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1月22日
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[1月22日、日曜日]
懐かしい夢を見た。感触付きのとてもリアルな夢だ。
飛び飛びになっていて繋がりはなかったが、昔両親が居て自分が風邪を拗らせた時の記憶だと理解は出来た。
風邪だと告げずに無理をした自分は、学校で倒れ、両親に抱えられて自宅へ帰った。
心配そうな顔で看病に当たる母親が居て、いつもより早めに帰宅した父が駆け寄ってきて、ベッドの周りを取り囲む。
「もう無理しないでね」と言った母の言葉が、譲葉の言葉と重なり、申し訳なさが今更込み上げた。
場面は暗転し、遠くへ消えてゆく父と母の背中を見た。あっという間で叫ぶ暇も泣く暇も与えられず、自分は唯呆然と立ち尽くすしかなかった。
なぜか場面は戻り、タオルの感触が額を拭う――。
しかし、それは夢ではなく現実で、我に帰った月裏は勢いよく飛び起きていた。
「大丈夫ですか?」
「………………えっ?」
目の前に居たのは、高槻夫婦の妻の嘉代だった。手にタオルを持ち柔らかく微笑んでいる。
視点を軽く横にずらすと、総真と譲葉も心配そうに月裏を見ていた。
想像もしていなかった状況に困惑する。
「大丈夫かな?」
総真が近付いて来て、そっと額に触れようと手を伸ばす。だが、月裏は驚いて一歩引いてしまった。
「……ご、ごめんなさい……」
気まずい空気の中、譲葉を伺い見ると目が合った。直後、譲葉の視線が斜め下に落ちる。
「……すまない……俺が呼んだんだ……」
返答出来ずに居ると、総真が伸ばした手を引いて控え目に笑った。
「いや、倒れたって聞いたから来たんだ。驚かせてすまなかったね、調子はどうかな?」
「…………いえ……えっと、大丈夫です……」
夫婦の物腰の柔らかさと冷静な対応により、月裏はやっと状況を淡くだが飲み込めた。
病院を否定した事で譲葉が対処に迷い、呼び寄せたといったところだろう。いや、対処法を乞おうとかけて、高槻夫婦が動いてくれたのかもしれない。
何にせよ、みっともない姿を見せてしまった。助かったのは事実だが、恥ずかしさが拭えない。
「……ごめんなさい……」
「大丈夫ですよ、辛かったですね」
微笑む嘉代の横で、総真が譲葉を呼び寄せる仕草が見えた。譲葉は相変わらず気まずそうに寄る。
「……いえ……」
軽く俯いて濡れたシャツに気付いた時、第一ボタンが外されていない事にも気付いた。腕元のボタンにも一切触れられていない模様だ。
「何か食べられそうなものでも買って来ようか、確かスーパーは近くだったね」
「えっ……! 申し訳ないです」
「買い物も料理も俺がするので総真さんは……」
訊ねられた譲葉も、些か困惑気味にしている。総真は必死の姿を見て、笑顔に困り顔を足した。
「そっかー、うーん僕がしたいだけなんだけど駄目かな?」
拒否の余地を与えられたものの、優しさを否定する気にもなれず、月裏は迷惑を許せる程度にすべく提案する。
「…………じゃあ、後でお金は返すので……お願いします……」
意外な返答だったのか、総真と嘉代は丸くした目を見合って微笑み、頷いた。
「じゃあそうしよう。希望はある?」
「……いえ……」
夫婦は、直ぐに戻ると言い残し扉を潜った。譲葉も見送りか共に行くのか、後を付いて行った。
一人になった部屋で、ようやく胸を撫で下ろす。
窮屈な首元の第一ボタンを開けて、暖かな空気を通した。温風が、湿った肌に触れて心地いい。
手首のボタンを開けようとして、今更不自然さに気付いた。
ぎゅっと締め付ける首元や腕元を見たら、ボタンを外してしまいそうなのに。それが高熱に倒れた人間になら尚更だ。
配慮を効かせたのか、譲葉に制止されたのか。
理由は定かでは無いが、彼らはとことん気を遣ってくる。その優しさと率先力が、眩しくて痛いくらいだ。
一方で、夢の中身が反映されていたかと思うと、くすぐったさにも襲われた。
舞い戻った家族の形に、心を揺らされる。
時間は必要だろう。けれど譲葉にとって、良い家族になってくれる筈だ。
押し付けがましくも遠慮がちでもない彼らは、恐らく殆どの人間が付き合いやすいと言うだろう。
「月裏さん、戻った」
「……あれ、一緒に行かなかったんだ」
視線を上げた先の譲葉の手には、白くて綺麗なシャツがあった。差し出され、受け取る。
「一先ず飲み物を入れてくる」
譲葉は手に渡ると直ぐ、踵を返し部屋外に消えた。
月裏は不快感を纏わせるシャツを脱ぎ、新たなシャツを羽織った。
気を遣う高槻夫婦の事だ。この一件の所為で、引き取る事を躊躇い始めてしまったら。
倒れるほど無理する人間を一人にしようなどと、常識人なら考えないはずだ。可能性はある。
自分は、取り返しのつかない事をしたのかもしれない。
浮上した懸念に呑まれ、冷や汗が伝う。しかし、考える間も無くノックが響いた。
「月裏さん、お茶が出来た」
「…………ありがとう、ねぇ……」
見慣れた湯飲みを慎重に受け取りながらも、帰宅前に様子を探っておきたくて、月裏は早々に切り出していた。
譲葉は不思議そうに、目線を向ける。
「……高槻さんたち、何か言ってた?」
「……えっ……」
譲葉は思い当たる節でもあるのか、顔に薄く影を落とし俯いてしまった。
「……いや、あの、えっと……ちが、譲葉くんを……」
困らせたくない思いと、知りたい思いが訥弁にさせる。
「……すまない、電話しない方が良かったな……でも俺混乱してて……だから」
「……責めてる訳じゃないんだ、助かったのは本当だし……」
しかし、謝罪を受け、困らせたくない気持ちが勝利した。
譲葉は読み辛い表情で、顔を上げ目を見てきた。打って変わって見詰められ、月裏は声を失う。
「……月裏さんは、高槻さんご夫婦の事どう思ってる?」
真剣な目が答えを求める。嘘偽りない答えを期待されていると感じ、怖気づいてしまう。
「…………良い、人だと思ってるよ……?」
「それだけか?」
本音を導き出す眼差しが、以前の出来事を思い出させる。語り合う事で分かり合えると学んだ時の事を。
「…………凄い人達だって感じる……僕には無い物たくさん持っていて羨ましくも感じる……優しさが申し訳ないくらい強くて、素敵な家族の象徴みたいに暖かくて……だから一緒に住んだらきっと楽しいよ……僕と住むよりもきっと幸せになれる…………」
勝手な感情で譲葉の意志を捻じ曲げないよう、月裏は本音として改めて承諾を薦めた。言いながら寂しさを噛み締めて、大嫌いな自分自身を卑下する。
しかし、これは紛れもない本音だ。
「……そうか……一緒に住んだら楽しいと思うか」
「え、う、うん……」
視線を伏せ落とされた、何かを臭わす物言いに、月裏は鼓動の速さを自覚した。
思惑が微量でも見えたら良いのだが、譲葉の小奇麗で表情の薄い顔には何も見えない。
「じゃあ、月裏さんも一緒に行かないか?」
「……………………え?」
頭が真っ白になった。欠片さえも予想していなかった提言に、相応しい返事が見つけられない。
そもそも、自分がどうしたいのかさえ分からないのに。
「ただいまー」
考え込んでいると、総真の声が聞こえてきた。微かな足音が幾度と聞こえ、扉が開く。
「ただいま帰りました」
日常の中に溶け込んだ台詞に、心が抉られる。
「フルーツとかデザートとか買ってみたけど、どれが良いかな?」
「フルーツなら私剥きますよ」
自分を覗く三人で括った、輪の中を見詰めていただけだったのに。突如その輪は消えた。
「…………あ、ありがとうございます、譲葉くん食べる……?」
「えっ、あっ、あぁ」
譲葉個人の願いなのか、夫婦からの提案なのか、はっきりさせたいと思いながらも、直接本人達に聞く事は出来なかった。
譲葉も迂闊に切り出せないと判断したのか、その後会話の内に話題が上る事はなかった。
電話番号を交換したりと実のある出来事もあったが、ほぼ他愛ない話をして時間は過ぎた。
そして月裏の感情も体調も大分と落ち着いた頃、夫婦は帰宅していった。
終始変わらぬ優しい笑顔が、懐かしい家庭内を映し出しているようで、苦しさと懐かしさが心を包んだままだった。
それは夜が耽るまで続き、結局話し合いの場を設ける事もなく眠りに付いた。
懐かしい夢を見た。感触付きのとてもリアルな夢だ。
飛び飛びになっていて繋がりはなかったが、昔両親が居て自分が風邪を拗らせた時の記憶だと理解は出来た。
風邪だと告げずに無理をした自分は、学校で倒れ、両親に抱えられて自宅へ帰った。
心配そうな顔で看病に当たる母親が居て、いつもより早めに帰宅した父が駆け寄ってきて、ベッドの周りを取り囲む。
「もう無理しないでね」と言った母の言葉が、譲葉の言葉と重なり、申し訳なさが今更込み上げた。
場面は暗転し、遠くへ消えてゆく父と母の背中を見た。あっという間で叫ぶ暇も泣く暇も与えられず、自分は唯呆然と立ち尽くすしかなかった。
なぜか場面は戻り、タオルの感触が額を拭う――。
しかし、それは夢ではなく現実で、我に帰った月裏は勢いよく飛び起きていた。
「大丈夫ですか?」
「………………えっ?」
目の前に居たのは、高槻夫婦の妻の嘉代だった。手にタオルを持ち柔らかく微笑んでいる。
視点を軽く横にずらすと、総真と譲葉も心配そうに月裏を見ていた。
想像もしていなかった状況に困惑する。
「大丈夫かな?」
総真が近付いて来て、そっと額に触れようと手を伸ばす。だが、月裏は驚いて一歩引いてしまった。
「……ご、ごめんなさい……」
気まずい空気の中、譲葉を伺い見ると目が合った。直後、譲葉の視線が斜め下に落ちる。
「……すまない……俺が呼んだんだ……」
返答出来ずに居ると、総真が伸ばした手を引いて控え目に笑った。
「いや、倒れたって聞いたから来たんだ。驚かせてすまなかったね、調子はどうかな?」
「…………いえ……えっと、大丈夫です……」
夫婦の物腰の柔らかさと冷静な対応により、月裏はやっと状況を淡くだが飲み込めた。
病院を否定した事で譲葉が対処に迷い、呼び寄せたといったところだろう。いや、対処法を乞おうとかけて、高槻夫婦が動いてくれたのかもしれない。
何にせよ、みっともない姿を見せてしまった。助かったのは事実だが、恥ずかしさが拭えない。
「……ごめんなさい……」
「大丈夫ですよ、辛かったですね」
微笑む嘉代の横で、総真が譲葉を呼び寄せる仕草が見えた。譲葉は相変わらず気まずそうに寄る。
「……いえ……」
軽く俯いて濡れたシャツに気付いた時、第一ボタンが外されていない事にも気付いた。腕元のボタンにも一切触れられていない模様だ。
「何か食べられそうなものでも買って来ようか、確かスーパーは近くだったね」
「えっ……! 申し訳ないです」
「買い物も料理も俺がするので総真さんは……」
訊ねられた譲葉も、些か困惑気味にしている。総真は必死の姿を見て、笑顔に困り顔を足した。
「そっかー、うーん僕がしたいだけなんだけど駄目かな?」
拒否の余地を与えられたものの、優しさを否定する気にもなれず、月裏は迷惑を許せる程度にすべく提案する。
「…………じゃあ、後でお金は返すので……お願いします……」
意外な返答だったのか、総真と嘉代は丸くした目を見合って微笑み、頷いた。
「じゃあそうしよう。希望はある?」
「……いえ……」
夫婦は、直ぐに戻ると言い残し扉を潜った。譲葉も見送りか共に行くのか、後を付いて行った。
一人になった部屋で、ようやく胸を撫で下ろす。
窮屈な首元の第一ボタンを開けて、暖かな空気を通した。温風が、湿った肌に触れて心地いい。
手首のボタンを開けようとして、今更不自然さに気付いた。
ぎゅっと締め付ける首元や腕元を見たら、ボタンを外してしまいそうなのに。それが高熱に倒れた人間になら尚更だ。
配慮を効かせたのか、譲葉に制止されたのか。
理由は定かでは無いが、彼らはとことん気を遣ってくる。その優しさと率先力が、眩しくて痛いくらいだ。
一方で、夢の中身が反映されていたかと思うと、くすぐったさにも襲われた。
舞い戻った家族の形に、心を揺らされる。
時間は必要だろう。けれど譲葉にとって、良い家族になってくれる筈だ。
押し付けがましくも遠慮がちでもない彼らは、恐らく殆どの人間が付き合いやすいと言うだろう。
「月裏さん、戻った」
「……あれ、一緒に行かなかったんだ」
視線を上げた先の譲葉の手には、白くて綺麗なシャツがあった。差し出され、受け取る。
「一先ず飲み物を入れてくる」
譲葉は手に渡ると直ぐ、踵を返し部屋外に消えた。
月裏は不快感を纏わせるシャツを脱ぎ、新たなシャツを羽織った。
気を遣う高槻夫婦の事だ。この一件の所為で、引き取る事を躊躇い始めてしまったら。
倒れるほど無理する人間を一人にしようなどと、常識人なら考えないはずだ。可能性はある。
自分は、取り返しのつかない事をしたのかもしれない。
浮上した懸念に呑まれ、冷や汗が伝う。しかし、考える間も無くノックが響いた。
「月裏さん、お茶が出来た」
「…………ありがとう、ねぇ……」
見慣れた湯飲みを慎重に受け取りながらも、帰宅前に様子を探っておきたくて、月裏は早々に切り出していた。
譲葉は不思議そうに、目線を向ける。
「……高槻さんたち、何か言ってた?」
「……えっ……」
譲葉は思い当たる節でもあるのか、顔に薄く影を落とし俯いてしまった。
「……いや、あの、えっと……ちが、譲葉くんを……」
困らせたくない思いと、知りたい思いが訥弁にさせる。
「……すまない、電話しない方が良かったな……でも俺混乱してて……だから」
「……責めてる訳じゃないんだ、助かったのは本当だし……」
しかし、謝罪を受け、困らせたくない気持ちが勝利した。
譲葉は読み辛い表情で、顔を上げ目を見てきた。打って変わって見詰められ、月裏は声を失う。
「……月裏さんは、高槻さんご夫婦の事どう思ってる?」
真剣な目が答えを求める。嘘偽りない答えを期待されていると感じ、怖気づいてしまう。
「…………良い、人だと思ってるよ……?」
「それだけか?」
本音を導き出す眼差しが、以前の出来事を思い出させる。語り合う事で分かり合えると学んだ時の事を。
「…………凄い人達だって感じる……僕には無い物たくさん持っていて羨ましくも感じる……優しさが申し訳ないくらい強くて、素敵な家族の象徴みたいに暖かくて……だから一緒に住んだらきっと楽しいよ……僕と住むよりもきっと幸せになれる…………」
勝手な感情で譲葉の意志を捻じ曲げないよう、月裏は本音として改めて承諾を薦めた。言いながら寂しさを噛み締めて、大嫌いな自分自身を卑下する。
しかし、これは紛れもない本音だ。
「……そうか……一緒に住んだら楽しいと思うか」
「え、う、うん……」
視線を伏せ落とされた、何かを臭わす物言いに、月裏は鼓動の速さを自覚した。
思惑が微量でも見えたら良いのだが、譲葉の小奇麗で表情の薄い顔には何も見えない。
「じゃあ、月裏さんも一緒に行かないか?」
「……………………え?」
頭が真っ白になった。欠片さえも予想していなかった提言に、相応しい返事が見つけられない。
そもそも、自分がどうしたいのかさえ分からないのに。
「ただいまー」
考え込んでいると、総真の声が聞こえてきた。微かな足音が幾度と聞こえ、扉が開く。
「ただいま帰りました」
日常の中に溶け込んだ台詞に、心が抉られる。
「フルーツとかデザートとか買ってみたけど、どれが良いかな?」
「フルーツなら私剥きますよ」
自分を覗く三人で括った、輪の中を見詰めていただけだったのに。突如その輪は消えた。
「…………あ、ありがとうございます、譲葉くん食べる……?」
「えっ、あっ、あぁ」
譲葉個人の願いなのか、夫婦からの提案なのか、はっきりさせたいと思いながらも、直接本人達に聞く事は出来なかった。
譲葉も迂闊に切り出せないと判断したのか、その後会話の内に話題が上る事はなかった。
電話番号を交換したりと実のある出来事もあったが、ほぼ他愛ない話をして時間は過ぎた。
そして月裏の感情も体調も大分と落ち着いた頃、夫婦は帰宅していった。
終始変わらぬ優しい笑顔が、懐かしい家庭内を映し出しているようで、苦しさと懐かしさが心を包んだままだった。
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