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20(リカード)※最終話※
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「やあやあ!美しい光景だなぁ!私も仲間に入りたい!」
「殿下。おやめなさい。邪魔ですから」
「貴様こそ邪魔だバシリウス。身内の感動に水を差すな!」
僕は一瞬言葉を失った。
まったくもうこの人は……類稀なる開かれた第三王子テオフィルス殿下には感謝と畏敬の念だけでなく温かい諦めが胸に芽生えてしまう。
だが僕は慣れていた。
しかしデルマは違った。
僕の腕の中でオリヴィアの手を握りしめ硬直している。
勇敢な侍女デルマだ。
その内バシリウスのようにテオフィルス殿下をあしらうようになるだろう。そうすればテオフィルス殿下も喜ぶ。
僕は翼を広げるか外套を脱ぐ要領でテオフィルス殿下の腕を退けながらオリヴィアとデルマを自由にする。
オリヴィアがデルマの手を握り返しテオフィルス殿下を涙目で見上げた。
「テオフィルス殿下、お優しい寛大な御配慮を頂き本当にありがとうございます。デルマと再会できました。新しい人生を大切に生きていきます」
無垢なオリヴィアへの愛しさを噛み締めながら、僕は目を瞠り硬直しているデルマの肩をポンと叩いた。
*
──さて。
デルマがオリヴィアの侍女に復帰し、テオフィルス殿下も通常の持ち場へ帰ったところで僕にはやるべきことが残されていた。
とても大切な、なくてはならない、大切なこと。
「オリヴィア」
デルマがお茶の準備で外した隙に、愛しいオリヴィアを抱き寄せる。
「?」
無垢な瞳が僕を見上げる。
僕は微笑んで鼻先を擦り合わせ、甘いキスを誘った。
僕らは愛し合うようになった。
だから、やり残していた大切な儀式を行う頃合いだ。
「全て元通りだね」
「ええ」
オリヴィアが微笑む。
「でも以前よりずっといいわ。あなたがいて、こうして夫婦になれて……」
「結婚しよう」
「え?」
きょとんとするオリヴィアにキスをして、僕は抱擁を解き跪いた。
「オリヴィア。遅くなってしまったけれど君にきちんと申し込むよ」
「……」
「愛してる。ずっとずっと愛してきた。君がいない人生は考えられない。僕と結婚してください」
「……」
僕らが強い絆で結ばれていようと済し崩しに結婚した事実は変わらない。
オリヴィアには幸せな花嫁になってほしい。僕の隣で。
やがて意図に気づいたオリヴィアがゆっくりと輝く笑みを浮かべる。
「……はい」
半月後、オリヴィアと僕はついに結婚式を挙げた。
デニッツ伯領の教会が今か今かと待ち構えてくれていたことも、テオフィルス殿下が大喜びで言いふらしたことも、短期間で準備が整った大きな要因だった。
「おめでとう!」
「おめでとう、リカード!」
「おめでとうございますお嬢様!あっ、奥様!」
「なんてお似合いな二人でしょう!」
宮廷からテオフィルス殿下が王族を引き連れて参列しようと、国中から祝福が集う賑やかな結婚式。物静かなオリヴィアが驚いて尻込みしないか少しだけ心配した僕は、その嬉しそうに煌めく笑顔を見て安堵する。
賑やかな祝福の中でそっと抱き寄せ耳元に囁いた。
「愛してる」
「ええ。私も愛してるわ、リカード。ずっと一緒ね」
愛を囁き合う僕らに更なる祝福の言葉が降り注ぐ。
これで本当に僕たちは歩き出したように思える。
新しい未来へ。
僕らの人生の旅路はここから新しく始まるのだ。
困難があるだろう。悲しみもあるだろう。でも僕たちは互いに助け合い、愛し合い、慈しみあいながら乗り越えていける。
輝く笑顔と祝福に彩られた愛すべき人生の旅路を、オリヴィアと歩んでいく。
愛する人と。
愛すべき人たちと。
幸せだ。
だがそれでも僕はやはり最期の瞬間に後悔するだろう。
僕が勇気を出していればオリヴィアが苦しむことはなかったのだ。それが大切な人生の一部だろうと、王国の抱える問題の解決に結びついた栄誉があろうと、生涯悔やみ続ける。
きっとあの苦しみがなかったとしても、僕らは愛に溢れる人生を築いただろう。今僕らを祝福してくれる笑顔に囲まれただろう。
湿地帯の脅威も博識なヴィンクラー伯爵たちがいずれ解決したはずだ。
勇気を出せばよかった。
愛するオリヴィアが苦しまないように、もっと何かできたはずだ。
その後悔は僕を強めたかもしれない。
時が経ち、社交界デビューを目前に控えた子どこたちは僕に笑顔を向けて言うのだ。
「お父様のような愛妻家じゃなければ結婚しないわ」
「運命の相手に出会った父上は幸せ者ですよ。しかも物心ついた頃にはそこにいたんですから」
「お姉様とお兄様は少し我儘よ。私はテオフィルス殿下みたいな元気で強い方がいいわ。ねっ、デルマ?」
後悔が増えた。
晩婚化しそうだ。
頭を抱える僕にオリヴィアが優しく微笑みながら寄り添う。
「あんなこと言ってるけれど、きっと相手を幸せにするわ。みんなあなたに似て愛情深い子たちだもの」
「君は幸せ?」
「ええ。勿論よ」
ね、デルマ──とオリヴィアが続ける。
愛する妻や子どもたち、それに頼れる妻の侍女の笑顔に囲まれて、僕はやはり幸せを噛み締めざるを得なかった。
人生に後悔が付き物だとしたら、それを上回る幸せがそこに在るからこそだろう。
愛しいオリヴィアが笑顔で僕を見つめている。
今日も、明日も。
これからもずっと。
僕は温かな幸せに感動しながら、愛する妻に微笑みを返した。
「殿下。おやめなさい。邪魔ですから」
「貴様こそ邪魔だバシリウス。身内の感動に水を差すな!」
僕は一瞬言葉を失った。
まったくもうこの人は……類稀なる開かれた第三王子テオフィルス殿下には感謝と畏敬の念だけでなく温かい諦めが胸に芽生えてしまう。
だが僕は慣れていた。
しかしデルマは違った。
僕の腕の中でオリヴィアの手を握りしめ硬直している。
勇敢な侍女デルマだ。
その内バシリウスのようにテオフィルス殿下をあしらうようになるだろう。そうすればテオフィルス殿下も喜ぶ。
僕は翼を広げるか外套を脱ぐ要領でテオフィルス殿下の腕を退けながらオリヴィアとデルマを自由にする。
オリヴィアがデルマの手を握り返しテオフィルス殿下を涙目で見上げた。
「テオフィルス殿下、お優しい寛大な御配慮を頂き本当にありがとうございます。デルマと再会できました。新しい人生を大切に生きていきます」
無垢なオリヴィアへの愛しさを噛み締めながら、僕は目を瞠り硬直しているデルマの肩をポンと叩いた。
*
──さて。
デルマがオリヴィアの侍女に復帰し、テオフィルス殿下も通常の持ち場へ帰ったところで僕にはやるべきことが残されていた。
とても大切な、なくてはならない、大切なこと。
「オリヴィア」
デルマがお茶の準備で外した隙に、愛しいオリヴィアを抱き寄せる。
「?」
無垢な瞳が僕を見上げる。
僕は微笑んで鼻先を擦り合わせ、甘いキスを誘った。
僕らは愛し合うようになった。
だから、やり残していた大切な儀式を行う頃合いだ。
「全て元通りだね」
「ええ」
オリヴィアが微笑む。
「でも以前よりずっといいわ。あなたがいて、こうして夫婦になれて……」
