41 / 42
聖女と女神
しおりを挟む
ミスコン最終日、ルミナス・クレスト魔法大学の大講堂は熱気に包まれていた。
華やかな装飾が施された壇上には、候補者たちが緊張した面持ちで並んでいる。その中に、エステルの凛とした姿があった。
司会者が各候補者に最後の一言を求めた時、エステルは一歩前に出た。会場が静まり返る中、彼女は深呼吸をして話し始める。
「私は、このコンテストを辞退させていただきます」
突如の宣言に、会場がざわめいた。驚きの声、疑問の声が飛び交う。エステルは、その反応に動じることなく続けた。
「一日目のスピーチは、私の言葉ではありませんでした。それは周りの期待に応えようとした結果です」
彼女は一瞬躊躇ったが、強い決意を持って言葉を続けた。
「そして何より、私は元々このコンテストに興味がありませんでした」
会場は騒然となった。
「なぜだ?」
「せっかくここまで来たのに!」という声もあれば、
「エステルさん、かっこいい!」
「正直でいいじゃないか」という声も飛び交う。
エステルは、周囲の反応を冷静に観察しながら、さらに言葉を続けた。
「私は魔法剣士として自分の道を進みたい。それが私です。美しさや人気を競うのではなく、強さを極めた魔法剣士になる。それこそが、私の目指す姿です」
彼女の言葉には力強さがあり、聴衆の心に響いたようだった。
エステルは最後にこう締めくくった。
「このコンテストに参加して、多くのことを学びました。特に、ヴィオレッタさんとの共演は忘れられない経験です。しかし、私はこれ以上、偽りの姿で皆様の前に立つことはできません」
エステルの言葉が終わると、一瞬の沈黙の後、大きな拍手が起こった。彼女のファンたちは、その潔さと誠実さに感動し、さらなる熱狂を見せている。
「エステルさん、最高!」
「これぞ真の美しさだ!」
一方、ヴィオレッタは複雑な表情でエステルを見つめていた。驚きと敬意、そして何か別の感情が混ざったような表情だった。
結果発表の時が来た。それは予想通り、ヴィオレッタが圧倒的な票差で優勝。彼女が壇上に立つと、会場は大きな歓声に包まれた。
ヴィオレッタは優雅に一礼し、受賞の言葉を述べた。
しかし、その後に意外なことが起こった。
ヴィオレッタのファンたちが、エステルの潔さを称え始めたのだ。
「エステルさんの誠実さに感動した!」
「ヴィオレッタさんもエステルさんも、どちらも素晴らしいです!」
「二人とも、学園の誇りよ!」
二つの派閥が一つになり始め。これを機に、エステルとヴィオレッタは、「学園の聖女と女神」として崇められる事になる。
こうしてコンテストは終わったが、エステルとヴィオレッタを巡る新たな物語は、ここから始まろうとしていた。
そして翌日。ミスコンの余韻が消えぬまま、学園は新たな熱に包まれていた。
エステルとヴィオレッタ、かつての競争相手は「聖女と女神」と崇められ。その二人を取り巻く空気は、まるで魔法の霧のように不思議で、どこか儚かった。
ファンたちは、まるで盾のように二人を守り立てる。その熱狂は時に暑苦しく、時に心地よい風となって二人を包む。
「お二人様、こちらへどうぞ!」
ファンの一人が、人気のない中庭への道を指し示す。その声は、まるで秘密の花園への招待状のよう。
「誰にも邪魔はさせませんぞ!」
別のファンが、目を光らせて周囲を警戒する。その姿は、まるで忠実な騎士のようだ。
エステルは、この状況に戸惑いを覚えつつも、少しずつその空気に慣れていった。
一方、ヴィオレッタの瞳には、隠しきれない喜びの光が宿っていた。二人きりで話せる環境が勝手に築かれていく事に、彼女が喜ばないはずはなかった。
「エステルさん」ヴィオレッタが囁くように言った。
「この状況、まるで童話の中のようですね」
エステルは、微かに口角を上げる。「ええ。まさに童話の中の魔女です」
その言葉に、二人の間に小さな笑いが弾ける。
そんな日々が続き、二人の関係は深まっていった。エステルにとって、ヴィオレッタは初めて出来た歳の近い友人のような存在だった。
ある日、二人きりになったとき。ヴィオレッタの瞳に、決意の光が宿る。
「エステルさん、私...」
張り詰める空気感。もっともそれはヴィオレッタのみに感じられるもので、エステルには想像もつかない。
しかし、その言葉が宙を舞う前にレイが現れた。
「よう、エステル!明日の特訓、準備は…おっと」レイの目がヴィオレッタに留まる。
「これは失礼。二人の密会を邪魔したか?」
