28 / 42
新たな幕開け
しおりを挟む
その老人はレイ達三人を見つめ、自己紹介を始めた。
「私はエルドリッチ・ソーサラー。この学園の学長を務めている」
エステルが一歩前に出て、丁寧に頭を下げた。「お会いできて光栄です、ソーサラー学長」慌ててレイとミアも続く。
「ふむ」ソーサラー学長は満足げに頷くと、三人をじっと見つめ、そして優しく言った。
「メリッサ殿から簡単に君たちのことは聞いている。さて、クラス配置について話そう」
レイとエステルは身を乗り出して聞き入った。
「レイくんとエステルさんは、二年生のクラスBに配属することになる」学長は言った。「様々な個性の生徒がいるクラスだが、みんな実力のある者達だ」
レイとエステルは顔を見合わせ、少し緊張した様子だった。
次に学長はミアに向き直った。「ミアちゃんは、学園寮に隣接する小等部に通ってもらうことになる。年齢的にそちらの方が適切だろう」
ミアは少し不安そうな表情を浮かべたが、勇気を振り絞って頷いた。
「続いて寮の部屋についてだが」学長は続けた。「エステルさんとミアちゃんは同室にしたよ。女子寮の三〇五号室だ」
エステルは安心したように小さく頷いた。
「レイくんは男子寮の二〇四号室になる」学長は言った。
レイは静かに頷く。
「さて、何か質問はあるかな?」学長が三人を見回す。
三人は顔を見合わせ、レイが答えた。「いえ。大丈夫です」
「では、説明は終わりだ」学長は立ち上がった。「明日から君たちの新しい学園生活が始まる。基礎から応用まで、しっかり学んでほしい。頑張りたまえ」
レイ、エステル、ミアは深々と頭を下げ、学長室を後にした。
廊下に出るなり、レイが深いため息をついた。「いよいよ始まるんだな」
エステルが冷静に応える。「ええ、そうですね」
ミアは少し寂しそうだった。「私、お兄ちゃんたちと離れるの……?」
レイはミアの頭を優しく撫でる。「大丈夫さ。寮ではエステルと一緒だし、すぐ近くにいるからな」
ミアは小さく頷いた。
三人は新しい環境への期待と不安を胸に、これからの学園生活に思いを馳せながら、夕暮れ時の廊下を歩いていく。
「なんか、疲れたな」レイが背伸びしながら言う。
「随分歩いた後ですからね」エステルが同意する隣でミアだけは、元気そうに跳ねるように歩いていた。
三人は中庭を横切り、寮の建物に向かった。やがて、女子寮と男子寮の分岐点に到着する。
「じゃあ、ここで別れだな」
「では。明日の朝、またここで待ち合わせましょう」
「ばいばい、お兄ちゃん」
三人は別れを告げ、エステルとミアは女子寮へ、レイは男子寮へと向かう。
レイは階段を上がり、自分の部屋番号を確認しながら廊下を進んだ。「えーっと……ああ、ここだ」
適当にノックをしてから、ドアを開けると。部屋の中には一人の少年がいた。
彼は机に向かって何かを読んでいたが、レイが入ってきた音に振り返った。
「あ、君が新しいルームメイトかい?」と少年が立ち上がる。「僕はライアン・スペルフォージ。魔法工学専攻の二年だ」
レイは少し緊張しながら答えた。「えっと、はじめまして。俺はレイ。今日から編入することになったんだ」
ライアンが興味深そうに尋ねる。「へえ、編入生か。何を専攻に入ったんだい?」
「えっと……実は、まだよくわからなくて」
ライアンは理解したように頷いた。
「そっか。まあ、ゆっくり決めればいいさ。ここには主に二つの学部がある。純魔法学部と、僕がいる魔法工学部ってやつさ」
「純魔法と、魔法工学……?」レイは言葉を噛みしめるように繰り返した。
その後、ライアンはレイに学部について説明した。
純魔法学部は文字通り、魔法そのものを深く学ぶところで。理論から実践まで、魔法の本質を追求する。故にか魔法の才能がある者が多いという。
一方、魔法工学部は魔法を物に応用する方法を学ぶ学科だった。武器や道具に魔法を付与したり、魔法のアイテムを作ったりするといった所だ。
レイは何度も頷く。「へえ、どっちも面白そうだな」
「まあ、正直言うと、純魔法学部の方が少しばかり格上だと思われてるんだ。でも、僕は実践的な魔法の応用に興味があったから、今の学部を選んでる」
レイは興味深そうに聞いた。「そうなのか。でも、どっちも大切な分野だよなぁ」
ライアンが嬉しそうに頷いた。「君はどっちに興味がある?」
「うーん、まだよくわからないけど。純粋な魔法について学ぶ必要があるかもな。まぁ、これから色々学んでみて決めようと思う」
「そうだね。急ぐ必要はないさ。ゆっくり考えればいい。それより、荷物の整理を手伝おうか?」
レイは感謝の気持ちを込めて頷いた。「ありがとう、助かるよ」
そして二人は談笑しながら荷物の整理を始めた。
荷物の整理を手伝いながら、ライアンはレイに学園のシステムについて説明し始める。
「そうそう、この学校のシステムについてまだ聞いてないよね?」ライアンは本を棚に並べながら言った。
レイは興味深そうに聞き入る。「うん、まだよくわからないんだ」
「二年生までは純魔法学専攻も魔法工学専攻の学生も、一緒に基礎的な授業を受ける」ライアンは説明を続けた。「そして、特別授業の時だけ別々の教室に分かれるんだよ」
「へえ、そうなんだ」レイは驚いた様子で言った。
ライアンが続けた。「そう。それで三年生からは、どちらかの学部を選んで専属のクラスに入ることになる。だから、二年生の間にじっくり考えて決められるわけさ」
「なるほど」レイは理解した。
「ところで、ライアン。俺はBクラスらしいんだが。君は何クラスなの?」
「そうなんだね!僕もBだよ!」ライアンは笑顔で答えた。「じゃあ明日は一緒に教室に行こう」
翌朝、レイとライアンは男子寮を出た。女子寮の前では、エステルとミアが待っていた。
レイが「おはよう」と声をかけ「彼は、ルームメイトのライアンだ」と、さっそく仲良くなった友人を紹介する。
しかしライアンはガチガチに固まっていた。彼の目は、エステルに釘付けになっている。
朝日に照らされた銀色の髪が風に揺れると、ライアンは息を呑み、頬は紅く染まっていた。
「あ、あの…」ライアンは顔を真っ赤にし、どもりながら言葉を絞り出す。
「ぼ、僕はライアン・スペルフォージです。よ、よろしく」
エステルは冷静に、しかし優雅に頷いた。「エステルです。よろしくお願いします」
昨夜のレイとのスムーズな会話が嘘のように、普通に言葉を紡ぐことさえ難しそうだ。
四人は一緒に歩き始め、まずミアを小等部へ送った。
校門の前で、ミアは不安そうな表情を浮かべ、レイの袖を軽く引っ張る。
「お兄ちゃん……私、ちゃんとやっていけるかな」彼女の声は小さく震えていた。
レイは優しく微笑んで、ミアの頭を撫でた。「大丈夫だよ。ミアは強い子だもん。新しい友達もきっとできるさ」
エステルも珍しく柔らかな表情を見せ、「なにかあれば、すぐに駆け付けます」と付け加えた。
ミアは深呼吸をして、勇気を振り絞ったように頷いた。「うん……行ってくるね、お兄ちゃん、お姉ちゃん」
彼女が小等部の校門をくぐる姿を見送りながら、レイの胸に小さな不安が芽生えた。
その後、レイ、エステル、ライアンの3人で教室へ向かった。ライアンは相変わらずエステルの存在に圧倒され、ぎこちない様子で歩いている。
教室のドアを開けると、そこには思いがけない人物の姿がある。それは昨日遭遇した三人の魔法剣士だった。
「私はエルドリッチ・ソーサラー。この学園の学長を務めている」
エステルが一歩前に出て、丁寧に頭を下げた。「お会いできて光栄です、ソーサラー学長」慌ててレイとミアも続く。
