現代で恋の出来ないわたしは地獄で恋をする

再教育

「お前には再教育が必要なんじゃない！必然だ！」

「わたしのどこが悪いって言うんですか？」

閻魔大王は、鼻で笑った。

「お前と議論する義務は俺様にはない！しかし、お前は再教育を受ける義務がある。ハット連れて行け。」

ハットに、手招きされてドデカイ門をあかねは通過した。

「何ですか？ハットさん、あの人は？」

「閻魔大王様です。」

「それは、知ってる。」

ハットは、ニコリともせずにレンガ造りの建物を指さした。

「あれが、あなたが再教育を受ける施設です。」

再教育、再教育ってひつこいな。

「再教育を、拒否する権利もあなたにはあります。」

「拒否します！」

「即答ですね、しかし、その瞬間にあなたは灰になり完全に消えます。」

…。灰にはなりたくない…。

「分かった！再教育受けます！」

再教育受けて何の意味があるのよ！死んでるのに！