白に僕は驚いた。
「今年Cクラスから僕だけしか昇格せず、初日に1人で教室にいた時、最初にしかも唯一話し掛けてくれたのが彼女でした」
確かに、村にいた時も医者であるジョーおじさんの影響からか、独りきりになっていた子によく話し掛けたりしてたなぁ。
「それからもよく彼女は話し掛けたりしてくれて、その事で他のクラスメイトとも話せるようになった事もあって彼女を意識しだしました。けど、アリスはよく廊下などであなたを見掛ける度に他の人以上に親しく話していたり、食事も一緒に食べたりしていたのでクラスの子に聞いてみたら、あなたが同じ村出身の子であり幼馴染みだと聞かされました」と言ったところで僕を睨んできた。
「それで最初の合同授業の時、あなたとアリスがハイオークの事で仲良く話しているのを見て勝てないなぁと思いました。だけどアリスはその後も僕に親しく話し掛けてきてくれたんです。だからこそ聞きたいんです! あなたは、アリスの事をどう思っているのかを······」
(そうだったのか)恐らく前世でもマーシュはアリスの事を好きになり、そのアリスと僕が仲良くしていたことが気に入らなくなり、結果としてあの事態となったのかもしれない。だったらハッキリ伝えてやらないとな。
「確かに、去年"ある事"があって以来、アリスを友達や幼馴染み以上に思っていた事もあったよ」そう、合同授業でのロックサイの一件以降は······。
「っ! やっぱり······」「でも、アリスが本気で好きになった人、もしくはアリスを本気で好きに思う人が現れたら、きっぱりと身を引くつもりでいるし、アリスにもその事は伝えてあるから」「えっ!?」
洞窟のクリスタル運搬の頼み事の時、似た感じでアリスに伝えているのも事実だ。
「だから、マーシュが本気でアリスが好きなら付き合えば良いし、今回もそれを示すのに利用すれば良いだろうし」「利用って?」
「昨日帰ってから図書室で調べたら、確かに海鉱石を手に入れるのはかなり注意が必要みたいなんだ。だからこそそれを今日にでも手に入れて、しかもその方法を君が調べ上げていた事にすればアリスとより親しくなれるきっかけとなるだろ?」そこまで僕が本心で言っている事を理解して、「分かりました。そうさせてもらいますよ、レックスさん」マーシュはそう答えた。
僕もそれを聞いて再び進もうとした時、不意に前方に何かいる気配を感じ、マーシュの歩みも止めた。
そして前方を確認したらシーゴブリンの大群を見掛け、「ここにいて」とマーシュに伝えてシーゴブリンの大群に向かい、ズバッ! ズバッ! グサッ! その場にいたシーゴブリンを全滅させた。
全員倒せたと油断していたら、「危ない! 後ろっ!」マーシュが叫んだので振り返ったら、1匹シーゴブリンが残ってて僕を襲おうとしていたので、咄嗟に前方へ避けすぐに短剣を投げてシーゴブリンを倒した。
落ち着いたところでマーシュに「ありがとう」とお礼を述べて僕達は再び洞窟の奥を目指した。
そして、「「うわぁ!」」辺り一面青く輝きを放っている海鉱石がたくさん壁や地面に埋まっている部屋に辿り着いた。
「これがみんな」「うん、海鉱石だよ」と言った後、近くにあったそこそこの大きさの海鉱石に目星をつけ、採り方をマーシュに説明した後慎重に作業をして······「と、採れたぁ!」無事海鉱石を採れたのだった。
「や、やった!」「やったね、マーシュ」「ああ!」と喜んだ後2人で手を握り合ったのだ。そしてそのまま洞窟を抜けアリス達との待ち合わせ場所に向かった。
その道中アリスの事を色々 (去年の事や村にいた頃の事、更には誕生日等といった基本的な情報など)と話し、マーシュとの関係をより深めたのだった······。
待ち合わせ場所に近付いたところでアリス達を見つけたので、海鉱石をポケットに閉まって向かった。
「アリス、ジャック!」「あ、レックス、マーシュ!」「クジラの骨は見つかった?」「それが、崖の場所は分かったんだけど骨は見つけられなかったよ」
「そっか」「そっちの海鉱石は?」「こっちは······」と言ったところで僕とマーシュは顔を合わせ、マーシュがポケットから出し「じゃんっ!」2人に見せた。
「見つけたの!」「凄いじゃない!」「何とかね。採り方もマーシュが事前に調べてくれてたから何とか採集出来たしね」「そうだったんだ。凄いじゃない、マーシュ!」「うん。ありがとう、アリス」洞窟で言った通り事前に調べていた事をマーシュの手柄にしたのだった。
そのため明日は全員でクジラの骨を探しに行く事にし、集合時間を決めて先生の所に向かった。
先生の所に着いて海鉱石の事を報告し、それを提出して学校へ帰った。
翌日も集合して先生に送ってもらい、全員でクジラの骨を探しに行った。
昨日の時点で判明していた崖の場所へジャックに案内してもらい4人で周辺を採掘しだした。
しばらく採掘していたら、「······あ、あったぁ!」マーシュが叫び、そこへ集まると確かに事前に渡されていた資料の骨の絵とそっくりな骨が見えていた。
「やったぁ!」「これで2つ目も手に入った!」「やったね、マーシュ!」「ああ!」と4人で喜び、皆で協力してクジラの骨を掘り出した。
それからすぐに先生の所へ戻りクジラの骨も提出した。その後先生から2日後の夕方にグラウンドへ集合するよう言われ、それまでは自由時間となったのだ。
先生に学校へ送ってもらって僕達は解散した。
僕は久しぶりにベアーズと学校で過ごそうとスペースに向かっていたら、「終わったみたいじゃな、レックス」ハウル様が話し掛けてきた。
「ハウル様。びっくりしましたよ、突然いらっしゃるんですから。しかもあんな堂々と······」「ホッホッホッ。実は数日前にバーミリアンが儂の家を訪れてのぉ、今回の事を相談しに来たのじゃ」「バーミリアン先生が? というかジルコニー校長以外にバーミリアン先生とも顔見知りだったんですね?」「まぁあの2人とはな。しかし、課題が終わった事以外にも何か良い事があったようじゃな」「あ、実は······」今回の一件でマーシュと関係を深める事が出来た事をハウル様に話した。
「そうか。水晶玉に映された真ん中の男とのぉ」「はい。ですのでこのまま大きな動きを起こさなければ恐らく······」と言ったところで、アリスとマーシュが仲良く喋りながら歩いている姿を見掛けた。
その光景を見ながら「恐らくあの未来を回避出来ると思います」「そうか。つまりお主もまた一歩成長出来たという事かもしれんのぉ」「はい!」と言ってまた2人を見続けた。
そして2日後の夕方、全員が集まったところで今回は唯一3日目に完了させた僕達のチームがトップだったと発表され、4人で大喜びしたのだった。
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