第三次世界大戦

北男爵

文字の大きさ
上 下
2 / 3

2.電話会談

しおりを挟む
【アメリカ合衆国D.Cワシントン-ホワイトハウス-】

「大統領、日本から緊急連絡です」

ポーカー大統領は定例記者会見中、近づいてきた補佐官から耳打ちされる、目ざといマスコミは何かあったのか?と挙手をせず、質問を投げかけてくる。

「すまない、会見は終わりだ」とにこやかに言いその場を立ち去る。

執務室に戻りホットラインである赤電話の受話器を取ると日本の首相伊部が重い声で挨拶してきた。

「どうも大統領、お願いしたいことがあり…緊急性があるものでして」と受話器越しから伝わる焦燥感にポーカーはにやつく。

「Mr伊部、お願いとは何かな?ホットラインを使ってまで緊急性と言うが内容次第だね」と意地悪にいう。

伊部は真剣な面持ちで真摯にポーカーに日米安全保障条約に基づき

現状の打開策のため米軍を動かしてくれまいかと嘆願した

「ふむ・・・コリアンがね・・・、いいだろう外交筋で速やかに日本海から撤収するように言っておこう、で見返りとしてだが戦闘機と自動小銃と我が国の農産物を輸入して欲しい」とポーカーは受話器越しからニカッと笑っていた

「それでは我が国は亡国となります、米軍艦隊を動かしていただかないと我が国は数日で防衛線を突破され本土上陸をされ陸戦となりますが、韓国軍の兵士十万と我が国の自衛隊数万では勝ち目はありません、友好国であり同盟国であり、第二次世界大戦で我が国に土をつけさせた貴国は・・見捨てるというのですか!?」

受話器を握る手に力が入っていき壊れるのではと思うほど力強く握り

伊部の表情は怒りと悲しみが入り交じるようだった

「Mr.伊部、どうか落ち着いて欲しい、我が国は正義の味方だ、世界の警察であり、守護者だ、堪えてくれ」と言いポーカー大統領との電話会談は終了した


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

処理中です...