16 / 42
竜の巣
しおりを挟む
ヴァルヘイムの村長は言った。以後、代々この村には、彼らの伝説が語り継がれていると……。そして、国の意思に反した者達で作られたこの村には、今もなお王国との確執があり。国は理由をつけて動いてくれないという。
最近では〝国に捨てられた村〟と、面白半分で見に来る者もいた。
部屋には重い沈黙が落ちた。
レイはエステルの様子を気遣いながら、考えを巡らせた末に切り出した。
「村長さん。俺たちに、そのドラゴンと戦う方法はありませんか?」
「正気ですか?ドラゴンですよ?」と不安そうな顔をする村長に、エステルが口を開く。
「私には戦える力があります」
レイも、その言葉に力強く頷いた。
「俺たちにできることは全てやります。この村の為にも」
「ありがとうございます。あなたたちの勇気に、心から感謝します」村長が深々と頭を下げた。
その後、村長は村の書庫への案内を申し出た。
「ドラゴンに関する物語や資料は、この村に昔から沢山残っています。どうか知識を高めて挑んでください」
レイとエステルは村長に従った。
ドラゴンを相手にするなんて、思いもよらない展開ではあったが、それを成し遂げる事がエステルの記憶と、感情を取り戻すキッカケになるような予感をレイは感じていた。
その日の午後。村の書庫で、レイとエステルは山積みの本に囲まれていた。埃っぽい空気の中、二人は必死にドラゴンに関する情報を漁る。
「なあ、エステル」レイが呼びかける。「この本によると、ドラゴンの弱点は腹らしい。表面は鱗で刃物が通らないのかもな」
「なるほど、私も腹が弱点です」
「そうなのか?」とレイは彼女の意外な一面に驚いたが、エステルはサラッと続けた。
「剣の腹は弱いのです」
レイは、そっぽ向いて次の書物を漁りながら言う。
「おい。お前、もう剣の感覚で話すのはやめろ。聞いてて紛らわしいからな」
レイは、手に取った書物のページをめくる。情報としては、やはり鱗は避け、腹や目など、比較的柔らかな所を狙うのが鉄則のようだった。
その後も二人は夜遅くまで書物を読み漁ったが、ドラゴンを知るほど、レイの緊張感は増していった。
「レイ」エステルに突然呼びかけられ、思わずレイの顔が強ばる。
「なんだ?」
「勝てるでしょうか……」そう呟くエステルの表情からは、若干の不安が伺える。
「ほう。お前でも不安になるんだな。まさか怖いのか?」
「いえ。でも、もし私がドラゴンに食べられそうになった時は……」
彼女の重い雰囲気にレイは息を呑んだ。
「俺に一人だけ逃げろ、なんて言うなよ」
「いえ。その時は私を振り回してください。きっと役にたって見せます。切れ味だけが私の誇りですから」
エステルは真剣だった。
「お前……剣の感覚で話すなと言っただろ」
そんなやり取りを繰り返しながら、二人は少しずつドラゴンとの戦いに向けての準備を進めていった。
早朝、薄暗い空の下、レイとエステルは静かに村を後にした。書物にあった〝竜の巣〟と呼ばれる場所を目指して。村人たちの不安と期待の眼差しを背に受けながら、二人は山道へと足を踏み入れた。
最初の数時間、二人は無言で歩き続けた。急な斜面を登り、時には細い崖沿いの道を慎重に進む。レイは時折、エステルの様子を窺っていたが、彼女の表情は相変わらず無表情だった。
昼過ぎ、遠くでドラゴンの咆哮が聞こえた。二人は足を止め、その方向を見つめる。エステルの手が無意識に剣の柄に伸びる。
レイはそんな彼女の肩に軽く手を置いた。言葉は交わさなかったが、その仕草だけで十分だった。
午後になると、道はさらに険しくなった。岩だらけの斜面を、時には四つん這いになりながら登っていく。レイは何度か足を滑らせそうになったが、エステルがそれを素早く支えた。
夕暮れ時、二人は小さな平地で野営の準備を始めた。焚き火を囲んで座り、干し肉を無言で噛みしめる。静寂の中、時折聞こえるドラゴンの遠吠えが、彼らの緊張感を高めていった。
夜が更けると、エステルが静かに口を開いた。「レイ、明日は…」
レイは頷いた。「ああ、明日だな」
それ以上の言葉は必要なかった。
翌朝、二人は夜明け前に出発した。山頂に近づくにつれ、空気が薄くなり、レイの呼吸が荒くなる。しかし、歩みは止まらなかった。
そして正午過ぎ、ついに二人は巨大な横穴の前に立った。洞窟の奥から、ドラゴンの寝息とも言えるような低い唸り声が聞こえてくる。
レイとエステルは顔を見合わせた。決意の言葉も交わさなかったが、二人の目には覚悟が宿っていた。深呼吸をして、ゆっくりと洞窟の中へと足を踏み入れる。
二人は、狭い横穴をゆっくりと進んでいった。壁は粗い岩肌で覆われ、時折水滴が落ちる音が静寂を破る。レイの呼吸が再び荒くなっていく。
