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第5章 学校生活
第28話 授業1
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翌日もスッキリ起きることが出来たのでサッと身支度をし、今日からは原則バラバラでご飯を食べることにしたので1人でご飯を食べ教室に向かった。
今日から教科も実技も本格的な授業が始まり、基本的に午前が教科の授業で午後が実技の授業となっているが、先生達の都合で逆転する事があったり、どちらかを1日中実施する日もある。
今日はまず教科の授業で武力科の僕らが今後扱う事になるであろう武具について、主に剣や刀などの相手に斬り込むタイプと、槍や弓などの一点付きのタイプ、斧やハンマーなどの相手に打ち込むタイプがあり、防具もそれぞれの武器を扱うのに適した種類があると教えてもらった。
他にもこの国の歴史について少し勉強した。お昼になってまたロースとご飯を食べて午後の実技の授業に備えた。
実技の授業はまず全員で昨日案内された時に見学した特訓コースのうち中級初心者用コースに連れて行かれ、そのコースを順番に2人ずつ1周することとなった。
僕はたまたまロースと走ることになって僕らの番となり、先生の合図でスタートした。ロースは少々手こずっていたけど、僕は全体的にヒョイヒョイっと進んで行った(体力は13歳の状態なので)。
そして全員が回り終わったところで残りの時間は基礎的な体力づくりの運動で終わった。
終わり間際にバーミリアン先生から「明日からはまず準備運動として今日のこのコース周りを各自で行ってもらうが、今から名前を呼ぶものは中級標準コースに進んでもらう」と言って何人かの名前を呼び、僕の名前も最後に呼ばれた。
授業が終わってロースから「本当にすごいねレックス」と言われたが、改めて13歳の体力だから当然だと思っていた。そしてその日はすぐ寮に戻って夕ご飯を食べ眠った。
翌日は昨日の授業の疲れが残っていて眠気が取れないでいたが、何とか準備して朝ご飯を食べて教室に向かった。
そして午前中の教科は昨日の続きのような内容で、午後の実技はバーミリアン先生が昨日言った通り中級の初心者用コースと標準コースに分かれて一周し、また軽い運動をした後に今日から各自が好きな武器を選んで各武器に応じた練習方法の説明を受けてそれを実施した。当然僕は短剣でロースは弓を選んだ。
そしてそのまま授業が終わって夕ご飯の時間となって食べていたら、アッシュ兄ちゃんが傍に来た。
「よぉレックス、授業の方はどうだ?」「あぁ、兄ちゃん。何とか教科の内容も理解出来てるし、実技の方も付いていけてるどころか他の人よりやっぱり一歩進んだ感じになってるよ」「そりゃそうだよな。何せ(中身は13歳の状態)何だからな」(うっ!?)なんて言われて食べ物を喉に詰まらせそうになった。
「あ、あのねぇ」「冗談だ冗談!」と和むような会話を続けた。
「けど本当に前とは大違いだなぁと思ってはいるよ」「前はEって言ってたからなぁ」「うん。だから前(前世)は······」そう、前世は最低ランクのEだったこともあって教科は世界の歴史やら種族の基本情報など世界情勢の基本内容ばかりだったし、実技も軽めの運動やらストレッチングばかりで武器を持てたのも確か夏季の長期休暇後だったはず······。
「今の時期は基本中の基本しか身に付けてなかったはずだから」
「そっか。なら今のところは順調ってことか」「うん。まぁ」今の所は······ね。
「ところで、アリスとは会えてんのか?」「そういえば、オリエンテーションの日の夕ご飯の時以来会えてないなぁ」確かに、アリスどうしてるんだろう······。
「まぁ科が違えば中々会うのは難しいかもなぁ。俺も1年の時に比べてメリッサとは学校では滅多に会えてないからなぁ。それぞれ委員会に所属した事もあって」
「そうなんだ」「あぁ、ただあいつアリスとは学校でも同じ科だけあってちょくちょく見掛けてるみたいだぜ。なんか同じクラスの友達も出来たみたいだったって言ってたし」
「へぇ、そうなんだ」それは良かったかも。「まっ、お前も今の調子でこれからも頑張れよ」「うん、分かったよ」兄ちゃんのために······。
そしてお互い夕ご飯を食べ終えて別れた。
今日から教科も実技も本格的な授業が始まり、基本的に午前が教科の授業で午後が実技の授業となっているが、先生達の都合で逆転する事があったり、どちらかを1日中実施する日もある。
今日はまず教科の授業で武力科の僕らが今後扱う事になるであろう武具について、主に剣や刀などの相手に斬り込むタイプと、槍や弓などの一点付きのタイプ、斧やハンマーなどの相手に打ち込むタイプがあり、防具もそれぞれの武器を扱うのに適した種類があると教えてもらった。
他にもこの国の歴史について少し勉強した。お昼になってまたロースとご飯を食べて午後の実技の授業に備えた。
実技の授業はまず全員で昨日案内された時に見学した特訓コースのうち中級初心者用コースに連れて行かれ、そのコースを順番に2人ずつ1周することとなった。
僕はたまたまロースと走ることになって僕らの番となり、先生の合図でスタートした。ロースは少々手こずっていたけど、僕は全体的にヒョイヒョイっと進んで行った(体力は13歳の状態なので)。
そして全員が回り終わったところで残りの時間は基礎的な体力づくりの運動で終わった。
終わり間際にバーミリアン先生から「明日からはまず準備運動として今日のこのコース周りを各自で行ってもらうが、今から名前を呼ぶものは中級標準コースに進んでもらう」と言って何人かの名前を呼び、僕の名前も最後に呼ばれた。
授業が終わってロースから「本当にすごいねレックス」と言われたが、改めて13歳の体力だから当然だと思っていた。そしてその日はすぐ寮に戻って夕ご飯を食べ眠った。
翌日は昨日の授業の疲れが残っていて眠気が取れないでいたが、何とか準備して朝ご飯を食べて教室に向かった。
そして午前中の教科は昨日の続きのような内容で、午後の実技はバーミリアン先生が昨日言った通り中級の初心者用コースと標準コースに分かれて一周し、また軽い運動をした後に今日から各自が好きな武器を選んで各武器に応じた練習方法の説明を受けてそれを実施した。当然僕は短剣でロースは弓を選んだ。
そしてそのまま授業が終わって夕ご飯の時間となって食べていたら、アッシュ兄ちゃんが傍に来た。
「よぉレックス、授業の方はどうだ?」「あぁ、兄ちゃん。何とか教科の内容も理解出来てるし、実技の方も付いていけてるどころか他の人よりやっぱり一歩進んだ感じになってるよ」「そりゃそうだよな。何せ(中身は13歳の状態)何だからな」(うっ!?)なんて言われて食べ物を喉に詰まらせそうになった。
「あ、あのねぇ」「冗談だ冗談!」と和むような会話を続けた。
「けど本当に前とは大違いだなぁと思ってはいるよ」「前はEって言ってたからなぁ」「うん。だから前(前世)は······」そう、前世は最低ランクのEだったこともあって教科は世界の歴史やら種族の基本情報など世界情勢の基本内容ばかりだったし、実技も軽めの運動やらストレッチングばかりで武器を持てたのも確か夏季の長期休暇後だったはず······。
「今の時期は基本中の基本しか身に付けてなかったはずだから」
「そっか。なら今のところは順調ってことか」「うん。まぁ」今の所は······ね。
「ところで、アリスとは会えてんのか?」「そういえば、オリエンテーションの日の夕ご飯の時以来会えてないなぁ」確かに、アリスどうしてるんだろう······。
「まぁ科が違えば中々会うのは難しいかもなぁ。俺も1年の時に比べてメリッサとは学校では滅多に会えてないからなぁ。それぞれ委員会に所属した事もあって」
「そうなんだ」「あぁ、ただあいつアリスとは学校でも同じ科だけあってちょくちょく見掛けてるみたいだぜ。なんか同じクラスの友達も出来たみたいだったって言ってたし」
「へぇ、そうなんだ」それは良かったかも。「まっ、お前も今の調子でこれからも頑張れよ」「うん、分かったよ」兄ちゃんのために······。
そしてお互い夕ご飯を食べ終えて別れた。
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