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第1章 旅立ちまで
23 王都到着
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あれから二週間が立ち今日ようやく王都についた。
「ふわーーー」
「サキははじめてなのか?」
「うん!初めて来たよカイル♪」
「俺は何回か親父と来てるからなぁー」
「お父さんって騎士団長だよね?」
「ああ、兄貴が今学園で騎士科にいるからその鍛練とか手合わせとかたまに俺も連れてこられてボロボロにされるわけ」
「そ、それは…御愁傷様です」
「いやいや、死んでないからね?」
「分かってるよ(笑)」
そんな会話して王都にはいるための門へ到着した、ここからは門兵に馬車の中身の確認と私達に犯罪歴がないか来た理由を聞かれる。
「止まれ、今から確認する。」
「馬車はそのまま、人は降りて此方にならびこの水晶に魔力を流してもらう」
「へー」
「あれが魔水晶っていって魔力を流した奴に犯罪歴がないか調べるんだ」
「カイル詳しいね」
「何回も来てるし、これくらい常識だろ?」
「そっか」
そんなことを話してるとメルディーさん達が終わりカイルと私だけになった。
カイルの前に私が先にやることになったんだけど
「はい、魔力流して」
「はい。」
えっと身体に廻ってる魔力を掌に流して水晶に注ぐ…
むむむむむーと意識しながら流していると…
「…ぃ!おい!もういいやめろ!」
「ふえ⁉️」
声をかけられびっくりして手を離した瞬間ビシッ………水晶にヒビが入った。
私は恐る恐る馬車の方に戻っていたキール先生達に視線を向けると苦笑いしてるメルディーさんとガッツォさんがいて、やれやれな雰囲気を出しているキール先生がいた、 カイルもスゲーとか後ろで呟いているし…。
私は直ぐ様門兵の人たちに謝ったがしばらくの間ここで待っていてほしいとのことで詰所らしき所に皆連れていかれた。
待つこと一刻(一時間程)鉄の甲冑をつけ黒いマント腰に剣を添えた騎士が二人現れた。
一人は赤い髪にチャラそうな男性、もう一人は黄色い髪に厳格そうな三十代の男性…だけどどこか見たことのある雰囲気…?じっと見つめていると目があった。
「君が水晶にヒビをいれた少女か?」
「えっと、はいそうです。すみません」
「いや、気にすることはない…所で…」
「?」
黄色い髪の騎士様はキール先生やカイルに視線を送った。
すると厳格そうな顔に笑顔が…
「カイル予想以上に早くついたな?」
「あー、サキ達と途中であって一緒に旅してきた」
「この子はサキというのか?」
「ああ、俺より強い魔法剣士だよ」
「なんだと?」
「この子も今年入学する子だよ」
「だがまだ小さくないか?」
「早期入学なんだって俺と同じ学年になるし、それに俺サキと同じで魔法騎士科に入るつもりだ」
「…魔法が苦手なお前が?」
「サキと一緒に旅して魔法も上手く使えるようになったぜ?」
「騎士科でも難しそうなお前がか?」
「そこは師匠に鍛えられてきた」
「師匠だと?」
黄色い騎士様とカイルは凄く親しそうに話を進めていて私は置いてけぼりに…
そしてカイルが師匠という人を示した、すると騎士様は目を大きく開け声を上げはじめた。
「メルディー殿‼️」
「おおー、久しぶりだねスタン」
「連絡しても騎士団訓練指導に来てくださらない貴女が我が息子の師匠をするなど驚きました!」
「いや、別に師匠にはなってないよ?」
「ですが、剣技を教えてくださったのでわ?」
「まぁね」
「それにガッツォ殿にキール殿まで…SランクPTと共に旅をし色々教えていただくとは…カイルは幸運です」
「相変わらずだなぁースタン殿は」
「親父?師匠達ってそんなに凄いのか?」
「馬鹿者!カイル彼ら三人はこの国で唯一王宮に認められたSランクPTだぞ!個人の腕はSSランクと言われているほどで右に出れるものはいないほどだ、そんなかた達と共に旅をしてきたんだお前は‼️」
「へー」
興奮しながらカイルに語り始めたカイルのお父さん…スタンさんはサキほどまでの威厳はどこへ消えたのやら…
そして私は椅子に座らされたまま放置されている…溜め息を漏らし始めた頃キール先生が口をはさんだ。
「それよりいつまで私達は此処に居なければならないのですか?」
「あ!大変失礼しました」
「そろそろ私達も宿をとりたいですし、何よりつまらないことを話してる程暇はないのですが」
「す、すぐにおわらせます!」
そういうとスタンさんは私のもとに戻り同じ目線になり滞在理由と、どうやって魔力を流したか聞き答えると問題ないということで無事とおることができた。
そして…何故かその後スタンさんも一緒に行動することになっている。
「それではサキ殿はお三方の認める娘的な存在と…」
「まぁ、そんな感じになるな…(一人違うけど)ボソッ」
「それで魔水晶にヒビが入るほどの魔力を持ちでDランクを越える実績を持つ少女か」
「早々、最近じゃ私でも魔法有りだと負けるときあるしね」
「…サキ殿、是非手合わせ願いたい」
「え…えとすみませんお断りさせていただきます」
「そんな!ならば早期入学試験としましょう」
「え?」
「どのみち今回の試験剣技の相手は我ら第一騎士団に任されているので私との手合わせで試験点数をだし合格ならばそのうまをだそう」
「えっと…」
私はメルディーさん達に視線を送ると笑顔でうなずかれた
「いいんじゃないかい?」
「それで試験に参加しなくてもいいならある意味目立たないかもね」
「はぁ…ガッツォさん達がそういうなら構いませんが…」
「そうと決まれば二日後に騎士科の訓練上で行おう、後から良からぬ噂が流れぬよう騎士科のものは見学可にしとおいた方がいいかもしれんな、学園長にその事を話してこよう、それではまたな」
スタンさんはそのまま足早に学園の方角へ歩いていった。
「この様子だと魔法も同じように調べてもらう事になりそうですね」
「まぁ、そうなるだろうな」
「がんばれサキ」
「親父が悪いな…サキ」
「えっと、とりあえず頑張ります?」
そして私はその日一日王都を周り買い物をし宿でゆっくり休むのだった。
「ふわーーー」
「サキははじめてなのか?」
「うん!初めて来たよカイル♪」
「俺は何回か親父と来てるからなぁー」
「お父さんって騎士団長だよね?」
「ああ、兄貴が今学園で騎士科にいるからその鍛練とか手合わせとかたまに俺も連れてこられてボロボロにされるわけ」
「そ、それは…御愁傷様です」
「いやいや、死んでないからね?」
「分かってるよ(笑)」
そんな会話して王都にはいるための門へ到着した、ここからは門兵に馬車の中身の確認と私達に犯罪歴がないか来た理由を聞かれる。
「止まれ、今から確認する。」
「馬車はそのまま、人は降りて此方にならびこの水晶に魔力を流してもらう」
「へー」
「あれが魔水晶っていって魔力を流した奴に犯罪歴がないか調べるんだ」
「カイル詳しいね」
「何回も来てるし、これくらい常識だろ?」
「そっか」
そんなことを話してるとメルディーさん達が終わりカイルと私だけになった。
カイルの前に私が先にやることになったんだけど
「はい、魔力流して」
「はい。」
えっと身体に廻ってる魔力を掌に流して水晶に注ぐ…
むむむむむーと意識しながら流していると…
「…ぃ!おい!もういいやめろ!」
「ふえ⁉️」
声をかけられびっくりして手を離した瞬間ビシッ………水晶にヒビが入った。
私は恐る恐る馬車の方に戻っていたキール先生達に視線を向けると苦笑いしてるメルディーさんとガッツォさんがいて、やれやれな雰囲気を出しているキール先生がいた、 カイルもスゲーとか後ろで呟いているし…。
私は直ぐ様門兵の人たちに謝ったがしばらくの間ここで待っていてほしいとのことで詰所らしき所に皆連れていかれた。
待つこと一刻(一時間程)鉄の甲冑をつけ黒いマント腰に剣を添えた騎士が二人現れた。
一人は赤い髪にチャラそうな男性、もう一人は黄色い髪に厳格そうな三十代の男性…だけどどこか見たことのある雰囲気…?じっと見つめていると目があった。
「君が水晶にヒビをいれた少女か?」
「えっと、はいそうです。すみません」
「いや、気にすることはない…所で…」
「?」
黄色い髪の騎士様はキール先生やカイルに視線を送った。
すると厳格そうな顔に笑顔が…
「カイル予想以上に早くついたな?」
「あー、サキ達と途中であって一緒に旅してきた」
「この子はサキというのか?」
「ああ、俺より強い魔法剣士だよ」
「なんだと?」
「この子も今年入学する子だよ」
「だがまだ小さくないか?」
「早期入学なんだって俺と同じ学年になるし、それに俺サキと同じで魔法騎士科に入るつもりだ」
「…魔法が苦手なお前が?」
「サキと一緒に旅して魔法も上手く使えるようになったぜ?」
「騎士科でも難しそうなお前がか?」
「そこは師匠に鍛えられてきた」
「師匠だと?」
黄色い騎士様とカイルは凄く親しそうに話を進めていて私は置いてけぼりに…
そしてカイルが師匠という人を示した、すると騎士様は目を大きく開け声を上げはじめた。
「メルディー殿‼️」
「おおー、久しぶりだねスタン」
「連絡しても騎士団訓練指導に来てくださらない貴女が我が息子の師匠をするなど驚きました!」
「いや、別に師匠にはなってないよ?」
「ですが、剣技を教えてくださったのでわ?」
「まぁね」
「それにガッツォ殿にキール殿まで…SランクPTと共に旅をし色々教えていただくとは…カイルは幸運です」
「相変わらずだなぁースタン殿は」
「親父?師匠達ってそんなに凄いのか?」
「馬鹿者!カイル彼ら三人はこの国で唯一王宮に認められたSランクPTだぞ!個人の腕はSSランクと言われているほどで右に出れるものはいないほどだ、そんなかた達と共に旅をしてきたんだお前は‼️」
「へー」
興奮しながらカイルに語り始めたカイルのお父さん…スタンさんはサキほどまでの威厳はどこへ消えたのやら…
そして私は椅子に座らされたまま放置されている…溜め息を漏らし始めた頃キール先生が口をはさんだ。
「それよりいつまで私達は此処に居なければならないのですか?」
「あ!大変失礼しました」
「そろそろ私達も宿をとりたいですし、何よりつまらないことを話してる程暇はないのですが」
「す、すぐにおわらせます!」
そういうとスタンさんは私のもとに戻り同じ目線になり滞在理由と、どうやって魔力を流したか聞き答えると問題ないということで無事とおることができた。
そして…何故かその後スタンさんも一緒に行動することになっている。
「それではサキ殿はお三方の認める娘的な存在と…」
「まぁ、そんな感じになるな…(一人違うけど)ボソッ」
「それで魔水晶にヒビが入るほどの魔力を持ちでDランクを越える実績を持つ少女か」
「早々、最近じゃ私でも魔法有りだと負けるときあるしね」
「…サキ殿、是非手合わせ願いたい」
「え…えとすみませんお断りさせていただきます」
「そんな!ならば早期入学試験としましょう」
「え?」
「どのみち今回の試験剣技の相手は我ら第一騎士団に任されているので私との手合わせで試験点数をだし合格ならばそのうまをだそう」
「えっと…」
私はメルディーさん達に視線を送ると笑顔でうなずかれた
「いいんじゃないかい?」
「それで試験に参加しなくてもいいならある意味目立たないかもね」
「はぁ…ガッツォさん達がそういうなら構いませんが…」
「そうと決まれば二日後に騎士科の訓練上で行おう、後から良からぬ噂が流れぬよう騎士科のものは見学可にしとおいた方がいいかもしれんな、学園長にその事を話してこよう、それではまたな」
スタンさんはそのまま足早に学園の方角へ歩いていった。
「この様子だと魔法も同じように調べてもらう事になりそうですね」
「まぁ、そうなるだろうな」
「がんばれサキ」
「親父が悪いな…サキ」
「えっと、とりあえず頑張ります?」
そして私はその日一日王都を周り買い物をし宿でゆっくり休むのだった。
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