あと一日で何をしよう

〝余命一日〟それが、私にされた宣告だった。
けれど、正直嬉しかった。だって、私は死にたがりだったから。
――残された時間、何をしようか。いや、何が出来ようか。
24h.ポイント 0pt
0
小説 195,580 位 / 195,580件 現代文学 8,408 位 / 8,408件

あなたにおすすめの小説

2/2の音色

有箱
現代文学
ピアニストだった喜一は、病で倒れたことを機に生き甲斐だったピアノが弾けなくなってしまう。 元マネージャーに、再び復帰することを願われながらも、心の中では再起不能であると自覚し、期待や現実に打ちのめされていた。 そんな時、どこからかピアノの旋律が聴こえてくる。それを弾いていたのは、喜一とよく似た経験を持つ少女、うめだった。

ご主人様の苦しみが、どうか安らぎますように。

有箱
現代文学
両親を殺され身寄りのない私に、居場所を下さったのはご主人様でした。 ご主人様ーー風日向さまの優しさで、復讐に燃えることなく生きてこられた私は、今は薬を学び生きております。 全ては床に伏せられた風日向様の為に…… しかし、思いとは裏腹に、風日向さまのお体は悪くなるばかりなのです。

そのテノヒラは命火を絶つ

有箱
ファンタジー
幼い頃から病に侵され入院していた泉深(いずみ)は、ある日偶然自分の余命について耳にしてしまう。 嘆く泉深の前に、突如¨死神¨を名乗る女性が現れる。 ※2017年の作品です。完結済みです。

命の音が聴こえない

月森優月
現代文学
何も聞こえない。私の世界から音が消えた。 その理由が精神的なものだなんて、認めたくなかった。 「生きてる意味ってあるのかな」 心の中で声が聞こえる。それは本当に私の声なのだろうか。 心の奥に眠る、かすかな命の音。 その音に気付いた時、私の世界は少しずつ動き出す。 これは、何も聞こえない世界で足掻く少女の再生の物語。

玉響に希う たまゆらにこいねがう

春紫苑
ライト文芸
奇跡の双子。 ありえないことではないらしい。一卵性で、男女の双子。彼女は自らがそうであったと言い、兄の体調不良は体に伝わってきたと言った。 生まれた時に体を分けた片割れであるから、きっとまだどこかで繋がっていたのだと。 幼い頃から喘息に苦しめられた兄は我慢をするたちで、それに気付き、周りに知らせるのが自分の役割だったのだと。 だけどもう、それは彼女の役割ではなくなった……。 今彼女に求められているものは、無い。 あの家で必要であるものは。 ただ、兄。だけだ。

お話置き場

エクリの花
キャラ文芸
基本一話完結、気まぐれに溜まったものを吐き出す場 お話じゃないのやたまにめちゃくちゃ短いのもあります。

surgicalmask

幸介~アルファポリス版~
恋愛
白血病の結月と、結月を懸命に支える縁。自由にキスしたくても、出来なくて…元気になる日を待ち侘びている。結月と縁の本当の恋に迫りました。NOTE15で連載していたものです。

愛する人は、貴方だけ

月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。 天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。 公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。 平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。 やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。

処理中です...