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覚醒
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レイの詠唱が終わると同時に、ダリウスの体が青白い光に包まれた。その光は次第に強さを増し、やがて眩いばかりの輝きとなる。
「これは…!」ダリウスが驚きの声を上げる。
彼は体内から、今まで感じたことのない魔力が湧き上がっているのを感じた。それは、ただただ純粋に強力な魔力の塊だった。
「ダリウス!」レイが叫ぶ。
ダリウスは躊躇することなく、崩れた階段に向かって駆け出すとスっと手を伸ばした。
すると、突然魔力で構成された光の橋が現れ、崩れた階段に代わり二階への道を創り出す。
「生成魔法か?」ハロルドが息を呑む。
「無詠唱だと!……」マグナスも言葉を失う。
魔獣が、光の橋を駆け上がるダリウスに気づき、攻撃を仕掛けた。
しかし、ダリウスは瞬時にして光る魔法の盾を展開。獣の攻撃を易々と防ぎ切る。
「母上!」二階に降り立ったダリウスが叫ぶ。
東側の部屋のドアを開けると、そこには怯えた様子の母親がいた。
「ダリウス!?」
ダリウスは母親を守るように自分の元に引き寄せると、瞳を閉じて魔力を練る。その瞬間、二人の姿が消えた。
そして次に、二人の姿は一階玄関口にいたハロルド達の前にいた。
「お、お前……何処から」マグナスが目を見開く。
それは明らかに、短距離の転移魔法だった。
「父上、お願いします」ダリウスは母をハロルドに預ける。ハロルドは呆然としながらも妻を抱きしめた。
しかし、安堵する間もなく魔獣が追ってくる。
三つの頭が同時に唸り声を上げ、屋敷の中に恐怖が満ちる。
ダリウスは静かに前に出た。「僕がやります」
「何を言っている!危険だ!」ハロルドが制止しようとするが、ダリウスの目には強い決意の色が宿っていた。「大丈夫です、任せてください」
彼は剣を構えて、体から溢れ出す魔力を集中させた。そんな彼に向かって魔獣は容赦なく襲いかかる。
しかし、その直後にダリウスの剣が激しい光と共に青白い稲妻に包まれた。
魔獣は激光に怯んだ様子で、その瞬間をダリウスは見逃さなかった。
一瞬で魔獣の懐に飛び込み、渾身の一撃を放つ。
剣が魔獣の体を貫いた瞬間、まばゆい光が辺りを白く染める。
光が収まると、そこには無惨な肉塊と化した魔獣の死体と、剣を構えたダリウスの姿があった。
「バカな……」マグナスが呟く。
「なんだ今の魔力は。付与魔法なのか?」ハロルドの声が震える。
ダリウスは疲れた顔でレイに微笑んだ。「やっぱり、お前の力は最高の付与魔法だったな」
ハロルドとマグナスの二人は、ダリウスの姿を見つめ、言葉を失っていた。
屋敷の危機は去り、静寂が訪れた──かのように思えたのだが。
魔獣を倒した直後、勝利の高揚感に包まれていたダリウスの体が突如、痙攣し始めた。
彼の目が赤く光り、体から濃紺の霧のような魔力が立ち昇る。
「ダリウス!?」レイの叫びが響く中、ダリウスは苦悶の表情で胸を掻き毟った。
「ぐっ…この力は…違う…俺のものじゃない……」
彼の体が徐々に変形し始める。肌が濃紺の毛皮に覆われ、背中からは結晶状の翼が生え、頭部が三つに分裂していく。
周囲の者たちは、恐怖と驚愕の表情でこの異様な光景を見つめていた。
「まさか、魔法生物の魂が奴に憑依したのか!?」マグナスが震える声で叫ぶ。
変貌したダリウスは獣のような唸り声を上げ、部屋中を見回した。その目には理性の欠片も見当たらない。
だが、ダリウスの意識の中では、激しい闘争が繰り広げられていた。
魔獣の野性的な本能と、ダリウス自身の抑圧された感情が融合し、彼の理性を押しつぶそうとしていたのだ。
長年の劣等感、家族への反発、認められたいという欲求……それらが暴走し、彼を支配しようとした。
ダリウスの心の中で、幼少期の記憶が走馬灯のように駆け巡る。
「お前には才能がない」
「兄のようにはなれん」
「アイアンフィスト家の恥だ」
数々の言葉が、ダリウスの心を深く傷つけていた。そして今、その傷が大きく口を開き、闇の力となって彼を飲み込もうとしていた。
魔獣へと変身したダリウスは、まず目の前にいるマグナスに牙を向けた。兄への嫉妬と憎しみが、獣の本能と重なり殺意となって現れていた。
「ダリウス、我に返れ!」ハロルドが必死に叫ぶが、もはやその声はダリウスの耳には届かない。
魔獣化したダリウスはマグナスに飛びかかり、。彼を頭部から食らいつくそうと大きく口を開けた。
その瞬間、ダリウスの意識の奥底で小さな光が灯った。
