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魔法学園ルミナス・クレスト
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ルミナス・クレスト魔法大学の巨大な門の前に立つ三人。レイは深呼吸をし、メリッサから預かった招待状を取り出した。
門番は、甲冑のような服を着た背の高いゴーレムだった。
「ご用件は?」ゴーレムの声は、意外にも柔らかく響いた。レイは少し緊張しながら招待状を差し出す。「特別編入生として……」
ゴーレムは招待状を慎重に確認し、ゆっくりと頷いた。「確かに。どうぞお入りください」
重厚な門がゆっくりと開き、三人の目の前に新しい世界が広がった。
最初に目に飛び込んできたのは、虹色に輝く透明な膜に包まれた広大なキャンパス。城を思わせる壮麗な建物群が、整然と並んでいる。
その合間を縫うように、クリスタルのような透明な道が走っていた。
「すごい…」ミアが息を呑む。
レイとエステルも、思わず足を止めて周りを見回した。キャンパスのあちこちで、様々な種族の学生たちが行き交っている。
人間の学生たちは、色とりどりのローブを身にまとい、本や魔法の道具を抱えて歩いていた。
その隣では、がっしりとした体格のドワーフたちが、複雑な魔法陣の模型を議論している。
「あれを見て」エステルが静かに指さす。
木々の間を優雅に歩くエルフたちがいた。その長い耳は風に揺れ、周囲の自然と一体化しているかのようだ。彼らの手には、生きているかのように葉を広げる魔法の書物が握られていた。
空には、小型の飛行船や魔法の絨毯が行き交い、時折、背中に翼の生えた種族が優雅に舞っている。
「わぁ!鳥人間!」ミアが興奮して叫ぶ。
「ミア、指さすのは失礼だよ」レイが優しく諭す。
キャンパスの片隅には、もっと異質な存在もいた。影のように揺らめく姿の学生や、複数の目を持つ奇妙な生き物たち。
「ずいぶん多様性に富んでますね」エステルが感心したように呟く。
中央広場に到着すると、そこには巨大な水晶のオベリスクが聳え立っていた。その周りを、無数の光の粒子が舞っている。
「あれは何だろう?」レイが不思議そうに見上げる。
「魔力の源……でしょうか」エステルが答える。「かなり強い魔力を感じます」
三人は、しばらくその光景に見とれていた。
周囲では、様々な言語や魔法の呪文が飛び交い、空気そのものが魔力で満ちているかのようだった。
「行くか」レイが決意を込めて言った。「とりあえず、学長さんを訪ねないとな」
エステルとミアも頷き、三人は、この魔法の学び舎の中へと歩を進めた。
キャンパスを歩き回り、新しい環境に目を輝かせる三人。しかし、その楽しげな雰囲気は長くは続かなかった。
学生寮の外れに差し掛かったとき、レイの耳に不穏な声が聞こえてきた。
「おい、チビ魔法使い。今日こそ決着つけようぜ」
レイは立ち止まり、声の方向を見た。そこには、三人の屈強な男たちが一人の若者を取り囲んでいた。
男たちの腰には剣が下がっており、その姿から魔法剣士だろうと思われた。
対して、囲まれている若者は細身の体つきで、震える手に魔法使いの杖を握りしめている。
「やめてくれよ……」囲まれた若者の声は震えている。
「ふん、自慢の魔法を見せてみろよ」リーダーらしき男が吐き捨てるように言った。
「純粋な魔法使い様は、俺達みたいな〝付与魔法使い〟なんか相手にならないんだろ?」
レイは、エステルとミアを見た。
エステルの目には、すでに決意の色が宿っている。ミアは少し怯えた様子だったが、レイは直ぐに動いた。
「おい、お前ら」レイが声を張り上げる。「何がそんなに楽しいんだ?」
全員が振り返り、剣を携えた三人が、レイたちを見て舌打ちする。リーダーらしい一番大きな男は、レイとエステルを値踏みするように交互に見た。
「見ない奴らだな」
すぐにエステルが一歩前に出た。「私も、あなたみたいな弱者は初めてみました」
男の表情が険しくなる。「なんだと? 女のくせに剣なんか持ちやがって。俺が指導してやる」と、男が剣を抜こうとした瞬間。
エステルは風のように速く、一瞬で男の懐に入り、剣を抜く前にその手首を掴んでいた。
「っ!」男は驚きの声を上げる。
「その判断は賢明ではありませんね」エステルの声は冷たかった。
それを見て残りの二人が動こうとした瞬間、レイは両手を広げる。その指先から青白い光が放たれ、二人の足元に氷の輪が形成された。
「動くと、足首まで凍らせるぞ」レイの声には、普段にない威厳がのっている。
しかし、男たちの一人が足元に展開されたレイの魔法に剣を突き立てた。パリンッ!と、ガラスが割れるような音と共に、魔法が砕け散った。
「なに?」レイが驚くと、男たちは高笑いした。
「なんだこれは。ここは魔法学園だぞ?こんな程度の魔法で、どれだけイキってんだよ」
状況が一変し、レイは唇を噛む。しかし、その時────
「おい、何してんだ?」と声をかけられ、全員がその方向を見た。そこには、年上の学生らしきグループがいた。彼らの胸には何やらバッヂがつけられている。
レイを笑った男たちは、三人揃って無言でその場を立ち去った。
虐められていた若者も、いつの間にかいない。
バッヂをつけた者達も何か聞いてくるでもなく、状況を見守るだけで立ち去っていった。
残されたレイたちが呆然としていると、今度は別の足音が近づいてくる。「何があった?」
振り返ると、そこには中年の男性が立っていた。その胸には先ほどとは違うバッジが輝いている。
「学園内で攻撃魔法を使うな……って。君たちは?見慣れない顔だな」中年の男性は疑わしげに三人を見ていた。
レイは慌てて説明する。「あの、私たちは今日からここに……」言いながら、メリッサからもらった招待状を取り出した。
中年の男性はそれを見て、眉を上げた。
「なるほど、君たちか……学長が会いたがっていたぞ。案内しよう」
レイ、エステル、ミアは顔を見合わせた。その男性は学園の教授だった。予想外の事が起きたが結果的に三人は目的の場所へと向かう事が出来そうだった。
教授に導かれ、レイ、エステル、ミアの三人は学園の中心に位置する巨大な塔へと向かった。塔の外壁には、複雑な魔法の文様が刻まれており、時折青い光を放っている。
「ここが学長室のある塔か」レイが感嘆の声を上げる。
教授は振り返り、少し微笑んだ。「そうだ。ルミナス・タワーと呼ばれている」
塔の入り口に立つと、扉が魔法のように自動で開いた。中に入ると、螺旋階段ではなく、円形のプラットフォームが待っていた。
「さあ、乗りなさい」教授が促す。
全員がプラットフォームに乗ると、それは静かに上昇を始めた。窓から見える景色が徐々に変わっていき、やがて雲の上にまで達したかのような錯覚を覚える。
「すごい…」ミアが目を輝かせながら窓の外を見つめていた。
数分後、プラットフォームは静かに停止した。目の前には、金色に輝く大きな扉があった。
教授がノックすると、中から穏やかな声が聞こえた。「どうぞ」
扉が開くと、そこには広大な円形の部屋が広がっていた。
天井は星空のように輝き、壁には大量の魔法書が並んでいる。部屋の中央には、巨大な水晶玉を載せた机があり、その後ろには一人の老人が立っていた。
「よく来たな、若者たち」
老人が微笑みかける。その姿は、長い黒髪と髭、星空のようなローブを身にまとっており、まるで伝説の魔法使いのようだった。
門番は、甲冑のような服を着た背の高いゴーレムだった。
「ご用件は?」ゴーレムの声は、意外にも柔らかく響いた。レイは少し緊張しながら招待状を差し出す。「特別編入生として……」
ゴーレムは招待状を慎重に確認し、ゆっくりと頷いた。「確かに。どうぞお入りください」
重厚な門がゆっくりと開き、三人の目の前に新しい世界が広がった。
最初に目に飛び込んできたのは、虹色に輝く透明な膜に包まれた広大なキャンパス。城を思わせる壮麗な建物群が、整然と並んでいる。
その合間を縫うように、クリスタルのような透明な道が走っていた。
「すごい…」ミアが息を呑む。
レイとエステルも、思わず足を止めて周りを見回した。キャンパスのあちこちで、様々な種族の学生たちが行き交っている。
人間の学生たちは、色とりどりのローブを身にまとい、本や魔法の道具を抱えて歩いていた。
その隣では、がっしりとした体格のドワーフたちが、複雑な魔法陣の模型を議論している。
「あれを見て」エステルが静かに指さす。
木々の間を優雅に歩くエルフたちがいた。その長い耳は風に揺れ、周囲の自然と一体化しているかのようだ。彼らの手には、生きているかのように葉を広げる魔法の書物が握られていた。
空には、小型の飛行船や魔法の絨毯が行き交い、時折、背中に翼の生えた種族が優雅に舞っている。
「わぁ!鳥人間!」ミアが興奮して叫ぶ。
「ミア、指さすのは失礼だよ」レイが優しく諭す。
キャンパスの片隅には、もっと異質な存在もいた。影のように揺らめく姿の学生や、複数の目を持つ奇妙な生き物たち。
「ずいぶん多様性に富んでますね」エステルが感心したように呟く。
中央広場に到着すると、そこには巨大な水晶のオベリスクが聳え立っていた。その周りを、無数の光の粒子が舞っている。
「あれは何だろう?」レイが不思議そうに見上げる。
「魔力の源……でしょうか」エステルが答える。「かなり強い魔力を感じます」
三人は、しばらくその光景に見とれていた。
周囲では、様々な言語や魔法の呪文が飛び交い、空気そのものが魔力で満ちているかのようだった。
「行くか」レイが決意を込めて言った。「とりあえず、学長さんを訪ねないとな」
エステルとミアも頷き、三人は、この魔法の学び舎の中へと歩を進めた。
キャンパスを歩き回り、新しい環境に目を輝かせる三人。しかし、その楽しげな雰囲気は長くは続かなかった。
学生寮の外れに差し掛かったとき、レイの耳に不穏な声が聞こえてきた。
「おい、チビ魔法使い。今日こそ決着つけようぜ」
レイは立ち止まり、声の方向を見た。そこには、三人の屈強な男たちが一人の若者を取り囲んでいた。
男たちの腰には剣が下がっており、その姿から魔法剣士だろうと思われた。
対して、囲まれている若者は細身の体つきで、震える手に魔法使いの杖を握りしめている。
「やめてくれよ……」囲まれた若者の声は震えている。
「ふん、自慢の魔法を見せてみろよ」リーダーらしき男が吐き捨てるように言った。
「純粋な魔法使い様は、俺達みたいな〝付与魔法使い〟なんか相手にならないんだろ?」
レイは、エステルとミアを見た。
エステルの目には、すでに決意の色が宿っている。ミアは少し怯えた様子だったが、レイは直ぐに動いた。
「おい、お前ら」レイが声を張り上げる。「何がそんなに楽しいんだ?」
全員が振り返り、剣を携えた三人が、レイたちを見て舌打ちする。リーダーらしい一番大きな男は、レイとエステルを値踏みするように交互に見た。
「見ない奴らだな」
すぐにエステルが一歩前に出た。「私も、あなたみたいな弱者は初めてみました」
男の表情が険しくなる。「なんだと? 女のくせに剣なんか持ちやがって。俺が指導してやる」と、男が剣を抜こうとした瞬間。
エステルは風のように速く、一瞬で男の懐に入り、剣を抜く前にその手首を掴んでいた。
「っ!」男は驚きの声を上げる。
「その判断は賢明ではありませんね」エステルの声は冷たかった。
それを見て残りの二人が動こうとした瞬間、レイは両手を広げる。その指先から青白い光が放たれ、二人の足元に氷の輪が形成された。
「動くと、足首まで凍らせるぞ」レイの声には、普段にない威厳がのっている。
しかし、男たちの一人が足元に展開されたレイの魔法に剣を突き立てた。パリンッ!と、ガラスが割れるような音と共に、魔法が砕け散った。
「なに?」レイが驚くと、男たちは高笑いした。
「なんだこれは。ここは魔法学園だぞ?こんな程度の魔法で、どれだけイキってんだよ」
状況が一変し、レイは唇を噛む。しかし、その時────
「おい、何してんだ?」と声をかけられ、全員がその方向を見た。そこには、年上の学生らしきグループがいた。彼らの胸には何やらバッヂがつけられている。
レイを笑った男たちは、三人揃って無言でその場を立ち去った。
虐められていた若者も、いつの間にかいない。
バッヂをつけた者達も何か聞いてくるでもなく、状況を見守るだけで立ち去っていった。
残されたレイたちが呆然としていると、今度は別の足音が近づいてくる。「何があった?」
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「学園内で攻撃魔法を使うな……って。君たちは?見慣れない顔だな」中年の男性は疑わしげに三人を見ていた。
レイは慌てて説明する。「あの、私たちは今日からここに……」言いながら、メリッサからもらった招待状を取り出した。
中年の男性はそれを見て、眉を上げた。
「なるほど、君たちか……学長が会いたがっていたぞ。案内しよう」
レイ、エステル、ミアは顔を見合わせた。その男性は学園の教授だった。予想外の事が起きたが結果的に三人は目的の場所へと向かう事が出来そうだった。
教授に導かれ、レイ、エステル、ミアの三人は学園の中心に位置する巨大な塔へと向かった。塔の外壁には、複雑な魔法の文様が刻まれており、時折青い光を放っている。
「ここが学長室のある塔か」レイが感嘆の声を上げる。
教授は振り返り、少し微笑んだ。「そうだ。ルミナス・タワーと呼ばれている」
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全員がプラットフォームに乗ると、それは静かに上昇を始めた。窓から見える景色が徐々に変わっていき、やがて雲の上にまで達したかのような錯覚を覚える。
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数分後、プラットフォームは静かに停止した。目の前には、金色に輝く大きな扉があった。
教授がノックすると、中から穏やかな声が聞こえた。「どうぞ」
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天井は星空のように輝き、壁には大量の魔法書が並んでいる。部屋の中央には、巨大な水晶玉を載せた机があり、その後ろには一人の老人が立っていた。
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