エステルは鋭く返す。「何の事ですか。私たちは、ただ魔法の理論について語り合っていただけです」
「へえ、魔法の理論か」レイが意地悪く笑う。
「お前が理論を語るなんて珍しいな。普段は『剣で斬ればいい』が口癖なのに」
エステルがいつものように無表情で返す。
「それも別に間違ってはいません」
ヴィオレッタは、この二人のやり取りを見ながら、胸の奥で何かが軋むのを感じた。それが、嫉妬という名の小さな魔物だとは知っている。
しかし一緒に笑えるほど、彼女の心は大人ではなかった。
「あの、お二人の関係は...?」ヴィオレッタの声が、かすかに震える。
エステルは真っ直ぐな目で答える。
「私はレイの為の剣です」
その言葉は、ヴィオレッタの心に深く突き刺さった。
彼女は、その意味を自分なりに解釈したのだ。エステルの本質を知らない者ならヴィオレッタと同じ結論に至ってもおかしくない。二人は恋仲なのだと......。
そしてエステルが言う。
「ところでヴィオレッタ。何か真剣な話をしようとしてませんでした?」
「え?あ、はい。忘れてしまいました」ヴィオレッタはぎこちなく微笑んだ。
彼女は自分の気持ちを、深い井戸の底へと沈めた。
「私はレイの為の剣です」その言葉は、ヴィオレッタの心に深く刻まれていた。
彼女の想いは、胸の中でじっと震えていた。きっと二度とそれを出すまいと。
だが、運命の女神は時に意地悪な冗談を仕掛ける。
エステルは、まるで何気ない調子で言った。
「ヴィオレッタ、あなたは私の友人になってくれますか?」
その言葉を受けて、何故かヴィオレッタの目に涙が光った。それは、朝露のように儚い。
「も、もちろんです!」彼女の声は、喜びと切なさが混ざり合っていた。
学園内で地味に刷られている新聞に、「純魔法学部のトップと魔法工学部のトップが織りなす友情の物語がここに」。などという大それた見出しが載せられ。それが学園中に広まると多くの者が沸き立った。
「まるで、闇と光が融合したようだ!」
「二人の力が合わされば、世界を変えられるかもしれない!」
友情物語などという話は瞬く間に広がり、二人の仲の良さは「純魔法と魔法工学の結晶」と謳われるようになる。
一方、片隅で拗ねる影があった。
「おいおい、純魔法のトップは俺だろ」ダリウスが、まるで子供のように頬を膨らませる。
「俺だって、エステルと...」
彼の言葉は、誰にも聞かれることなく風に消えていった。
そんな中、エステルとヴィオレッタの関係は深まっていく。二人で過ごす時間は、まるで魔法の砂時計の中にいるかのよう。周りの世界が止まったかのような、静かで温かな時間。
しかし、ヴィオレッタの胸の奥では、まだ忘れられぬ想いが眠っている。それは、目覚めることを恐れながらも、いつか芽吹く日を夢見ていた。
エステルは、相変わらず剣と魔法の修行に励む。
それを取り囲む多くの熱狂的な指示者達の真ん中で、エステルを見るヴィオレッタの瞳には、憧れと、もう一つの感情が宿っていた。
華やかな装飾が施された壇上には、候補者たちが緊張した面持ちで並んでいる。その中に、エステルの凛とした姿があった。
司会者が各候補者に最後の一言を求めた時、エステルは一歩前に出た。会場が静まり返る中、彼女は深呼吸をして話し始める。
「私は、このコンテストを辞退させていただきます」
突如の宣言に、会場がざわめいた。驚きの声、疑問の声が飛び交う。エステルは、その反応に動じることなく続けた。
「一日目のスピーチは、私の言葉ではありませんでした。それは周りの期待に応えようとした結果です」
彼女は一瞬躊躇ったが、強い決意を持って言葉を続けた。
「そして何より、私は元々このコンテストに興味がありませんでした」
会場は騒然となった。
「なぜだ?」
「せっかくここまで来たのに!」という声もあれば、
「エステルさん、かっこいい!」
「正直でいいじゃないか」という声も飛び交う。
エステルは、周囲の反応を冷静に観察しながら、さらに言葉を続けた。
「私は魔法剣士として自分の道を進みたい。それが私です。美しさや人気を競うのではなく、強さを極めた魔法剣士になる。それこそが、私の目指す姿です」
彼女の言葉には力強さがあり、聴衆の心に響いたようだった。
エステルは最後にこう締めくくった。
「このコンテストに参加して、多くのことを学びました。特に、ヴィオレッタさんとの共演は忘れられない経験です。しかし、私はこれ以上、偽りの姿で皆様の前に立つことはできません」
