9 / 48
初恋Returns 9
しおりを挟む
スイッチを入れてしまった。背筋が凍るより早く、武市が俺の足を持ち上げる。両膝の後ろを押し上げられ、ソファの背に押し付けられ、俺は身動き一つできない。
完全に折りたたまれたポーズは、いわゆるまんぐり返しで、通常は人に見せることのない部位までを見せつけている状況に全身がカッと熱くなった。
見られている。
武市のモノがねじ込まれた場所に視線を感じ、その羞恥に目を開けることすらできなくなった。
「すげぇな、おまえのココ」
武市の指が、武市を飲み込んだ口の周りを撫でている。ぞくぞくと伝わる感覚に、武市を咥えたそこが小さく痙攣した。
「も……早く……しろよぉ……!」
この羞恥から早く解放されたくて、俺は必死に腰を揺らした。
武市が笑っている。その振動すら、接合部に伝わり切なく揺れる。
「約束だ。飛ばしてやる」
武市がいった瞬間、俺は息が止まった気がした。これまで以上に深く、武市が突き刺さる。腹が破れるんじゃないかってくらいの衝撃に、俺は息をすることも忘れてしまった。
背中をソファに阻まれた俺は、ただ武市を受け入れるしかできない。
抜けるんじゃないかってくらいまで引かれた腰が、一気に突き入れられる。
なんどもなんども。
「ア、 ア……ゃあああ……」
目の奥で無数の星が点滅しているような錯覚が起きる。
どこかに落ちてしまいそうな恐怖で、必死に目の前のものにしがみついた。しがみついた身体は温かいを通り越して、火傷しそうなほどに熱い。
「イ……ッ! アア! も……ムリ! ゃだあ!」
早くこの熱をなんとかして欲しい。
「名前呼べよ」
こんなときに無茶ぶりすんな。
「ァ……けい、ち……武市! 早く!」
武市が笑ったような気がした。
大波に巻き込まれたような感覚と、さらに深くを抉られる衝撃。
俺はどうしようもなくただ叫んでいた。
「武市……! たけ、いち……!」
まるで壊れたレコードみたいだ。
「ゃあぁああああ!」
俺の中を何かが一気に通り抜ける。全身を駆け抜ける衝撃に、震えた。
飛ばしてやる。武市の言葉を思い出した。
無茶苦茶だ……。
「覚え……て、ろよ……」
やっぱり武市は笑っているような気がした。
でも、そこが俺の限界だった。
完全に折りたたまれたポーズは、いわゆるまんぐり返しで、通常は人に見せることのない部位までを見せつけている状況に全身がカッと熱くなった。
見られている。
武市のモノがねじ込まれた場所に視線を感じ、その羞恥に目を開けることすらできなくなった。
「すげぇな、おまえのココ」
武市の指が、武市を飲み込んだ口の周りを撫でている。ぞくぞくと伝わる感覚に、武市を咥えたそこが小さく痙攣した。
「も……早く……しろよぉ……!」
この羞恥から早く解放されたくて、俺は必死に腰を揺らした。
武市が笑っている。その振動すら、接合部に伝わり切なく揺れる。
「約束だ。飛ばしてやる」
武市がいった瞬間、俺は息が止まった気がした。これまで以上に深く、武市が突き刺さる。腹が破れるんじゃないかってくらいの衝撃に、俺は息をすることも忘れてしまった。
背中をソファに阻まれた俺は、ただ武市を受け入れるしかできない。
抜けるんじゃないかってくらいまで引かれた腰が、一気に突き入れられる。
なんどもなんども。
「ア、 ア……ゃあああ……」
目の奥で無数の星が点滅しているような錯覚が起きる。
どこかに落ちてしまいそうな恐怖で、必死に目の前のものにしがみついた。しがみついた身体は温かいを通り越して、火傷しそうなほどに熱い。
「イ……ッ! アア! も……ムリ! ゃだあ!」
早くこの熱をなんとかして欲しい。
「名前呼べよ」
こんなときに無茶ぶりすんな。
「ァ……けい、ち……武市! 早く!」
武市が笑ったような気がした。
大波に巻き込まれたような感覚と、さらに深くを抉られる衝撃。
俺はどうしようもなくただ叫んでいた。
「武市……! たけ、いち……!」
まるで壊れたレコードみたいだ。
「ゃあぁああああ!」
俺の中を何かが一気に通り抜ける。全身を駆け抜ける衝撃に、震えた。
飛ばしてやる。武市の言葉を思い出した。
無茶苦茶だ……。
「覚え……て、ろよ……」
やっぱり武市は笑っているような気がした。
でも、そこが俺の限界だった。
0
お気に入りに追加
280
あなたにおすすめの小説
保育士だっておしっこするもん!
こじらせた処女
BL
男性保育士さんが漏らしている話。ただただ頭悪い小説です。
保育士の道に進み、とある保育園に勤めている尾北和樹は、新人で戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をこなしていた。
しかし、男性保育士というものはまだまだ珍しく浸透していない。それでも和樹が通う園にはもう一人、男性保育士がいた。名前は多田木遼、2つ年上。
園児と一緒に用を足すな。ある日の朝礼で受けた注意は、尾北和樹に向けられたものだった。他の女性職員の前で言われて顔を真っ赤にする和樹に、気にしないように、と多田木はいうが、保護者からのクレームだ。信用問題に関わり、同性職員の多田木にも迷惑をかけてしまう、そう思い、その日から3階の隅にある職員トイレを使うようになった。
しかし、尾北は一日中トイレに行かなくても平気な多田木とは違い、3時間に一回行かないと限界を迎えてしまう体質。加えて激務だ。園児と一緒に済ませるから、今までなんとかやってこれたのだ。それからというものの、限界ギリギリで間に合う、なんて危ない状況が何度か見受けられた。
ある日の紅葉が色づく頃、事件は起こる。その日は何かとタイミングが掴めなくて、いつもよりさらに忙しかった。やっとトイレにいける、そう思ったところで、前を押さえた幼児に捕まってしまい…?
少年ペット契約
眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。
↑上記作品を知らなくても読めます。
小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。
趣味は布団でゴロゴロする事。
ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。
文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。
文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。
文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。
三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。
文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。
※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。
※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
ヤクザと捨て子
幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子
ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。
ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる