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中学時代2

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土曜日の部活が終わってすぐに二人は映画館に行った。

恋愛ものだったのでゆうは少し緊張した。

姪は、ゆうの肩に掴まって離れなかった。

泣いているのが分かった。

映画を見終わってハンバーガーショップに行った。

「先輩、泣いてたみたいですけど大丈夫ですか?」

ハンバーガーを頬張っている姪にゆうは聞いた。

「バレたか‥。」

姪は、少し気まずそうだった。

「先輩、全中の会場の雰囲気ってどんな感じでしたか?」

「うーん、空気がピリピリしてて、わたしには合わなかった。」

姪は、ゆうの瞳をじっと見て言った。

「ゆうは、動じないんだね、わたしと一緒にいても。」

「動じる?」

「わたしは、男を惑わすフェロモンがあるんだって。」

「ふーん、そうなんですか。」

「そっか、ゆうは、渚ちゃんと幼なじみだもんね、綺麗で可愛い子には馴れてるか。」

「渚を、そういう目で見たことないしフェロモンも感じないですね。」

姪は、ゆうの唇にキスをした。

「これで、少しは感じた?わたしの事。」

「うーん、はい。」

姪は、寂しそうな顔をした。

「ゆうも、あいつと同じじゃん!」

と言って姪は店を出て行ってしまった。
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