エステルの言葉が終わると、一瞬の沈黙の後、大きな拍手が起こった。彼女のファンたちは、その潔さと誠実さに感動し、さらなる熱狂を見せている。
「エステルさん、最高!」
「これぞ真の美しさだ!」
一方、ヴィオレッタは複雑な表情でエステルを見つめていた。驚きと敬意、そして何か別の感情が混ざったような表情だった。
結果発表の時が来た。それは予想通り、ヴィオレッタが圧倒的な票差で優勝。彼女が壇上に立つと、会場は大きな歓声に包まれた。
ヴィオレッタは優雅に一礼し、受賞の言葉を述べた。
しかし、その後に意外なことが起こった。
ヴィオレッタのファンたちが、エステルの潔さを称え始めたのだ。
「エステルさんの誠実さに感動した!」
「ヴィオレッタさんもエステルさんも、どちらも素晴らしいです!」
「二人とも、学園の誇りよ!」
二つの派閥が一つになり始め。これを機に、エステルとヴィオレッタは、「学園の聖女と女神」として崇められる事になる。
こうしてコンテストは終わったが、エステルとヴィオレッタを巡る新たな物語は、ここから始まろうとしていた。
そして翌日。ミスコンの余韻が消えぬまま、学園は新たな熱に包まれていた。
エステルとヴィオレッタ、かつての競争相手は「聖女と女神」と崇められ。その二人を取り巻く空気は、まるで魔法の霧のように不思議で、どこか儚かった。
ファンたちは、まるで盾のように二人を守り立てる。その熱狂は時に暑苦しく、時に心地よい風となって二人を包む。
「お二人様、こちらへどうぞ!」
ファンの一人が、人気のない中庭への道を指し示す。その声は、まるで秘密の花園への招待状のよう。
「誰にも邪魔はさせませんぞ!」
別のファンが、目を光らせて周囲を警戒する。その姿は、まるで忠実な騎士のようだ。
エステルは、この状況に戸惑いを覚えつつも、少しずつその空気に慣れていった。
一方、ヴィオレッタの瞳には、隠しきれない喜びの光が宿っていた。二人きりで話せる環境が勝手に築かれていく事に、彼女が喜ばないはずはなかった。
「エステルさん」ヴィオレッタが囁くように言った。
「この状況、まるで童話の中のようですね」
エステルは、微かに口角を上げる。「ええ。まさに童話の中の魔女です」
その言葉に、二人の間に小さな笑いが弾ける。
そんな日々が続き、二人の関係は深まっていった。エステルにとって、ヴィオレッタは初めて出来た歳の近い友人のような存在だった。
ある日、二人きりになったとき。ヴィオレッタの瞳に、決意の光が宿る。
「エステルさん、私...」
張り詰める空気感。もっともそれはヴィオレッタのみに感じられるもので、エステルには想像もつかない。
しかし、その言葉が宙を舞う前にレイが現れた。
「よう、エステル!明日の特訓、準備は…おっと」レイの目がヴィオレッタに留まる。
「これは失礼。二人の密会を邪魔したか?」
エステルは鋭く返す。「何の事ですか。私たちは、ただ魔法の理論について語り合っていただけです」
「へえ、魔法の理論か」レイが意地悪く笑う。
「お前が理論を語るなんて珍しいな。普段は『剣で斬ればいい』が口癖なのに」
エステルがいつものように無表情で返す。
「それも別に間違ってはいません」
ヴィオレッタは、この二人のやり取りを見ながら、胸の奥で何かが軋むのを感じた。それが、嫉妬という名の小さな魔物だとは知っている。
しかし一緒に笑えるほど、彼女の心は大人ではなかった。
「あの、お二人の関係は...?」ヴィオレッタの声が、かすかに震える。
エステルは真っ直ぐな目で答える。
「私はレイの為の剣です」
その言葉は、ヴィオレッタの心に深く突き刺さった。
彼女は、その意味を自分なりに解釈したのだ。エステルの本質を知らない者ならヴィオレッタと同じ結論に至ってもおかしくない。二人は恋仲なのだと......。
そしてエステルが言う。
「ところでヴィオレッタ。何か真剣な話をしようとしてませんでした?」
「え?あ、はい。忘れてしまいました」ヴィオレッタはぎこちなく微笑んだ。
彼女は自分の気持ちを、深い井戸の底へと沈めた。
「私はレイの為の剣です」その言葉は、ヴィオレッタの心に深く刻まれていた。
彼女の想いは、胸の中でじっと震えていた。きっと二度とそれを出すまいと。
だが、運命の女神は時に意地悪な冗談を仕掛ける。
エステルは、まるで何気ない調子で言った。
「ヴィオレッタ、あなたは私の友人になってくれますか?」
その言葉を受けて、何故かヴィオレッタの目に涙が光った。それは、朝露のように儚い。
「も、もちろんです!」彼女の声は、喜びと切なさが混ざり合っていた。
