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第一章
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花のような、炎のような――その瞳は。彼の際立った美貌の中でも、ひときわ目映く目を惹いた。
月光にも似たプラチナブロンドが影を落とすその滑らかな頬もまた、作り物めいて白く美しい。彼が纏う、一点のくすみもない煌びやかな白の衣装と相俟って、まるで大理石の芸術品が命を得たようにさえ見えた。
この世に遍く美の化身の如きその青年が、少女の前に膝を折る。控えめな青い瞳を瞬いた少女を振り仰いだ美貌の彼は、そのまま、世にも稀なる美しさで微笑んだ。
温もりのあることが不思議に思えるほどに美しい手指で少女の片手をすくい上げ、花びらのような唇を指に押し当てる。きゃあっ、と。上がる、歓声とも悲鳴ともつかない甲高い声たちが、二人の周囲を騒がしく取り囲んだ。
「それでは今宵は、あなたの褥に。可愛い姫君」
嫉妬とも羨望ともつかない、美しく着飾った娘たちのギラギラした眼差しに取り囲まれて。少女は――少女の扮装に身を包んだリオは、恐怖を感じるも、優越を感じるもなく。ただただ、現在の状況に困惑していた。
(しとね……?)
そもそもその単語が、何を示すものであったのかということさえ、咄嗟に解らないくらいには頭が回らない。何が何だか解らないまま、茫洋として彼を見つめ返して首を傾げれば。宝石のように透き通ったその瞳が、どこか甘い色を映して微笑んだ。
リオは、魔法大国パルミールの誇る大魔法使い、ファランディーヌの末娘だ。少なくとも、表向きにはそうしてある。
その正体は、パルミールとは聖峰を挟んで隣り合わせに位置する、人間の小国から差し出された生け贄だった。
(百年の一度の、和平の証に)
かつては共生していたという人間と魔法使いは、遥か昔の全面衝突を経て、今は互いに不干渉を貫く間柄だ。魔力を持たない人間には、不思議の力を自在に操る魔法使いは畏怖と恐怖の対象で。子供を諭すための訓話や物語に共生の名残を留める彼らの逸話は、ひどく恐ろしげなものが多かった。叛意なき証立てに――人を喰らうと語り継がれる彼らの元へ差し出される生け贄の儀式を、当たり前としてしまうほどに。
一年のおよそ三分の一を、長く暗い冬に閉ざされる、貧しい小国に生きる人々は迷信深く保守的で、それは王家も例外ではない。
十人の妃を持つ当代の王と、その十番目の妃の間に生まれた末席の王子であったリオは。百年に一度の生け贄の伝統を守って、パルミールにその身柄を差し出されたのだった。
正確には、リオのたった一人の、母を同じくする姉姫に、その残酷な白羽の矢は立ったのだけれど。リオは自ら、彼女の身代わりを願い出て、それを受理されたのだった。
――どうして……!?
姉はリオを抱き締めて、そう泣いてくれたけれど。――何と言うこともない。男児に生まれてしまったばかりに、リオは生まれた時からずっと謀略と暗殺の危険の中に生きて来たし。ずば抜けた教養も、権力も持たないリオは、それまで生き延びることができただけで大した強運だったから。
その運が尽きる前に、何かしてあげられることがあるならば、してあげたかった。リオと同じ、不遇の姉ではあったけれど。それでも彼女には、想う相手がいたから。
(幸せになって欲しい)
若くして早逝した母に似て、病がちなリオの傍にあって。片時も離れずに看病をし、嫌な顔一つせずに遊び相手になってくれた、優しい姉だ。あなたを一人で行かせるものですかと泣く彼女を説き伏せることは容易ではなかったけれど、儀式には期限がある。
仮にも王族を差し出したという実績さえ残せれば良かったのだろう王家からも神殿からも意義は挟まれることなく、その儀式は滞りなく遂行されたのだった。
――さあ、ここからはお一人で。
沈黙の誓いを貫く神官たちに囲まれて、引き返せない高さまで送り届けられた後。リオにこっそりと、そう言葉をかけてくれたのは、最も年若い無冠の青年一人だけだった。それでも、幾分孤独感は和らいだ。
極寒の地では、とても生きてはいられない薄着で、リオは聖なる峰を登った。どこまで頑張れば生け贄として合格なのか解らずにいたリオは、手足の感覚が尽きて、視界が闇に塗り潰されても。それでも進める所まではと這いずって進み――気が付いた時には。金色の陽光が差し込むベッドの上で、手厚い看病を受けていたのだった。
『目が覚めて?』
リオの枕辺で、そう首を傾げて微笑んだのは。遠い記憶の母にも似た面影のある、美しい女性だった。
ファランディーヌ・アスタリス。天上の星々のような名を持つ彼女はパルミールの貴族で、当然のように彼女自身も魔法使いだった。リオの故郷との国境を預かる辺境伯の位を持ち、ゆえに生け贄に差し出された人間への対処も、彼女の仕事の内だと言う。彼女がリオを保護し、この部屋に連れて来て、手当てをしてくれたのだと。会話の中で理解したリオは、懸命に身を起こして礼を述べた。
『ありがとうございます』
『まあ、いいのよ。……気が付いてくれて、本当によかった』
それでも、まだ無理をしてはダメよ、と。微笑んだ彼女に寝台に再び横たえられながら、リオはその手の温かさに驚いていた。
人間の国に生まれ育ったリオにとって、魔法使いは恐ろしい存在ではあったけれど。それでも、そんなことを忘れてしまうくらい、彼女は優しく温かく見えた。――とても、人間を捕まえて食べるような存在には見えなかった。
けれどリオは、元よりそのために選出され、送り出された身の上だ。もはや戻れる場所はないと心得ていたし、姉の体面のためにも戻ることはできない。死を思えば無論、身体は恐怖に震えるけれど。それでもせめて無様なことにはならないように、リオはきゅっと掌を握り締めて千々に乱れる心を宥めた。
『さあ、でも、どうしようかしら。あなたが帰りたいと言うのなら、それを手伝うことはできると思うけれど』
『いいえ。……僕に、もう、帰ることのできる場所はないので』
そう答えながら、リオは魔法使いを見つめ返す。――本当に、綺麗な人だ。鮮やかな金髪に縁取られた、陶器のように滑らかな白い肌、瞳は春の花に似た柔らかな桃色。細い首筋から鎖骨にかけて柔らかな曲線を描く肢体は、まるで彫像か、絵画から抜け出してきたかのように完成された美しさだった。
リオの国には、こんなに鮮やかな色をその身に宿す人間はいない。リオの髪は夜空と同じ藍色で、瞳は雪割草の青色だった。
(こんなに綺麗で優しい人になら、生きたまま食べられるのも幸せなのかもしれない)
人間よりも遥かに長寿であると言い伝えられる魔法使いだが、人との交流がそもそも百年に一度のこと。更には生きてパルミールに辿り着ける人間がそもそも少ないようだ。確かにリオとて、いったいいつ、どうやって国境を越えたのか覚えていない。
ごく久し振りと思しき生け贄の処遇に、その頭を悩ませている風のファランディーヌの目前で、リオは一人ですっかり覚悟を決めていたのだが――ぱん、と。無垢な少女のような仕草で手を打ち合わせた彼女の提案は、リオの思いも寄らないものだった。
『じゃあ、うちの子になりましょうか』
え? と。呟いて、ぽかん、と。口を開けて瞳を瞬いたリオの手を握り締めながら、にこりと微笑んだファランディーヌのその手は、どこまでも優しく温かかった。
月光にも似たプラチナブロンドが影を落とすその滑らかな頬もまた、作り物めいて白く美しい。彼が纏う、一点のくすみもない煌びやかな白の衣装と相俟って、まるで大理石の芸術品が命を得たようにさえ見えた。
この世に遍く美の化身の如きその青年が、少女の前に膝を折る。控えめな青い瞳を瞬いた少女を振り仰いだ美貌の彼は、そのまま、世にも稀なる美しさで微笑んだ。
温もりのあることが不思議に思えるほどに美しい手指で少女の片手をすくい上げ、花びらのような唇を指に押し当てる。きゃあっ、と。上がる、歓声とも悲鳴ともつかない甲高い声たちが、二人の周囲を騒がしく取り囲んだ。
「それでは今宵は、あなたの褥に。可愛い姫君」
嫉妬とも羨望ともつかない、美しく着飾った娘たちのギラギラした眼差しに取り囲まれて。少女は――少女の扮装に身を包んだリオは、恐怖を感じるも、優越を感じるもなく。ただただ、現在の状況に困惑していた。
(しとね……?)
そもそもその単語が、何を示すものであったのかということさえ、咄嗟に解らないくらいには頭が回らない。何が何だか解らないまま、茫洋として彼を見つめ返して首を傾げれば。宝石のように透き通ったその瞳が、どこか甘い色を映して微笑んだ。
リオは、魔法大国パルミールの誇る大魔法使い、ファランディーヌの末娘だ。少なくとも、表向きにはそうしてある。
その正体は、パルミールとは聖峰を挟んで隣り合わせに位置する、人間の小国から差し出された生け贄だった。
(百年の一度の、和平の証に)
かつては共生していたという人間と魔法使いは、遥か昔の全面衝突を経て、今は互いに不干渉を貫く間柄だ。魔力を持たない人間には、不思議の力を自在に操る魔法使いは畏怖と恐怖の対象で。子供を諭すための訓話や物語に共生の名残を留める彼らの逸話は、ひどく恐ろしげなものが多かった。叛意なき証立てに――人を喰らうと語り継がれる彼らの元へ差し出される生け贄の儀式を、当たり前としてしまうほどに。
一年のおよそ三分の一を、長く暗い冬に閉ざされる、貧しい小国に生きる人々は迷信深く保守的で、それは王家も例外ではない。
十人の妃を持つ当代の王と、その十番目の妃の間に生まれた末席の王子であったリオは。百年に一度の生け贄の伝統を守って、パルミールにその身柄を差し出されたのだった。
正確には、リオのたった一人の、母を同じくする姉姫に、その残酷な白羽の矢は立ったのだけれど。リオは自ら、彼女の身代わりを願い出て、それを受理されたのだった。
――どうして……!?
