上 下
4 / 14

ブラッドスライム

しおりを挟む
――10連+1連ガチャ――

N【道具】下級ポーション
N【道具】縄
N【装備】木剣
R 【装備】弾薬+10
N【道具】鍋蓋
N【装備】木盾
N【装備】矢+10
N【道具】下級ポーション
N【道具】煙幕弾
SSR【装備】絶銃
R【スキル】水属性魔法・下級


 ゆっくり見ている暇はない。急いで銃に弾を込めてスライムに向かって引き金を引く。


 破裂音とともに放たれた銃弾はスライムに当たり爆発を引き起こす。くそ強い。ヤバイものを引いてしまった。と興奮が隠せないが、一度落ち着きスライムを見る。


 明らかに大ダメージを負っているが、まだ生きていて赤い霧を吐いている。とどめを指すために近づき、脳天? にズドンッと弾を放つ。


「勝ったぞーっっっ!!」


 今までに生きてきた中で一番の死闘だった。
ここまで焦ったことはほぼなかった。2度目の死を覚悟したくらいだ。


 本当にありがとう……ガチャよ……。半狂乱で引いたガチャだったがこれは神引きといっても良いだろう。信じべきものはガチャ……お前だけだよ……。


 長く余韻に浸っている時間はない。大きな音を立てたので他のモンスターが集まってくる可能性もある。


 とりあえずガチャの結果を確認してこの場を離れよう。


  Nの道具類だ。レア度は最低だがポーションや剣など使えないものではないので全然大丈夫だ。


 Rの弾薬はさておき、スキルが出るとは思わなかった。下級ってあるからめっちゃ強い魔法は打てないだろうけど、魔法が使えるようになるのはデカイ。


 実用性はともかく浪漫が詰まりまくっているから魔法系は嬉しい。しかも水属性魔法だからワンチャン飲めるかもしれない。そしたらこいつが今回一番大当たりかもしれない。


 最後に銃だ。詳細も知りたいし鑑定するか。


――鑑定――

【名前】絶銃
使用者のイメージによって専用の弾薬の形態変化や特殊効果を発生させることができる。
イメージ無く撃ってもある程度のダメージが出る。


 使い方ちょっと違ったっぽい。そのままでも結構威力あったんだけどな。イメージによってどこまで威力がはね上がんだろう。またモンスターが出てきたら確認しよ……。


 とりあえず場所を移動するか。水の心配は無くなったので、早めに拠点を探さないといけない。戦闘が長引いたせいで空は真っ暗でほぼ何も見えない。まいったな、これじゃあ探してる最中に死んじゃう。


 せめて明かりがほしい。もったいない気もするが銃を使ってみるか。キャンプファイヤーをイメージしよう。とりあえず落ちている木を組み立てていく。燃えやすいように落ち葉を入れたら完成だ。頭の中でキャンプファイヤーを作り、引き金を引く。


 ……まじで感動だ。ここまで火が綺麗につくとは思っていなかった。とりあえず今日はここで休憩しよう。


 疲れた……。異世界も案外大変なものだ。だが、それ以上に楽しい。ここまで新しいことが多くあり、ガチャも引ける環境は他にない。明日は拠点を本格的に探し始めるか。


 拾ってきた果実で腹を膨らませながら朝がくるのを待つ。眠い。


――鑑定――

【名前】経験の果実
食べることでレベルを上げることができる。
超貴重品、ほとんど見つけることのできない果実。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…

小桃
ファンタジー
 商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。 1.最強になれる種族 2.無限収納 3.変幻自在 4.並列思考 5.スキルコピー  5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る

電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。 女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。 「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」 純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。 「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~

夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。 が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。 それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。 漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。 生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。 タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。 *カクヨム先行公開

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?

ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。 それは——男子は女子より立場が弱い 学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。 拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。 「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」 協力者の鹿波だけは知っている。 大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。 勝利200%ラブコメ!? 既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?

処理中です...