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剣士の決意
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エステルは図書館で静かに本を読んでいた。するとそこに突然、レイが息を切らせて駆け込んでくる。
「エステル。ミスコンのことなんだけど……」
レイは、ルームメイトのライアンから、コンテストが三日間に渡って行われることを聞いた。
初日はウォーキングと自己アピール、二日目は魔法による演武、そして最終日に選挙が行われるという。
エステルは眉をひそめた。
「三日も……」
彼女は依然としてこの騒動に興味がなかったが、周りの期待に押されているのを感じていた。
その日の午後、教室に戻ると、クラスメイトたちが熱心に何かを話し合っていた。エステルが近づくと、彼らは興奮した様子で彼女を取り囲んだ。
「エステルさん!私たち、作戦を考えたんです!」
「絶対に優勝できるはずです!」
彼らは、エステルのためにスピーチの台本を用意していた。魔法剣士としての誇りと、学園への貢献を強調する内容。
エステルは戸惑いながらも、彼らの熱意に押されて台本を受け取った。
「ありがとう……」彼女は小さく呟いた。
夕方、寮に戻ったエステルを、ミアが興奮した様子で出迎えた。
「お姉ちゃん、見て見て!」
ミアは、自分で作った衣装をエステルに見せた。華やかでありながら上品。所々に剣の模様が入り、エステルの魔法剣士としての一面も可愛いらしく表現されていた。
「これ…ミアが作ってくれたの?」エステルは驚きを隠せなかった。
ミアは嬉しそうに頷いた。
「うん!お姉ちゃんに似合うように、一生懸命作ったんだ!」
エステルは、ミアの目に輝く期待と誇りを見て、胸が熱くなるのを感じた。
周りの人々の努力と期待を目の当たりにして、彼女は決意を固めた。
「ありがとう。頑張りますね」
エステルの言葉に、ミアは喜びの声を上げて飛びついてきた。
そしてミスコン初日、エステルは緊張しながらも冷静さを保っていた。会場の熱気に圧倒されそうになりながら彼女は参加者たちの様子を観察していた。
そして、ヴィオレッタ・シルバーブルームの名前が呼ばれた。
エステルは、優雅に歩くヴィオレッタの姿に目を奪われた。彼女の動きは流れるように滑らかで、まるで舞踏会の主役のようだった。
自己アピールの際、ヴィオレッタは古代魔法の研究と、人々を助けたいという願いを語っていた。
その瞬間、エステルはヴィオレッタと目が合った。
ヴィオレッタが一瞬たじろぐのを見て、エステルは「彼女も私を意識しているのだろう」と思った。
しかし、すぐに体勢を立て直すヴィオレッタの姿に、エステルは感銘を受ける。
「彼女も、一生懸命ですね」
エステルは、ヴィオレッタの真摯な態度に触発された。
こうなるとエステルは剣士として、そして一人の参加者として、手を抜くわけにはいかなかった。
エステルは自分の番を待ちながら、深呼吸を繰り返した。
「エステル・ハートウィル」
名前を呼ばれ、エステルは静かに立ち上がった。ミアが作ってくれた衣装を身にまとい、彼女は颯爽とステージに向かった。
観客の視線を感じながら、エステルは剣を持つときのように背筋を伸ばした。彼女の歩き方は、ヴィオレッタのような優雅さはなかったが、凛とした気品と強さを感じさせるものだった。
自己アピールの時間、エステルはクラスメイトたちが用意してくれた台本を忠実に、完璧に読みきった。
「私の目標は、強さと優しさを兼ね備えた魔法剣士になることです」
エステルの声は、力強くも温かみのあるものだった。
「剣の力で守るべきものを守り、魔法の力で人々を助ける。そんな存在になりたいと思っています」
彼女の言葉に大きな拍手が沸き起こった。
舞台を降りたエステルは、ほっとため息をついた。初日を無事に終えられたことに安堵しながら、彼女は明日への決意を新たにした。
そして、ヴィオレッタの姿を探す。彼女は相変わらず取り巻きに囲まれていた、それでも優雅に笑顔で振る舞う彼女にエステルは真の強さを感じた。
初日を終えた後、寮に戻ったエステルは鏡の前に立ち尽くしていた。
華やかな衣装を身にまとい、完璧な化粧を施された自分の姿に、どこかずっと違和感を覚えていた。
「これが本当の私なの?」
彼女は自問自答を繰り返した。台本通りに喋り、周りの期待に応えようとする自分。それは、まるで操り人形のようだった。
「私は剣……そして人形?」
その瞬間、エステルの心に強い動揺が走った。彼女は剣を握りしめ、自分の本質を思い出そうとした。しかし、鏡に映る姿は自分が知る姿とはかけ離れていた。
「これじゃ、ヴィオレッタさんに申し訳ない!」
エステルは、彼女の真摯な姿を思い出した。
彼女は自分の言葉で語り、自分らしさを表現していた。それに比べて、自分は何をしていたのか。
決意が固まった。エステルは衣装を脱ぎ、普段着に着替えると、ヴィオレッタの所へと向かった。
彼女の部屋は近くにいる生徒に聞けば直ぐにわかった。
ドアをノックする手が少し震えた。
「はい、どなたですか?」
柔らかな声が返ってきて、扉が静かに開かれた。
ヴィオレッタはエステルを見た瞬間、酷く驚いた表情で後ずさりする。「え、エステルさん…?どうして」
「お話があります」エステルは真剣な眼差しで言った。
ヴィオレッタは静かに頷き、エステルを部屋に招き入れた。
「ヴィオレッタさん、私は謝らなければいけません」エステルは真っ直ぐにヴィオレッタの目を見た。「私は...偽りの自分であなたに向き合っていました」
ヴィオレッタは困惑した表情を浮かべたが、黙って聞き続けた。
「渡された台本を読み、華やかに着飾られた姿で人前に出た。それは全て、周りの期待に応えようとする私の弱さでした」エステルは言葉を続ける。「本当の私ではありません」
ヴィオレッタの目に、理解の色が浮かんだ。
「だから…提案があります」エステルは少し躊躇いながらも言葉を紡いだ。「明日の演武、二人で合作させていただけませんか?」
ヴィオレッタの目が大きく開いた。「二人で合作ですか?」
エステルは頷いた。「はい。そこで、私は本当の自分を出します。ヴィオレッタさんに負けないくらい、本来の姿であなたに立ち向かいます」
一瞬の沈黙の後、ヴィオレッタの顔に小さな笑みが浮かんだ。
「エステルさん。ありがとうございます」彼女の声は震えていた。
二人の間に僅かに沈黙があり、「実は……」とヴィオレッタが口を開く。エステルは「ん?」と首を傾げた。
しかし、ヴィオレッタは言う。
「いえ。何でもありません。私もエステルさんが思うほど本当の自分を出せていません。でも、明日の演武、是非一緒にやりたいです」
その言葉を聞いて、エステルは手を差し出した。
ヴィオレッタがその手を取り、力強く握る。
部屋を後にするエステルの胸には、新たな決意と期待が芽生えていた。明日こそ、本当の自分を見せる。そして、ヴィオレッタと共に、真の美しさを表現する。それは単なるミスコンを超えた、二人の魂の共演になるはずだった。
「エステル。ミスコンのことなんだけど……」
レイは、ルームメイトのライアンから、コンテストが三日間に渡って行われることを聞いた。
初日はウォーキングと自己アピール、二日目は魔法による演武、そして最終日に選挙が行われるという。
エステルは眉をひそめた。
「三日も……」
彼女は依然としてこの騒動に興味がなかったが、周りの期待に押されているのを感じていた。
その日の午後、教室に戻ると、クラスメイトたちが熱心に何かを話し合っていた。エステルが近づくと、彼らは興奮した様子で彼女を取り囲んだ。
「エステルさん!私たち、作戦を考えたんです!」
「絶対に優勝できるはずです!」
彼らは、エステルのためにスピーチの台本を用意していた。魔法剣士としての誇りと、学園への貢献を強調する内容。
エステルは戸惑いながらも、彼らの熱意に押されて台本を受け取った。
「ありがとう……」彼女は小さく呟いた。
夕方、寮に戻ったエステルを、ミアが興奮した様子で出迎えた。
「お姉ちゃん、見て見て!」
ミアは、自分で作った衣装をエステルに見せた。華やかでありながら上品。所々に剣の模様が入り、エステルの魔法剣士としての一面も可愛いらしく表現されていた。
「これ…ミアが作ってくれたの?」エステルは驚きを隠せなかった。
ミアは嬉しそうに頷いた。
「うん!お姉ちゃんに似合うように、一生懸命作ったんだ!」
エステルは、ミアの目に輝く期待と誇りを見て、胸が熱くなるのを感じた。
周りの人々の努力と期待を目の当たりにして、彼女は決意を固めた。
「ありがとう。頑張りますね」
エステルの言葉に、ミアは喜びの声を上げて飛びついてきた。
そしてミスコン初日、エステルは緊張しながらも冷静さを保っていた。会場の熱気に圧倒されそうになりながら彼女は参加者たちの様子を観察していた。
そして、ヴィオレッタ・シルバーブルームの名前が呼ばれた。
エステルは、優雅に歩くヴィオレッタの姿に目を奪われた。彼女の動きは流れるように滑らかで、まるで舞踏会の主役のようだった。
自己アピールの際、ヴィオレッタは古代魔法の研究と、人々を助けたいという願いを語っていた。
その瞬間、エステルはヴィオレッタと目が合った。
ヴィオレッタが一瞬たじろぐのを見て、エステルは「彼女も私を意識しているのだろう」と思った。
しかし、すぐに体勢を立て直すヴィオレッタの姿に、エステルは感銘を受ける。
「彼女も、一生懸命ですね」
エステルは、ヴィオレッタの真摯な態度に触発された。
こうなるとエステルは剣士として、そして一人の参加者として、手を抜くわけにはいかなかった。
エステルは自分の番を待ちながら、深呼吸を繰り返した。
「エステル・ハートウィル」
名前を呼ばれ、エステルは静かに立ち上がった。ミアが作ってくれた衣装を身にまとい、彼女は颯爽とステージに向かった。
観客の視線を感じながら、エステルは剣を持つときのように背筋を伸ばした。彼女の歩き方は、ヴィオレッタのような優雅さはなかったが、凛とした気品と強さを感じさせるものだった。
自己アピールの時間、エステルはクラスメイトたちが用意してくれた台本を忠実に、完璧に読みきった。
「私の目標は、強さと優しさを兼ね備えた魔法剣士になることです」
エステルの声は、力強くも温かみのあるものだった。
「剣の力で守るべきものを守り、魔法の力で人々を助ける。そんな存在になりたいと思っています」
彼女の言葉に大きな拍手が沸き起こった。
舞台を降りたエステルは、ほっとため息をついた。初日を無事に終えられたことに安堵しながら、彼女は明日への決意を新たにした。
そして、ヴィオレッタの姿を探す。彼女は相変わらず取り巻きに囲まれていた、それでも優雅に笑顔で振る舞う彼女にエステルは真の強さを感じた。
初日を終えた後、寮に戻ったエステルは鏡の前に立ち尽くしていた。
華やかな衣装を身にまとい、完璧な化粧を施された自分の姿に、どこかずっと違和感を覚えていた。
「これが本当の私なの?」
彼女は自問自答を繰り返した。台本通りに喋り、周りの期待に応えようとする自分。それは、まるで操り人形のようだった。
「私は剣……そして人形?」
その瞬間、エステルの心に強い動揺が走った。彼女は剣を握りしめ、自分の本質を思い出そうとした。しかし、鏡に映る姿は自分が知る姿とはかけ離れていた。
「これじゃ、ヴィオレッタさんに申し訳ない!」
エステルは、彼女の真摯な姿を思い出した。
彼女は自分の言葉で語り、自分らしさを表現していた。それに比べて、自分は何をしていたのか。
決意が固まった。エステルは衣装を脱ぎ、普段着に着替えると、ヴィオレッタの所へと向かった。
彼女の部屋は近くにいる生徒に聞けば直ぐにわかった。
ドアをノックする手が少し震えた。
「はい、どなたですか?」
柔らかな声が返ってきて、扉が静かに開かれた。
ヴィオレッタはエステルを見た瞬間、酷く驚いた表情で後ずさりする。「え、エステルさん…?どうして」
「お話があります」エステルは真剣な眼差しで言った。
ヴィオレッタは静かに頷き、エステルを部屋に招き入れた。
「ヴィオレッタさん、私は謝らなければいけません」エステルは真っ直ぐにヴィオレッタの目を見た。「私は...偽りの自分であなたに向き合っていました」
ヴィオレッタは困惑した表情を浮かべたが、黙って聞き続けた。
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ヴィオレッタの目に、理解の色が浮かんだ。
「だから…提案があります」エステルは少し躊躇いながらも言葉を紡いだ。「明日の演武、二人で合作させていただけませんか?」
ヴィオレッタの目が大きく開いた。「二人で合作ですか?」
エステルは頷いた。「はい。そこで、私は本当の自分を出します。ヴィオレッタさんに負けないくらい、本来の姿であなたに立ち向かいます」
一瞬の沈黙の後、ヴィオレッタの顔に小さな笑みが浮かんだ。
「エステルさん。ありがとうございます」彼女の声は震えていた。
二人の間に僅かに沈黙があり、「実は……」とヴィオレッタが口を開く。エステルは「ん?」と首を傾げた。
しかし、ヴィオレッタは言う。
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