それは幼い頃、兄と遊んだ楽しい思い出。母の優しい笑顔。父の厳しくも温かな眼差し。
家族と過ごした良い思い出が、獣の牙を僅かに止める。
魔獣ダリウスは一瞬躊躇い、動きを止めた。
その隙に、マグナスは後ずさりしながら震える声で懇願した。
「お、お願いだ、殺さないでくれ。俺は、お前の兄だぞ」
ハロルドも膝をつき、「ダリウス、やめてくれ」と声を絞り出した。
ダリウスの意識の中では、激しい戦いが始まっていた。
人間としての自我と、獣としての本能。光と闇。理性と狂気。これらが渦を巻き、ダリウスの存在そのものを揺るがす。
ダリウスの内なる戦いは、部屋中に渦巻く魔力となって現れていた。青と紫の光が交錯し、時に激しく爆発し、時に静かに蠢く。レイたちは、息を潜めてこの光景を見守るしかなかった。
激しい葛藤の末、魔獣ダリウスは動きを止めた。
その目には、人間の理性が宿っていた。しかし、その瞳の奥には深い悲しみと後悔の色が浮かんでいるようだった。
「父上、兄上……」魔獣ダリウスは、低く唸るような声で話し始めた。
「私は、なんて事を……すいません」
ハロルドとマグナスは、恐怖と驚愕で言葉を失っていた。
やがて、その巨体がノソノソと動き出す。
「私は、もうここにはいられません」魔獣ダリウスの唸るような声が響く。
誰も口を開けなかった。重苦しい沈黙が部屋を支配する中、ダリウスはゆっくりと出口へ向かった。
その時、突然の声が響いた。
「ダリウス!」
それは、母──セレナだった。彼女は躊躇することなく獣と化した息子に駆け寄り、その巨体に抱きついた。
「あなたは、あなたよ」セレナの声が、優しく、しかし力強く響く。
「どこに行くの?あなたは私の大切な息子。どんな姿だろうと、それは変わりません」
その言葉が、ダリウスの心に深く染み入る。彼の体が光に包まれ、徐々に人間の姿へと戻っていった。
そしてダリウスは、母を優しく抱きしめ返した。「母上!」
しかし、その表情には決意の色が宿っていた。
「ありがとうございます、しかし私は決めました。自分の力を、そして自分自身を理解するためにも。家は出ます」
ダリウスは家族に最後の一瞥を向け、一人屋敷を後にする。その後ろ姿には、彼なりの覚悟が感じられた。
「ダリウス!」レイが叫ぶ。「待ってくれ!」
レイとエステル、ミアの三人は慌ててダリウスの後を追った。
彼らの姿が夜の闇に消え。屋敷に残された家族は、各々が複雑な思いでその背中を見送っていた。
「これは…!」ダリウスが驚きの声を上げる。
彼は体内から、今まで感じたことのない魔力が湧き上がっているのを感じた。それは、ただただ純粋に強力な魔力の塊だった。
「ダリウス!」レイが叫ぶ。
ダリウスは躊躇することなく、崩れた階段に向かって駆け出すとスっと手を伸ばした。
すると、突然魔力で構成された光の橋が現れ、崩れた階段に代わり二階への道を創り出す。
「生成魔法か?」ハロルドが息を呑む。
「無詠唱だと!……」マグナスも言葉を失う。
魔獣が、光の橋を駆け上がるダリウスに気づき、攻撃を仕掛けた。
しかし、ダリウスは瞬時にして光る魔法の盾を展開。獣の攻撃を易々と防ぎ切る。
「母上!」二階に降り立ったダリウスが叫ぶ。
東側の部屋のドアを開けると、そこには怯えた様子の母親がいた。
「ダリウス!?」
ダリウスは母親を守るように自分の元に引き寄せると、瞳を閉じて魔力を練る。その瞬間、二人の姿が消えた。
そして次に、二人の姿は一階玄関口にいたハロルド達の前にいた。
「お、お前……何処から」マグナスが目を見開く。
それは明らかに、短距離の転移魔法だった。
「父上、お願いします」ダリウスは母をハロルドに預ける。ハロルドは呆然としながらも妻を抱きしめた。
しかし、安堵する間もなく魔獣が追ってくる。
三つの頭が同時に唸り声を上げ、屋敷の中に恐怖が満ちる。
ダリウスは静かに前に出た。「僕がやります」
「何を言っている!危険だ!」ハロルドが制止しようとするが、ダリウスの目には強い決意の色が宿っていた。「大丈夫です、任せてください」
彼は剣を構えて、体から溢れ出す魔力を集中させた。そんな彼に向かって魔獣は容赦なく襲いかかる。
しかし、その直後にダリウスの剣が激しい光と共に青白い稲妻に包まれた。
魔獣は激光に怯んだ様子で、その瞬間をダリウスは見逃さなかった。
一瞬で魔獣の懐に飛び込み、渾身の一撃を放つ。
剣が魔獣の体を貫いた瞬間、まばゆい光が辺りを白く染める。
光が収まると、そこには無惨な肉塊と化した魔獣の死体と、剣を構えたダリウスの姿があった。
「バカな……」マグナスが呟く。