姉はリオを抱き締めて、そう泣いてくれたけれど。――何と言うこともない。男児に生まれてしまったばかりに、リオは生まれた時からずっと謀略と暗殺の危険の中に生きて来たし。ずば抜けた教養も、権力も持たないリオは、それまで生き延びることができただけで大した強運だったから。
その運が尽きる前に、何かしてあげられることがあるならば、してあげたかった。リオと同じ、不遇の姉ではあったけれど。それでも彼女には、想う相手がいたから。
(幸せになって欲しい)
若くして早逝した母に似て、病がちなリオの傍にあって。片時も離れずに看病をし、嫌な顔一つせずに遊び相手になってくれた、優しい姉だ。あなたを一人で行かせるものですかと泣く彼女を説き伏せることは容易ではなかったけれど、儀式には期限がある。
仮にも王族を差し出したという実績さえ残せれば良かったのだろう王家からも神殿からも意義は挟まれることなく、その儀式は滞りなく遂行されたのだった。
――さあ、ここからはお一人で。
沈黙の誓いを貫く神官たちに囲まれて、引き返せない高さまで送り届けられた後。リオにこっそりと、そう言葉をかけてくれたのは、最も年若い無冠の青年一人だけだった。それでも、幾分孤独感は和らいだ。
極寒の地では、とても生きてはいられない薄着で、リオは聖なる峰を登った。どこまで頑張れば生け贄として合格なのか解らずにいたリオは、手足の感覚が尽きて、視界が闇に塗り潰されても。それでも進める所まではと這いずって進み――気が付いた時には。金色の陽光が差し込むベッドの上で、手厚い看病を受けていたのだった。
『目が覚めて?』
リオの枕辺で、そう首を傾げて微笑んだのは。遠い記憶の母にも似た面影のある、美しい女性だった。
ファランディーヌ・アスタリス。天上の星々のような名を持つ彼女はパルミールの貴族で、当然のように彼女自身も魔法使いだった。リオの故郷との国境を預かる辺境伯の位を持ち、ゆえに生け贄に差し出された人間への対処も、彼女の仕事の内だと言う。彼女がリオを保護し、この部屋に連れて来て、手当てをしてくれたのだと。会話の中で理解したリオは、懸命に身を起こして礼を述べた。
『ありがとうございます』
『まあ、いいのよ。……気が付いてくれて、本当によかった』
それでも、まだ無理をしてはダメよ、と。微笑んだ彼女に寝台に再び横たえられながら、リオはその手の温かさに驚いていた。
人間の国に生まれ育ったリオにとって、魔法使いは恐ろしい存在ではあったけれど。それでも、そんなことを忘れてしまうくらい、彼女は優しく温かく見えた。――とても、人間を捕まえて食べるような存在には見えなかった。
けれどリオは、元よりそのために選出され、送り出された身の上だ。もはや戻れる場所はないと心得ていたし、姉の体面のためにも戻ることはできない。死を思えば無論、身体は恐怖に震えるけれど。それでもせめて無様なことにはならないように、リオはきゅっと掌を握り締めて千々に乱れる心を宥めた。
『さあ、でも、どうしようかしら。あなたが帰りたいと言うのなら、それを手伝うことはできると思うけれど』
『いいえ。……僕に、もう、帰ることのできる場所はないので』
そう答えながら、リオは魔法使いを見つめ返す。――本当に、綺麗な人だ。鮮やかな金髪に縁取られた、陶器のように滑らかな白い肌、瞳は春の花に似た柔らかな桃色。細い首筋から鎖骨にかけて柔らかな曲線を描く肢体は、まるで彫像か、絵画から抜け出してきたかのように完成された美しさだった。
リオの国には、こんなに鮮やかな色をその身に宿す人間はいない。リオの髪は夜空と同じ藍色で、瞳は雪割草の青色だった。
(こんなに綺麗で優しい人になら、生きたまま食べられるのも幸せなのかもしれない)
人間よりも遥かに長寿であると言い伝えられる魔法使いだが、人との交流がそもそも百年に一度のこと。更には生きてパルミールに辿り着ける人間がそもそも少ないようだ。確かにリオとて、いったいいつ、どうやって国境を越えたのか覚えていない。
ごく久し振りと思しき生け贄の処遇に、その頭を悩ませている風のファランディーヌの目前で、リオは一人ですっかり覚悟を決めていたのだが――ぱん、と。無垢な少女のような仕草で手を打ち合わせた彼女の提案は、リオの思いも寄らないものだった。
『じゃあ、うちの子になりましょうか』
え? と。呟いて、ぽかん、と。口を開けて瞳を瞬いたリオの手を握り締めながら、にこりと微笑んだファランディーヌのその手は、どこまでも優しく温かかった。
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