学園内で地味に刷られている新聞に、「純魔法学部のトップと魔法工学部のトップが織りなす友情の物語がここに」。などという大それた見出しが載せられ。それが学園中に広まると多くの者が沸き立った。
「まるで、闇と光が融合したようだ!」
「二人の力が合わされば、世界を変えられるかもしれない!」
友情物語などという話は瞬く間に広がり、二人の仲の良さは「純魔法と魔法工学の結晶」と謳われるようになる。
一方、片隅で拗ねる影があった。
「おいおい、純魔法のトップは俺だろ」ダリウスが、まるで子供のように頬を膨らませる。
「俺だって、エステルと...」
彼の言葉は、誰にも聞かれることなく風に消えていった。
そんな中、エステルとヴィオレッタの関係は深まっていく。二人で過ごす時間は、まるで魔法の砂時計の中にいるかのよう。周りの世界が止まったかのような、静かで温かな時間。
しかし、ヴィオレッタの胸の奥では、まだ忘れられぬ想いが眠っている。それは、目覚めることを恐れながらも、いつか芽吹く日を夢見ていた。
エステルは、相変わらず剣と魔法の修行に励む。
それを取り囲む多くの熱狂的な指示者達の真ん中で、エステルを見るヴィオレッタの瞳には、憧れと、もう一つの感情が宿っていた。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説

半神の守護者
ぴっさま
ファンタジー
ロッドは何の力も無い少年だったが、異世界の創造神の血縁者だった。
超能力を手に入れたロッドは前世のペット、忠実な従者をお供に世界の守護者として邪神に立ち向かう。
〜概要〜
臨時パーティーにオークの群れの中に取り残されたロッドは、不思議な生き物に助けられこの世界の神と出会う。
実は神の遠い血縁者でこの世界の守護を頼まれたロッドは承諾し、通常では得られない超能力を得る。
そして魂の絆で結ばれたユニークモンスターのペット、従者のホムンクルスの少女を供にした旅が始まる。
■注記
本作品のメインはファンタジー世界においての超能力の行使になります。
他サイトにも投稿中

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
ファンタジー
皆さまの応援のお陰でなんと【書籍化】しました。
応援本当に有難うございました。
イラストはサクミチ様で、アイシャにアリス他美少女キャラクターが絵になりましたのでそれを見るだけでも面白いかも知れません。
書籍化に伴い、旧タイトル「パーティーを追放された挙句、幼馴染も全部取られたけど「ざまぁ」なんてしない!だって俺の方が幸せ確定だからな!」
から新タイトル「勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!」にタイトルが変更になりました。
書籍化に伴いまして設定や内容が一部変わっています。
WEB版と異なった世界が楽しめるかも知れません。
この作品を愛して下さった方、長きにわたり、私を応援をし続けて下さった方...本当に感謝です。
本当にありがとうございました。
【以下あらすじ】
パーティーでお荷物扱いされていた魔法戦士のケインは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人さった...
ここから、彼は何をするのか? 何もしないで普通に生活するだけだ「ざまぁ」なんて必要ない、ただ生活するだけで幸せなんだ...俺にとって勇者パーティーも幼馴染も離れるだけで幸せになれるんだから...
第13回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作品。
何と!『現在3巻まで書籍化されています』
そして書籍も堂々完結...ケインとは何者か此処で正体が解ります。
応援、本当にありがとうございました!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

勇者、追放される ~仲間がクズばかりだったので、魔王とお茶してのんびり過ごす。戻ってこいと言われても断固拒否。~
秋鷺 照
ファンタジー
強すぎて勇者になってしまったレッグは、パーティーを追放され、一人で魔王城へ行く。美味しいと噂の、魔族領の茶を飲むために!(ちゃんと人類も守る)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる