4 / 25
0章 歪んだバイト
0-4 龍との契約
しおりを挟む
ここに来て、生徒の様子もおかしくなった。何が何だか理解出来ない教師は、ため息をついて背もたれに体を預けた。
「俺にはもう分からん! 2人で好きに話せばいい」
「拗ねるなって、ちゃんと説明してやるからさ。目の前にいる魔人の恐ろしさをな」
元から表情のあまり変わらないアーラだが、この時ばかりは少し焦っているような嫌悪感のようなものを感じた。生徒のそんな様子に、リベラは何か大変なことが起きていることだけは理解できた。
「まず初めに、君は素晴らしい魔力を持っている。量も質も、常識とは外れている。そして、それを操る技術も素晴らしい」
「……どーも」
「昨夜話した精神操作系の魔法を使っていたという話、あの時君は当たり前のようにそれを否定した。そして、魔法が得意かと言う問い、それも同じく否定した。
この2つの質問の際、自分は同じ嘘を暴く魔法を使っていた。どちらも"嘘ではない"という結果だった。しかし、結果は同じだが何か妙な違和感を感じた」
嘘を暴く魔法。
相手の魔力の動きを正確に分析して、嘘をつく時特有の乱れを検知する魔法だ。その精度は、使い手の魔力操作の精度と比例する。
今回の使用者は、陸の魔力を操れるとされている龍。確かめなくても分かる。手練のオーラが、その言葉の信憑性を高めた。
「安心して欲しい。あの微かな乱れは自分ほどのレベルの魔法使いでないと分からない。それほど微妙な違和感だった」
「それがさっきのと何か関係があるのか?」
「さっきの魔法は、対象者が魔法を使った時に作動するんだ。つまり、あの瞬間君は魔法を使った。だが……」
饒舌に語っていたマキナだが、急に神妙な面持ちになり黙り込んでしまった。口元に手を当てて、目を細める。綺麗な長髪が肩からスルリと落ちた。
「……アーラ、君はあの時どんな魔法を使ったんだ」
「分からなかったんですか?」
「……」
「てっきり分かっているのかと」
「おいおい、煽るな」
悔しそうな顔をしているマキナに、アーラは驚いたように話しかける。しかし、隠し切ることの出来ないニヤけが漏れていた。龍相手に煽るなんて、さすがの性格をしているとリベラは思った。
リベラが注意すると、煽るのに飽きたのかアーラはまたいつもの無表情に戻った。そして、顎に手を当てたかと思ったら、眉をひそめて「うーん……」と唸り出す。
「マキナさん、あなた本当に知りたいと思ってますか?」
「……それは、どういう意味かな?」
「ただ教えてもらうよりも、自分で暴く方が好きなタイプだと思っていたので」
「あー、確かにそれは一理ある」
今までの言動、なんとなくの雰囲気で相手の性格を言い当てたアーラは、心底不思議そうに首を傾げた。対して、真意を見透かされたマキナは、それが気に食わなかったのか頬を少し膨らませて拗ねる。
「まぁ、聞かれても答えませんけど」
「なっ……! ……最初から話す気なかったのか? それならそうと……」
「あと、さっきの裏バイトってやつ……やってもいいですよ。もちろん、報酬はボクがもらえるんですよね」
「……あぁ、無事に仕事ができればな」
2人で好きに話せばいいと言ったが、さすがにこれは許可出来ない。そう判断したリベラが、2人の視線が交わる所にスっと自身の手を差し込んだ。そして、そのままアーラの目を覆う。
「そこまでだ。あとは俺を通してもらうぞ」
「……過保護な教師だ。本人が良いと言っているのだから、別に問題は無いだろう?」
「大アリだ! お前が認めるほどの実力があっても、コイツはまだ中学生。義務教育も終わってない子供にそんな怪しいことさせられるわけないだろ! 大体、保護者の許可だって……」
「先生、なんで馬鹿正直に本当のこと話す前提なの? 適当に誤魔化しておけば大丈夫だって」
「あのなぁ……簡単に嘘をつくんじゃない。それに、俺はもう事実を聞いたぞ? 今さらどうやって誤魔化すんだ」
リベラの手を退けたアーラは、軽い口調でそう言った。しかし、それが通用するのはこの場にいない者だけだ。そんなことは分かっている。すると、マキナとアーラは再び目を合わせて、怪しく笑った。
「……記憶を消す魔法ってのがあってだな」
「おい、まさかその魔法使おうとしてないよな。いくら俺でも、魔法で記憶をいじられるのは気味が悪い」
「じゃあ、大人しく誤魔化されてくれるしかないな」
リベラの長年の勘が告げていた。マキナのこの笑顔には、逆らってはいけない。絶対にだ。
逆らったら最後、1番最悪な方法で処理される。「ぐぬぬ……」と苦虫を噛み潰したような顔で、リベラはマキナを睨みつけた。そんなことには興味が無いのか、アーラは足をブラブラとさせている。
「どうする? 記憶を消して欲しいのなら、完璧にやってみせるが」
「俺に魔法の知識がないからって、ナメんなよ。そういう頭いじる系の魔法は絶対にろくなもんじゃねえんだよ」
「よく知ってるじゃないか」
精神操作の魔法と同様に、記憶を消す魔法も高度な魔法とされている。その理由は、どちらの魔法も脳に直結し、少しでも間違えると大変なことになる繊細な技術が必要になるからである。
それに、いくら相手が手練の魔法使いであっても自身の記憶を改竄されるのはいい気がしない。
「……条件がある」
「なんだ?」
「命の保証はしろ。ついでに、五体満足で心身ともに健康な状態で返すこと。犯罪の片棒を担がせるなんて、言語道断だ」
「……随分と要求が多いな」
「絶対に譲れないラインだ。コイツがお前に協力すると言っている以上、これだけは大人として保証してやるべきだろう」
教師として、大人として……子供の未来を邪魔するようなキズは負って欲しくない。最低限、本人の意思を尊重した上での妥協案だ。
そんな話をしている間も、アーラは興味無さげに天井を見上げている。そして、リベラのその真剣な顔を見たマキナは初めと同じように微笑んだ。
「分かった。君の生徒は必ず無事に返すよ。こちらとしても、子供の未来を壊すような真似はしたくない。安心してくれ」
「……頼んだぞ」
「と、いうことで……正式契約といこうか」
そう言うと、マキナは指を鳴らした。すると、空中に1枚の紙が出現する。それはヒラヒラと宙を舞って、アーラの目の前に来た。そして、机の上にペンが置かれる。
「今の話を踏まえた、平等な契約書だ。それでそちらの命は保証するし、発生した金品は全てそちらの得になるように処理できる。そして、こちらが要求するのはただ1つ」
契約書を手に取って、その内容を隅から隅まで読んでいたアーラ。当然下を向いていたその顔は、相手によって無理やり上に向けられた。細くて綺麗なマキナの指がアーラの顎をつかみ、自身の目を見るようにと強制している。
突然近づいてきた龍にアーラはその表情を一切変えない。それどころか、まじまじとその顔を観察している。
「アーラ、君の底知れない魔力だ」
「そうですか。……あの、契約書読んでたんですけど。邪魔しないでもらえます?」
「え? あ、あぁ……すまない」
「いえ、別に大丈夫です」
そう言って、顔から手が離れた瞬間にアーラは再び視線を落とした。その横でリベラは笑うのを堪えている。見事にフラれたマキナはというと、少し恥ずかしそうにソファに座り直した。
「……よし、それじゃあ契約成立です」
「ふはっ! お前マジか!」
「?」
「……気にしなくていい。じゃあ、こちらから求人に応募しておこう。個人情報は適当に捏造するから、合わせてくれるかな?」
「分かりました。詳細が決定したら先生にでも渡しておいてください。確認しておきます」
サラリと契約書に自身の名前を書いて、アーラは立ち上がった。その瞬間、動く度に揺れる魔法石が少しだけ光った気がする。しかし、それを聞く前に「それでは」と言ってアーラは部屋を出てしまっていた。
「……リベラ、アーラとは一体何者だ?」
「教えてもらうよりも、暴く方が好きなんだろ?いつもの探偵ごっこでもすればいい」
「ごっことは失礼な。歴とした趣味だ」
「じゃあごっこで十分だろ。それに、生徒の個人情報は教えられない。部外者にはな」
"部外者"という突き放した表現をわざと使い、これ以上面倒事に巻き込むなと遠回しに伝えた。それを理解したのかしてないのか、龍は静かにその眼光を光らせる。
「俺にはもう分からん! 2人で好きに話せばいい」
「拗ねるなって、ちゃんと説明してやるからさ。目の前にいる魔人の恐ろしさをな」
元から表情のあまり変わらないアーラだが、この時ばかりは少し焦っているような嫌悪感のようなものを感じた。生徒のそんな様子に、リベラは何か大変なことが起きていることだけは理解できた。
「まず初めに、君は素晴らしい魔力を持っている。量も質も、常識とは外れている。そして、それを操る技術も素晴らしい」
「……どーも」
「昨夜話した精神操作系の魔法を使っていたという話、あの時君は当たり前のようにそれを否定した。そして、魔法が得意かと言う問い、それも同じく否定した。
この2つの質問の際、自分は同じ嘘を暴く魔法を使っていた。どちらも"嘘ではない"という結果だった。しかし、結果は同じだが何か妙な違和感を感じた」
嘘を暴く魔法。
相手の魔力の動きを正確に分析して、嘘をつく時特有の乱れを検知する魔法だ。その精度は、使い手の魔力操作の精度と比例する。
今回の使用者は、陸の魔力を操れるとされている龍。確かめなくても分かる。手練のオーラが、その言葉の信憑性を高めた。
「安心して欲しい。あの微かな乱れは自分ほどのレベルの魔法使いでないと分からない。それほど微妙な違和感だった」
「それがさっきのと何か関係があるのか?」
「さっきの魔法は、対象者が魔法を使った時に作動するんだ。つまり、あの瞬間君は魔法を使った。だが……」
饒舌に語っていたマキナだが、急に神妙な面持ちになり黙り込んでしまった。口元に手を当てて、目を細める。綺麗な長髪が肩からスルリと落ちた。
「……アーラ、君はあの時どんな魔法を使ったんだ」
「分からなかったんですか?」
「……」
「てっきり分かっているのかと」
「おいおい、煽るな」
悔しそうな顔をしているマキナに、アーラは驚いたように話しかける。しかし、隠し切ることの出来ないニヤけが漏れていた。龍相手に煽るなんて、さすがの性格をしているとリベラは思った。
リベラが注意すると、煽るのに飽きたのかアーラはまたいつもの無表情に戻った。そして、顎に手を当てたかと思ったら、眉をひそめて「うーん……」と唸り出す。
「マキナさん、あなた本当に知りたいと思ってますか?」
「……それは、どういう意味かな?」
「ただ教えてもらうよりも、自分で暴く方が好きなタイプだと思っていたので」
「あー、確かにそれは一理ある」
今までの言動、なんとなくの雰囲気で相手の性格を言い当てたアーラは、心底不思議そうに首を傾げた。対して、真意を見透かされたマキナは、それが気に食わなかったのか頬を少し膨らませて拗ねる。
「まぁ、聞かれても答えませんけど」
「なっ……! ……最初から話す気なかったのか? それならそうと……」
「あと、さっきの裏バイトってやつ……やってもいいですよ。もちろん、報酬はボクがもらえるんですよね」
「……あぁ、無事に仕事ができればな」
2人で好きに話せばいいと言ったが、さすがにこれは許可出来ない。そう判断したリベラが、2人の視線が交わる所にスっと自身の手を差し込んだ。そして、そのままアーラの目を覆う。
「そこまでだ。あとは俺を通してもらうぞ」
「……過保護な教師だ。本人が良いと言っているのだから、別に問題は無いだろう?」
「大アリだ! お前が認めるほどの実力があっても、コイツはまだ中学生。義務教育も終わってない子供にそんな怪しいことさせられるわけないだろ! 大体、保護者の許可だって……」
「先生、なんで馬鹿正直に本当のこと話す前提なの? 適当に誤魔化しておけば大丈夫だって」
「あのなぁ……簡単に嘘をつくんじゃない。それに、俺はもう事実を聞いたぞ? 今さらどうやって誤魔化すんだ」
リベラの手を退けたアーラは、軽い口調でそう言った。しかし、それが通用するのはこの場にいない者だけだ。そんなことは分かっている。すると、マキナとアーラは再び目を合わせて、怪しく笑った。
「……記憶を消す魔法ってのがあってだな」
「おい、まさかその魔法使おうとしてないよな。いくら俺でも、魔法で記憶をいじられるのは気味が悪い」
「じゃあ、大人しく誤魔化されてくれるしかないな」
リベラの長年の勘が告げていた。マキナのこの笑顔には、逆らってはいけない。絶対にだ。
逆らったら最後、1番最悪な方法で処理される。「ぐぬぬ……」と苦虫を噛み潰したような顔で、リベラはマキナを睨みつけた。そんなことには興味が無いのか、アーラは足をブラブラとさせている。
「どうする? 記憶を消して欲しいのなら、完璧にやってみせるが」
「俺に魔法の知識がないからって、ナメんなよ。そういう頭いじる系の魔法は絶対にろくなもんじゃねえんだよ」
「よく知ってるじゃないか」
精神操作の魔法と同様に、記憶を消す魔法も高度な魔法とされている。その理由は、どちらの魔法も脳に直結し、少しでも間違えると大変なことになる繊細な技術が必要になるからである。
それに、いくら相手が手練の魔法使いであっても自身の記憶を改竄されるのはいい気がしない。
「……条件がある」
「なんだ?」
「命の保証はしろ。ついでに、五体満足で心身ともに健康な状態で返すこと。犯罪の片棒を担がせるなんて、言語道断だ」
「……随分と要求が多いな」
「絶対に譲れないラインだ。コイツがお前に協力すると言っている以上、これだけは大人として保証してやるべきだろう」
教師として、大人として……子供の未来を邪魔するようなキズは負って欲しくない。最低限、本人の意思を尊重した上での妥協案だ。
そんな話をしている間も、アーラは興味無さげに天井を見上げている。そして、リベラのその真剣な顔を見たマキナは初めと同じように微笑んだ。
「分かった。君の生徒は必ず無事に返すよ。こちらとしても、子供の未来を壊すような真似はしたくない。安心してくれ」
「……頼んだぞ」
「と、いうことで……正式契約といこうか」
そう言うと、マキナは指を鳴らした。すると、空中に1枚の紙が出現する。それはヒラヒラと宙を舞って、アーラの目の前に来た。そして、机の上にペンが置かれる。
「今の話を踏まえた、平等な契約書だ。それでそちらの命は保証するし、発生した金品は全てそちらの得になるように処理できる。そして、こちらが要求するのはただ1つ」
契約書を手に取って、その内容を隅から隅まで読んでいたアーラ。当然下を向いていたその顔は、相手によって無理やり上に向けられた。細くて綺麗なマキナの指がアーラの顎をつかみ、自身の目を見るようにと強制している。
突然近づいてきた龍にアーラはその表情を一切変えない。それどころか、まじまじとその顔を観察している。
「アーラ、君の底知れない魔力だ」
「そうですか。……あの、契約書読んでたんですけど。邪魔しないでもらえます?」
「え? あ、あぁ……すまない」
「いえ、別に大丈夫です」
そう言って、顔から手が離れた瞬間にアーラは再び視線を落とした。その横でリベラは笑うのを堪えている。見事にフラれたマキナはというと、少し恥ずかしそうにソファに座り直した。
「……よし、それじゃあ契約成立です」
「ふはっ! お前マジか!」
「?」
「……気にしなくていい。じゃあ、こちらから求人に応募しておこう。個人情報は適当に捏造するから、合わせてくれるかな?」
「分かりました。詳細が決定したら先生にでも渡しておいてください。確認しておきます」
サラリと契約書に自身の名前を書いて、アーラは立ち上がった。その瞬間、動く度に揺れる魔法石が少しだけ光った気がする。しかし、それを聞く前に「それでは」と言ってアーラは部屋を出てしまっていた。
「……リベラ、アーラとは一体何者だ?」
「教えてもらうよりも、暴く方が好きなんだろ?いつもの探偵ごっこでもすればいい」
「ごっことは失礼な。歴とした趣味だ」
「じゃあごっこで十分だろ。それに、生徒の個人情報は教えられない。部外者にはな」
"部外者"という突き放した表現をわざと使い、これ以上面倒事に巻き込むなと遠回しに伝えた。それを理解したのかしてないのか、龍は静かにその眼光を光らせる。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
一人息子の勇者が可愛すぎるのだが
碧海慧
ファンタジー
魔王であるデイノルトは一人息子である勇者を育てることになった。
デイノルトは息子を可愛がりたいが、なかなか素直になれない。
そんな魔王と勇者の日常開幕!
暗澹のオールド・ワン
ふじさき
ファンタジー
中央大陸に位置するシエラ村で、少年・ジュド=ルーカスはいつもと変わらない平穏で退屈な日々を過ごしていた。
「…はやく僕も外の世界を冒険したいな」
祖父の冒険譚を読み耽る毎日。
いつもと同じように部屋の窓際、お気に入りの定位置に椅子を運び、外の景色を眺めている少年。
そんな彼もいつしか少年から青年へと成長し、とうとう旅立つ日がやって来る。
待ちに待った冒険を前に高鳴る気持ちを抑えきれない青年は、両親や生まれ育った村との別れを惜しみつつも外の世界へと遂に足を踏み出した…!
待ち受ける困難、たくさんの仲間との出会い、いくつもの別れを経験していく主人公。
そして、彼らは平穏な日々の裏に隠された世界の真実を知ることとなる。
冒険の果てに彼らが選択した未来とは―。
想定外の展開と衝撃の最期が待ち受ける異世界ダークファンタジー、開幕!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
魔人に就職しました。
ミネラル・ウィンター
ファンタジー
殺気を利用した剣術の達人である男、最上 悟(さいじょう さとる)。彼は突然、異世界に転移してしまう。その異世界で出会った魔物に魔人と呼ばれながら彼は魔物と異世界で平和に暮らす事を目指し、その魔物達と共に村を作った。
だが平和な暮らしを望む彼を他所に魔物達の村には勇者という存在が突如襲い掛かるのだった―――
【ただいま修正作業中の為、投稿しなおしています】
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる