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後日談④
8-10(了)
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眩い光に瞼をくすぐられて、リオは薄く目を開けた。
すでに十分に高くまで登ってしまっていると思しきその陽光の角度を受けて、一度茫洋と瞬いたリオは、ハッと息を飲んで飛び起きた。
(寝坊しちゃった!?)
新婚一日目から何て怠惰な、と。取り乱したのはリオばかりで、傍らからはゆったりと、くすくす笑う甘い声がさざめいた。
今更ながらにドキドキしながら振り向けば、愛しくてたまらないという目でリオを見つめるアルトが、ちょうど半裸で身を起こしたところだった。
「リオ。……新婚の夫婦を、叩き起こすような不心得者はいませんよ」
さあ、帰ってきてください、と。両手を広げられて、リオはどぎまぎしながら再び彼の胸元に納まりに行く。
夜闇の中にも輝くようだったその裸身は、陽光の下ではますます眩い。顔を赤く染めて黙り込むリオに気をよくしながら、アルトは悪戯っぽい笑みを浮かべてリオの頬を撫でた。
「おはようのキスをしてくれませんか?」
冗談めかしてねだるアルトにの言に、リオが噴き出す。素直に応じるべきか、軽い冗談と流すべきか。どちらが正解か解らなかったリオはしばしの逡巡の後、おずおずとその手を彼の首に絡ませた。
どうせなら自分がやりたい方を、と。そう思ったリオは、アルトの唇に触れるだけの口付けを落とす。ちゅ、と。微かな音を立てたそのキスは、決していやらしいものではなかったけれど――どこか腫れぼったいような、鈍い唇の感覚は。昨夜の情熱的な睦み合いを思い出させるのに十分で。
(わわ、わ)
頬を赤らめながら、慌てて距離を置こうとしたリオの唇を追いかけるように、身を乗り出したアルトに口付けを返される。
「ん、ぁ、む。んん、ん……」
一度ならず、二度、三度。幾度となく繰り返されるキスに、リオは鼻から抜けるような吐息を漏らした。ちゅっちゅっ、と。鳥が囀るような可愛らしい音が余計に恥ずかしくて、顔がどんどん熱くなる。
子供みたいな触れ合いは、昨夜のような炎を体に灯しはしなかったけれど。際限なく膨れ上がる愛しさに、胸の奥が甘く疼いた。このままずっと、彼のぬくもりに包まれていたいと思ってしまう。
「ん、ちゅっ、……わっ!?」
不意に身体の下に腕が差し入れられて、リオの身体が抱き上げられた。何が起こっているのか把握できないでいる間に、手際よくシーツに包まれてしまう。
「アルト、くん?」
「身を清めて、服を着ましょう、リオ」
私がまた獣にならない内に、などと。大真面目に告げられて、リオは思わず吹き出してしまった。
くすくすと笑いながらも、アルトの首に腕を回すリオの表情は幸せに蕩けている。そんなリオの額に軽く口付けると、アルトは夫婦の寝室に併設のバスルームへと足を向けた。
「お風呂……一緒に、入るの?」
「新婚ですから」
そこは譲る気がそもそもなさそうなお堅い返事に、リオはまた笑ってしまう。
互いの汗と体液でぐしゃぐしゃだった昨夜から、今朝の間のどこかで、きっと彼は清潔の魔法を使ってくれていたけれど。要不要以前に、愛しい伴侶と一緒に入るお風呂は、ドキドキして楽しそうだった。
彼のことを、好きだと思う。偽りの欠片もなく、本当に。そう信じられることが嬉しかったリオは、彼の腕の中から身を乗り出してその唇にキスをした。
「ん……? リ、オ?」
突然のリオの行動に、珍しく動揺した声を上げるアルトの反応が可愛らしくて、リオはますます笑みを深くする。そのままきゅっと首元に顔抱き着けば、アルトは諦めたようにため息をついて、優しく頭を撫でてくれた。
「……昨夜は無理をさせてしまったので、今日は極力、無体は働きません。だから、私の理性を試すような真似はやめてください」
どこか懇願するような響きを含んだアルトの言葉に、リオはまた、小さく吹き出して笑った。優しい困惑を満たしたアルトの頰に、頬を擦り寄せて甘える。
「アルトくんは、僕にひどいことなんてしないよ。……初めて会った夜から、ずっとそうだったよ」
彼はいつだって優しかったし、リオを大切にしてくれた。傷付けるようなことも、痛みを与えるようなこともしなかった。昨夜だって――ただ深く愛されて、甘やかされていただけだ。
そんなリオの言葉に虚を衝かれたような表情をしたアルトは、やがて耐え切れないと言うように、ふ、と。吹き出した。
「……あなたには敵いませんね」
柔らかく微笑んだアルトの表情に、リオもまた幸せそうに相好を崩す。そうして二人は身を寄せ合い、くすくすと笑い合いながらバスルームへと向かった。リオはアルトに運ばれていただけだけれど、正直足腰には力が入らなかったので、そこは素直に有難い。
いざ下ろされてしまえば、真っ直ぐ立てる自信も薄かったリオが、正面からアルトに堂々と凭れ掛かっていれば。リオ、と。笑い混じりの美しい声が、優しくリオの名を呼んだ。
「ん? なに、アルト、く……」
リオの伸びかけの髪に優しく触れた彼が、しゃら、と。涼し気な音を立てる飾りを髪に絡める。
脱衣所にセットされた、大きな姿見に目を向ければ、それは――彼が最初に贈ってくれた、銀の髪飾りだった。
強い守護の魔法が施されたその銀細工を、一瞬だって手放す気になれなかったリオは、婚礼の間もずっと身につけていたけれど。初夜の支度の中で、昨夜は流石に枕元に取り外していたのだった。
「アルトくん、これ」
「私の想いが、いつでもあなたを守りますように。……私の愛を、あなた一人にお預けしましょう」
美しく微笑む彼が口にしたのは、彼が幾度となく演じただろう、歌劇の一節だ。
どこか苦しそうで、美しかった。あの頃とは違う――心からの愛と、優しさを帯びた幸福な響きに、胸の奥が何度でも熱くなる。
「愛しています、リオ。あなたの瞳に、この私を映してもらえるのなら。私は永遠の愛を、あなた一人に捧げましょう」
そう告げて笑うアルトは、あまりにも幸せそうで。その美しい瞳に、愛ばかりを湛えてリオを見つめて微笑む。
嬉しくて、幸せで。想いを込めて微笑み返したリオの頬を一筋、涙が伝った。その雫をそっと唇で拭うアルトが、リオの体を強く掻き抱く。
「私と結婚してくれて――出会ってくれて。ありがとうございます、リオ」
「……うん」
この人のことが、心の底から愛おしい。そう思えることが、幸せだった。
愛を語る、お伽噺の中にしか存在し得ないと思っていた恋心を噛み締めながら。二人は優しく見つめ合い、互いに誓うようなキスを交わした。
すでに十分に高くまで登ってしまっていると思しきその陽光の角度を受けて、一度茫洋と瞬いたリオは、ハッと息を飲んで飛び起きた。
(寝坊しちゃった!?)
新婚一日目から何て怠惰な、と。取り乱したのはリオばかりで、傍らからはゆったりと、くすくす笑う甘い声がさざめいた。
今更ながらにドキドキしながら振り向けば、愛しくてたまらないという目でリオを見つめるアルトが、ちょうど半裸で身を起こしたところだった。
「リオ。……新婚の夫婦を、叩き起こすような不心得者はいませんよ」
さあ、帰ってきてください、と。両手を広げられて、リオはどぎまぎしながら再び彼の胸元に納まりに行く。
夜闇の中にも輝くようだったその裸身は、陽光の下ではますます眩い。顔を赤く染めて黙り込むリオに気をよくしながら、アルトは悪戯っぽい笑みを浮かべてリオの頬を撫でた。
「おはようのキスをしてくれませんか?」
冗談めかしてねだるアルトにの言に、リオが噴き出す。素直に応じるべきか、軽い冗談と流すべきか。どちらが正解か解らなかったリオはしばしの逡巡の後、おずおずとその手を彼の首に絡ませた。
どうせなら自分がやりたい方を、と。そう思ったリオは、アルトの唇に触れるだけの口付けを落とす。ちゅ、と。微かな音を立てたそのキスは、決していやらしいものではなかったけれど――どこか腫れぼったいような、鈍い唇の感覚は。昨夜の情熱的な睦み合いを思い出させるのに十分で。
(わわ、わ)
頬を赤らめながら、慌てて距離を置こうとしたリオの唇を追いかけるように、身を乗り出したアルトに口付けを返される。
「ん、ぁ、む。んん、ん……」
一度ならず、二度、三度。幾度となく繰り返されるキスに、リオは鼻から抜けるような吐息を漏らした。ちゅっちゅっ、と。鳥が囀るような可愛らしい音が余計に恥ずかしくて、顔がどんどん熱くなる。
子供みたいな触れ合いは、昨夜のような炎を体に灯しはしなかったけれど。際限なく膨れ上がる愛しさに、胸の奥が甘く疼いた。このままずっと、彼のぬくもりに包まれていたいと思ってしまう。
「ん、ちゅっ、……わっ!?」
不意に身体の下に腕が差し入れられて、リオの身体が抱き上げられた。何が起こっているのか把握できないでいる間に、手際よくシーツに包まれてしまう。
「アルト、くん?」
「身を清めて、服を着ましょう、リオ」
私がまた獣にならない内に、などと。大真面目に告げられて、リオは思わず吹き出してしまった。
くすくすと笑いながらも、アルトの首に腕を回すリオの表情は幸せに蕩けている。そんなリオの額に軽く口付けると、アルトは夫婦の寝室に併設のバスルームへと足を向けた。
「お風呂……一緒に、入るの?」
「新婚ですから」
そこは譲る気がそもそもなさそうなお堅い返事に、リオはまた笑ってしまう。
互いの汗と体液でぐしゃぐしゃだった昨夜から、今朝の間のどこかで、きっと彼は清潔の魔法を使ってくれていたけれど。要不要以前に、愛しい伴侶と一緒に入るお風呂は、ドキドキして楽しそうだった。
彼のことを、好きだと思う。偽りの欠片もなく、本当に。そう信じられることが嬉しかったリオは、彼の腕の中から身を乗り出してその唇にキスをした。
「ん……? リ、オ?」
突然のリオの行動に、珍しく動揺した声を上げるアルトの反応が可愛らしくて、リオはますます笑みを深くする。そのままきゅっと首元に顔抱き着けば、アルトは諦めたようにため息をついて、優しく頭を撫でてくれた。
「……昨夜は無理をさせてしまったので、今日は極力、無体は働きません。だから、私の理性を試すような真似はやめてください」
どこか懇願するような響きを含んだアルトの言葉に、リオはまた、小さく吹き出して笑った。優しい困惑を満たしたアルトの頰に、頬を擦り寄せて甘える。
「アルトくんは、僕にひどいことなんてしないよ。……初めて会った夜から、ずっとそうだったよ」
彼はいつだって優しかったし、リオを大切にしてくれた。傷付けるようなことも、痛みを与えるようなこともしなかった。昨夜だって――ただ深く愛されて、甘やかされていただけだ。
そんなリオの言葉に虚を衝かれたような表情をしたアルトは、やがて耐え切れないと言うように、ふ、と。吹き出した。
「……あなたには敵いませんね」
柔らかく微笑んだアルトの表情に、リオもまた幸せそうに相好を崩す。そうして二人は身を寄せ合い、くすくすと笑い合いながらバスルームへと向かった。リオはアルトに運ばれていただけだけれど、正直足腰には力が入らなかったので、そこは素直に有難い。
いざ下ろされてしまえば、真っ直ぐ立てる自信も薄かったリオが、正面からアルトに堂々と凭れ掛かっていれば。リオ、と。笑い混じりの美しい声が、優しくリオの名を呼んだ。
「ん? なに、アルト、く……」
リオの伸びかけの髪に優しく触れた彼が、しゃら、と。涼し気な音を立てる飾りを髪に絡める。
脱衣所にセットされた、大きな姿見に目を向ければ、それは――彼が最初に贈ってくれた、銀の髪飾りだった。
強い守護の魔法が施されたその銀細工を、一瞬だって手放す気になれなかったリオは、婚礼の間もずっと身につけていたけれど。初夜の支度の中で、昨夜は流石に枕元に取り外していたのだった。
「アルトくん、これ」
「私の想いが、いつでもあなたを守りますように。……私の愛を、あなた一人にお預けしましょう」
美しく微笑む彼が口にしたのは、彼が幾度となく演じただろう、歌劇の一節だ。
どこか苦しそうで、美しかった。あの頃とは違う――心からの愛と、優しさを帯びた幸福な響きに、胸の奥が何度でも熱くなる。
「愛しています、リオ。あなたの瞳に、この私を映してもらえるのなら。私は永遠の愛を、あなた一人に捧げましょう」
そう告げて笑うアルトは、あまりにも幸せそうで。その美しい瞳に、愛ばかりを湛えてリオを見つめて微笑む。
嬉しくて、幸せで。想いを込めて微笑み返したリオの頬を一筋、涙が伝った。その雫をそっと唇で拭うアルトが、リオの体を強く掻き抱く。
「私と結婚してくれて――出会ってくれて。ありがとうございます、リオ」
「……うん」
この人のことが、心の底から愛おしい。そう思えることが、幸せだった。
愛を語る、お伽噺の中にしか存在し得ないと思っていた恋心を噛み締めながら。二人は優しく見つめ合い、互いに誓うようなキスを交わした。
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