「なんだ今の魔力は。付与魔法なのか?」ハロルドの声が震える。
ダリウスは疲れた顔でレイに微笑んだ。「やっぱり、お前の力は最高の付与魔法だったな」
ハロルドとマグナスの二人は、ダリウスの姿を見つめ、言葉を失っていた。
屋敷の危機は去り、静寂が訪れた──かのように思えたのだが。
魔獣を倒した直後、勝利の高揚感に包まれていたダリウスの体が突如、痙攣し始めた。
彼の目が赤く光り、体から濃紺の霧のような魔力が立ち昇る。
「ダリウス!?」レイの叫びが響く中、ダリウスは苦悶の表情で胸を掻き毟った。
「ぐっ…この力は…違う…俺のものじゃない……」
彼の体が徐々に変形し始める。肌が濃紺の毛皮に覆われ、背中からは結晶状の翼が生え、頭部が三つに分裂していく。
周囲の者たちは、恐怖と驚愕の表情でこの異様な光景を見つめていた。
「まさか、魔法生物の魂が奴に憑依したのか!?」マグナスが震える声で叫ぶ。
変貌したダリウスは獣のような唸り声を上げ、部屋中を見回した。その目には理性の欠片も見当たらない。
だが、ダリウスの意識の中では、激しい闘争が繰り広げられていた。
魔獣の野性的な本能と、ダリウス自身の抑圧された感情が融合し、彼の理性を押しつぶそうとしていたのだ。
長年の劣等感、家族への反発、認められたいという欲求……それらが暴走し、彼を支配しようとした。
ダリウスの心の中で、幼少期の記憶が走馬灯のように駆け巡る。
「お前には才能がない」
「兄のようにはなれん」
「アイアンフィスト家の恥だ」
数々の言葉が、ダリウスの心を深く傷つけていた。そして今、その傷が大きく口を開き、闇の力となって彼を飲み込もうとしていた。
魔獣へと変身したダリウスは、まず目の前にいるマグナスに牙を向けた。兄への嫉妬と憎しみが、獣の本能と重なり殺意となって現れていた。
「ダリウス、我に返れ!」ハロルドが必死に叫ぶが、もはやその声はダリウスの耳には届かない。
魔獣化したダリウスはマグナスに飛びかかり、。彼を頭部から食らいつくそうと大きく口を開けた。
その瞬間、ダリウスの意識の奥底で小さな光が灯った。
それは幼い頃、兄と遊んだ楽しい思い出。母の優しい笑顔。父の厳しくも温かな眼差し。
家族と過ごした良い思い出が、獣の牙を僅かに止める。
魔獣ダリウスは一瞬躊躇い、動きを止めた。
その隙に、マグナスは後ずさりしながら震える声で懇願した。
「お、お願いだ、殺さないでくれ。俺は、お前の兄だぞ」
ハロルドも膝をつき、「ダリウス、やめてくれ」と声を絞り出した。
ダリウスの意識の中では、激しい戦いが始まっていた。
人間としての自我と、獣としての本能。光と闇。理性と狂気。これらが渦を巻き、ダリウスの存在そのものを揺るがす。
ダリウスの内なる戦いは、部屋中に渦巻く魔力となって現れていた。青と紫の光が交錯し、時に激しく爆発し、時に静かに蠢く。レイたちは、息を潜めてこの光景を見守るしかなかった。
激しい葛藤の末、魔獣ダリウスは動きを止めた。
その目には、人間の理性が宿っていた。しかし、その瞳の奥には深い悲しみと後悔の色が浮かんでいるようだった。
「父上、兄上……」魔獣ダリウスは、低く唸るような声で話し始めた。
「私は、なんて事を……すいません」
ハロルドとマグナスは、恐怖と驚愕で言葉を失っていた。
やがて、その巨体がノソノソと動き出す。
「私は、もうここにはいられません」魔獣ダリウスの唸るような声が響く。
誰も口を開けなかった。重苦しい沈黙が部屋を支配する中、ダリウスはゆっくりと出口へ向かった。
その時、突然の声が響いた。
「ダリウス!」
それは、母──セレナだった。彼女は躊躇することなく獣と化した息子に駆け寄り、その巨体に抱きついた。
「あなたは、あなたよ」セレナの声が、優しく、しかし力強く響く。
「どこに行くの?あなたは私の大切な息子。どんな姿だろうと、それは変わりません」
その言葉が、ダリウスの心に深く染み入る。彼の体が光に包まれ、徐々に人間の姿へと戻っていった。
そしてダリウスは、母を優しく抱きしめ返した。「母上!」
しかし、その表情には決意の色が宿っていた。
「ありがとうございます、しかし私は決めました。自分の力を、そして自分自身を理解するためにも。家は出ます」
ダリウスは家族に最後の一瞥を向け、一人屋敷を後にする。その後ろ姿には、彼なりの覚悟が感じられた。
「ダリウス!」レイが叫ぶ。「待ってくれ!」
レイとエステル、ミアの三人は慌ててダリウスの後を追った。
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