「エステル、大丈夫か?」レイが小声で尋ねる。
エステルは無言で頷いた。いちおう気遣ったが、彼女はまったく呼吸の乱れがない。その事にレイは自分の情けなさと同時に彼女が人では無い事を再認識していた。
突然、前方に微かな光が見えた。二人は足を止め、互いに顔を見合わせる。レイが小さく頷き、二人は慎重に前進を続けた。
横穴の出口に近づくにつれ、空気が変わった。生暖かく、嗅いだ事のない匂いがする。そして、低い唸り声のような音が聞こえてきた。
二人はその巨大な空洞に足を踏み入れ、その瞬間、息を呑む光景が広がった。
洞窟の中央に、巨大なドラゴンが横たわっている。その大きさはちょっとした家屋くらいあった。鱗に覆われた体が広い洞窟をこじんまりと感じさせる。長い首は地面に這いつくばり、鼻先から白い煙が立ち昇っていた。
ドラゴンは眠っているようだったが、その存在感だけで空間全体が圧迫されているようだった。
レイは思わず後ずさりしそうになったが、エステルの手は、無意識に剣の柄を握りしめた。
ドラゴンの鱗は、月明かりのような淡い光を放っている。その一枚一枚が、盾のように頑丈そうで、剣で切り裂くのは至難の業に思えた。
巨大な翼は、両側に折り畳まれ。尻尾は、蛇のように地面に這いつくばる。その先端は洞窟の隅まで伸びていた。
閉じられた瞳だけで、人一人分ほどもある。その目蓋が開いたら、どれほどの恐怖が待っているのだろうか。
レイは喉の渇きを感じた。エステルの顔から、薄っすらと緊張が垣間見える。ドラゴンが少し体勢を変えた。その動きだけで、地面が微かに揺れるのだ。
レイは、息を詰めて身を固くした。今、このドラゴンが目を覚ましたら…その想像だけで、背筋が凍るようだった。
しかし、その瞬間、エステルが突如として動いた。
「エステル、待て!」レイの声が響く前に、彼女はすでに剣を抜き走り出していた。
エステルの剣が風を切る音が、静寂を破り。彼女の刃がドラゴンの鱗に叩きつけられる。しかしそれはアッサリと弾かれ、鋭い金属音が洞窟に響き渡った。
ドラゴンの目が一瞬にして開いた。その瞳には、怒りと殺意が宿っていた。
最近では〝国に捨てられた村〟と、面白半分で見に来る者もいた。
部屋には重い沈黙が落ちた。
レイはエステルの様子を気遣いながら、考えを巡らせた末に切り出した。
「村長さん。俺たちに、そのドラゴンと戦う方法はありませんか?」
「正気ですか?ドラゴンですよ?」と不安そうな顔をする村長に、エステルが口を開く。
「私には戦える力があります」
レイも、その言葉に力強く頷いた。
「俺たちにできることは全てやります。この村の為にも」
「ありがとうございます。あなたたちの勇気に、心から感謝します」村長が深々と頭を下げた。
その後、村長は村の書庫への案内を申し出た。
「ドラゴンに関する物語や資料は、この村に昔から沢山残っています。どうか知識を高めて挑んでください」
レイとエステルは村長に従った。
ドラゴンを相手にするなんて、思いもよらない展開ではあったが、それを成し遂げる事がエステルの記憶と、感情を取り戻すキッカケになるような予感をレイは感じていた。
その日の午後。村の書庫で、レイとエステルは山積みの本に囲まれていた。埃っぽい空気の中、二人は必死にドラゴンに関する情報を漁る。
「なあ、エステル」レイが呼びかける。「この本によると、ドラゴンの弱点は腹らしい。表面は鱗で刃物が通らないのかもな」
「なるほど、私も腹が弱点です」
「そうなのか?」とレイは彼女の意外な一面に驚いたが、エステルはサラッと続けた。
「剣の腹は弱いのです」
レイは、そっぽ向いて次の書物を漁りながら言う。
「おい。お前、もう剣の感覚で話すのはやめろ。聞いてて紛らわしいからな」
レイは、手に取った書物のページをめくる。情報としては、やはり鱗は避け、腹や目など、比較的柔らかな所を狙うのが鉄則のようだった。
その後も二人は夜遅くまで書物を読み漁ったが、ドラゴンを知るほど、レイの緊張感は増していった。
「レイ」エステルに突然呼びかけられ、思わずレイの顔が強ばる。
「なんだ?」
「勝てるでしょうか……」そう呟くエステルの表情からは、若干の不安が伺える。
「ほう。お前でも不安になるんだな。まさか怖いのか?」
「いえ。でも、もし私がドラゴンに食べられそうになった時は……」
彼女の重い雰囲気にレイは息を呑んだ。
「俺に一人だけ逃げろ、なんて言うなよ」
「いえ。その時は私を振り回してください。きっと役にたって見せます。切れ味だけが私の誇りですから」
エステルは真剣だった。
「お前……剣の感覚で話すなと言っただろ」
そんなやり取りを繰り返しながら、二人は少しずつドラゴンとの戦いに向けての準備を進めていった。