「ふむ」ソーサラー学長は満足げに頷くと、三人をじっと見つめ、そして優しく言った。
「メリッサ殿から簡単に君たちのことは聞いている。さて、クラス配置について話そう」
レイとエステルは身を乗り出して聞き入った。
「レイくんとエステルさんは、二年生のクラスBに配属することになる」学長は言った。「様々な個性の生徒がいるクラスだが、みんな実力のある者達だ」
レイとエステルは顔を見合わせ、少し緊張した様子だった。
次に学長はミアに向き直った。「ミアちゃんは、学園寮に隣接する小等部に通ってもらうことになる。年齢的にそちらの方が適切だろう」
ミアは少し不安そうな表情を浮かべたが、勇気を振り絞って頷いた。
「続いて寮の部屋についてだが」学長は続けた。「エステルさんとミアちゃんは同室にしたよ。女子寮の三〇五号室だ」
エステルは安心したように小さく頷いた。
「レイくんは男子寮の二〇四号室になる」学長は言った。
レイは静かに頷く。
「さて、何か質問はあるかな?」学長が三人を見回す。
三人は顔を見合わせ、レイが答えた。「いえ。大丈夫です」
「では、説明は終わりだ」学長は立ち上がった。「明日から君たちの新しい学園生活が始まる。基礎から応用まで、しっかり学んでほしい。頑張りたまえ」
レイ、エステル、ミアは深々と頭を下げ、学長室を後にした。
廊下に出るなり、レイが深いため息をついた。「いよいよ始まるんだな」
エステルが冷静に応える。「ええ、そうですね」
ミアは少し寂しそうだった。「私、お兄ちゃんたちと離れるの……?」
レイはミアの頭を優しく撫でる。「大丈夫さ。寮ではエステルと一緒だし、すぐ近くにいるからな」
ミアは小さく頷いた。
三人は新しい環境への期待と不安を胸に、これからの学園生活に思いを馳せながら、夕暮れ時の廊下を歩いていく。
「なんか、疲れたな」レイが背伸びしながら言う。
「随分歩いた後ですからね」エステルが同意する隣でミアだけは、元気そうに跳ねるように歩いていた。
三人は中庭を横切り、寮の建物に向かった。やがて、女子寮と男子寮の分岐点に到着する。
「じゃあ、ここで別れだな」
「では。明日の朝、またここで待ち合わせましょう」
「ばいばい、お兄ちゃん」
三人は別れを告げ、エステルとミアは女子寮へ、レイは男子寮へと向かう。
レイは階段を上がり、自分の部屋番号を確認しながら廊下を進んだ。「えーっと……ああ、ここだ」
適当にノックをしてから、ドアを開けると。部屋の中には一人の少年がいた。
彼は机に向かって何かを読んでいたが、レイが入ってきた音に振り返った。
「あ、君が新しいルームメイトかい?」と少年が立ち上がる。「僕はライアン・スペルフォージ。魔法工学専攻の二年だ」
レイは少し緊張しながら答えた。「えっと、はじめまして。俺はレイ。今日から編入することになったんだ」
ライアンが興味深そうに尋ねる。「へえ、編入生か。何を専攻に入ったんだい?」
「えっと……実は、まだよくわからなくて」
ライアンは理解したように頷いた。
「そっか。まあ、ゆっくり決めればいいさ。ここには主に二つの学部がある。純魔法学部と、僕がいる魔法工学部ってやつさ」
「純魔法と、魔法工学……?」レイは言葉を噛みしめるように繰り返した。
その後、ライアンはレイに学部について説明した。
純魔法学部は文字通り、魔法そのものを深く学ぶところで。理論から実践まで、魔法の本質を追求する。故にか魔法の才能がある者が多いという。
一方、魔法工学部は魔法を物に応用する方法を学ぶ学科だった。武器や道具に魔法を付与したり、魔法のアイテムを作ったりするといった所だ。
レイは何度も頷く。「へえ、どっちも面白そうだな」
「まあ、正直言うと、純魔法学部の方が少しばかり格上だと思われてるんだ。でも、僕は実践的な魔法の応用に興味があったから、今の学部を選んでる」
レイは興味深そうに聞いた。「そうなのか。でも、どっちも大切な分野だよなぁ」
ライアンが嬉しそうに頷いた。「君はどっちに興味がある?」
「うーん、まだよくわからないけど。純粋な魔法について学ぶ必要があるかもな。まぁ、これから色々学んでみて決めようと思う」
「そうだね。急ぐ必要はないさ。ゆっくり考えればいい。それより、荷物の整理を手伝おうか?」
レイは感謝の気持ちを込めて頷いた。「ありがとう、助かるよ」
そして二人は談笑しながら荷物の整理を始めた。
荷物の整理を手伝いながら、ライアンはレイに学園のシステムについて説明し始める。
「そうそう、この学校のシステムについてまだ聞いてないよね?」ライアンは本を棚に並べながら言った。
レイは興味深そうに聞き入る。「うん、まだよくわからないんだ」
「二年生までは純魔法学専攻も魔法工学専攻の学生も、一緒に基礎的な授業を受ける」ライアンは説明を続けた。「そして、特別授業の時だけ別々の教室に分かれるんだよ」
「へえ、そうなんだ」レイは驚いた様子で言った。
ライアンが続けた。「そう。それで三年生からは、どちらかの学部を選んで専属のクラスに入ることになる。だから、二年生の間にじっくり考えて決められるわけさ」
「なるほど」レイは理解した。
「ところで、ライアン。俺はBクラスらしいんだが。君は何クラスなの?」
「そうなんだね!僕もBだよ!」ライアンは笑顔で答えた。「じゃあ明日は一緒に教室に行こう」
翌朝、レイとライアンは男子寮を出た。女子寮の前では、エステルとミアが待っていた。
レイが「おはよう」と声をかけ「彼は、ルームメイトのライアンだ」と、さっそく仲良くなった友人を紹介する。
しかしライアンはガチガチに固まっていた。彼の目は、エステルに釘付けになっている。
朝日に照らされた銀色の髪が風に揺れると、ライアンは息を呑み、頬は紅く染まっていた。
「あ、あの…」ライアンは顔を真っ赤にし、どもりながら言葉を絞り出す。
「ぼ、僕はライアン・スペルフォージです。よ、よろしく」
エステルは冷静に、しかし優雅に頷いた。「エステルです。よろしくお願いします」
昨夜のレイとのスムーズな会話が嘘のように、普通に言葉を紡ぐことさえ難しそうだ。
四人は一緒に歩き始め、まずミアを小等部へ送った。
校門の前で、ミアは不安そうな表情を浮かべ、レイの袖を軽く引っ張る。
「お兄ちゃん……私、ちゃんとやっていけるかな」彼女の声は小さく震えていた。
レイは優しく微笑んで、ミアの頭を撫でた。「大丈夫だよ。ミアは強い子だもん。新しい友達もきっとできるさ」
エステルも珍しく柔らかな表情を見せ、「なにかあれば、すぐに駆け付けます」と付け加えた。
ミアは深呼吸をして、勇気を振り絞ったように頷いた。「うん……行ってくるね、お兄ちゃん、お姉ちゃん」
彼女が小等部の校門をくぐる姿を見送りながら、レイの胸に小さな不安が芽生えた。
その後、レイ、エステル、ライアンの3人で教室へ向かった。ライアンは相変わらずエステルの存在に圧倒され、ぎこちない様子で歩いている。
教室のドアを開けると、そこには思いがけない人物の姿がある。それは昨日遭遇した三人の魔法剣士だった。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

勇者、追放される ~仲間がクズばかりだったので、魔王とお茶してのんびり過ごす。戻ってこいと言われても断固拒否。~
秋鷺 照
ファンタジー
強すぎて勇者になってしまったレッグは、パーティーを追放され、一人で魔王城へ行く。美味しいと噂の、魔族領の茶を飲むために!(ちゃんと人類も守る)

S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる