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第4章 冒険 -王都編-
緊張
しおりを挟む翌朝。
急に決まった謁見の日だ。
昨日の夜は遅くなってしまって会えなかったイルマさんにそのことを伝えた。
「確かに急な話だけど、私も急に呼ばれることはしょっちゅうだったからね。慣れだよ、慣れ」
「いやいや、イルマさん。俺、王家にしょっちゅう呼ばれる生活はイヤです」
「残念だけど、もう離れられないと思ったほうがいいよ。フィリアがいるからね」
「…」
「あんたたちはゼストとソニアにも会ってるんだろ? 何も問題ないじゃないかないか」
「「「…」」」
おいおい、国王と王妃を呼び捨てかよ。
イルマさんならではだろ。
当然俺たちはそうもいかない。まぁフィリア王女がいるから気持ち的には随分楽だけど、それでも緊張するもんは緊張するよなー。
「あんた達はフィリアを、この国の王女を救ったんだ。胸張っていけばいいんだよ」
「…はい」
ドンドンドン
店の入口を叩く音がした。
この叩き方はアルテさんだ。
この数日でそんなことも分かってしまった。あれだけ頻繁にフィリアが来ていたら、その分だけアルテさんも来ているということ。嫌でも覚えてしまうわな…。
「ほら、そんなこと言ってる間にお迎えが来たようだよ」
「どうやらそのようですね。覚悟を決めて行ってきます苦笑」
「後で結果を教えておくれ」
「…俺がちゃんと覚えてたら」
「何だいそりゃ。せいぜいセレナとシェリルに恥をかかすんじゃないよ!!」
そうか。
俺がしっかりしないと、婚約者であるセレナとシェリルが恥をかくことになるのかー。
ちょっとだけヤル気が出てきた!!
「わかりました」
「ふん。嫁の名前出した途端、目の色変えちゃって…。頑張ってくるんだよ」
「はい。セレナ、シェリル行くぞ!!」
「「わかった」」
ヒーラを出ると、当たり前のことだけど王家の馬車とアルテさんが待っていた。
「シーマ殿、なかなかいい表情をされてますな。今日はさぞかし良い日となることでしょう」
「イルマさんに軽く説教されましたからね。心の準備は出来たかなと思います苦笑」
「それはそれは…苦笑」
早速、馬車に乗り込んだ俺たちは、初めて乗る王家の馬車の豪華さに恐縮していたら、あっという間に王城へと到着していた苦笑
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◇
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