早朝、薄暗い空の下、レイとエステルは静かに村を後にした。書物にあった〝竜の巣〟と呼ばれる場所を目指して。村人たちの不安と期待の眼差しを背に受けながら、二人は山道へと足を踏み入れた。
最初の数時間、二人は無言で歩き続けた。急な斜面を登り、時には細い崖沿いの道を慎重に進む。レイは時折、エステルの様子を窺っていたが、彼女の表情は相変わらず無表情だった。
昼過ぎ、遠くでドラゴンの咆哮が聞こえた。二人は足を止め、その方向を見つめる。エステルの手が無意識に剣の柄に伸びる。
レイはそんな彼女の肩に軽く手を置いた。言葉は交わさなかったが、その仕草だけで十分だった。
午後になると、道はさらに険しくなった。岩だらけの斜面を、時には四つん這いになりながら登っていく。レイは何度か足を滑らせそうになったが、エステルがそれを素早く支えた。
夕暮れ時、二人は小さな平地で野営の準備を始めた。焚き火を囲んで座り、干し肉を無言で噛みしめる。静寂の中、時折聞こえるドラゴンの遠吠えが、彼らの緊張感を高めていった。
夜が更けると、エステルが静かに口を開いた。「レイ、明日は…」
レイは頷いた。「ああ、明日だな」
それ以上の言葉は必要なかった。
翌朝、二人は夜明け前に出発した。山頂に近づくにつれ、空気が薄くなり、レイの呼吸が荒くなる。しかし、歩みは止まらなかった。
そして正午過ぎ、ついに二人は巨大な横穴の前に立った。洞窟の奥から、ドラゴンの寝息とも言えるような低い唸り声が聞こえてくる。
レイとエステルは顔を見合わせた。決意の言葉も交わさなかったが、二人の目には覚悟が宿っていた。深呼吸をして、ゆっくりと洞窟の中へと足を踏み入れる。
二人は、狭い横穴をゆっくりと進んでいった。壁は粗い岩肌で覆われ、時折水滴が落ちる音が静寂を破る。レイの呼吸が再び荒くなっていく。
「エステル、大丈夫か?」レイが小声で尋ねる。
エステルは無言で頷いた。いちおう気遣ったが、彼女はまったく呼吸の乱れがない。その事にレイは自分の情けなさと同時に彼女が人では無い事を再認識していた。
突然、前方に微かな光が見えた。二人は足を止め、互いに顔を見合わせる。レイが小さく頷き、二人は慎重に前進を続けた。
横穴の出口に近づくにつれ、空気が変わった。生暖かく、嗅いだ事のない匂いがする。そして、低い唸り声のような音が聞こえてきた。
二人はその巨大な空洞に足を踏み入れ、その瞬間、息を呑む光景が広がった。
洞窟の中央に、巨大なドラゴンが横たわっている。その大きさはちょっとした家屋くらいあった。鱗に覆われた体が広い洞窟をこじんまりと感じさせる。長い首は地面に這いつくばり、鼻先から白い煙が立ち昇っていた。
ドラゴンは眠っているようだったが、その存在感だけで空間全体が圧迫されているようだった。
レイは思わず後ずさりしそうになったが、エステルの手は、無意識に剣の柄を握りしめた。
ドラゴンの鱗は、月明かりのような淡い光を放っている。その一枚一枚が、盾のように頑丈そうで、剣で切り裂くのは至難の業に思えた。
巨大な翼は、両側に折り畳まれ。尻尾は、蛇のように地面に這いつくばる。その先端は洞窟の隅まで伸びていた。
閉じられた瞳だけで、人一人分ほどもある。その目蓋が開いたら、どれほどの恐怖が待っているのだろうか。
レイは喉の渇きを感じた。エステルの顔から、薄っすらと緊張が垣間見える。ドラゴンが少し体勢を変えた。その動きだけで、地面が微かに揺れるのだ。
レイは、息を詰めて身を固くした。今、このドラゴンが目を覚ましたら…その想像だけで、背筋が凍るようだった。
しかし、その瞬間、エステルが突如として動いた。
「エステル、待て!」レイの声が響く前に、彼女はすでに剣を抜き走り出していた。
エステルの剣が風を切る音が、静寂を破り。彼女の刃がドラゴンの鱗に叩きつけられる。しかしそれはアッサリと弾かれ、鋭い金属音が洞窟に響き渡った。
ドラゴンの目が一瞬にして開いた。その瞳には、怒りと殺意が宿っていた。
1
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

勇者、追放される ~仲間がクズばかりだったので、魔王とお茶してのんびり過ごす。戻ってこいと言われても断固拒否。~
秋鷺 照
ファンタジー
強すぎて勇者になってしまったレッグは、パーティーを追放され、一人で魔王城へ行く。美味しいと噂の、魔族領の茶を飲むために!(ちゃんと人類も守る)

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。

S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる