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後日談①
5-8☆
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(とんでもないものをいただいてしまった)
離宮の自室に戻ったリオは、薄暗い寝室の姿見に己の姿を映して、ごくりと呼吸を飲み込んだ。
仄かに優しい金色に輝く、月光の色をした品の良いネグリジェ。優雅なレースがたっぷりと使われたそれは所々透けていて、透けていない所でもあまりに肌の質感を露わにしているようで恥ずかしい。それでも、とても上品な造りのネグリジェ自体は、まだ普段使いが出来そうだったが――問題は、その下だった。
肌に馴染む、極上の布地で造られた下着は、それだけならまあよかったのだが。口に出すのも憚られる、世にもいやらしい仕掛けがあり、着用を試みた風呂場でリオはすでに戦慄済みだった。
(何もはいてないような、そんな気がする……!)
丁寧な造りのそれは、そんな違和感を本当にはリオにもたらさなかったのだが。二枚の布地を重ねた挙句に、縫製を仕上げないそれは、布を掻き分ければ秘部に触れてしまえる。リオの常識には存在しない、恐ろしく淫らな下着であった。そもそも男が着用するには布地が少なすぎて、それだけでも十分にアウトではあったのだが。
いただいてしまった以上は、身に付けるのが礼儀だが。とてもアルトの前にこの姿を晒せる気はしない。そもそも晒した日にはドン引きをされる自信さえあったリオは、彼が公務で遅くなると言っていた、今の内にと着用してみたのだが。思った以上にとんでもない。
着ているだけで変な気分になりそうで、やはり今からでも着替えようかとリオは思い悩んだ。
「……でも、ミアにも、もう休んでもらったし」
そうでなくとも、後は眠るばかりというこの時間に、別の着替えを持って来てもらうというのも申し訳ない。
布団をしっかりと掛けて寝て、朝は早めに起きて急いで着替えてしまえば、アルトに気付かれることはないだろう。そう考えたリオは、善は急げとベッドに入ろうとしたところで、豪奢な寝室に続くドアから灯りが漏れていることに気付いて顔を上げた。
あれ? と。部屋の電気の消し忘れを懸念したリオがドアに小走りに駆け寄った途端、そのドアが開いて、美しい青年の顔を間近に直視してしまったリオは跳ね上がった。
「あ、アルトくん? お帰りなさい……!」
「戻りました、リオ。灯りで起こしてしまいましたか?」
すみません、と。困ったように微笑まれて、リオはふるふると首を横に振った。
国境付近に凶暴な魔獣が群れを成しているとの報告を受けて、騎士団と共に視察に出向いていた彼だ。危ないことはないと聞かされてはいても、リオの基準からすれば十分に危ない場所だったので、傷一つないその様子にほっとする。
「まだ起きてたから、大丈夫だよ。思ったよりも早くて、びっくりしただけ。……怪我はない?」
「はい。少し待ってくださいね」
すい、と。優雅に指を宙に滑らせた彼に、微かな光の粒が降り注ぐ。繊細なコントロールが必要とされる洗浄魔法も、無詠唱で扱える彼はやはり、規格外に優秀なのだろう。
それにしても、お風呂にも入らずに寝室に来たらしいアルトを不思議そうに見つめれば、彼は美しく苦笑した。
「一日あなたにお会いしなかっただけで、耐え難く。湯浴みの手間も惜しんでしまいました」
会いたかったです、と。そう言われて、優しく彼の腕に抱き締められる。そんなにストレートに告げられては照れてしまうが、それ以上に嬉しかったリオもぎゅっと腕を回して抱き締め返した。
少なくはない身長差があるリオの背では、思いの外厚みのある胸元にすっかり顔が埋まってしまう。よく鍛えられた身体はいつでも熱を帯びていて、息が苦しくなるほどに強く抱き締められれば、その力強さにうっとりした。はあ、と。吐息を漏らせば、抱擁を解いてくれたアルトが、何とも言い難い顔でリオを見下ろす。
「……とても可愛いお姿ですが、いつもとは趣が違いますね」
(……忘れてた!)
あれほど恥ずかしかったのに、アルトに会えた嬉しさで色々なことが頭から飛んでしまった。思わず目を泳がせると、アルトが怪訝な表情を浮かべたので、慌てて顔を上げて言い訳をする。
「あっ、あのっ、エヴァ様が……! くださっ、て」
折角いただいたものだから早速来てみたんだけどええとその、と。彼に言えそうな部分だけをもごもご歯切れ悪くもと知らせれば、ああ、と。アルトはどこか呆れたような顔で笑った。
「母でしたか。お付き合いいただきまして、申し訳ありません」
「う、ううん」
「……時に、このお姿を。他に、見たものは?」
するりと腰を撫でられながらそう尋ねられて、上質な生地ゆえの滑らかさで、肌に愛撫を感じてしまったリオがぴくんと反応する。
(こ、これ……駄目かも)
そもそも、アルトにだって見せられないと思ったから、一人でこんな格好をしていたのに。答えられずにいれば、咎めるように、きつい愛撫の手が身体を這う。
ん、と。甘い息を漏らしたリオが身体を揺らした。
「そ、それは……」
「それは?」
「……ない、よ。……アルトくんだけ」
羞恥に震える声で答えて、アルトの身体にますます強くしがみつく。恥ずかしくて仕方がないのに、それ以上に気持ちいいことを期待している自分がいて、それが恥ずかしい。アルトの視線にすら感じてしまって、ぞくんと全身が甘く痺れた。
「……本当に、可愛らしい方ですね。あなたは」
「んっ……!」
顔を上向きにされ、当たり前のように口付けられて、そのまま舌を差し込まれる。反射的に奥へと逃げてしまったリオの舌はすぐに絡め取られて、彼の欲情を知ってしまえば、それだけでもう抵抗できなかった。アルトの背中に手を回して、自分からも舌を絡ませる。
すぐに、立っていられないほど感じてしまったリオの身体を抱き上げて、アルトは柔らかな寝台に二人で乗り上げた。薄い布地の下を指が滑り、その手つきだけで夜の誘いを感じ取ったリオは、耳を熱くしてしまう。
「あの、待って、でも……」
とても見せられない下着をつけているリオは、手遅れと知りながら制止をかける。せめて、何も身に付けていない方がまだマシだ。そう思って顔を赤くすれば、くすりと耳元で笑ったアルトがそのまま耳に舌を差し入れた。
「わっ、ぁ、だめ……!」
全身の毛穴が開くような快楽に、ぞわっと肌を慄かせたリオが身を竦める。敏感な耳は弱いのだ。それなのに、彼は執拗にそこを責め立てるものだから、リオはたまらず喉を反らせて喘いだ。
(気持ちいい)
彼に触れられる度に目覚める性感に気を取られていると、裾をさらりと割り開かれて、あれほど隠したかった脚の奥にあっさりと触れられてしまう。ひゃっ、と。慌て過ぎて色気のない声を上げたリオを見下ろしながら、アルトがため息をついた。
「……こちらも、母の趣味ですかね」
「ん、あ。ごめ、なさ……!」
「いえ、あなたは謝らないでください。むしろ、我が母が申し訳ありません。……ですが、少し複雑な気分ですね」
言葉を重ねつつ、アルトの手が無遠慮に秘部に触れる。そこは既に濡れていて、淫らな格好で彼と抱き合っただけで、十分に興奮してしまった自らの興奮の証のようで恥ずかしかった。
ぬるりとした感触をもたらしながら、アルトの綺麗な指が微かに動くだけで、リオは甘えた声を上げてしまう。布面積の割に窮屈な布地の中で愛撫され、それだけの刺激で緩く開きつつある穴に爪先を引っ掻けられるだけで、腰が揺れて鼻にかかった喘ぎが漏れた。
「あっ、んぅ……っ」
恥ずかしいのに、同時に、もっとして欲しいとも思ってしまう。
気付けばすでに身体の奥は、甘い熱を帯びて疼いていた。恋人から与えられる、知ったばかりの快感を期待して、縋るように彼の服の袖を掴む手には自然と力が入った。
ふと、再び身を屈めた彼が、リオの耳に吐息を悪戯に吹きかける。ぴくりと震えたリオの初心な反応に少しだけ笑みを見せると、囁く声を直接耳朶に吹き込んだ。
「最近のあなたの変化に。心穏やかでなかったのは確かなので」
「……え?」
突然のことに、一瞬。本気で何のことか分からずにきょとんと瞬いたリオは、最近頑張っていた色仕掛けの数々を思い出して、ハッと顔色を変えつつ口を噤んだ。
嘘のつけないその態度に苦笑したアルトが、美しい指でリオの身体をなぞりながら、この上なく優雅に微笑んだ。
「誰かに、入れ知恵をされた覚えがあるのなら。――この機会に、白状していただけますか?」
離宮の自室に戻ったリオは、薄暗い寝室の姿見に己の姿を映して、ごくりと呼吸を飲み込んだ。
仄かに優しい金色に輝く、月光の色をした品の良いネグリジェ。優雅なレースがたっぷりと使われたそれは所々透けていて、透けていない所でもあまりに肌の質感を露わにしているようで恥ずかしい。それでも、とても上品な造りのネグリジェ自体は、まだ普段使いが出来そうだったが――問題は、その下だった。
肌に馴染む、極上の布地で造られた下着は、それだけならまあよかったのだが。口に出すのも憚られる、世にもいやらしい仕掛けがあり、着用を試みた風呂場でリオはすでに戦慄済みだった。
(何もはいてないような、そんな気がする……!)
丁寧な造りのそれは、そんな違和感を本当にはリオにもたらさなかったのだが。二枚の布地を重ねた挙句に、縫製を仕上げないそれは、布を掻き分ければ秘部に触れてしまえる。リオの常識には存在しない、恐ろしく淫らな下着であった。そもそも男が着用するには布地が少なすぎて、それだけでも十分にアウトではあったのだが。
いただいてしまった以上は、身に付けるのが礼儀だが。とてもアルトの前にこの姿を晒せる気はしない。そもそも晒した日にはドン引きをされる自信さえあったリオは、彼が公務で遅くなると言っていた、今の内にと着用してみたのだが。思った以上にとんでもない。
着ているだけで変な気分になりそうで、やはり今からでも着替えようかとリオは思い悩んだ。
「……でも、ミアにも、もう休んでもらったし」
そうでなくとも、後は眠るばかりというこの時間に、別の着替えを持って来てもらうというのも申し訳ない。
布団をしっかりと掛けて寝て、朝は早めに起きて急いで着替えてしまえば、アルトに気付かれることはないだろう。そう考えたリオは、善は急げとベッドに入ろうとしたところで、豪奢な寝室に続くドアから灯りが漏れていることに気付いて顔を上げた。
あれ? と。部屋の電気の消し忘れを懸念したリオがドアに小走りに駆け寄った途端、そのドアが開いて、美しい青年の顔を間近に直視してしまったリオは跳ね上がった。
「あ、アルトくん? お帰りなさい……!」
「戻りました、リオ。灯りで起こしてしまいましたか?」
すみません、と。困ったように微笑まれて、リオはふるふると首を横に振った。
国境付近に凶暴な魔獣が群れを成しているとの報告を受けて、騎士団と共に視察に出向いていた彼だ。危ないことはないと聞かされてはいても、リオの基準からすれば十分に危ない場所だったので、傷一つないその様子にほっとする。
「まだ起きてたから、大丈夫だよ。思ったよりも早くて、びっくりしただけ。……怪我はない?」
「はい。少し待ってくださいね」
すい、と。優雅に指を宙に滑らせた彼に、微かな光の粒が降り注ぐ。繊細なコントロールが必要とされる洗浄魔法も、無詠唱で扱える彼はやはり、規格外に優秀なのだろう。
それにしても、お風呂にも入らずに寝室に来たらしいアルトを不思議そうに見つめれば、彼は美しく苦笑した。
「一日あなたにお会いしなかっただけで、耐え難く。湯浴みの手間も惜しんでしまいました」
会いたかったです、と。そう言われて、優しく彼の腕に抱き締められる。そんなにストレートに告げられては照れてしまうが、それ以上に嬉しかったリオもぎゅっと腕を回して抱き締め返した。
少なくはない身長差があるリオの背では、思いの外厚みのある胸元にすっかり顔が埋まってしまう。よく鍛えられた身体はいつでも熱を帯びていて、息が苦しくなるほどに強く抱き締められれば、その力強さにうっとりした。はあ、と。吐息を漏らせば、抱擁を解いてくれたアルトが、何とも言い難い顔でリオを見下ろす。
「……とても可愛いお姿ですが、いつもとは趣が違いますね」
(……忘れてた!)
あれほど恥ずかしかったのに、アルトに会えた嬉しさで色々なことが頭から飛んでしまった。思わず目を泳がせると、アルトが怪訝な表情を浮かべたので、慌てて顔を上げて言い訳をする。
「あっ、あのっ、エヴァ様が……! くださっ、て」
折角いただいたものだから早速来てみたんだけどええとその、と。彼に言えそうな部分だけをもごもご歯切れ悪くもと知らせれば、ああ、と。アルトはどこか呆れたような顔で笑った。
「母でしたか。お付き合いいただきまして、申し訳ありません」
「う、ううん」
「……時に、このお姿を。他に、見たものは?」
するりと腰を撫でられながらそう尋ねられて、上質な生地ゆえの滑らかさで、肌に愛撫を感じてしまったリオがぴくんと反応する。
(こ、これ……駄目かも)
そもそも、アルトにだって見せられないと思ったから、一人でこんな格好をしていたのに。答えられずにいれば、咎めるように、きつい愛撫の手が身体を這う。
ん、と。甘い息を漏らしたリオが身体を揺らした。
「そ、それは……」
「それは?」
「……ない、よ。……アルトくんだけ」
羞恥に震える声で答えて、アルトの身体にますます強くしがみつく。恥ずかしくて仕方がないのに、それ以上に気持ちいいことを期待している自分がいて、それが恥ずかしい。アルトの視線にすら感じてしまって、ぞくんと全身が甘く痺れた。
「……本当に、可愛らしい方ですね。あなたは」
「んっ……!」
顔を上向きにされ、当たり前のように口付けられて、そのまま舌を差し込まれる。反射的に奥へと逃げてしまったリオの舌はすぐに絡め取られて、彼の欲情を知ってしまえば、それだけでもう抵抗できなかった。アルトの背中に手を回して、自分からも舌を絡ませる。
すぐに、立っていられないほど感じてしまったリオの身体を抱き上げて、アルトは柔らかな寝台に二人で乗り上げた。薄い布地の下を指が滑り、その手つきだけで夜の誘いを感じ取ったリオは、耳を熱くしてしまう。
「あの、待って、でも……」
とても見せられない下着をつけているリオは、手遅れと知りながら制止をかける。せめて、何も身に付けていない方がまだマシだ。そう思って顔を赤くすれば、くすりと耳元で笑ったアルトがそのまま耳に舌を差し入れた。
「わっ、ぁ、だめ……!」
全身の毛穴が開くような快楽に、ぞわっと肌を慄かせたリオが身を竦める。敏感な耳は弱いのだ。それなのに、彼は執拗にそこを責め立てるものだから、リオはたまらず喉を反らせて喘いだ。
(気持ちいい)
彼に触れられる度に目覚める性感に気を取られていると、裾をさらりと割り開かれて、あれほど隠したかった脚の奥にあっさりと触れられてしまう。ひゃっ、と。慌て過ぎて色気のない声を上げたリオを見下ろしながら、アルトがため息をついた。
「……こちらも、母の趣味ですかね」
「ん、あ。ごめ、なさ……!」
「いえ、あなたは謝らないでください。むしろ、我が母が申し訳ありません。……ですが、少し複雑な気分ですね」
言葉を重ねつつ、アルトの手が無遠慮に秘部に触れる。そこは既に濡れていて、淫らな格好で彼と抱き合っただけで、十分に興奮してしまった自らの興奮の証のようで恥ずかしかった。
ぬるりとした感触をもたらしながら、アルトの綺麗な指が微かに動くだけで、リオは甘えた声を上げてしまう。布面積の割に窮屈な布地の中で愛撫され、それだけの刺激で緩く開きつつある穴に爪先を引っ掻けられるだけで、腰が揺れて鼻にかかった喘ぎが漏れた。
「あっ、んぅ……っ」
恥ずかしいのに、同時に、もっとして欲しいとも思ってしまう。
気付けばすでに身体の奥は、甘い熱を帯びて疼いていた。恋人から与えられる、知ったばかりの快感を期待して、縋るように彼の服の袖を掴む手には自然と力が入った。
ふと、再び身を屈めた彼が、リオの耳に吐息を悪戯に吹きかける。ぴくりと震えたリオの初心な反応に少しだけ笑みを見せると、囁く声を直接耳朶に吹き込んだ。
「最近のあなたの変化に。心穏やかでなかったのは確かなので」
「……え?」
突然のことに、一瞬。本気で何のことか分からずにきょとんと瞬いたリオは、最近頑張っていた色仕掛けの数々を思い出して、ハッと顔色を変えつつ口を噤んだ。
嘘のつけないその態度に苦笑したアルトが、美しい指でリオの身体をなぞりながら、この上なく優雅に微笑んだ。
「誰かに、入れ知恵をされた覚えがあるのなら。――この機会に、白状していただけますか?」
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