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???

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ああ、あの人は気高く美しさがあった。絶対こちらの国に招待しようと思ったのに姿を見失ってしまうとは何たる失態.....。


相当鍛錬されたと思われる魔力。

召喚された人だというのに2年間であそこまで洗練させることができるとは驚きだ。

それなのに、この国の王子は馬鹿なのか。

いや、大がつくほどの馬鹿なのだろう。

あんな、何もできない少女をそばに置いているくらいだ。見る目がないのは明白。


まあ、そのおかげで僕は彼女を是非こちらの国に。と言おうと思ったのだ。

だが、見失ってしまった。



とりあえず、国へ戻り父上や母上へ伝えに行ってから考えよう。


考えようと言っても既にやることは決まっている。
まず、捜索隊をつくり、彼女の容姿を紙へ転写し、それを配る。

いや、それだと僕が1番に話しかけられないかもしれない。

そうだ。彼に手伝わせればもっと早いかもしれないが、彼はいつも忙しいからなあ。そもそも、手伝ってくれるかどうかだな。

まあ、忙しいというのも大体は僕のせいでもあるのだが。

よし、そうと決まれば今すぐ戻ろう。


ピューピュー

「マリシー!」

口笛を吹き、青年が声をあげればそこには立派な青龍が空を飛んでやってきた。

「マリシー、急に呼んで悪いな。今すぐ僕を国の方へ戻してくれ。」

青龍は頷いたような動作を見せた。

「それじゃあ、ちょっと背に乗らせてもらうからな。」

そういうや否や青年は青龍の背に乗りまた、声を上げ

「飛んでくれ!」

青龍は飛行した。


この時代、人だけで飛べる魔法はなく、龍や大きい鳥に乗って空を渡っていた。

だが、通常自分の目が届かない背などに知らない人間を載せるなの魔物が許すはずもない。
では、何故乗ることができる人間が現れるのかと言えば、単に強い。その魔物より強いからだ。
強いから乗ることができる。
見えない背中に乗せようが、乗せまいが相手の方が強いのだから殺されるのだ。
背中に乗せれば殺さないということなら乗せる以外ないだろう。仮に背中に乗せている時に殺されようが、それは乗せていなくても同じなのだから。

だが、弱い奴を乗せて殺されるのは違う。目が届く範囲にいるならば絶対に殺されることは無い。目に届かなくても勝てるかもしれないが、死んでしまう確率を増やす意味が無い。

きっと、この青年は、魔物を従事させていると言ってもいいのだろう。






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



みなさま、こんばんは(*^^*)
ひっさしぶりの更新となりました....。
中々更新が出来ないのに、未だしおりをつけて下さってありがとうございます。
必ずや完結にもっていきますが、今年度中ではとても厳しそうです。

ゆっくり更新となりますが、これからもどうぞよろしくお願いします!(o_ _)o

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