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79(レオン)*最終話*
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「ですからね、子爵。下手に探し回ると却って拗れると身を以て学ばれたばかりでしょう。絶対に無事に帰港しますから、間違っても生身で海に飛び込んだりしないでくださいね」
嵐の夜、僕は船の製造元でもあり出港に関わったライスト男爵のもとに押し掛け、なんとか救助船を出して貰えないかと懇願した。
ライスト男爵は困り果てた様子ではありながら的確に僕を言い包め、個室に閉じ込めた。
たとえザシャやジェーンという信頼できる人間と一緒だとしても、ヒルデガルドが荒れ狂う海の上にいると思うと僕の気が狂ってしまいそうだった。
実際、頭を掻きむしり呻いた。
僕にはどうにもできない。
僕は無力で矮小な存在で、ただじっと待つことしかできない。
父が痩せ細り寿命を縮めたこの年月がどのようなものだったか思い知った。
もしヒルデガルドが帰って来なかったら……
彼女が恐怖と苦痛に苛まれ最期の瞬間を一人で迎えなければならなかったら……
最悪な妄想に一晩中苛まれ、吹き荒れる嵐の音が更に追い打ちをかけた。
本当にそうなってしまうような気がして泣いた。ただ泣くことしかできなかった。僕は傍に行けない。
「ヒルデガルド……っ」
離れてはいけなかったのだ。
僕が汚れていようと、彼女が聖き神の娘だろうと、僕はあの小さくて可愛い手をきちんと掴み、全身をしっかりと抱きしめなくてはならなかった。そのために生まれて来たはずだ。
僕は祈った。
泣きながら神に祈った。
大丈夫だと、何度も独り言ちた。
自分に言い聞かせた。
僕はクレーフェの騎士でありながらヒルデガルドを嵐から守れない。
併し、神は……神ならきっとヒルデガルドを守ってくれる。愛する娘を残酷に死なせはしない。
だから、大丈夫だ。
ザシャがいる。ザシャは幾度も海で生き延び、宮廷の陰謀すら生き抜いた。ザシャは信頼できる。そしてジェーンもいる。ヒルデガルドは安心できる。大丈夫。大丈夫……
「神様、お願いします……どうか無事に……」
やがて明け方には嵐が去り、嘘のように晴れた。
「生きてますか?開けますよ?こっちは五人がかりですから変な気を起こさないでくださいね」
ライスト男爵は僕に朝食を運んでくれたが、やはりまだ思い余って捜索に出る危険があると疑われていて閉じ込められたままだった。
そのまま三日過ごした。軟禁だった。
だがそれは善意による厳しさだと理解している。
僕やザシャが男娼として不遇なビズマーク伯爵令嬢を庇護したあの時ほどではないが、かなり丁寧な世話を受けた。
途中、父からの手紙をライスト男爵から渡された。
神が身分を越えて愛しあう人生を与えてくれたのだから、お前は愛する人と生きていきなさい。そう書いてあった。
父は妻を亡くした。
嘆き悲しむ父の背中を、朧げに覚えている。
僕が母を恋しがり泣いた涙より悲しく、今ヒルデガルドの無事を祈る僕の胸よりも痛かったはずだ。
愛する人から逃げてはいけない。
それは人生ではない。
優しい独房の中で僕は生きる意味を知った。
生かされた意味を理解した。
再会を信じ身形を整えていた四日目の昼過ぎ、酷い足音が近づいてきて僕は一瞬だけ恐怖に震えた。併し乱暴に開錠しながら扉の向こうでライスト男爵は嬉しそうに繰り返し言った。
「帰ってきましたよ!娘たちが帰ってきました!!」
ライスト男爵も娘のジェーンが心配だっただろう。
僕は扉が開いた瞬間ライスト男爵と堅い抱擁を交わし、同時に走り出した。
「なんですか、あなた。身綺麗にしちゃって。さすが元男娼なだけありますね。憎いっ」
親切だったがジェーンの父親であることは間違いない。だがそんなことはどうでもいい。
ザシャが例の姫君の名をつけた船は予想よりずっと綺麗なままであり、出迎えに集まった人間たちに揉まれながら荷下ろしが行われていた。
「ジェーン!」
ライスト男爵が娘の名を叫び、生還した者たちが揃ってこちらに顔を向けた。その中にヒルデガルドもいた。
目が合った瞬間、彼女は走り出した。
僕はライスト男爵を追い抜き、ヒルデガルドが転ばないよう心の中で祈りながら走る。
そして彼女を抱きしめキスをした。
ヒルデガルドの唇は甘く柔らかで、熱い命の味がした。
生きていた。
帰って来た。
僕は涙を零すまいと堪えたが、結局、嗚咽を洩らし泣いた。
ヒルデガルドが僕の頬を両掌で挟み、どちらともなく唇を離す中でじっと僕を覗き込んだ。美しいペリドットの瞳が揺れている。それは感動でも情熱でもなく、驚きと発見の表情だった。
「ごめんなさい、僕、あなたの傍を……」
「愛してるわ」
それだけ言うとヒルデガルドの唇が不器用に押し付けられ、あまりの可愛さに眩暈がしたがそこは耐えた。
僕はヒルデガルドの唇を優しく啄み、彼女がキスに慣れていく一瞬毎に深い幸せを噛み締める。
少しして顔が見たくなり僅かに唇を離すと、今度は感動に近い無垢な表情のヒルデガルドが僕を見つめていた。
「おかえりなさい」
僕の声は掠れていた。
ヒルデガルドの声は天使のように繊細で美しい。
「あなたに会いたかった。言わなくてはと思ったの」
「わかります。僕もです。もう逃げない。僕はあなたを愛しています」
何度もキスをした。
ヒルデガルドは小さな可愛い指で僕の頬に伝う涙を何度も拭う。そのうちに、拭っているのではなく涙に触れているのだと気づいた。感触を確かめるように。
「ごめんなさい。僕は、あなたに何もあげられないけど……」
「それは違う。私は、あなたといると本当の自分を見つけられるの。あなたは私をくれる。あなたが欠けた私はもう私ではなくなるの」
余りにも真剣にそう言うので、僕は照れたのか嬉しいのか自分でもわからないうちに笑ってしまった。
「なるほど。つまり僕は、あなたを象徴する大切な釦みたいなものですね」
「いいえ。あなたは私のレオンよ」
その時、僕も自分を見つけた。
辿り着いた。
「ヒルデガルド様……僕の、愛しい人……僕のヒルデガルド」
「そうよ」
彼女が笑った。
光の中でヒルデガルドは眩しく輝いていた。
三年後、僕たちの結婚式はビズマーク伯領の教会で執り行われ、今も祝福に包まれている。
嵐の夜、僕は船の製造元でもあり出港に関わったライスト男爵のもとに押し掛け、なんとか救助船を出して貰えないかと懇願した。
ライスト男爵は困り果てた様子ではありながら的確に僕を言い包め、個室に閉じ込めた。
たとえザシャやジェーンという信頼できる人間と一緒だとしても、ヒルデガルドが荒れ狂う海の上にいると思うと僕の気が狂ってしまいそうだった。
実際、頭を掻きむしり呻いた。
僕にはどうにもできない。
僕は無力で矮小な存在で、ただじっと待つことしかできない。
父が痩せ細り寿命を縮めたこの年月がどのようなものだったか思い知った。
もしヒルデガルドが帰って来なかったら……
彼女が恐怖と苦痛に苛まれ最期の瞬間を一人で迎えなければならなかったら……
最悪な妄想に一晩中苛まれ、吹き荒れる嵐の音が更に追い打ちをかけた。
本当にそうなってしまうような気がして泣いた。ただ泣くことしかできなかった。僕は傍に行けない。
「ヒルデガルド……っ」
離れてはいけなかったのだ。
僕が汚れていようと、彼女が聖き神の娘だろうと、僕はあの小さくて可愛い手をきちんと掴み、全身をしっかりと抱きしめなくてはならなかった。そのために生まれて来たはずだ。
僕は祈った。
泣きながら神に祈った。
大丈夫だと、何度も独り言ちた。
自分に言い聞かせた。
僕はクレーフェの騎士でありながらヒルデガルドを嵐から守れない。
併し、神は……神ならきっとヒルデガルドを守ってくれる。愛する娘を残酷に死なせはしない。
だから、大丈夫だ。
ザシャがいる。ザシャは幾度も海で生き延び、宮廷の陰謀すら生き抜いた。ザシャは信頼できる。そしてジェーンもいる。ヒルデガルドは安心できる。大丈夫。大丈夫……
「神様、お願いします……どうか無事に……」
やがて明け方には嵐が去り、嘘のように晴れた。
「生きてますか?開けますよ?こっちは五人がかりですから変な気を起こさないでくださいね」
ライスト男爵は僕に朝食を運んでくれたが、やはりまだ思い余って捜索に出る危険があると疑われていて閉じ込められたままだった。
そのまま三日過ごした。軟禁だった。
だがそれは善意による厳しさだと理解している。
僕やザシャが男娼として不遇なビズマーク伯爵令嬢を庇護したあの時ほどではないが、かなり丁寧な世話を受けた。
途中、父からの手紙をライスト男爵から渡された。
神が身分を越えて愛しあう人生を与えてくれたのだから、お前は愛する人と生きていきなさい。そう書いてあった。
父は妻を亡くした。
嘆き悲しむ父の背中を、朧げに覚えている。
僕が母を恋しがり泣いた涙より悲しく、今ヒルデガルドの無事を祈る僕の胸よりも痛かったはずだ。
愛する人から逃げてはいけない。
それは人生ではない。
優しい独房の中で僕は生きる意味を知った。
生かされた意味を理解した。
再会を信じ身形を整えていた四日目の昼過ぎ、酷い足音が近づいてきて僕は一瞬だけ恐怖に震えた。併し乱暴に開錠しながら扉の向こうでライスト男爵は嬉しそうに繰り返し言った。
「帰ってきましたよ!娘たちが帰ってきました!!」
ライスト男爵も娘のジェーンが心配だっただろう。
僕は扉が開いた瞬間ライスト男爵と堅い抱擁を交わし、同時に走り出した。
「なんですか、あなた。身綺麗にしちゃって。さすが元男娼なだけありますね。憎いっ」
親切だったがジェーンの父親であることは間違いない。だがそんなことはどうでもいい。
ザシャが例の姫君の名をつけた船は予想よりずっと綺麗なままであり、出迎えに集まった人間たちに揉まれながら荷下ろしが行われていた。
「ジェーン!」
ライスト男爵が娘の名を叫び、生還した者たちが揃ってこちらに顔を向けた。その中にヒルデガルドもいた。
目が合った瞬間、彼女は走り出した。
僕はライスト男爵を追い抜き、ヒルデガルドが転ばないよう心の中で祈りながら走る。
そして彼女を抱きしめキスをした。
ヒルデガルドの唇は甘く柔らかで、熱い命の味がした。
生きていた。
帰って来た。
僕は涙を零すまいと堪えたが、結局、嗚咽を洩らし泣いた。
ヒルデガルドが僕の頬を両掌で挟み、どちらともなく唇を離す中でじっと僕を覗き込んだ。美しいペリドットの瞳が揺れている。それは感動でも情熱でもなく、驚きと発見の表情だった。
「ごめんなさい、僕、あなたの傍を……」
「愛してるわ」
それだけ言うとヒルデガルドの唇が不器用に押し付けられ、あまりの可愛さに眩暈がしたがそこは耐えた。
僕はヒルデガルドの唇を優しく啄み、彼女がキスに慣れていく一瞬毎に深い幸せを噛み締める。
少しして顔が見たくなり僅かに唇を離すと、今度は感動に近い無垢な表情のヒルデガルドが僕を見つめていた。
「おかえりなさい」
僕の声は掠れていた。
ヒルデガルドの声は天使のように繊細で美しい。
「あなたに会いたかった。言わなくてはと思ったの」
「わかります。僕もです。もう逃げない。僕はあなたを愛しています」
何度もキスをした。
ヒルデガルドは小さな可愛い指で僕の頬に伝う涙を何度も拭う。そのうちに、拭っているのではなく涙に触れているのだと気づいた。感触を確かめるように。
「ごめんなさい。僕は、あなたに何もあげられないけど……」
「それは違う。私は、あなたといると本当の自分を見つけられるの。あなたは私をくれる。あなたが欠けた私はもう私ではなくなるの」
余りにも真剣にそう言うので、僕は照れたのか嬉しいのか自分でもわからないうちに笑ってしまった。
「なるほど。つまり僕は、あなたを象徴する大切な釦みたいなものですね」
「いいえ。あなたは私のレオンよ」
その時、僕も自分を見つけた。
辿り着いた。
「ヒルデガルド様……僕の、愛しい人……僕のヒルデガルド」
「そうよ」
彼女が笑った。
光の中でヒルデガルドは眩しく輝いていた。
三年後、僕たちの結婚式はビズマーク伯領の教会で執り行われ、今も祝福に包まれている。
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