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8.『検査結果ルリに伝えたら...』
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ルリには結果を教えてね。と言われていたので、文に綴ってルリの家の使者(?)さんに渡した。
そしたら...
「ごめんくださいな。突然の訪問申し訳ありません。ルリですけれど、エナはいらっしゃるかしら。」
と、家にやって来たのだ。行動力凄いわあ。
「ルリ!いらっしゃい。私の家はこのとおり、平民だから、いつ来てもらっても問題ないよー。」
「そんなにあわてて、どなたがいらしたの?」
「お母さん、前に話してた文通友達のルリだよー。」
「まあ、貴女が....そう。ようこそおいでくださいました。たいしたお構いも出来ませんが、どうぞごゆっくり。」
「いえ、お母様、こちらこそ本当に申しやけありません。お気遣いありがとうございます。」
そう言ったあとにルリはお辞儀した。
とても優雅で私には真似出来ないと思った。いいとこのお嬢様どころか、結構上の貴族なのかも。
「エナの報告にはとても驚いたわ。お母様とお父様に何があったのって心配されたもの。ふふっ。」
「えぇ、私もとてもとても驚いたよー。まさか、ルリの言った通り光適正があったなんて。」
「確かに、その事にも驚いたけれど、それは分かっていたことだったからそこまででも無かったわ。それよりも、複数適正持ちなのがもっと驚いてしまった点よ。」
「やっぱり、複数適正持ちって珍しいの??」
珍しいとは聞いていたけど、よくわからないなよねー。平民だし、情報量は少ない...。
「そりゃあ、珍しいなんてもんじゃないわ。私の周りにたまたま一人いるけれど、少なくとも、マリナント国が出来たのは九百年程前みたいだけれど、その間複数適正の人は現れてないもの。だから、前の複数適正の人は千年以上は昔だと思うわ。」
えー!!そんなに凄いことだったんだ。じゃあ、そんな千年と現れていなかったのに、この時代二人もいるとか珍しいどころでは無いわけだ。
因みに、さらっと流してしまったけれど、この国なんと約九百年も続いている。これの方が私には驚きだった。そんなに歴史長かったんだと。普通は、腐敗していって、革命!みたいになるはずなのにねー。よっぽど王族の人々は良い人なんだね。と伝えたら微妙な顔をされた。なんでだろう??
そしたら...
「ごめんくださいな。突然の訪問申し訳ありません。ルリですけれど、エナはいらっしゃるかしら。」
と、家にやって来たのだ。行動力凄いわあ。
「ルリ!いらっしゃい。私の家はこのとおり、平民だから、いつ来てもらっても問題ないよー。」
「そんなにあわてて、どなたがいらしたの?」
「お母さん、前に話してた文通友達のルリだよー。」
「まあ、貴女が....そう。ようこそおいでくださいました。たいしたお構いも出来ませんが、どうぞごゆっくり。」
「いえ、お母様、こちらこそ本当に申しやけありません。お気遣いありがとうございます。」
そう言ったあとにルリはお辞儀した。
とても優雅で私には真似出来ないと思った。いいとこのお嬢様どころか、結構上の貴族なのかも。
「エナの報告にはとても驚いたわ。お母様とお父様に何があったのって心配されたもの。ふふっ。」
「えぇ、私もとてもとても驚いたよー。まさか、ルリの言った通り光適正があったなんて。」
「確かに、その事にも驚いたけれど、それは分かっていたことだったからそこまででも無かったわ。それよりも、複数適正持ちなのがもっと驚いてしまった点よ。」
「やっぱり、複数適正持ちって珍しいの??」
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えー!!そんなに凄いことだったんだ。じゃあ、そんな千年と現れていなかったのに、この時代二人もいるとか珍しいどころでは無いわけだ。
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