第三次世界大戦

プロローグ

西暦2024年中米の貿易戦争は激化していき世界の物価が高騰傾向となり

経済戦争は冷戦へなるのではという不安が政治評論家たちがざわめいていく中朝韓連合軍による

日本侵攻という武力侵略が開始された

2024年7月午前３時24分日本海領海大韓民国海軍の船籍約200隻確認

海上保安庁所属しきしま型巡視船が大韓民国海軍船籍に警告を発する

「ここから先は日本国の領海です！直ちに回頭してください！繰り返し・・。」と拡声器で警告していくと韓国軍艦１隻の砲台が海上保安庁しきしま型巡視船に向かって砲撃され巡視船の横っ腹に被弾

「撃ってきた！被害報告！」と船長が発する。

「被害１０名重軽傷、４名・・・死亡です、船長」と部下の報告を聞き

海上保安庁本部に連絡をし海上自衛隊に応援要請をと連絡するも本部からの返答は残酷なものだった。

「こちら海上保安庁本部、詳細を大使館に問い合わせてる、内閣府にも通達済みだ、海上自衛隊にも要請を出したが出撃許可に時間が掛かるだろう・・・すまない」と悔しげに言い通信が切れた

韓国軍艦からの２射目がしきしま型巡視船に命中撃沈

海上保安庁職員約５０名が死亡した。

午前４時首相官邸

「本当に韓国が攻めてきたのですか？大使館からの返答は？」と伊部首相が外務大臣工藤に問いかける。

「大使館に問い合わせたが誰も出ないんだよ」と怪訝そうに答える

「ふぅ・・・室長、事前に情報を掴んでなかったのですか？」とギロリと内閣調査室室長陣内の方に目を向ける。

「現地調査員に連絡しても音信がないのでモグラの一人に自宅に向かわせたところ、自宅の鍵が開いており確認をしたところ現地調査員の死体があぅたと」

「場所を特定され処分されたか・・・。」と険しい顔つきになる伊部首相

、扉が勢いよく開き防衛相加藤が入室してきた。

「総理！海上保安庁巡視船が沈められたようです、直ちに海上自衛隊の出撃許可を！防衛線を張らなければいけません！既に対馬に被害が及んでるようです」と鬼気迫る顔で言い放つ。

「対馬の住民は？生存者は居るのですか？」と伊部首相が問うと首を横に振った。

「奴らは本気だ、本気で戦争する気でこの国を滅ぼす気で居る捕虜なんて取らないで厳島の島民を皆殺しにしたようだ、胸クソ悪い！」と握りこぶしを作り

手から爪が食い込み血が滴る。

「わかりました、外交問題云々ではなく国防優先で動きましょう、野党が騒いだら、外患罪で拘束しなさい事態は芳しくない状況です、工藤さん在留米軍に掛け合い、合同防衛線を張るよう要請してください」と指示を出す

「私から大統領に連絡をし増援要請を出します」と言うと工藤は眉間に皺を寄せる。

「米軍に要請出すのはいいが借りを増やすとTPP（環太平洋貿易協定）やら米の入出関税タダにしろとか、米国積をもっと買え！とか言ってくるんじゃないのか？」と質問すると伊部首相は「国防のためです、背に腹は代えられない」と返す。

政治的に同盟国友好国といえど経済的不利益となる面で不利なカードを切るのは苦渋の決断と言えよう。

伊部首相はホットラインの受話器を取りアメリカ合衆国大統領ポーカー氏と電話会談に臨んだ