「結婚しよう」
「え?」
きょとんとするオリヴィアにキスをして、僕は抱擁を解き跪いた。
「オリヴィア。遅くなってしまったけれど君にきちんと申し込むよ」
「……」
「愛してる。ずっとずっと愛してきた。君がいない人生は考えられない。僕と結婚してください」
「……」
僕らが強い絆で結ばれていようと済し崩しに結婚した事実は変わらない。
オリヴィアには幸せな花嫁になってほしい。僕の隣で。
やがて意図に気づいたオリヴィアがゆっくりと輝く笑みを浮かべる。
「……はい」
半月後、オリヴィアと僕はついに結婚式を挙げた。
デニッツ伯領の教会が今か今かと待ち構えてくれていたことも、テオフィルス殿下が大喜びで言いふらしたことも、短期間で準備が整った大きな要因だった。
「おめでとう!」
「おめでとう、リカード!」
「おめでとうございますお嬢様!あっ、奥様!」
「なんてお似合いな二人でしょう!」
宮廷からテオフィルス殿下が王族を引き連れて参列しようと、国中から祝福が集う賑やかな結婚式。物静かなオリヴィアが驚いて尻込みしないか少しだけ心配した僕は、その嬉しそうに煌めく笑顔を見て安堵する。
賑やかな祝福の中でそっと抱き寄せ耳元に囁いた。
「愛してる」
「ええ。私も愛してるわ、リカード。ずっと一緒ね」
愛を囁き合う僕らに更なる祝福の言葉が降り注ぐ。
これで本当に僕たちは歩き出したように思える。
新しい未来へ。
僕らの人生の旅路はここから新しく始まるのだ。
困難があるだろう。悲しみもあるだろう。でも僕たちは互いに助け合い、愛し合い、慈しみあいながら乗り越えていける。
輝く笑顔と祝福に彩られた愛すべき人生の旅路を、オリヴィアと歩んでいく。
愛する人と。
愛すべき人たちと。
幸せだ。
だがそれでも僕はやはり最期の瞬間に後悔するだろう。
僕が勇気を出していればオリヴィアが苦しむことはなかったのだ。それが大切な人生の一部だろうと、王国の抱える問題の解決に結びついた栄誉があろうと、生涯悔やみ続ける。
きっとあの苦しみがなかったとしても、僕らは愛に溢れる人生を築いただろう。今僕らを祝福してくれる笑顔に囲まれただろう。
湿地帯の脅威も博識なヴィンクラー伯爵たちがいずれ解決したはずだ。
勇気を出せばよかった。
愛するオリヴィアが苦しまないように、もっと何かできたはずだ。
その後悔は僕を強めたかもしれない。
時が経ち、社交界デビューを目前に控えた子どこたちは僕に笑顔を向けて言うのだ。
「お父様のような愛妻家じゃなければ結婚しないわ」
「運命の相手に出会った父上は幸せ者ですよ。しかも物心ついた頃にはそこにいたんですから」
「お姉様とお兄様は少し我儘よ。私はテオフィルス殿下みたいな元気で強い方がいいわ。ねっ、デルマ?」
後悔が増えた。
晩婚化しそうだ。
頭を抱える僕にオリヴィアが優しく微笑みながら寄り添う。
「あんなこと言ってるけれど、きっと相手を幸せにするわ。みんなあなたに似て愛情深い子たちだもの」
「君は幸せ?」
「ええ。勿論よ」
ね、デルマ──とオリヴィアが続ける。
愛する妻や子どもたち、それに頼れる妻の侍女の笑顔に囲まれて、僕はやはり幸せを噛み締めざるを得なかった。
人生に後悔が付き物だとしたら、それを上回る幸せがそこに在るからこそだろう。
愛しいオリヴィアが笑顔で僕を見つめている。
今日も、明日も。
これからもずっと。
僕は温かな幸せに感動しながら、愛する妻に微笑みを返した。
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