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箱入り娘

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久しぶりに、茜がゆうの部屋を訪れた。

「あ!久しぶり!茜さん。」

とベッドで寝ていた渚が起き上がった。

渚は何気に茜が好きなのだ。

「期末テストどうだった?」

「一位!」

「いや、渚ちゃんじゃなくてゆう君。」

ゆうは、ゲームをしながら

「赤点ギリギリ。」

と答えた。

「良かった‥‥。」

「茜さん、痩せたね。」

と渚が心配そうに茜をバグした。

「ちょっと限界かも‥‥。」

バイトしてもストレスで買い物依存性に茜はなってるらしい。

「悪循環だよね。」

渚は、泣きそうである。

「茜さん、バイト全部辞めな。」

「え?」

ゆうが言った。

「俺と渚が茜さんのスポンサーになるよ。茜さんは将来学校の先生になるんでしょう?茜さんが、先生になってくれたら、俺みたいなぼっちでも学校に行きたくなる。」

茜は、それを聞いて声を上げて泣いた。

渚も、大泣きした。

うるせーと思ったがゆうは何も言わなかった。

それから、茜は毎週来るようになって大学生活も充実してるようだ。

渚は、オファーが殺到しているが、個人事務所を作り仕事をセーブしている。

そして変わらず毎日、ゆうの部屋でゴロゴロしている。

「期末テストは、赤点ギリギリにならないようにね!」

「授業ちゃんと聞いてるし勉強もしてるからもしかすると奇跡の全教科満点だったりして。」

「ゆう君は、楽観的だよね。」

「渚もそうじゃん。」

とゆうが言うとそっかとゲラゲラ渚は笑った。
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