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2年生での出来事
第41話 新しい学年
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レックスやアリスが2年生、アッシュやメリッサが3年生となった初日。しろいおっちゃんとの事があったのでボクは遅くまで眠っていた。
そのため「······ーズ、······ァーズ、ベアーズ!」(ん?)レックスに強く呼ばれてようやく目を覚ました。
「起きたか?」ふぁ~(うん。おはよう)まだ寝ぼけてはいるけど、とりあえずは起きた。
「それじゃあとっとと朝ごはん食べて学校に向かうぞ」と持ってきてくれた朝ごはんを床に置き、ボクもそれを食べて終わった後にそのまま寄宿舎を出発した。
学校に着くやこれまで通りボクは学校の奥に作られたスペースに放たれ、「それじゃあ行ってくるねぇ」(行ってらっしゃーい!)レックスはスペースから離れていった。
レックスがいなくなった後ボクは流石にその日はずっとスペースの中で過ごした。
程なくして「ベアーズー!」(あれ、もう?)意外と早くレックスが迎えに来た。
(今日は早いんだね)と思いながらレックスを見てると、「今日は色々な説明とかだけだったから早く終わったんだ」そうだったんだ。
そうしてレックスはボクを抱き上げて寄宿舎に帰った。
その帰り道でレックスから「ベアーズ、前にお前にも将来魔王軍との決戦の最中に同じヒト族の誰かに殺されるって話したの覚えてるか?」と聞かれ、コク(うん、覚えてる)と頷いた。
「実はその人物を今日見かけたんだ」(えっ!?)「しかも、ソイツが今年アリスのクラスメイトになったんだよ」(アリスの、クラスメイト······じゃあ、1年間アリスとずっと一緒ってこと!?)レックスやアリスから色々な言葉や文字を教えてもらった時にクラスメイトについても教えてもらったのですぐ理解出来た。
「だからもしかしたら今後授業でソイツとも一緒になる事があるかもしれないんだ」「ガッ!(あっ!)」そうか、それもあるかもしれないか。
「だからこれからは色々と注意して行動しないといけなくなったんだよ」(確かにそうだね)ボクもレックスの考えに同意した。
「それはそうと、実は今年も実技の担当がバーミリアン先生になったんだよ」(えっ、バーミリアンのおっちゃんに!?)それにはまた驚かされた。
「2年連続で同じ担任だったから皆も驚いてたよ」(そうなんだぁ)
「あ、あと······」それからレックスは今年からレックスが関わる事になる"委員会"と"頼み事"について話してくれた。
(委員会は確か前にアリスとアッシュとメリッサが話してたことがあったっけ······)その時の事を思い出しながらレックスの話を聞き、レックスはどうやら図書委員会に入る事になるだろうと話した(やっぱり)。
もう1つの頼み事とは、掲示板って所に貼ってある頼み事を自由に選んで頼んだヒトの所に向かい、その頼みを完了させればお金がもらえるんだと説明してくれた。
そして、レックスも何か考えがあるみたいで頻繁に頼み事を受けようと考えていて、ボクにも色々協力してもらうことがあるかもしれないからヨロシクねって頼んできたから、「ガウ!(もちろん!)」と力強く吠えて答えた。
「ハハハッ! 頼もしい限りだ」(えっへん!)とレックスは笑ってそう答えながら寄宿舎に向かった。
後日、スペースに向かいながらレックスから今日授業が終わった後、図書委員の委員会ってのがあるから迎えに来るのが遅くなると言われた。
だから······「ヤッホー!」ボクは久しぶりに、そしてレックス達が2年生になってからは初めて午後にスペースを抜け出し、特訓コースって所に来て遊んだのだった。
暫く遊んだらスペースに戻り、それから少ししてレックス······とメリッサが迎えに来た。
ボクを抱き上げて寄宿舎に帰りながら2人が図書委員の事を話してくれて、何日かに一度授業の終わった後や休みの日に図書室で委員の仕事をするから迎えに来るのが遅くなったり、お前だけで部屋にいてもらう事があるからと話してくれた。
(まっ、しょうがないか)レックス達の話を聞いてボクも納得したのだった。
そして最初のレックス達が図書委員の仕事をする日、ボクは······。
「わーい!」ピョンッ! ピョンッ! サッ! サッ!
またまた特訓コースに来て遊んでいたのだった。またそこで十分遊んだ後は······。
「やっほー」「······お前また抜け出してきたのか?」「うん!」
他の生徒が飼っている動物達が暮らしている建物に向かい、以前に何度か会話を交わしたネズミや授業で一緒になった犬のブルータスなどと会話を交わして楽しんでいたのだった······。
そして程よい時間になってレックスが迎えに来るだろうと思いスペースへ向かった。
スペースに向かいながらベアーズは、(前はレックスといられないって分かったら寂しく思ってたのに、今はいなくても平気になっちゃったなんて、すごいなぁ)と自身の気持ちの変化に驚いていた。
そうしてスペースに辿り着いて中に戻り、少ししてレックスとメリッサが2人で迎えに来て寄宿舎へ帰ったのだった。
ちなみにその時、「·····なぁ、ベアーズ?」(ん? 何?)「いつもより迎えに来るのが遅かったはずなのに、迎えに来た時も今も、なんか全然寂しそうにしてないような気がするんだけど、何でだ?」と聞いてきたので、······コク?(何の事?)ととぼけるように首を傾げたのだった。
それを見てレックスは「······お前なぁ」と呆れたように呟き、メリッサも「フフフフフッ」と笑っていたのだった(ふぅ。バレてない、バレてない)。
そのため「······ーズ、······ァーズ、ベアーズ!」(ん?)レックスに強く呼ばれてようやく目を覚ました。
「起きたか?」ふぁ~(うん。おはよう)まだ寝ぼけてはいるけど、とりあえずは起きた。
「それじゃあとっとと朝ごはん食べて学校に向かうぞ」と持ってきてくれた朝ごはんを床に置き、ボクもそれを食べて終わった後にそのまま寄宿舎を出発した。
学校に着くやこれまで通りボクは学校の奥に作られたスペースに放たれ、「それじゃあ行ってくるねぇ」(行ってらっしゃーい!)レックスはスペースから離れていった。
レックスがいなくなった後ボクは流石にその日はずっとスペースの中で過ごした。
程なくして「ベアーズー!」(あれ、もう?)意外と早くレックスが迎えに来た。
(今日は早いんだね)と思いながらレックスを見てると、「今日は色々な説明とかだけだったから早く終わったんだ」そうだったんだ。
そうしてレックスはボクを抱き上げて寄宿舎に帰った。
その帰り道でレックスから「ベアーズ、前にお前にも将来魔王軍との決戦の最中に同じヒト族の誰かに殺されるって話したの覚えてるか?」と聞かれ、コク(うん、覚えてる)と頷いた。
「実はその人物を今日見かけたんだ」(えっ!?)「しかも、ソイツが今年アリスのクラスメイトになったんだよ」(アリスの、クラスメイト······じゃあ、1年間アリスとずっと一緒ってこと!?)レックスやアリスから色々な言葉や文字を教えてもらった時にクラスメイトについても教えてもらったのですぐ理解出来た。
「だからもしかしたら今後授業でソイツとも一緒になる事があるかもしれないんだ」「ガッ!(あっ!)」そうか、それもあるかもしれないか。
「だからこれからは色々と注意して行動しないといけなくなったんだよ」(確かにそうだね)ボクもレックスの考えに同意した。
「それはそうと、実は今年も実技の担当がバーミリアン先生になったんだよ」(えっ、バーミリアンのおっちゃんに!?)それにはまた驚かされた。
「2年連続で同じ担任だったから皆も驚いてたよ」(そうなんだぁ)
「あ、あと······」それからレックスは今年からレックスが関わる事になる"委員会"と"頼み事"について話してくれた。
(委員会は確か前にアリスとアッシュとメリッサが話してたことがあったっけ······)その時の事を思い出しながらレックスの話を聞き、レックスはどうやら図書委員会に入る事になるだろうと話した(やっぱり)。
もう1つの頼み事とは、掲示板って所に貼ってある頼み事を自由に選んで頼んだヒトの所に向かい、その頼みを完了させればお金がもらえるんだと説明してくれた。
そして、レックスも何か考えがあるみたいで頻繁に頼み事を受けようと考えていて、ボクにも色々協力してもらうことがあるかもしれないからヨロシクねって頼んできたから、「ガウ!(もちろん!)」と力強く吠えて答えた。
「ハハハッ! 頼もしい限りだ」(えっへん!)とレックスは笑ってそう答えながら寄宿舎に向かった。
後日、スペースに向かいながらレックスから今日授業が終わった後、図書委員の委員会ってのがあるから迎えに来るのが遅くなると言われた。
だから······「ヤッホー!」ボクは久しぶりに、そしてレックス達が2年生になってからは初めて午後にスペースを抜け出し、特訓コースって所に来て遊んだのだった。
暫く遊んだらスペースに戻り、それから少ししてレックス······とメリッサが迎えに来た。
ボクを抱き上げて寄宿舎に帰りながら2人が図書委員の事を話してくれて、何日かに一度授業の終わった後や休みの日に図書室で委員の仕事をするから迎えに来るのが遅くなったり、お前だけで部屋にいてもらう事があるからと話してくれた。
(まっ、しょうがないか)レックス達の話を聞いてボクも納得したのだった。
そして最初のレックス達が図書委員の仕事をする日、ボクは······。
「わーい!」ピョンッ! ピョンッ! サッ! サッ!
またまた特訓コースに来て遊んでいたのだった。またそこで十分遊んだ後は······。
「やっほー」「······お前また抜け出してきたのか?」「うん!」
他の生徒が飼っている動物達が暮らしている建物に向かい、以前に何度か会話を交わしたネズミや授業で一緒になった犬のブルータスなどと会話を交わして楽しんでいたのだった······。
そして程よい時間になってレックスが迎えに来るだろうと思いスペースへ向かった。
スペースに向かいながらベアーズは、(前はレックスといられないって分かったら寂しく思ってたのに、今はいなくても平気になっちゃったなんて、すごいなぁ)と自身の気持ちの変化に驚いていた。
そうしてスペースに辿り着いて中に戻り、少ししてレックスとメリッサが2人で迎えに来て寄宿舎へ帰ったのだった。
ちなみにその時、「·····なぁ、ベアーズ?」(ん? 何?)「いつもより迎えに来るのが遅かったはずなのに、迎えに来た時も今も、なんか全然寂しそうにしてないような気がするんだけど、何でだ?」と聞いてきたので、······コク?(何の事?)ととぼけるように首を傾げたのだった。
それを見てレックスは「······お前なぁ」と呆れたように呟き、メリッサも「フフフフフッ」と笑っていたのだった(ふぅ。バレてない、バレてない)。
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